異世界でラブコメしたりギルド登録したり別の人になったり!?

みなと劉

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132話

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「あなたたちの名前を教えてくれる?出来れば自己紹介もしてほしいな」
その言葉を聞いて僕らは顔を見合わせた後、最初に僕が名乗った。
「僕の名はサクヤと言います。よろしく、お願い……しま……す?」
あれ……なんかおかしい……。
なんで僕、語尾が疑問形になってるんだろう……?
自分でも意味が分からず首を傾げていると、ミレアナさん以外の観客達がどよめき始めた。一体何事かと思ってると、僕たちの前に人混みを掻き分けて一人の男性が歩いてくる。その男性は白髪混じりの短髪を後ろに流し、鋭い目つきをしていた。体格が良く背筋を伸ばして歩くその姿からは強者の威圧感が漂っている。その男性を見て、ミレアナさんの表情が一気に引き攣った。
「久しぶりだね、我が娘よ。いや、元・娘か?」
男性はニヤリと笑って言うと、ミレアナさんが慌てて反論する。
「わ、私はまだ結婚してません!それに……今は関係ありません!」
「ほぉ……?だが、あの男はどうなるのだ?」
そう言って男性の視線が僕の方を向く。その途端、僕の中で警報が鳴り響き、体が無意識に反応して戦闘態勢に入ろうとしていた。でも……ダメだ。僕の本能が告げてくる。逃げろ、戦えば殺される、全力で今すぐこの場から離れろ、と。
「あら、知り合いですかぁ~?」
緊張感のない声でキュイが尋ねると、男性は僕をジッと見つめたまま答える。
「まぁ、そのようなものだ。貴様らは知らないだろうが……この者はかつて私が直々に鍛え上げた弟子の一人だ」
その言葉に全員が驚愕した。そして、ミレアナさんの顔色がどんどん青ざめていく……。
すると、男性の後ろから数人の黒装束の男たちが現れ、僕を囲むように立ち並んだ。その中の一人、大柄で体中に古傷が目立つ男が一歩前に出るとその男についてキュイに話す。
「彼は我ら闇夜ノ写シンダ。我々、闇の部隊の一員にして隊長を務めるもの……」
そこで一呼吸置くと、再び話し出す。
「彼、名を……」
「……ガルムです。以後、お見知り置きを……」
ガルムと名乗った大男の獣のような眼光が僕に向けられ、心臓が大きく跳ね上がった。
どうしてだろう……。さっきからずっと鼓動が速くなってる……。
「ねぇ、あなたたちってどういう繋がりなの?まさか親子とか……そういう感じじゃなさそうだし……」
ミレアナさんが不思議そうに聞くと、その質問には誰も答えなかった。だけど、僕だけが知っている……。この人たちの本当の関係を……。すると、ミレアナさんは諦めたのか深いため息を吐いた。
「もう……いいですよ。それより……これからの予定を話します。まず、街に出現した魔物たちはほとんど片付きましたが……まだ残っているようです。そこであなたたち<Realize>に残ってもらって……」
ミレアナさんが言い終わる前に僕が遮るように言う。
「僕たちはすぐに次の街に向かいます!僕たちにしか出来ないことがきっとあるはずなので!」
ミレアナさんは目を丸くすると、楽しげに笑った。そして、タツヤが彼女の言葉を引き継ぐ。
「俺たちがこの街を救うんです!だから、大丈夫!心配しないでください!」
タツヤがそう言って笑うと、ミレアナさんは納得したように深く何度もうなずく。
「そう……なら安心したわ。あなたたちがそう言うんだったら任せるけど……気をつけてよね?」
「あぁ!もちろん!俺達に任せてくれ!」
ミレアナさんの言葉に、今度はタツヤが胸を張って自信満々に言う。そんな彼の様子を見たミレアナさんはクスッと小さく微笑んだ。そして、僕らの方に顔を向けると口を開く。
「次にここへ来る時は、また素晴らしい演奏を期待してるから!約束!」
「あ、あはは……はい、分かりました。それではまた……いつか……」
苦笑して返事をする僕に続いてタツヤも笑顔で手を振った。
「えぇ!次も絶対に良い演奏します!楽しみにしててください!」
すると、その言葉を聞いてミレアナさんは目を細めて笑った。そして、僕たちは振り返って走り出す。目的地は街の西門。そこには魔人少女となったやよいたちやウォレスたち、他の仲間達がいるはずだ。僕たちも変身して、急いで向かうとしよう。
