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一番勝負
私の事情と決心
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「おいそこの女!お前、俺の閻魔帳盗みやがったな!今すぐ返せっ!」
き、来たっ。
私、中西ルナは、怒りを顕にしながら空中で胡座をかき、刺すような瞳でこちらを見据える男性を見上げて、ゴクリと喉を鳴らした。
コイツは閻魔だ。びっくりすることに。
でも、でもね。
絶対に負けないわよっ!
大切なイトコを地獄になんか連れていかれてたまるもんですか!
いいえ、死なすもんですか!
私はグッと瞳に力を込めると、強い怒りを含んだ閻魔の顔を睨み据えた。
この三日前。
※※※※※※※
「なあ、ルナ。ホントに行くのかよ」
夢の中で夢魔(むま)が私に語りかけた。
夢魔っていうのは人の夢を操る一種の悪魔。
全然悪魔っぽくないけど。
そんな夢魔である彼の名前は仁(じん)。
「行くわよっ!だから手助けしてよね」
「……まいったなぁ……けどまったくもって、お前は風変わりな人間だよな」
仁は私をシゲシゲと見つめると、盛大な溜め息をついて立ち上がった。
「それ、もっと早く教えて欲しかったよ」
「それ?」
仁は、赤髪をバサバサとかき上げると端正な顔を私に向けて眉を寄せた。
「そ!普通の人間には夢魔が見えないって事実」
『俺は夢魔で、名前は仁(じん)ってんだ。よろしくな』
私は、ある日夢の中でこう言って笑った仁との出逢いを思い返して苦笑した。
幼い頃から仁と友達の私は、自分が人には見えない存在を見ている事にまるで気付いていなかった。
だから、小学生の頃の友達がこぞって『コックリさん』をしたり、パパの赴任先のアメリカの小学校に転校した時、女の子達が『ウィジャボード』をして霊を呼び出しているのを見た時も、少しだけ不思議だったんだよね。
なんでわざわざ、書いた文字で会話しなくちゃならないんだろうって。だから、
「どうして普通に話さないの?」
案の定、そう質問した私を友達は異様なものでも見るような顔で見ていて、それをきっかけに私は自分が普通じゃない事に気付いた。
普通の人間には、夢魔なんて見えない。
神社にしゃがみ込んで泣く小さな着物の女の子も見えない。
だけどね、人に見えないものが見える私でもいつもいつもそういうものが見えてる訳じゃない。
テレビ番組で深夜に心霊スポットへ潜入しているタレントさんがいるけど、ああいう番組を見ていても私には何も感じないし見えない。
でもまあ、とにかく私が普通の人には見えないものが見えるのは確かなのだ。
だから私はそれ以来、たとえ霊的なものや超自然的な存在が見えても他人がいる時はスルーしている。
無視よ無視。
だって自分が変だと思われるのはどうしても嫌なんだもの。
そんなこんなで七、八年が経ち、18歳になった今年、大事件が起きてしまった。
イトコの朱里が交通事故を起こしてしまったのだ。
朱里は私より二歳年上の二十歳で、その日は友達と野球観戦に出掛けていた。
その帰り道、朱里は自損事故を起こしてしまい、よそのお宅のブロック塀にノンブレーキで激突したらしかった。
第一発見者であるそのお宅の方が仰るには、朱里は座席ごと車外に飛び出していて意識がなかったらしい。
深夜零時。
救急車で運ばれた朱里を追うように親戚中が病院に駆け付けたけれど、朱里は何日も何日も目覚めなかった。
朱里に目立った外傷がなかったから、私達はどうして彼女が目覚めないのか不思議でならなかった。
けれど主治医の先生が仰るには、全身はもとより頭を強く打っているために脳が腫れていて意識不明になっているらしかった。
朱里の両親は、予断を許さない容態が続く娘のために夜は待合室の隅っこの床に薄いタオルを敷いて寝泊まりし、最大限彼女に寄り添っていたから私も毎日時間の許す限り、病院へと足を運んだ。
そんな状態が長く続いたある日、朱里の容態に変化が訪れたの。
着替えを取りに帰った朱里の両親の代わりに私が彼女の看病をしていた時、それは起きた。
「どうして……?」
え?
「どうして、私は上手く出来ないの?」
長く意識の戻らなかった朱里が呟くようにそう言ったの。
花瓶に花を活けていた私は、全身がビクリとした。
それから、
「朱里?!」
慌てて朱里に近寄り彼女の顔を覗き込むと、私は何度か彼女の名前を呼んだ。
「朱里、朱里」
朱里は眼を閉じたままだったけれど、再び話し出した。
「皆は……皆は上手く出来て、あっちに行けてるのに、私はどうしても上手く出来ないの。どうして……?」
全身にジットリと嫌な汗が浮かび上がって、ツーッとそれが背中を伝った。
「朱里っ!!」
それはうわ言のようで、彼女は決して眼を開けなかったし私の問い掛けが聞こえているとも思えなかった。
「どうして?どうして私は向こうに行けないの?」
やだ、これってもしかして……!
