48 / 70
第4章 さよなら、平穏
救世の歴史①
しおりを挟む
美兎に連れられてきたエーリッヒとテオも、集会所の内装の劇的な変化に驚いていた。俄かに再現された異世界の一風景を目の当たりにした当惑以上に、テルマテルの歴史を剣臣達に教授するという大役への緊張の色がありありと見受けられるテオは、おずおずとしながらも教壇に立った。エーリッヒはテオを鼓舞するように軽く肩を叩いてから、最前列の席に腰掛けた。
教卓に古びた分厚い書物が広げられると、物珍しそうに眺めていた悟志がテオに尋ねる。
「それは村の記録?」
「いえ、セレン信仰会が頒布している祝捷歌群の概説書です。祝捷歌は歴代救世主を称える詩歌であり叙事詩でもあり、七度の救世伝説を後世に伝える唯一の記録なんです」
「信仰会……」
悟志は眉間に皺を寄せた。その様子を気に掛けた幼馴染達が視線を集中させる。
「ご、ごめん。何でもないんだ。続けてくれるかな?」
テオは咳払いをしてから、テルマテルに伝わる救世主伝説を読み上げる。
「『かつてテルマテルは、七度に及ぶ滅亡の危機に見舞われた。そしてその都度、救世主とその従者達によって破滅を齎す災禍は退けられた。
救世の聖なる力は異界より降臨する。『真世界』の意志の具現たる救世主、その剣となって魔を払う剣臣。其は聖祖アルテミシアとその御子セレンの加護なり。
同胞よ、絶望するなかれ。祈り、希うべし。救いは常に我らと共にある』」
颯磨はすっくと手を挙げた。
「先生、序盤からさっぱりだ。訊いていい?」
「ど、どうぞ」
「二つあるんだけど、まず一つ目は、『真世界』について教えてほしいな」
「『真世界』とは魂の住まう異界のことで、私達の魂は異界の門である月を通っていずれ帰るとも言われているのですが……アルテミシア様もメーネ様も、その『真世界』そのものの意志によって救世主たる御力を授けられて地上に降臨されたと伝えられています」
「メーネも、私達と同じ――」
涼風は微かに表情を曇らせた。
自ら望んで世界線を超えた訳ではない高校生達にとって、異世界転移はどんなものであれ好意的に受け止めることはできなかった。これまでの日常を唐突に奪い、過酷な運命を強要し、重すぎる使命を背負わせる“世界”とやらの理不尽さに、メーネも苦しめられているのではないか。救世主と剣臣が主従ではなく、対等な友人関係を取り結ぶ彼らだからこそ、その苦悩に共感するのだった。
「もう一つ。『御子セレン』ってのは、ひょっとしてセレン信仰のセレン?」
「はい。セレン様はアルテミシア様の養女として常にそのお側におられた御方で、人心を安寧に導くために生涯を捧げられた聖人です。
『セレン信仰』はアルテミシア様の御事蹟を通し、人類が一丸となって蛇神バラルという脅威を退けた事実を広く伝承するセレン様の御活動が始まりとされていますが、御存知のとおりバラル神は何度も復活し、その眷属たるマリスティアも人々を襲い続けていました。バラル神もマリスティアも人の負の感情を介して現界することから、後世になって組織されたセレン信仰会がセレン様の教えとともに、無憂の天蓋をはじめとするアルテミシア様の加護と救世主信仰を教義として確立し、その信仰を広めることによって人々の不安や恐怖を取り除こうとしたんです」
悟志は顎に手を添えて、誰にも聞こえないように独り言を呟く。
「人心の安定と求心力の確保に、民間に広まっている教えは都合がいい……。人の暮らしと歴史の流れ自体は僕達の世界と大して変わらないってことか」
テオが次頁を繰る。
「では次に、これまでの七度に渡る救世伝説が、それぞれ後世に遺した影響を象徴する一節で伝えられていますので、お話しさせていただきます。
『一度目の救済は平和を齎した。
二度目の救済が伝説を生んだ。
三度目の救済で歴史を創った。
四度目の救済は未来を示した。
五度目の救済で運命が変わった。
六度目の救済は苦痛を伴った。
七度目の救済で新約を得た。』」
語られる伝説に、若き剣臣達はそれぞれ思いを馳せずにはいられない。自分達と同じ境遇にあった異世界からの来訪神は、一体どのような気持ちで世界救済の人柱となったのか、と。
悠久の歴史の遠大さに圧倒されるように颯磨は唸った。
「また難解な言い回しだけど、とりあえず分かっているのは、これまで七度、テルマテルは救われているってこと。そして、俺達が八度目の救世伝説を打ち立てなきゃいけないってことなんだよね」
「順を追って説明させていただきます。一度目の救済は今から約二千年前、救世主アルテミシア様が降臨され、人類――霊長の八種族は一致団結して蛇神バラルを討ち滅ぼしたとされています。人類は平和の象徴として、『晨明帝国』を建国しました」
若き剣臣達は皆一様に首を傾げた。
「アルテミシア様とともにバラル神を討滅した英雄の一人マウソロス大帝が初代皇帝として治めた、あらゆる種族が共存共栄した広汎な大帝国のことです。人類守護の偉業と、その後の安定と繁栄の治世は人々の崇敬を集め、マウソロス大帝は後に人類世界の王――『人界王』とも呼ばれました」
