過保護な兄達とその他攻略者

閖播野

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「あっ、そう言えばミアが欲しがっていた本が王都に入荷したらしいよ?」


お父様が思いがけないことを言い出す


「えっ!?本当に!?」


ずっと前から欲しかった長編の小説が欲しかったんだけど、人気すぎてなかなか手に入らないのだ。


「でも、外に出るのはなぁ・・・」


「俺とリュカが一緒に行くから、行こ?後、新しく出来た紅茶専門のカフェにも行こうか」


「本当に!?セスお兄様とリュカがいるなら・・・行こうかな・・・」


庭に出るのはいいけど、前世もなのか出かけるのが億劫すぎて買い物もセスお兄様かお父様にずっと頼んでいたんだ。

この14年間程王都には出てない。・・・いや、出てたのだろうけど記憶を思い出す前だと思う。


「じゃあ、決まりだね。リュカもいいよね?」


「うん。初めて、ミアとお出かけできるから嬉しい」


リュカは時々、セスお兄様と王都に出かけているらしい。そして、お土産として紅茶や小物、小説を買ってきたりしてくれている。セスお兄様と選んだとちょっと顔を赤くして渡してくるからいつも、抱きしめたいなぁと思ってたり・・・



「着替えないと・・・でも、どんな格好で行けばいいの・・・?」


出かけたことがない私にとっては未知の世界の王都だからどんな格好でいけばいいのか分からない


「いつもの可愛い格好でいいんだよ。ミアは可愛いからなんでも似合うよ」


サラッと可愛いをいってくるセスお兄様は私をどうしたいのか分からない


「うーん・・・」


「じゃあ、僕が選んであげる」


「本当!?リュカお願いね!そうとなれば選びに行くよ!」


私はリュカの手をとり自分の部屋に行く



「落ち着かないミアもかわいいなぁ」


「それはそうですよ。私達の子供なんですから。セスも、ミアのこと頼みましたよ」


「分かってる。ミアは誰にも奪わせないよ」


「ミアは誰の嫁にもやらないからな!!」



セスお兄様とお父様はどこかしら意見が合っている・・・


その姿を見てお母様はふふふと笑っているのみだった


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