異世界でラブコメしたりギルド登録したり別の人になったり!?

みなと劉

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133話

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キュイの話では、ミレアナさんが街の中を歩いている時にこの人と出くわして一緒に行動することになったらしい。なんでもこの街にはある噂が流れており、それがミレアナさんたちの目的にも合致しているみたいだ。
「この街に魔獣を呼び込む召喚士がいると聞いてな。それでミレアナ殿がそれを突き止めた」
「それってつまり……あの召喚陣のことですかぁ~?」
キュイの言葉を聞いたロイドさんは眉をひそめた。
「知っているなら話が早い。そうだ、その通りだ。あの忌々しい召喚陣を破壊する為に私たちはここに来たのだ」
どうやらミレアナさんたちが探していたのは、この森にあるはずの召喚陣のようだ。だけど、どうしてこの人と一緒に来たのか。
「私たちの目的を知っている以上、ここで足止めする必要があると判断したからだ」
どうやらロイドさんはこの先に行かせたくないようで、そのために同行することにしたみたいだ。確かに街の中に入られたら困るけど、でも僕らだって負けられない理由がある。このままだと、本当にみんな死んじゃうかもしれない。そうなれば元の世界に帰るどころじゃない。
「悪いが貴様らを逃がすことは出来ぬ」
「だったら……」
やるしかない、そう言おうとした時だった。急にキュイが立ち止まり、辺りを見回し始める。そして__悲鳴を上げた。
「あぐっ!」
苦痛に満ちた声を上げて、キュイの体にいくつもの黒い手が巻き付く。その腕を辿るように見上げていくと、木の上から男が飛び降りてきた。男はそのまま腕を振るい、抵抗する間も無くキュイを引き摺り下ろして叩きつける。
「くっ、ううっ……!」
地面に倒れ伏し苦しむキュイの首に手を伸ばした男は、ニヤリと笑う。
「魔族が人間に従うなんざ……バカじゃねぇのか?」
ニヤニヤと笑う男は、前に魔族を殺したあいつだった。
突然現れた男の手に、黒い影のような手が何本も絡みついている。そこから伸びた闇色の何かは、苦悶の声を上げるキュイの体へと突き刺さっていた。
「テメェ……何やってんだよッ!」
その光景にキレたウォレスは大剣を振りかぶると、力任せに地面へ思い切り投げつけた。轟音を立てて大地を揺らす一撃に一瞬気を取られた隙に、ロイドさんはキュイを助け出そうと走る。
「ぬっ!?邪魔をするな!」
しかし、すぐに男の手が襲いかかってきた。襲いくる闇の触手を切り払っていくも、キリがない。それにどんどん数は増えていき、ついには動きが鈍ってしまう。
その瞬間を狙っていたのか、いつの間にか僕の真後ろに回り込んでいたやよいは、銃口を後頭部に押し当てた。
「ごめんね、タケル!」
やよいの謝罪と同時に魔力が込められ、音が爆発して吹き飛ばす。咄嵯に振り返るロイドさんだけど、そこには誰もいない。
<気配感知>で探る暇もなく、背中を蹴られて地面を転がる。
「ぐっ!ぬぅ……」
なんとか立ち上がろうとするロイドさんの目の前で、ウォレスは大剣を肩に乗せたまま鼻で笑った。
「あんたがどんだけ強くても、オレたちを止められねぇだろ?」
すると遠くから
「大丈夫かい!?」
「あれは誰だ?」
「僕は優斗!坂神優斗と言って異世界から来た勇者です!」
・坂神優斗(さかがみゆうと)
15歳。主人公。身長175cm 体重62kg。
本作の主人公。
ごく普通の高校二年生だが、ある日を境に、神様から力を貰って異世界転移することになる。
そして、如月優斗の魂を受け継ぐ勇者でもある。
異世界で魔王を倒した実績があり、またチート級の身体能力を持つ。
性格は基本的に真面目で正義感が強いが、たまにおちゃめなところもあり、よくふざけたりする。
見た目も整っており、学校ではかなりの人気者。
「え?マジ? 僕が、君達のパーティーメンバーになるの!?」
『……うん。まぁ、一応』
「一応って、なんだよ、一応って!」
僕達が話しているのは女神フリアエ。
彼女こそが世界を管理する最高神の一人で、今回、この世界の魔王討伐のために、異世界よりやってきた五人の戦士達に神託を与えた張本人だ。
そして、僕は『タケル』、『ウォレス』のいる世界で手助けするのが仕事だ。
この二人がどんな人なのか、まだ詳しくはわからないが、とりあえず二人とは友達になったので、仲良くなりたいと思う。
そんな二人は、僕のことを仲間として受け入れてくれるかどうかで、悩んでいた。
確かにいきなりこんな事言われて信じられないのも無理はない。
だからまずは信用を得るために、二人にステータスを見せることにした。
ーータケル・サガラシ
年齢:15 種族:人間
レベル:45
体力:25800
攻撃力:30100
防御力:25600
素早さ:25700
魔力:3200
成長度:500000 耐性属性 炎・雷 固有スキル 超回復力、超怪力 通常スキル 火炎弾 剣術Lv10 身体強化Lv9 魔法攻撃反射シールド Lv8 アイテムボックス自動再生 称号 聖剣に選ばれしもの 勇者 装備 聖剣カリバーン 鎧--
備考 異世界人
「…………なんか俺ら、凄く弱くないか?」
『私達と比べたらそうだよね……はは……はぁ~……』
「いや……あの、本当にごめん……」
そう。実は僕も最初は弱いんだ。だけどこの先強くなるし、最終的にはこの三人の中では最強になれるから安心してほしい。
そういえば、僕にはこの二人の他にもあと四人いるんだよ。
一人目は、『サクヤ』っていう名前の男の子だ。
彼は少し臆病な性格だけど、心優しい子だよ。
二人目の名前は、
『ラクス・シャルキー』
年齢は多分だけど12歳ぐらいかな? 大人しくて可愛い女の子だ。
「うわっ……すげぇ……!」
「こ、これが勇者様……すごいです!」
と、こんな感じに目を輝かせて喜んでくれた。
でも彼女は……あまり僕の事を好いていないようだ。何故なら、僕を見る目が冷たかったから。
でもいつか仲良くなれると僕は信じているよ! さあ、三人目だ!次は女の…………。
あ、あれ? もういない……
なんでだろう。なんで、いなくなったんだろうか。
どうして僕の傍から離れていったのだろうか。
わからない。なんで、急に……
うっ、気持ち悪い……頭が痛くなってきた……
「……おい、どうした?」
『ちょっと大丈夫?』
ああ……心配してくれてる……やっぱりいい人たちなんだ……あ、れ……?……なんで……今……僕は嬉しいと思ったんだろう……
おかしい……
なんで……僕は……こんなに……苦しんでいるのに……嬉しがっているんだ……
なんで、喜んでいるの……? あれ、可笑しい……なんで、泣いてるんだろ……
涙なんて……とっくに枯れたはずなのに……
なんで泣いてるんだろ。苦しい……悲しい……寂しい……。誰か……助けてくれ……。
僕を助けてください。
誰でも良いから。
誰でも良い。お願いします。僕を助けてください。
僕を、僕を助けてください。
ーーータケルside
「なぁなぁ、そろそろ教えてくれよ!俺達の事!」
「あ、それ僕も聞きたい!」
俺は今、勇者と一緒に冒険する事になったのだが、未だにこいつのことを知らない。というかこの世界について知っていないのだ。
だってしょうがないじゃないか。気が付いた時には異世界にいたわけだし。
という訳で俺はタケルのことについて質問することにした。
「はぁ……お前はホントに元気が良い奴だな……」
「お、おう……」
「……わかった。じゃ、教えるぞ」
「頼む!」
タケルは大きく息を吐いて真剣な表情を浮かべ、口を開いた。
そして話されたのは衝撃的な話だった。
「俺の両親は勇者だ」
タケルの両親、勇者のタカシさんとユミコさんの二人が異世界人らしい。タケルはその血を受け継ぎ、勇者として生まれたそうだ。
その証拠に、タケルの髪は黒く、瞳も黒かった。そして顔も整っており、カッコよかった。
そしてタケルの話を聞く限りだと、異世界人の勇者が異世界に召喚される理由は、異世界の魔物の魔王を倒すためなのだ。
だから異世界の魔王であるフリアエを倒した俺たちの世界に来たということ。そして異世界で倒した魔王が復活するので、また倒すために異世界に来なければならないと言っていた。
魔王は復活するのか?とか、いつ魔王が復活して異世界に来るの?と聞くと、タケルもそこまで詳しいことは知らないらしく、俺達が魔王を倒し終えた後にフリアエが言うのでわからないそうだ。……そしてタケルの話を聞いた俺も驚きの事実があった。
それは俺の両親が、俺が産まれる前から勇者として戦っていたことだった。しかも、俺が産まれてから、魔王の配下が活発化し、魔王軍が強くなっていると言うのだ。
これは何かあるに違いない。
それにタケルは『フリアエが言ってたんだけど』と付け足してから言った。
『今回の魔王討伐の旅で、最も危険になるのがウォレスなんだよ』
俺の事を一番警戒していたのは魔王ではなく、この世界の創造神であるフリアエだったという。
その理由としては『ウォレスの能力が一番危険なんだよ』と。
ウォレスには、自分の体力、魔力などを回復させたり、ステータスの数値を上げる能力があるそうだ。さらに、どんな武器や防具でも、使いこなすことが出来る。それが例えどんな物でも。つまり、最強になれる可能性を持った存在だということだ。
