異世界でラブコメしたりギルド登録したり別の人になったり!?

みなと劉

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59話

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「あはは、そうだった」
そして俺たちは家に帰る。
~数時間後~
「優斗ぉ……気持ちいぃ……」
「はぁ……ぁぁ……真司くん……」
~数分後~
「はぁはぁ……優斗……好きだ……」
「んぁぁ……僕も好き」
「んっ!出るぞ!……はぁぁぁぁ!」
俺は果ててしまう。
(気持ちよかった)
と思っていると優斗も……
~翌日~ いつものように教室に入ると美鈴が俺の元に来た。
「おはよう……真司君」
「お、おう……おはよう」
「んー……」
と言って俺の首元に抱きついてくる。
俺も抱きしめ返す。
しばらくその状態のまま時間が流れて離れる。
「じゃあ……行こうか」
と言われ俺は歩き出す。すると……
(ん?)
(なんだろう……この違和感……)
その瞬間俺の後ろに誰かが来る。
振り向くと優斗が居た。しかも満面の笑みで。
そして俺の手を握ってきた。その光景を見た美鈴は少し寂しそうな表情をする。
そのまま教室に入り席に座る。
すると後ろの美鈴が話しかけてきた。
「あの……真司君……」
「ど、どうしたんだ?」
「私にも……ぎゅってしてほしい……かも///」
と言って恥ずかしそうに手を前でモジモジさせている。その姿を見ると可愛すぎて悶えそうになる。だが俺はそんなことより昨日のことが引っかかっていた。
「い、今?」
「う、うん……」
そして美鈴はゆっくりと俺の体に近づいてくる。俺はそんな美鈴が可愛いくて仕方なかった。
(俺……やっぱりこいつ好きなんだな)
と思い俺は美鈴を優しく包み込んだ。
~授業中~
俺はぼーっと外を見ていると突然、美鈴が俺の前に来た。
「な、なんだよ……」
と言うと美鈴は俺の顔の前に来て、自分の顔を近づけてきた。
俺はびっくりして椅子から落ちてしまった。
そして、周りを見渡すとみんなニヤけていた。
(これはまずい……)
と思い急いで立ち上がり優斗のところに行き、優斗と美鈴の間に入る。
そして美鈴に向かって
「おい、急に何するんだ……優斗の迷惑だろ?それに、こんなことをして何になる?お前の行為は俺には迷惑にしかならない」
と言うと美鈴は下を向き泣き出してしまった。
(やばい……泣かせちゃったよ)
「おい……美鈴……悪かったって……泣くなよ……俺が悪かったよ……でもお前の行動は俺にとってはただの嫌がらせでしかないんだ……」
「違う……わよ……私が……したかっただけよ……あなたが欲しいって……」
と言われてしまい俺は言葉が出なくなってしまった。
「……わかった……とりあえず席に戻ってくれ……頼むから」
と言うと渋々席に戻った。
~放課後~ 俺は帰ろうと席を立つと、美鈴が俺の前に立った。そして
「ごめんなさい……もうこんなことはしないから許してくれませんか?」
と言われたので俺は……
「まぁ、今回は大目に見てやるよ……俺もやりすぎたかもしれないしな」
と言った。すると美鈴は笑顔になって、
「ありがとう!……大好き!真司君!」
と言い俺に飛びついてきた。
俺は受け止めるが、バランスが取れずに倒れ込んでしまった。
俺は起き上がり美鈴に手を差し伸べる。
美鈴は俺の手を握り立ち上がって微笑む。
その後俺は家に帰り、優斗は美鈴を送って行った。
~家~
「なぁ……美鈴ってあんなキャラだったか?……」
と聞くと
「さぁね?……それは本人に直接聞いてみたら?」
と答える。
「はぁ……今日疲れた……寝るわ」
と言い俺は布団に入った。
「また明日」
「おう!」
と別れを言うと俺は眠りについた。
~翌朝~ いつものように教室に入り優斗と一緒にいると、優斗は俺の方に来て小声で言った。
「昨日は美鈴が迷惑かけたみたいで申し訳ない……僕も注意しておくよ……」
「別に大丈夫だよ……気にしてないし」
と笑いながら言う。
その後俺は席に着くがなぜか視線を感じる。
そして振り向くと、俺を見ていたと思われる美鈴がすぐに前を向いた。
~放課後~ 俺は帰ろうとすると優斗が美鈴を連れて教室に戻ってきた。
そして、俺の前に立ちこう言い放つ。
「なぁ……真司くん、僕と勝負しよう」
と真剣な顔で言う。
「え?……は?」
と驚き戸惑っていると、横にいた美鈴が言う。
「ねぇ……いいじゃん!やろうよ!」
と言われる。
(いや、なんなんだよこの展開……てかなんでこいつやる気満々なんだよ!)
と思っているうちに、2人に挟まれて校庭に出る。
~数十分後~ 結果は、もちろん俺の勝ち。
(はぁ……なんか俺も楽しくなってきたぞ)
と思っていると後ろから声が聞こえてくる。
「なんで……私じゃなくて真司くんばっかり……」
と言ってくる。すると優斗が、
「いやいや、君はもっと頑張らないとダメだね」
と言うと、美鈴は少し悲しげな表情をした。
~次の日の朝~ 俺はいつものように学校に行く準備をして家を出る。
「行ってきます」
と呟くと
「行ってらっしゃい」
と聞こえるはずがないのに優斗の声が聞こえた気がして振り向く。
(ん?……気のせいか)
そして俺は歩き出した。
すると後ろからいきなり美鈴が俺の横に並び歩いてくる。
俺達は一緒に学校に着き教室に向かう。
すると教室に入ると後ろから肩をトンッと叩かれた。振り向くと美鈴が立っている。
(あれ?おかしいな……今後ろに美鈴は居なかったはずだが……?)
と思いながらも自分の席に着く。
「な、なあ美鈴……」
と言うが、返事はない。
(まさかとは思うが無視されてるのか……?昨日のことで嫌われたとか?……ありえるな……とりあえず話しかけるか)
「み、美鈴……お、おはよう……」
と小さい声で話しかけると、美鈴は笑顔で俺を見て言った。
「おはよう」
そして俺たちは席に座る。
~昼休み~ 俺は弁当を食べていると美鈴が隣に座ってきた。
「どうしたんだ?」
と言うと、
「一緒にご飯食べようと思って」
と言うので、俺は断る理由もなく承諾する。そして俺は箸を止めずに口を動かす。すると、
「ねぇ……私にもちょうだい……」
と言うので、俺は口に含んでいるものを飲み込む。
「は?」
と言うと美鈴は俺の顔に手を当て無理やり自分の方に近づけてキスをする。そして口を開け俺の唇に舌を入れようとする。俺はそれに抵抗できずに受け入れる。
そして俺の口から唾液を流し込み、美鈴はそれを飲んでいく。
(うわ……エロいな……)
と心の中で思いながら、そのまま続ける。
(これは……気持ちよすぎるだろ……やばい……腰が抜けそうだ……もう我慢できねぇ……ヤりたい……優斗と)
俺はそんなことを思っていながら夢中で続けているとチャイムが鳴る。
俺達は急いで離れ、お互い恥ずかしそうな顔をして見合わせる。
その後、教室に戻り授業を受ける。
美鈴は相変わらず俺の方を見ているので、俺も美鈴を見つめ返す。
~放課後~ 美鈴は優斗と帰ろうとした時にまた俺の方に来た。そして俺の前で止まり上目遣いで俺を見ながら、
「ねぇ……この後空いてる?」
と言われてしまった。
だが、俺には優斗が居るためその誘いを断り帰宅しようとすると、優斗が近づいてきて耳元で言う。
(優斗可愛い)
そして俺は優斗の腕掴む
耳元で
「……優斗……今日……させて」
と言い教室を出た。
~夜~
優斗と風呂に入る。そこで俺は優斗の体を洗い終わり次は俺の番になる。
優斗は椅子に座り俺は優斗の後ろに立つ。
「優斗……」
「なに?」
「……好きだよ」
と言い優斗の背中に手を回し優斗の体に優しく触れる。
~数日後~ 最近俺はずっと考えていたことがある。
それは、俺が好きなのは『優斗』だ。
『如月優斗』もう迷わない。俺は……優斗が好き。だから……
俺は告白しようと決意し放課後屋上に向かった。
~数分後~
(ここら辺にいると思うが見当たらないな……)
と思っていると階段から足音が聞こえる。
(来た!)
と思い扉を見るとそこには美鈴がいた。
「おい!美鈴!」
と言うと驚いた様子でこちらを見る。俺は勢いよく駆け出す。
「ごめん!俺、『如月優斗』が好きだから……お前の告白は受けられない!」
「やっぱな!あの男には叶わないか……うん……わかった」
美鈴は帰って行った。
~帰り道~
美鈴が居なくなった途端優斗が話しかけてきた。
「ねぇ……さっきの話って本当なの?」
と聞かれる。なので俺は答えた。
「ああ……本当のことだ……俺が好きな人は『如月優斗』ただ一人なんだ……」
「そっか……ありがとう」
と笑顔で言う。
「あ、そうだ……これ……」
とポケットから箱を取り出しそれを開けた。その中には、俺の名前が書いてある指輪が入っていた。
「……」
「な、なんだよ……それ……」
と聞くと優斗は少し悲しげな表情をしながら答える。
2人はキスをする。
そして優斗はこう言い放った。
「これからも、よろしくね……僕の最高のパートナーである『神無月真司』くん」
「おう!これからもよろしくな俺の最高のパートナー『如月優斗』!」
と言って、2人は再びキスをした。
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