僕らの願いのために、みんなの明日を作るために……! <注>
・この世界線での世界地図はヴァべナロスト王国を中心にして広がっています。(大陸一つはヴァべナロスト王国の約3倍ほどの大きさ)
・ミレアナ・シーン
年齢:25歳
身長:162cm
3サイズ:B86
W54 H84 髪色:黒
趣味:読書
特技:歌を歌うこと
好きな食べ物:シチュー
嫌いな物:甘いもの全般 性格 普段は優しくて穏やかだが、一度怒ると手がつけられないほど凶暴になる。実は過去にガルムにトラウマを植え付けられ、恐怖心を抱いていた。
補足 元は音楽が大好きだったが、父親の仕事のせいで音楽家への道を諦め、結婚してからも夫に暴力を振るわれながら過ごしていた。しかし、偶然訪れたライブ会場でサクヤの演奏を聞き、感動した彼女は彼に自分の思いを伝えるため会いに行く。だが、彼はその途中で命を落としてしまう。悲しみに暮れていた時、モンスターの襲撃に遭い逃げ遅れた彼女を救ったのがミレアナの父親であるガルムだった。
ミレアナさんが案内してくれたおかげでなんとか西門へと辿り着いた僕は、そこで仲間たちと合流した。そこで待っていたやよいと真紅郎とアスタも僕と同じように汗だくになっていて、少し休んでいたようだ。やよいが僕に気づくと、嬉しそうに駆け寄ってくる。
「おーい!やっと来た!」
「ごめん!ちょっとトラブルに巻き込まれちゃって!」
手を上げて謝ると、やよいは頬を膨らませてジト目で僕を見つめてくる。その様子に首を傾げていると、突然やよいが僕の胸に頭突きをしてきた。いきなりのことに驚き、後ろに倒れそうになるのを何とか踏ん張って堪える。一体どうしたというのか?混乱する僕にやよいは不機嫌そうに睨みつけて叫んだ。
「何よあの女ぁ~!あんな奴と楽しそうに話してさぁ~!わたしのこと忘れてたでしょ~!」
「なっ!?ち、違うぞ!?」
僕とミレアナさんのやり取りを見ていたらしい。どうりで不機嫌そうだと思った。
「でも、やっぱタケルってモテるのね。羨ましい」
ふむぅ、と不満そうな顔をしていた真紅郎がポツリと呟く。そんなわけないと思うんだけどなぁ。それに、今はそれどころじゃない。今は一刻も早くこの街から出ていかないと……。
「みんな!行こう!次の街へ!」
僕が声をかけるとみんなはすぐに反応して立ち上がる。そこでふと気になって周りを見ると、街の人達は呆然としたまま固まっていた。まるで僕たちの姿が見えていないかのように、何も見えていないように……。すると、僕たちの様子を不思議に思ったキュイが近付いてきた。
「あらまぁ~。あなたたちには私たちが見えないのですかぁ?」
「うん、そうみたい……。どうすればいい?」
困ったように聞くと、キュイはうーんと顎に手を当てて考え込む。
「それは多分、魔族の力によるものでしょうねぇ~」
「魔族?」
聞き返すとキュイはコクりと静かにうなずいた。
「魔族は人の姿をしている時は人の目には見えないんですよぉ。なので、こうして私が姿を見せれば見えるようになると思いますが……」
そこで言葉を止めるとキュイはチラッと僕らの顔を見る。なんだろう?
「……私としては、このまま気付かれずに行って欲しいところですねぇ。だってあなたたちのことを街の皆さんに知られたら、あなたたちは英雄にされてしまうかもしれませんから……」
英雄……つまり、街の人からの感謝の言葉に讃える賞賛の声。それを想像するとなんだか恥ずかしいな。だからと言ってここで足を止めたらダメなのは分かる。ここは素直に感謝を受け取ろう。
「ありがとう、キュイ。気持ちだけ受け取っておくことにするよ。ほら、行こっか!」
「そうですかぁ……なら、仕方ありません。気を付けて行ってくださいね!」
笑顔で見送ってくれたキュイと別れて僕らは歩き出す。その途中で真紅郎が思い出したように話しかけてきた。
「ねぇ、そういえばどうやってボクたちがピンチなのを知ったのかな?」
あぁ、言われてみればそうだ。ミレアナさんと会話してて気づかなかったけど、よく考えるとどうして僕らの居場所が分かったんだろう。もしかして何かしらの魔法とかなのか……と考えていると、キュイが手を振っている姿が視界の端に映った。そして、キュイは小さな声で叫ぶ。
「また会いましよう!約束ですよ!」
約束。それが聞こえた瞬間、僕は振り返って口角を上げる。
「もちろん!」
その言葉を聞いたキュイは満足そうに微笑んだ。
