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番外SS
兄たちの思い 3 【エルネスト視点】
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ジェラリアが刺されたあの日。
ドルマキア王宮の一室で、本来ならばその場にいるはずもない人物の姿を目にした瞬間。
俺は自分の感情が一瞬にして憎悪というものに塗り替えられていくのを感じていた。
男の名は『リヒター・グリーデン』。
ドルマキア王都で人気の歌劇団の主宰者であり、五年前、ドルマキア王宮から瀕死の状態で助け出されたジェラリアを引き取った後、そのまま自分の手元に置いていた人物だ。
そしてこの男のもうひとつの名前は『マリウス・ハーロルト・バルシュミーデ』
かつてドルマキア国王の弟でもあったこの男のことを。
──俺はもうずっと前から殺してやりたいほどに憎んでいる。
◇◆◇◆
あの男と初めて会ったのは、俺がまだリンドバルの第二王子という身分で、月の女神の生まれ変わりと謳われるほど美しかったファウスティーナ様が幸せに笑っていた頃だった。
お淑やかそうな見た目からは想像つかないほど活動的だったファウスティーナ様は、幼い俺を自分の操る馬に乗せ、しょっちゅう王宮の外に連れて行ってくれた。
ある日、いつものように月の女神が生まれたという伝説がある湖へ向かっていた俺達は、その道中の森の中でひとりの旅人と出会ったのだ。
黒髪に濃い紫色の瞳。
フードを深く被ることで目立たないようにしていたものの、隠されていた素顔はとても精悍で、圧倒されるような雰囲気を持つ美丈夫だった。
『ハロルド』と名乗ったこの男は、とある国の貴族の道楽息子で、世界各国を旅して回っている最中らしく、ふらりと立ち寄ったリンドバルの美しい自然とそこに暮らす人々の穏やかな人柄がすっかり気に入り、この国に暫く滞在することにしたのだと話していた。
幼い俺を連れているということもあって、いつもは知らない人間に対し警戒することを忘れないファウスティーナ様は、この日に限って何故か初対面であるはずのこの人物に警戒心を抱くどころか、ぎこちないながらもどこか嬉しそうに話をしていて。
その様子を黙って見ていた俺は、幼いながらに何か嫌な予感がして堪らず、泣きたいくらい不安になった事を覚えている。
大好きなファウスティーナ様が取られてしまったようで面白くなかったと言ってしまえばそのとおりなのだが、この時の俺は、この男が月の女神の生まれ変わりとも言われているファウスティーナ様を迎えに来た『漆黒の闇の王』のように思えてしまったのだ。
リンドバルの国民なら必ずと言ってもいいほど、物心つく前から聞かされて育つ建国神話。
その中にある話のひとつに、月の満ち欠けに擬えた有名な話がある。
『月の女神と漆黒の闇の王』という話だ。
ある日、月の女神の兄である太陽の王に会いにたまたま地上に来ていた漆黒の闇の国の王は、湖の畔で美しい月の女神と偶然出会い、ひと目で恋に落ちる。
月の女神もまた美しい青年の姿をした黒髪の王に恋をする。
すぐに深く愛し合うようになった二人は、太陽の王に結婚の許しを求め許可された。
しかし太陽の光が一切当たらない闇の国に渡った月の女神は、みるみるうちに衰弱していき、遂にはひとりでは起き上がれないまでになってしまった。
漆黒の闇の王は、太陽の光なしでは生きられない女神を闇の国に留めておいては命に関わると、身を引き裂かれるような思いで月の女神を地上に帰すことにした。
ところが月の女神は愛する人の側にいたいと乞い願い、悲嘆にくれる女神の姿を憐れに思った太陽の王は、月に一日だけの滞在という約束で、闇の国を訪問する許可を与えたという。
その話によると、月の満ち欠けは月の女神が闇の国と地上を往復するためにおこるものであり、月の出ていない朔の夜は女神が漆黒の闇の王と会っている日だとされている。
リンドバルでは人気のある話で、女の子達はみんな声を揃えてロマンチックだと言っていたが、俺には女神にばかり負担をかけている漆黒の闇の王が、傲慢で身勝手な男にしか思えず、どうも好きになれなかった。
そしてファウスティーナ様の前に突然現れた黒髪の男。