私は咄嗟に叫んだ。
「朱里、ダメよ!絶対に『向こう』へ行っちゃダメだからね!」
だってよく聞くじゃない。
死の淵をさ迷う時に、『向こう側』が見えるって。
川の向こうに綺麗なお花畑が見えていて、そっちに行ったら死んじゃうって。
もしかして朱里は、今まさに三途の川を渡ろうとしているのではないか。
だったら、だったら今止めなきゃ、朱里は『向こう側』へ渡ってしまって死んじゃうんじゃ……!?
嫌だ、嫌だ!
私はいつかの朱里との会話を思い返した。
『あのねルナ。私ね、一生懸命勉強して弁護士になるの』
『弁護士?!』
『そう!弁護士になってね、困ってる人を助けたいの』
『凄いね、朱里!私、朱里を応援するよ』
私には将来の夢なんてないから、朱里がやたら眩しかったのを今もはっきり覚えている。
そんな朱里が人を助けたいって、それが自分の夢だと固い意思をもって話す朱里が死ぬなんて、そんなのダメに決まってるじゃん!!
早く……早く家に帰らなきゃ!
仁と話すときは自分の部屋だけだと決めている。
普通の人には見えない存在と会話するのを、他人に見られる訳にはいかないのだ。
私はすぐさまナースコールを押すと、看護師さんに朱里が事故後初めて言葉を発した事を告げ、丁度戻ってきた朱里の両親と交替して病室を出た。
電車に飛び乗って急いで家に帰ると、私は自室までかけあがり、大きく息をして口を開いた。
「仁!仁!」
※※※※※※
一部始終を話し終え、協力を要請した私を見た後、仁は参ったと言ったようにブルブルと頭を振った。
「ねえ、夢魔(むま)の仁なら出来るでしょ?!私、どうしても朱里を死なせたくないの。
私を死後の世界へ連れていって!朱里の魂を連れ戻してくるから!」
私の言葉に仁が眉を寄せた。
「だけどルナ……それには代償が要るんだぜ?」
私はしっかりと頷いた。分かってる。
……夢魔というのは、人の夢の中に現れる一種の悪魔だ。
普通、夢魔は夢の中で人間の希望を叶える。
例えば、なかなか逢えない遠く離れた恋人に夢で会わせてあげたり、余命幾ばくもない人に夢の中で最後の旅行をさせてあげたりという感じだ。
けれど、それはただじゃない。
夢魔の好物は人の生気だ。
夢魔達は人に希望通りの夢を見せる代わりに、その人間から生気を吸い取り食べるのだ。
「……いいよ。仁になら、少しくらい生気を吸われたっていい。それに朱里の為だもの」
仁は夢魔の中でも最高位で、普通の夢魔には出来ないような事が出来るらしい。
友達になった最初の頃、確かそう聞いた。
『ルナ、俺は凄いんだぜ。眠ってる時にどんな場所でも送ってやれる。夢の中だけじゃないんだ。なんてったって俺は夢魔の中でも最高位の夢魔だからな』
その時はまるで意味がわからなかったし興味なくて適当に聞いていたけど、今なら分かる。
私が今望んでることを、仁なら出来るって事でしょ?
「俺のエネルギー消費が多ければ多いほど、お前の生気が要るんだぜ?!」
「分かってる。いいから私を死後の世界へ連れていって」
仁は唇を真一文字に引き結んで私を見下ろした。
彼の赤い髪が同色の瞳に影を落として、その赤が益々深みを増す。
「お願い、仁」
「……分かった」
仁はいつになく真剣な眼差しで私を見下ろすと、再び口を開いた。
「『夢の入り口』と『死後の世界』を繋いでやる。ただ、それは長い時間じゃない。死後の世界へ着くと直ぐに目的を果たせ。出ないと現世への道が途絶えてしまうからな」
「……分かった」
「常に頭の中を意識してろよ。俺の声が聞こえるように」
「うん」
仁は心配そうに眉を寄せると更に続けた。
「絶対に無茶はダメだぞ。いくら俺でも、あの世の奴らには、口出しできないからな」
「あの世の奴らって?」
「鬼や、閻魔。特に閻魔には逆らうんじゃないぜ?」
閻魔って、閻魔大王よね。
「……分かった」
仁は腰に手をやって私の部屋をグルリと見回すと、大きく息を吐き出した。
西陽がカーテンの隙間から私と仁を照していて、仁はそのオレンジの光を瞳に写しながら掠れた声を出した。
「ベッドに横になれ。すぐ連れていってやる」
「仁。ありがとう」
私は仁にハグをすると、ベッドに横になって眼を閉じた。
ドキドキする胸をおさえて、朱里の笑顔を思い出しながら。
待ってて、朱里。絶対に助け出すから。
き、来たっ。
私、中西ルナは、怒りを顕にしながら空中で胡座をかき、刺すような瞳でこちらを見据える男性を見上げて、ゴクリと喉を鳴らした。
コイツは閻魔だ。びっくりすることに。
でも、でもね。
絶対に負けないわよっ!
大切なイトコを地獄になんか連れていかれてたまるもんですか!
いいえ、死なすもんですか!
私はグッと瞳に力を込めると、強い怒りを含んだ閻魔の顔を睨み据えた。
この三日前。
※※※※※※※
「なあ、ルナ。ホントに行くのかよ」
夢の中で夢魔(むま)が私に語りかけた。
夢魔っていうのは人の夢を操る一種の悪魔。
全然悪魔っぽくないけど。
そんな夢魔である彼の名前は仁(じん)。
「行くわよっ!だから手助けしてよね」
「……まいったなぁ……けどまったくもって、お前は風変わりな人間だよな」
仁は私をシゲシゲと見つめると、盛大な溜め息をついて立ち上がった。
「それ、もっと早く教えて欲しかったよ」
「それ?」
仁は、赤髪をバサバサとかき上げると端正な顔を私に向けて眉を寄せた。
「そ!普通の人間には夢魔が見えないって事実」
『俺は夢魔で、名前は仁(じん)ってんだ。よろしくな』
私は、ある日夢の中でこう言って笑った仁との出逢いを思い返して苦笑した。
幼い頃から仁と友達の私は、自分が人には見えない存在を見ている事にまるで気付いていなかった。
だから、小学生の頃の友達がこぞって『コックリさん』をしたり、パパの赴任先のアメリカの小学校に転校した時、女の子達が『ウィジャボード』をして霊を呼び出しているのを見た時も、少しだけ不思議だったんだよね。
なんでわざわざ、書いた文字で会話しなくちゃならないんだろうって。だから、
「どうして普通に話さないの?」
案の定、そう質問した私を友達は異様なものでも見るような顔で見ていて、それをきっかけに私は自分が普通じゃない事に気付いた。
普通の人間には、夢魔なんて見えない。
神社にしゃがみ込んで泣く小さな着物の女の子も見えない。
だけどね、人に見えないものが見える私でもいつもいつもそういうものが見えてる訳じゃない。
テレビ番組で深夜に心霊スポットへ潜入しているタレントさんがいるけど、ああいう番組を見ていても私には何も感じないし見えない。
でもまあ、とにかく私が普通の人には見えないものが見えるのは確かなのだ。
だから私はそれ以来、たとえ霊的なものや超自然的な存在が見えても他人がいる時はスルーしている。
無視よ無視。
だって自分が変だと思われるのはどうしても嫌なんだもの。
そんなこんなで七、八年が経ち、18歳になった今年、大事件が起きてしまった。
イトコの朱里が交通事故を起こしてしまったのだ。
朱里は私より二歳年上の二十歳で、その日は友達と野球観戦に出掛けていた。
その帰り道、朱里は自損事故を起こしてしまい、よそのお宅のブロック塀にノンブレーキで激突したらしかった。
第一発見者であるそのお宅の方が仰るには、朱里は座席ごと車外に飛び出していて意識がなかったらしい。
深夜零時。
救急車で運ばれた朱里を追うように親戚中が病院に駆け付けたけれど、朱里は何日も何日も目覚めなかった。
朱里に目立った外傷がなかったから、私達はどうして彼女が目覚めないのか不思議でならなかった。
けれど主治医の先生が仰るには、全身はもとより頭を強く打っているために脳が腫れていて意識不明になっているらしかった。
朱里の両親は、予断を許さない容態が続く娘のために夜は待合室の隅っこの床に薄いタオルを敷いて寝泊まりし、最大限彼女に寄り添っていたから私も毎日時間の許す限り、病院へと足を運んだ。
そんな状態が長く続いたある日、朱里の容態に変化が訪れたの。
着替えを取りに帰った朱里の両親の代わりに私が彼女の看病をしていた時、それは起きた。
「どうして……?」
え?
「どうして、私は上手く出来ないの?」
長く意識の戻らなかった朱里が呟くようにそう言ったの。
花瓶に花を活けていた私は、全身がビクリとした。
それから、
「朱里?!」
慌てて朱里に近寄り彼女の顔を覗き込むと、私は何度か彼女の名前を呼んだ。
「朱里、朱里」
朱里は眼を閉じたままだったけれど、再び話し出した。
「皆は……皆は上手く出来て、あっちに行けてるのに、私はどうしても上手く出来ないの。どうして……?」
全身にジットリと嫌な汗が浮かび上がって、ツーッとそれが背中を伝った。
「朱里っ!!」
それはうわ言のようで、彼女は決して眼を開けなかったし私の問い掛けが聞こえているとも思えなかった。
「どうして?どうして私は向こうに行けないの?」
やだ、これってもしかして……!
