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百七話

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最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする
百七話
「そういえば、この辺りには魔王軍がいるんじゃなかったか?」
「そうだったな……」
「気をつけないとな」
「ああ、わかった」
「よし、じゃあさっそく行こうぜ」
「おう、頑張ろうな」
しばらく歩くと大きな城が見えてきた。
「あれが魔王城のようだな」
「そうだな」
「よし、行ってみようぜ」
中に入るとそこにはたくさんの兵士がいた。
「お前達は何者だ!?」
「我々は魔王軍に対抗すべく立ち上がった勇者一行だ」
「勇者だと……?そんな嘘をつくな!」
「本当だ、証拠を見せてやる」
カグラは魔法を唱えた。
「ファイアーストーム!」
魔法を唱えると巨大な火の渦が出現し兵士達を飲み込んでしまった。
「うわーーー!!!」
「ひぃー!!助けてくれーーーー!!」
しばらくして火は消えた。
「これで信じてもらえたか?」
「はい……」
「では、通らせて貰うぞ」
「どうぞお通りください……」
百七話完
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