僕たちは街の外に出る前に一度立ち止まる。そして、振り返って西門を見た。街の外に出ようとしている人たちが次々と僕らの横を通り過ぎていく。その光景を見て、本当にここが異世界の街だと改めて実感させられた。だけど同時に、その人たちは皆生きているのが分かる。この世界の人は死ねばアンデッドとして復活する。それなのにこの人たちに死の影はない。ちゃんと生きていて、これからの未来に向かっているのだ。そんな彼らを見ていると、どうしても胸が苦しくなる。この先、彼らはどんな道を進むのだろうか。僕はどうしたらいいのか、分からなくなる。でも、決めたはずだ。僕がこの世界に来た理由を探すと。
目を閉じて深呼吸してから、目を開く。もう迷いなんて微塵もない。
「行こう!」
そう言って西門を出るとそこには__。
「__やれやれ。やっと来たな、小僧ども」
仁王立ちして腕を組んでいるヴァべナロスト王国の騎士団長、ロイドさんがいた。
**
***
街から出てしばらく歩くと、すぐにウォレスがロイドさんに気づいて大声を出す。
「おいコラ!てめぇ!なんでここにいんだよ!まさかオレたちを追って……ッ!」
ウォレスの言う通りだ。あの時、確かにミレアナさんと一緒に逃げろと言ったはず。なのにも関わらず、どうしてここにいるのか理解出来なかった。しかし、ロイドさんはその問いには答えず剣を抜き放つ。
「さぁな……一つ言えることがあるとすれば、それは」
そう言いながらニヤリと笑うと剣を僕たちに向けた。
「貴様らがここから先に進ませることは出来ないということだ!」
「やよい!アスタ!援護頼む!やよいは遠距離で!アスタは接近戦で!」
真紅郎の指示を聞いてやよいとアスタが動き出した。僕は背中の大剣を抜いてロイドさんに駆け出す。すると、その横にキュイが現れた。
「ふむぅ……。あなたは魔族ですかぁ?ならば私の仲間ということでしょうねぇ~。なら一緒に戦いましょう~!私の名前はキュイ!よろしくお願いしますねぇ~!」
キュイは嬉しそうにそう言うなりロイドさんの隣に立つ。
「魔族が加勢すると言うのか?」
「ふふっ、そうですよぉ。だから安心してくださいねぇ~」
警戒するロイドさんの肩に手を置くキュイ。その姿に一瞬躊躇った様子だったけど、諦めたようにため息をつくとロイドさんは構える。
「まぁいい。ではキュイ殿、手筈通りに頼むぞ?」
「分かりましたぁ~」
何の話をしているのか分からないけど、とにかく戦闘に集中しよう。まずは牽制で魔法を放ってみたけど、あっさり防がれてしまった。
「うっそ……今の一撃で結構威力上げたのに……!?」
「ふはははははははは!まだまだ温いわ!」
<魔力解放>を使い、全身に雷を纏う<雷装衣>を発動させたウォレスが斬りかかる。だが、その攻撃も軽々と受け止められてしまう。それでも気にせず連撃を叩き込んでいくウォレスだけど、やはりロイドさんの方が優勢だ。やっぱり強いな……。
やよいも銃型のベースから伸びた弦を弾いて音を奏でる。そして、いくつもの音の弾丸を放った。
「そこぉ!」
音によって強化された矢を放つ。その狙いすませた一撃はしっかりとロイドさんの体を貫いた。だけど、少し怯んだだけですぐに反撃される。それを真紅郎は槍で弾き、その隙を狙って僕が大剣を振り下ろす。
「ハァ!」
「ぬん!」
だけどその攻撃を予想していたのか、ロイドさんは後ろに飛び退いて避ける。着地と同時に地面を踏み抜くと土が盛り上がって襲いかかってきた。咄嵯のことで反応が遅れてしまい、防御するのが精一杯。その間にウォレスとキュイもロイドさんに攻撃したけど、キュイの拳は止められ、ウォレスの斧も弾かれていた。
「チィ……!こいつの筋肉どうなってんだよ!」
「こっちも硬いですねぇ……」
悔しそうに舌打ちしながら後ろに下がる二人。その様子を見ながらロイドさんは鼻で笑った。
「どうした?その程度か?」
「そんなことねぇよ!」
挑発に乗ったのか、ウォレスが走り出す。
「オラァ!」
振り下ろされた斧を避け、その流れのまま回し蹴りが繰り出される。ギリギリまで引き寄せてからの強烈な横薙ぎの一閃も、簡単に受け止められた。そのまま鍔迫り合いになると、ウォレスが顔を近づけて睨み付ける。
「あんた、あの時の奴だよな。どうしてミレアナと一緒だったんだ?」
「それは私が説明しますぅ~」
その質問にキュイが答えた。
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