異世界でラブコメしたりギルド登録したり別の人になったり!?

みなと劉

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64話

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(橘)先生に脅されて……ではなく、普通に登校していた 教室に入るとクラスのみんなに心配され「大丈夫?」と言われたり、僕のことを悪く言ったりする人はいなかった。逆に優しく接してくれたりした。嬉しいことだなと、思いつつ、いつものように友達と話していた。(まあまあいい雰囲気かも。)なんて思った矢先。
チャイムが鳴り橘先生が入ってくる
「はい皆さんおはようございます。今日はまず転校生を紹介するので仲良くしてあげてくださいね」
そう言って橘さんが入ってきた扉とは別の扉から女の子が入って来て その子を見た途端クラス全員の目がキラキラしてるような、輝いているように見えた。
それもそうだろう。その少女の容姿はかなり整っていて可愛いというか美人系だろう。髪の毛の色は茶色く肩にかかるぐらいの長さだった しかし、一番目を惹いたところがあった。
(耳が尖っている……?)
明らかに人間とは違う種族のようだった。彼女は自分の自己紹介をしていた。しかしそれは日本語ではない言語だ。おそらく英語だろうと予測するが自信はない だが彼女の名前ははっきりと聞こえていた
『アイリ・F・アヴァローク』
と。聞き覚えのある苗字のような名前だったため 一瞬反応してしまったが多分別人だと心のなかで思っていた。
しかし授業が始まろとするとき先生が衝撃の言葉を発した。
「では次優斗君挨拶しなさい」
はい?今僕の名前を呼んだか?もしかして昨日のことが広まっていじめられるんじゃないかと恐怖したが「早くしてください」と急かされたため仕方なく返事をする
「はい。初めまして。如月優斗です。よろしくお願いします」
と言って、座ろうとしたら、一人の生徒が手を叩いて「質問いいですか!」と言った。
それはさっきの『アイリ』と呼ばれていた子だった
『私の名前は優斗さんに関係ありますか?』
「な、ないですけど?」と答えると今度は別の人が
「先生が、優斗って呼んだ時すごいビクってしましたよね?知り合いですか?」
『どうして私の名前を?それと私はあなた達の担任になるので知らないことはおかしいはずでは?もしかして優斗さんの親戚の方とかでしょうか?あともう一つ。優斗さんに近づかないよう言ってください』
と言われてしまい、先生までが
「はい?どういうことですか?なんの話か分かりません。優斗君のお知りあいですか?」
と言ってきたため焦った。これは完全にバレている。
どうしようと考えているとき橘先生が手を叩き
「ちょっと一旦席に戻って下さい。少し話し合いをしたいと思います。
その間皆んなさっきの事を考えといて下さいね。では後で話合いましょう」と、 言われ、少しざわついていたが時間が過ぎてホームルームが終了したと同時に女子たちに囲まれた。やはり橘先生のことだろうか?と考えてしまう どうすれば良いかわからず悩んでいると後ろから肩をポンッとたたかれた。振り返ると同じく僕を囲むようにしてクラスメイトが集まってきており
「ねぇ!あなたもやっぱり知ってたの?」
「えっと優斗の親戚の子かな?」
などと話しかけてきた 僕は
「えっ?な、なんのこと?」
と答え、また
「え?ほんとなの?」
と返される繰り返しで全然喋れずにいた そこに一人の女性生徒?がやってきて
「皆さん。そろそろどいてくれます?優斗さんが困っているでしょう?優斗さんも嫌な気持ちになっているかもですよ」
と言われた 僕は少しホッとしたような顔をして女性を見た。そこには僕と同じくらいの身長の女の子だった。その子がみんなをまとめようとしてくれたため
「ごめんねみんな!助かったよ。ありがとう」と言うと彼女は微笑みながら
「いえ、当然のことをしただけなので」
「あっそういえば名前を言ってなかった!俺の名前は」
と言いかけて
「ああすみません。わたしはソフィア=アルテミスと申します」
「へー!外国から来たんだ」
と僕も言い返し、続けて言った。
「これからよろしく!ちなみにこの子は柊花音っていうんだけど一緒に住んでるんだよ」
と僕は言っておいた。その発言を聞いた途端クラス中が静まりかえっており少し変な雰囲気になったがそれを遮るようにソフィアは、
「そうなんですか!?もしかしたら同じ家に住んでいたかもしれませんでしたね。もしかしてこの学校に入る前から仲良くしてました?」
と少し鋭い口調になっていた。僕はそれに気圧されてしまったが、その答えを聞くためクラス全員が僕の方を見てきたため「そうだよ」と答えると、彼女はなぜか残念そうにしていて
「な、なら良かった……」
と聞こえたが周りが騒ぎ始めたためにあまり聞こえていなかった。
その後、 僕たちの会話が終わった瞬間を狙い他の子が割り込んできたりとかなりカオスな感じになってはいたが僕はこの時間が好きになっていった それから時は流れていき、昼休みの時
屋上で
真司君と昼ごはん
「はい、真司くんあーんして」
僕は箸を使って弁当箱に入っている唐揚げを掴みながら言うと彼は口を開けてくれた
そして食べさせる
なんか幸せを感じながらも次は自分で食べて次の卵焼きを食べようとしたら横取りされて
「おいひい……優ひゅ」
口の中パンぱんのままこっちに寄ってきたためとりあえず水を渡すとすぐに飲み込んでくれほっとしてから
「おいしい。ありがと」
と言われた。その後ご飯粒が付いているのが見えたため頬に手を添えてそのまま取ってあげる(間接キスになるけど)
それを終えると見られていることに気づき見返すと顔を赤くしており それが伝染して顔が真っ赤になった気がするが気にしないことにした その後は特に問題もなく放課後を迎えることが出来た。
「真司くん帰ろ」
と声をかけると彼は、いつものように
「おう」と応えてくれた。
家に着く
部屋に着くと
僕らはキスをする。もちろん唇でだ(舌も入れる)そうすることでお互いに愛を感じることが出来るから好きだ。だから今日もする。でもまだ昼間だったためそれ以上進むことは無かった お風呂に入って上がると机の上に紙切れが置かれていたため手に取るとそこにはこう書かれていた
『明日、学校に一人で来てください。そこであなたに伝えなければいけないことがあります』
それだけが書かれていたため何か悪いことがあったのかと考えてしまったが僕にはもう何も残っていないはずだ。と、考えている内に眠りについた。
朝起きるとやはり置いてあった手紙を見て 考えるがやはりよく分からないまま支度をした 教室につくと既にアイリの姿があり
「こんにちは、昨日ぶりですね」と言ってきた。
それに対して僕も挨拶をする
「はい、どうも」
「あの私からお話があります」
といきなり真剣な声で言われると少し怖くなり身構えると、その内容は
『私の国について知っていますか?』という質問だ そんなことを聞かれても分かるはずがなかった僕は適当に、知っていることを挙げると、案の定全て正解していた。
『私は優斗さんに謝らなければなりません』
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