テオは背後の黒板に粗末な紙に記された大きい地図を貼り出そうとする。上背が足りない彼は、エーリッヒの力を借りてなんとか掲示することができた。
「晨明帝国はこの中央大陸一円を支配する大帝国でした。現在では三分の一ほどの国土ですが、それでもその版図はテルマテル随一です。このアミューネ村もアーデンの森も帝国領の西端付近に位置しています」
ロザリーがテオの説明に捕捉する。
「ちなみに、アーデンの森とアミューネ村がある地域一帯は、救世の功績として姉さまのお父様が領有を許された土地だったから、今でも自治が認められているの」
「じゃあアーデンの森も、アニーさんのお父さんが?」
美兎の問いにシエラが答える。
「いえ、姉さまのお母様が初代主宰者だったらしいですから、夫婦で協力してこの土地を治めていたんだと思います。アーデンの森は故郷を追われたり、帰れなかったりした人達の居場所を作るための生活圏ですから、私達みたいな流れ者を受け入れるには領主の許可が必要になる。そのための土地の自治ではないかと」
「それって――」
涼風は躊躇った末、苦しげに言葉を飲み込んだ。幸い、彼女の小さな呟きを聞き咎める者はいなかった。
(バラルを倒した後も、アニーさんのお父さんはここに――テルマテルに残っていた。それって、テルマテルを救っても、元の世界に戻れるわけじゃないってことになる……)
心のどこかで感じながら、気づくまいと努めていた一つの可能性。茫漠さは真実味という服を着てその存在感を着実に際立たせていた。もう二度と、元の世界には戻れないのではないかという不安。
剣臣としての使命を果たしても元の世界に戻れないのだとしたら、自分達が戦う意味とは? 涼風は自問せずにはいられない。
存亡の岐路に立つテルマテルの人々に無関心でいられるほど彼女は非情ではない。知ってしまったからこそ、出会ってしまったからこそ、助けたい、役に立ちたいと思う気持ちは尚強くなった。自分達にしか成し遂げられないことならば、力を尽くしたいとも思う。
(でも……)
自分の身を投げ出してまで、使命に殉ずる覚悟は持てない。ここが異世界で、彼女が戻るべき日常は別の場所にあるのだという自覚だけでなく、心の奥底を震わせる根源的な恐怖が彼女を消極的にさせていた。
(テルマテルの人達は忘れてしまう。ネフェやアニーさんのお父さんと同じように、きっと私達のことも、一夜明ければ全部……。それが、すごく怖いことなんだって、分かってしまったから)
教卓に古びた分厚い書物が広げられると、物珍しそうに眺めていた悟志がテオに尋ねる。
「それは村の記録?」
「いえ、セレン信仰会が頒布している祝捷歌群の概説書です。祝捷歌は歴代救世主を称える詩歌であり叙事詩でもあり、七度の救世伝説を後世に伝える唯一の記録なんです」
「信仰会……」
悟志は眉間に皺を寄せた。その様子を気に掛けた幼馴染達が視線を集中させる。
「ご、ごめん。何でもないんだ。続けてくれるかな?」
テオは咳払いをしてから、テルマテルに伝わる救世主伝説を読み上げる。
「『かつてテルマテルは、七度に及ぶ滅亡の危機に見舞われた。そしてその都度、救世主とその従者達によって破滅を齎す災禍は退けられた。
救世の聖なる力は異界より降臨する。『真世界』の意志の具現たる救世主、その剣となって魔を払う剣臣。其は聖祖アルテミシアとその御子セレンの加護なり。
同胞よ、絶望するなかれ。祈り、希うべし。救いは常に我らと共にある』」
颯磨はすっくと手を挙げた。
「先生、序盤からさっぱりだ。訊いていい?」
「ど、どうぞ」
「二つあるんだけど、まず一つ目は、『真世界』について教えてほしいな」
「『真世界』とは魂の住まう異界のことで、私達の魂は異界の門である月を通っていずれ帰るとも言われているのですが……アルテミシア様もメーネ様も、その『真世界』そのものの意志によって救世主たる御力を授けられて地上に降臨されたと伝えられています」
「メーネも、私達と同じ――」
涼風は微かに表情を曇らせた。
自ら望んで世界線を超えた訳ではない高校生達にとって、異世界転移はどんなものであれ好意的に受け止めることはできなかった。これまでの日常を唐突に奪い、過酷な運命を強要し、重すぎる使命を背負わせる“世界”とやらの理不尽さに、メーネも苦しめられているのではないか。救世主と剣臣が主従ではなく、対等な友人関係を取り結ぶ彼らだからこそ、その苦悩に共感するのだった。
「もう一つ。『御子セレン』ってのは、ひょっとしてセレン信仰のセレン?」
「はい。セレン様はアルテミシア様の養女として常にそのお側におられた御方で、人心を安寧に導くために生涯を捧げられた聖人です。
