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第百五十四話:『伝説のツボ割り騒動』
しおりを挟むある日の夜、異世界コンビニ「ワンダー」の店長は、特売コーナーの品物を整えていた。外は満月が輝き、魔物も騎士も集まるこのコンビニは、今日も大賑わい。
「店長!この『伝説のツボ』って本当に割ってもいいんですか?」店内に響く大声の主は、勇者ロイド。手には怪しげな光を放つツボを持っている。
「あー、それは展示品だぞ!割ると呪いがかかるって伝説があるんだ、注意してくれ!」店長は慌ててロイドを止めに走る。
「呪い?そんなの勇者の俺にかかるわけないだろ!」ロイドは笑いながらツボを振り回し、その様子を見た他の客たちもヒヤヒヤと見守る。
「待ってください、それは本当に危険なんです!」お馴染みの賢者マリアが青ざめた顔で駆け寄ってきた。「そのツボは、割ると一週間笑いが止まらなくなる呪いがあるって…」
ロイドが呆然とする間もなく、「バリーン!」という音と共にツボが床に落ち、見事に割れてしまった。
「はっはっはっはっ!」突然ロイドが笑い出し、次の瞬間、コンビニの中にいた魔物も騎士も、一斉に笑い声を上げ始めた。
「ぎゃはは、なんだこれ!?止まらねぇ!」ドラゴンビーストのバラドンがゴロゴロと床を転がり始め、店内はカオス状態。
「こ、これは…本当に呪われている…!」店長は頭を抱えながらも、なぜか自分の口角も引きつっていくのを感じた。「くっ、これはダメだ、笑いが…止まらない!」
「はっはっはっはっ!」店内の笑い声は次第に異世界中に響き渡り、今夜のコンビニ「ワンダー」は、笑いの呪いに包まれた伝説の夜となったのだった。
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