もしウォレスがその力を悪用したら、俺達を殺すことも容易だろうと言われた。
『僕たちは、まずレベルを上げて強くなってもらうつもりだよ』
そう言い残し、タケル達は立ち去った。……確かに今の俺は弱すぎるし、まずレベルを上げないといけないよな。
よし!そうと決まればレベル上げをするしかない!
***
それから三日ほどレベル上げを続けた結果、ステータスは以下のようになった。
------------
坂神優斗
15歳 種族:人間
体力 :30000攻撃力:15400
防御力:15000
素早さ:15300
魔力 :14000
成長度 :150 耐性属性 なし 固有スキル 身体能力強化Lv9 魔法攻撃反射シールドLv8 アイテムボックス自動再生 称号 聖剣に選ばれしもの 勇者 装備 魔導銃(炎)×5 魔導剣(雷)×2 聖剣カリバーン 鎧---
備考 異世界人
「……よし!これなら大丈夫だ!」
レベルが40になったところで俺は満足した。これで準備万端。いつでも行けるぜ!!
「……え?」
するといきなり目の前が眩しく光った。
「うわっ!? な、なんだ!」
俺は慌ててその場から退いた。そして光が消えたと思ったその時、突然大きな音が響いた。そして……巨大なドラゴンが現れた。
俺はあまりの出来事に腰を抜かしてしまった。……いや、待てよ?……こいつどこかで見たことあるような気がする……。……あっ思い出した!こいつは俺がゲームで戦ったことがあるドラゴンだ。
俺の記憶が正しければ確かこいつの名は『ニーズヘッグ』だったはず。
『グルルルルッ!!』
「ひ、ひっ……こっちくんな!!」
俺はまだ動けない身体を必死に動かして逃げるが、そんな俺を見てドラゴンは大きな口を開けて火球を放とうとした。俺は恐怖で目を強く閉じた。…………しかし、いくら待っても何も起きなかった。恐る恐る目を開けたら、俺の前に黒いローブを纏った人が立っていた。
俺を救ってくれたのはその人だった。俺はその人に何度も感謝し、名前を聞いた。だが、その人は答えようとしなかった。だけど最後にその人の唇が小さく動いた。
その人の口の動きを読み取ると、どうやら『……勇者……』と言ったようだ。
「勇者って、まさかあのタケルの仲間なのか?!」
「……」
「おい!なんとか言えよ!」
「……」
「無視すんなー!」
俺の声は聞こえているはずなのに全く反応してくれない。一体なんなんだろうかこの人は。……それどころか、ずっと俺の方を見ていない。まるで何か別の物を見ているみたいだ。
俺も同じように視線を向けた。そこには……巨大な蛇がいて、その隣に小さな少女が立っていた。そして、少女は手に杖を持っていた。そして少女の頭に生えている二本の角は、鬼を連想させる形をしていた。そして何より、とても美しい顔をしていた。
俺はその姿に見惚れてしまい呆然としていると、ニーズヘッグの頭上に巨大な氷の槍が出現していた。
「危ねぇ!」と叫ぼうとしたが遅かったようでもう既に遅く、氷の槍はニーズヘッグに直撃し、一瞬にして粉々に砕け散った。
ニーズヘッグはその衝撃に耐えられなかったのか、その場に倒れ、息絶えた。
俺はニーズヘッグを殺した謎の黒フードの人物に怒りをぶつけようとしたが、それよりも先に黒フードが消えてしまった。
「ちょ、ちょっとまてくれよぉおおおっ!!」
その言葉が黒フードに届くわけがなく、その声と共に俺の視界は真っ暗になった。

***
目が覚めると、見知らぬ天井だった。……いや違うな。俺が異世界に召喚された時と同じ場所だからここは……俺の部屋?……いやでも……異世界に来たのか?! 俺は急いで窓を開けると、見慣れた街の風景があった。俺は思わず胸を撫で下ろし、異世界に来たのだと理解できた。
そして、俺は自分のステータスを確認しようと思い、アイテムボックスを開いた。……すると驚いたことに、『勇者召喚セット(勇者用)』が入っていて、勇者召喚用の魔法陣が書かれた羊皮紙があった。俺は試しに『勇者召喚セット』を使ってみた。
そして魔法陣が光り出し、俺が魔法陣の中に入ると……
目の前にはタケルがいた。……やっぱりここが異世界なのだろう。

***
タケルの話によると俺達は魔王討伐のために呼ばれたということだ。なんでも魔王が復活するのは一年後らしい。
タケルが言うには、俺には特に警戒すべき相手はおらず、仲間にも危険な存在はいないと言う。だからまずはこの世界の事を知るためにも、俺たちはまずギルドに行くことになった。
俺は初めてギルドに行った。
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