『セレン信仰』はアルテミシア様の御事蹟を通し、人類が一丸となって蛇神バラルという脅威を退けた事実を広く伝承するセレン様の御活動が始まりとされていますが、御存知のとおりバラル神は何度も復活し、その眷属たるマリスティアも人々を襲い続けていました。バラル神もマリスティアも人の負の感情を介して現界することから、後世になって組織されたセレン信仰会がセレン様の教えとともに、無憂の天蓋をはじめとするアルテミシア様の加護と救世主信仰を教義として確立し、その信仰を広めることによって人々の不安や恐怖を取り除こうとしたんです」
悟志は顎に手を添えて、誰にも聞こえないように独り言を呟く。
「人心の安定と求心力の確保に、民間に広まっている教えは都合がいい……。人の暮らしと歴史の流れ自体は僕達の世界と大して変わらないってことか」
テオが次頁を繰る。
「では次に、これまでの七度に渡る救世伝説が、それぞれ後世に遺した影響を象徴する一節で伝えられていますので、お話しさせていただきます。
『一度目の救済は平和を齎した。
二度目の救済が伝説を生んだ。
三度目の救済で歴史を創った。
四度目の救済は未来を示した。
五度目の救済で運命が変わった。
六度目の救済は苦痛を伴った。
七度目の救済で新約を得た。』」
語られる伝説に、若き剣臣達はそれぞれ思いを馳せずにはいられない。自分達と同じ境遇にあった異世界からの来訪神は、一体どのような気持ちで世界救済の人柱となったのか、と。
悠久の歴史の遠大さに圧倒されるように颯磨は唸った。
「また難解な言い回しだけど、とりあえず分かっているのは、これまで七度、テルマテルは救われているってこと。そして、俺達が八度目の救世伝説を打ち立てなきゃいけないってことなんだよね」
「順を追って説明させていただきます。一度目の救済は今から約二千年前、救世主アルテミシア様が降臨され、人類――霊長の八種族は一致団結して蛇神バラルを討ち滅ぼしたとされています。人類は平和の象徴として、『晨明帝国』を建国しました」
若き剣臣達は皆一様に首を傾げた。
「アルテミシア様とともにバラル神を討滅した英雄の一人マウソロス大帝が初代皇帝として治めた、あらゆる種族が共存共栄した広汎な大帝国のことです。人類守護の偉業と、その後の安定と繁栄の治世は人々の崇敬を集め、マウソロス大帝は後に人類世界の王――『人界王』とも呼ばれました」
テオは背後の黒板に粗末な紙に記された大きい地図を貼り出そうとする。上背が足りない彼は、エーリッヒの力を借りてなんとか掲示することができた。
「晨明帝国はこの中央大陸一円を支配する大帝国でした。現在では三分の一ほどの国土ですが、それでもその版図はテルマテル随一です。このアミューネ村もアーデンの森も帝国領の西端付近に位置しています」
ロザリーがテオの説明に捕捉する。
「ちなみに、アーデンの森とアミューネ村がある地域一帯は、救世の功績として姉さまのお父様が領有を許された土地だったから、今でも自治が認められているの」
「じゃあアーデンの森も、アニーさんのお父さんが?」
美兎の問いにシエラが答える。
「いえ、姉さまのお母様が初代主宰者だったらしいですから、夫婦で協力してこの土地を治めていたんだと思います。アーデンの森は故郷を追われたり、帰れなかったりした人達の居場所を作るための生活圏ですから、私達みたいな流れ者を受け入れるには領主の許可が必要になる。そのための土地の自治ではないかと」
「それって――」
涼風は躊躇った末、苦しげに言葉を飲み込んだ。幸い、彼女の小さな呟きを聞き咎める者はいなかった。
(バラルを倒した後も、アニーさんのお父さんはここに――テルマテルに残っていた。それって、テルマテルを救っても、元の世界に戻れるわけじゃないってことになる……)
心のどこかで感じながら、気づくまいと努めていた一つの可能性。茫漠さは真実味という服を着てその存在感を着実に際立たせていた。もう二度と、元の世界には戻れないのではないかという不安。
剣臣としての使命を果たしても元の世界に戻れないのだとしたら、自分達が戦う意味とは? 涼風は自問せずにはいられない。
存亡の岐路に立つテルマテルの人々に無関心でいられるほど彼女は非情ではない。知ってしまったからこそ、出会ってしまったからこそ、助けたい、役に立ちたいと思う気持ちは尚強くなった。自分達にしか成し遂げられないことならば、力を尽くしたいとも思う。
(でも……)
自分の身を投げ出してまで、使命に殉ずる覚悟は持てない。ここが異世界で、彼女が戻るべき日常は別の場所にあるのだという自覚だけでなく、心の奥底を震わせる根源的な恐怖が彼女を消極的にさせていた。
(テルマテルの人達は忘れてしまう。ネフェやアニーさんのお父さんと同じように、きっと私達のことも、一夜明ければ全部……。それが、すごく怖いことなんだって、分かってしまったから)
0
あなたにおすすめの小説
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる