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第三章 二人と一匹ののほほん生活
第55話: 湖畔のカフェでひと休み
しおりを挟む展望台からの絶景を堪能したフィオたちは、湖畔へと続く小道を歩いていた。柔らかな風が湖面を撫でるように吹き抜け、波が静かに岸辺へ打ち寄せる音が心地よく響く。
「イマーシュ、お腹すかない?」フィオが振り返りながら尋ねた。
「そうだな、そろそろ何か食べたいな」とイマーシュが答えたちょうどその時、道の先に小さなカフェを見つけた。湖畔に面したそのカフェは、木造のテラス席があり、青いパラソルが立ち並んでいる。
「いい雰囲気じゃないか?」イマーシュがポポを指差しながら言うと、ポポも「チチッ!」と小さく鳴いて賛同した。
カフェの入口には「湖の恵みカフェ」と書かれた看板が掲げられている。二人は早速店内へと足を踏み入れた。
「いらっしゃいませ!」店員が笑顔で迎え、二人をテラス席へ案内する。湖を間近に眺めながら食事を楽しめる最高のロケーションだった。
フィオはメニューを広げながら、「湖の幸パスタ……とか、美味しそうだね」と嬉しそうに目を輝かせる。
「俺は……湖魚のグリルにしようかな」とイマーシュが決めると、フィオも「じゃあ、私はパスタにするね!」とメニューを決めた。ポポ用にナッツ入りの小さなパンも追加で注文する。
しばらくして運ばれてきた料理は、見た目も美しく、香ばしい匂いが食欲をそそる。フィオの頼んだパスタには、新鮮な湖魚の切り身がたっぷりと乗っており、バジルソースが鮮やかに絡んでいる。
「いただきます!」フィオは一口食べると、「おいしい!」と感激の声を上げた。
イマーシュもグリルされた湖魚をナイフで切り分け、一口食べる。「うん、塩加減が絶妙だな」と満足げに頷いた。
ポポもパンを小さな手で抱えながら、嬉しそうにかじっている。
「湖を眺めながら食べるって、なんだか特別な感じがするね」フィオはそう言いながら、心地よい風に目を細めた。
「確かに、こういうのも旅の醍醐味ってやつだな」とイマーシュも湖を見ながら微笑む。
美味しい食事を堪能しながら、次の目的地について話し合う二人。シーレン駅周辺にはまだまだ見どころがたくさんあるようだった。
「さて、お腹も満たされたし、次はどこへ行こうか?」イマーシュの問いかけに、フィオは期待に胸を膨らませながら地図を広げるのだった。
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