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1章
ワンコな騎士
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あれから私はぐっすりと眠ってしまったらしく、起きたら次の日の朝だった。6歳の身体は、何かと不便だな…と自分の手を見て思う。体力はないしすぐ眠くなる。
「ふぁあっ」
寝かされていた部屋は綺麗めでだけど、簡素な作りになっていた。過ごしやすい環境だ。
《やっと起きたか。シスリーリア》
「おはよう…。ギル」
ギルはもう起きていたらしい。そして、ギルが言うにはもうお昼近いと言っていた。そんなに疲れていたのか私…
ぐぅー昨日から何も食べてなかったため、起きた途端お腹が鳴る。
―――コンコン
ベッドから立ち上がりこの部屋から出ようとした時ちょうどドアをノックされる
「…どうぞ…?」
誰だか分からないけど、部屋に入ってもらうよう返事をする
「あっ、起きましたね!フェルさんとユリスさんが昨日連れてきてびっくりしましたけどよく寝てたので起こさないようにしてました!」
初めて会う顔だ…。ちょっとワンコっぽい。犬耳と尻尾が見える
「あっ…初めまして…?」
「自己紹介遅れてしまいましたね!僕はルゼって言うのでお好きに呼んでください!」
「私は…シスリーリアです。私のこともお好きに呼んでください」
ワンコみたいな彼はルゼという名前らしい。ニコニコしてて、尻尾がフリフリしているのが見えるのは気のせいではないと思う
「そうだ!起きてたら食堂へ案内するように言われてたので、着いてきてもらってもいいですか?」
「あっ、はい。お願いします」
どうやらルゼは食堂へ連れていってくれるために私を呼びに来てくれたという。お腹空いてたからありがたい
「そう言えば、リーリアさんの瞳はオッドアイなんですね!初めて見ましたよ」
ルゼは衝撃的な一言をさらりと述べた。私がオッドアイだと。初めて知ったよ…オッドアイなんて。気づくのが遅いよ!と思うぐらいだが、髪もプラチナブロンドだということに気づいたのは今さっきだ。起き上がった時。
「赤と青の瞳綺麗ですね!あっ、早く行かないとフェルさん達に怒られる!リーリアさん行きますよ!持ち上げてもいいですか?」
どうやら私のオッドアイは赤と青のようだ。リーリアとも呼んでいたから、シスリーリアからとったのだろう。呼びやすいように。ルゼの質問に「うん」と答えると持ち上げられた。
「リーリアさん軽いですよ?」
「話し方、敬語じゃなくていいです…」
今更だけど、ルゼの方が歳上なのだから私に敬語を使う必要はないだろう。
「う~ん…分かった。これでいい?リーリア」
コクリと頷く。敬語をとってもワンコみたいだな。ルゼ…可愛いけど。
「じゃあ、食堂へ案内するね」
行くよ?と言い、食堂へ行くまでこの宿舎のことを色々教えてくれた。4階建てになっていて、客室は2階にあって3階4階は騎士団の人達が住み込む場所らしい。私が寝てたことろは2階と言っていたので客室に寝ていたということが分かる
「ここが食堂だよ。今の時間は見回りとかでいないけどご飯時になると大勢の騎士たちで溢れるんだ」
この宿舎内で見てきたドアよりちょっと違う雰囲気のドアをルゼは開け中へと入っていく。未だに私を抱き上げたまま。下ろしてくれてもいいんだけど、だめ、と拒否されてしまったので諦めている
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