私は咄嗟に叫んだ。
「朱里、ダメよ!絶対に『向こう』へ行っちゃダメだからね!」
だってよく聞くじゃない。
死の淵をさ迷う時に、『向こう側』が見えるって。
川の向こうに綺麗なお花畑が見えていて、そっちに行ったら死んじゃうって。
もしかして朱里は、今まさに三途の川を渡ろうとしているのではないか。
だったら、だったら今止めなきゃ、朱里は『向こう側』へ渡ってしまって死んじゃうんじゃ……!?
嫌だ、嫌だ!
私はいつかの朱里との会話を思い返した。
『あのねルナ。私ね、一生懸命勉強して弁護士になるの』
『弁護士?!』
『そう!弁護士になってね、困ってる人を助けたいの』
『凄いね、朱里!私、朱里を応援するよ』
私には将来の夢なんてないから、朱里がやたら眩しかったのを今もはっきり覚えている。
そんな朱里が人を助けたいって、それが自分の夢だと固い意思をもって話す朱里が死ぬなんて、そんなのダメに決まってるじゃん!!
早く……早く家に帰らなきゃ!
仁と話すときは自分の部屋だけだと決めている。
普通の人には見えない存在と会話するのを、他人に見られる訳にはいかないのだ。
私はすぐさまナースコールを押すと、看護師さんに朱里が事故後初めて言葉を発した事を告げ、丁度戻ってきた朱里の両親と交替して病室を出た。
電車に飛び乗って急いで家に帰ると、私は自室までかけあがり、大きく息をして口を開いた。
「仁!仁!」
※※※※※※
一部始終を話し終え、協力を要請した私を見た後、仁は参ったと言ったようにブルブルと頭を振った。
「ねえ、夢魔(むま)の仁なら出来るでしょ?!私、どうしても朱里を死なせたくないの。
私を死後の世界へ連れていって!朱里の魂を連れ戻してくるから!」
私の言葉に仁が眉を寄せた。
「だけどルナ……それには代償が要るんだぜ?」
私はしっかりと頷いた。分かってる。
……夢魔というのは、人の夢の中に現れる一種の悪魔だ。
普通、夢魔は夢の中で人間の希望を叶える。
例えば、なかなか逢えない遠く離れた恋人に夢で会わせてあげたり、余命幾ばくもない人に夢の中で最後の旅行をさせてあげたりという感じだ。
けれど、それはただじゃない。
夢魔の好物は人の生気だ。
夢魔達は人に希望通りの夢を見せる代わりに、その人間から生気を吸い取り食べるのだ。
「……いいよ。仁になら、少しくらい生気を吸われたっていい。それに朱里の為だもの」
仁は夢魔の中でも最高位で、普通の夢魔には出来ないような事が出来るらしい。
友達になった最初の頃、確かそう聞いた。
『ルナ、俺は凄いんだぜ。眠ってる時にどんな場所でも送ってやれる。夢の中だけじゃないんだ。なんてったって俺は夢魔の中でも最高位の夢魔だからな』
その時はまるで意味がわからなかったし興味なくて適当に聞いていたけど、今なら分かる。
私が今望んでることを、仁なら出来るって事でしょ?
「俺のエネルギー消費が多ければ多いほど、お前の生気が要るんだぜ?!」
「分かってる。いいから私を死後の世界へ連れていって」
仁は唇を真一文字に引き結んで私を見下ろした。
彼の赤い髪が同色の瞳に影を落として、その赤が益々深みを増す。
「お願い、仁」
「……分かった」
仁はいつになく真剣な眼差しで私を見下ろすと、再び口を開いた。
「『夢の入り口』と『死後の世界』を繋いでやる。ただ、それは長い時間じゃない。死後の世界へ着くと直ぐに目的を果たせ。出ないと現世への道が途絶えてしまうからな」
「……分かった」
「常に頭の中を意識してろよ。俺の声が聞こえるように」
「うん」
仁は心配そうに眉を寄せると更に続けた。
「絶対に無茶はダメだぞ。いくら俺でも、あの世の奴らには、口出しできないからな」
「あの世の奴らって?」
「鬼や、閻魔。特に閻魔には逆らうんじゃないぜ?」
閻魔って、閻魔大王よね。
「……分かった」
仁は腰に手をやって私の部屋をグルリと見回すと、大きく息を吐き出した。
西陽がカーテンの隙間から私と仁を照していて、仁はそのオレンジの光を瞳に写しながら掠れた声を出した。
「ベッドに横になれ。すぐ連れていってやる」
「仁。ありがとう」
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