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百八話

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最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする
百八話
「ようやく着いたな……」
「ああ……」
「ここに魔王がいるんだな」
「そうだな」
「行くか?」
「ああ」二人は扉を開けた。
「よく来たな勇者達よ」
「お前が魔王か?」
「いかにも我こそが魔王である」
「覚悟しろ!」
「ふん、小童どもめ……返り討ちにしてくれるわ!」
戦いが始まった。
「はあぁっ!」
「むぅん!」
二人の拳がぶつかり合う。
「なかなかやるではないか」
「お前こそな」
「ならばこれはどうかな?」
魔王は黒いオーラを纏った。
「なんだ!?」
「くらえ!」
魔王の一撃が炸裂する。
「ぐあっ!」
「大丈夫か!?」
「ああ、問題ない」
「ならばこちらから仕掛けるぞ」
カグラは魔法の詠唱を始めた。
「なんだ?何をするつもりだ?」
「喰らえ!サンダーボルト!!」
雷が落ちてくる。
「ふんそれくらいがなんだ」
払い除けてしまう
部が悪い
逃げることにした。
「逃げるぞ!」
「ああ!」
「逃さんぞ!」
魔王の手からは闇の波動のようなものが出ている。
「くそっ!」
足止めされてしまった。
「ここで終わらせてくれる」
魔王は剣を取り出した。
百八話完
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