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百六話

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最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする
百六話
「くそっ!こいつ再生能力が高いな……」
「早くしないとまた攻撃してくるぞ……」
「俺に任せてくれ……」
カグラが剣を構えて飛びかかっていく。
「はぁっ!」
しかし、あっさり避けられてしまう。
「危ねぇ……」
「俺がやる……」
今度はナイトが斬りかかる。
ガキンッ! しかし、受け止められてしまった。
「ぐっ……硬いな……これじゃダメージを与えられない……」
「なら、私がやりましょう……」
カグラは弓を構えた。
「行きますよ……ファイヤーアロー!」
矢は炎を帯びながら飛んでいった。
「グオアッ!」
見事命中した。
「今度こそ終わりですね……」
すると、敵は爆発し消滅した。
「ふう……なんとかなったな……」
「さすがカグラだな」
「いえいえ、それほどでもありませんよ」
「いやいや、凄いと思うけど……」
「ふふ……ありがとうございます」
「それにしても……」
「ん?どうしました?」
「いや、なんでもない……」
「そうですか……」
百六話完
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