騎士と王子達は少女を溺愛する

閖播野

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1章

街で買い物を

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「さて、自己紹介も住みましたのでシスリーリアのこれからのことを話しましょうかね。あいにくここは男ばかりなので丁度の服がありませんから、街へ出て購入しなくてはいけません」


ずっとこのままの服じゃ嫌だし、かといってサイズが合わな過ぎる服を着るのもちょっとね…街へも行ってみたかったしちょうど良かったかも。


「なので、シスリーリアと…誰にしましょうか…」


「じゃあ俺がいくよ~」


ユリスが手を挙げるが、シャロイはものすごく不安そうな顔をする。不安そうなというか嫌そうな顔だ。

「ユリスは却下です。街へ出たら誰彼構わず口説こうとするでしょう。」


シャロイにばっさり却下されてたユリスは口を尖らせ文句を言っていた


「文句があるようならいいですよ?馬小屋の清掃も任せてもいいんですから。」


それでもいいなら、いいですよ?とさっきの笑顔で言うシャロイは本当に怖い


「分かりましたぁ~」


ひらひらと手を振り降参!みたいにしてるユリスをちらっと見る。かっこいいんだけどちょっと残念だ。


「…俺が行ってもいいんだが、まだやることが残ってるから、シャロイとルゼでいいんじゃないか」


「…そうですね。フェルが行こうとしていたのは驚きですが…では、私とルゼで行くとこにしましょう。ルゼもそれでいいですか?」


「はいっ!!」


街へ一緒に行くメンバーに指名されたルゼはぱぁぁっと笑顔を咲かせ返事をした。


「では、これから行きましょうか。」

「リーリン行こ?」


ルゼは私に手を差し伸べて手を繋いでくれと言っている。拒否する筈がないので差し伸べられた手を握る。それを確認したシャロイは立ち上がり、行きますよ。と声をかける


「では行ってくるのであとは頼みますよ。」


シャロイが食堂をで行ったため私とルゼもその後をついて行き食堂を後にした


「いってらっしゃい~」

「またな」


ユリスはぶんぶんと手を振り、フェルはひらひらと手を振る。



▷▶︎◀︎◁



私とシャロイ、ルゼはオートマンドの街へと出てきていた。


色んな人々が街を行き交い、会話や笑顔が飛び交っている。活気に溢れているとても暖かい街だ。


「…すごい…」


「すごいでしょう?オートマンドの民だけではなく、色々な方面からここへ来る者もいます。たくさんの物がここにはありますからね。」


私の独り言を聞いていたのかシャロイは説明をしてくれた。


「シャロイさん!服を見終わったら、リーリアにこの街を案内しませんか?」


「そうですね。1人でこの街を歩くことはないでしょうけど、案内はした方がいいかもしれませんね。では、服を見終わったらこの街を案内します。シスリーリアそれでもいいですか?」


「あっ、はい!」


キョロキョロと街を見ていた為反応に遅れてしまった。横からはクスッと笑い声が聞こえ、ルゼが笑ったのがわかった

「ふふっ、さて、服を見に行きますよ」

シャロイもそんな私を笑っていて、少し恥ずかしくなってしまった。


そんなことをしているうちに目的の場所にたどり着いた。そのお店は、男の人には似合わないようなかわいいメルヘンチックなお店だった。そんなことを気にしていないのか否か、シャロイとルゼはその中に入っていく。私もその後をついて行った

お店の中へ入ると可愛い服が並べられていて、心を込められて作ってるのが分かった。

「いらっしゃ~い」


奥の方から人の声か聞こえたと思ったらバタバタと足音を鳴らせて出てきた


「あらかわいい子。ゆっくり見ていってね」


その人はふふっとニッコリと笑った。笑顔が可愛い素敵な人だ

「すいません。シスリーリアに似合う服をいくつか見繕ってくれませんか?」

シャロイに肩を押されてその人の前へと出された

「いいわよ。この子のオッドアイ綺麗ね、よし。その瞳とプラチナブロンドに似合う服を見繕うわね。小悪魔ちゃんか天使ちゃん…どちらも似合いそうね…」


その人…お姉さんはぶつぶつと何かを言いながらお店の中をさまよっている。

「リーリアもお店の中を見て回るといいよ?好きなものがあったら持ってきて?」


ルゼが声をかけてくれた為私は頷いてお店の中を見て回ることにした。


このお店にある服は所謂ゴスロリとかそんな服が置かれているお店で、私が着てみたいなって思う服が沢山あった


「……あっ」


棚に気になるものがあったものの、私の身長では届かない場所にあったのでどうしようかと悩む


「届かないならよんでください。」

ひょいっと私を持ち上げて欲しかったものが取りやすいようにしてくれたシャロイ


「ありがとう…」

「どういたしまして。それが欲しいんですか?」


シャロイは私の腕の中にある黒猫のぬいぐるみを見ていた。


そのぬいぐるみは私の一目惚れだ。可愛くてもふもふしてて、可愛い。

コクリと頷くと、そうですか、と言い私の頭を撫でた。ここに来てから私は撫でられることが多くなった気がする


「いたいた!はい。これね。この子に似合う服をいくつか見繕ったから。」

お姉さんに声をかけられ紙袋を渡された。


「ありがとうございます。…あと、これもお願いします。」

私の持ってる黒猫のぬいぐるみを指さす


「ぬいぐるみの代金はいらないわよ。沢山服を見繕ったからね」


「…ありがとうございます。また、ここに来させていただきますね?ルゼ、いきますよ」


シャロイはお姉さんに代金を渡し、ルゼに声をかけお店を後にした





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