まるで月の女神と漆黒の闇の王の出会いのようなシチュエーションを前に、俺は『ハロルド』と名乗った男に対して微塵も好感が持てず、正直ファウスティーナ様の相手として相応しくないとすら思ってしまっていた。
その後、俺の予感はある意味当たっていたと言っても過言ではなく、あの男の存在はリンドバルに災厄を呼ぶものでしかなかったのだと実感することなる。
「ねぇ、エル。聞いてちょうだい! ハロルド様からプロポーズされたの! もうすぐリンドバルを離れるって仰ってたから、もう会えなくなるんじゃないかと不安だったけど、ハロルド様はわたくしの事を妻にしたいと言って下さったのよ!」
嬉しそうに語るファウスティーナ様。
俺はその話を複雑な思いで聞きながら、何とか『おめでとうございます』という言葉だけを口にした。
小国とはいえファウスティーナ様は国王の妹というれっきとした王族。
いくら本人達がそうしたいと言っても、素性もよくわからない男と気軽に結婚出来る身分じゃない事くらい、子供の俺でもわかっていた。
ファウスティーナ様はそんな俺の気持ちを感じ取ったのか。
「心配しなくても大丈夫。ハロルド様は貴族の道楽息子だなんて仰っていたけれど、本当はちゃんとした身分のある方なの。むしろそのお相手が小国の王族のわたくしでは申し訳ないくらいのね。
あ、その顔は信じてないわね? でも本当の事なんだから!」
全てを明かすことは出来ないが、ハロルドという男がどれだけ信頼に値するのかということを、子供の俺にもわかるように、懸命に説明してくれた。そして。
「すぐに国に帰って国王陛下に許可をいただき、国を通して正式にリンドバルに対して婚姻の申込みをすると約束してくださったの。その証としてこの指輪をいただいたのよ。すごいでしょ?」
ファウスティーナ様の左手の薬指には、あの男の瞳と同じ色の石が嵌め込まれた指輪が着けられており、それを見つめるファウスティーナ様はまるで幸せな夢でも見ているかのようにうっとりとした表情をしていた。
でも俺には幸せの象徴であるはずのその指輪が呪いの枷のようにしか思えず、無邪気に喜んでいるファウスティーナ様に気付かれないよう、そっとその指輪から視線を外したのだった。
「正式に話があるまでは、ハロルド様との事は絶対に内緒よ」と言われたものの、結局あの男が再びファウスティーナ様の前に姿を現わすことは無かった。
その代わり、あの男と同じ色彩をもつやたらと横柄な態度の男がリンドバルをお忍びで訪れ、数日間王宮に滞在した後、何故だかとても憤慨した様子で帰っていった。
それからというもの、ファウスティーナ様はすっかり鬱ぎ込むようになり、自室に閉じ籠もったままその姿を人前に見せることはなくなった。
そしてついには人目を避けるように、父である国王が湖の畔に用意した屋敷に移り住むことになったのだった。
あんなに幸せそうだったファウスティーナ様から笑顔を奪った原因は何なのか。俺にはすぐに想像がついた。
何ヶ月経っても姿を見せない『ハロルド』という名の男。
原因はアイツ以外には考えられなかった。
俺はファウスティーナ様の事が心配で堪らず、護衛や使用人の目を掻い潜り、こっそりと湖の畔の屋敷に忍び込んだ。
そこで目にしたのは、窓辺にぼんやりと佇むファウスティーナ様の姿。
その表情からは生気が感じられず、見るからに窶れた様子で、かつての溌剌として活動的だった頃の面影はほとんど残っていなかった。
しかしお腹だけは不自然にふっくらとしていて、それがどういう事を表しているのか、幼い俺にも理解が出来た。
ファウスティーナ様はお腹に子供を宿している。子供の父親はおそらく『ハロルド』と名乗っていたあの男。
俺は何故だか急に裏切られた気持ちになり、その日は結局ファウスティーナ様に会うことなく、すぐにその場から走り去ったのだった。
その後、子供ながらにいっぱい悩んで自分なりに色んな事を考えて、誰にも内緒で何度もファウスティーナ様の様子を見に行った。
不思議なものでどんどん大きくなるお腹を見ているうちに、俺の気持ちにも少しずつ変化が訪れ、生まれてくる子供に対し兄のような気持ちが芽生えてきているのが自分でもハッキリわかった。
ファウスティーナ様から笑顔を奪ったハロルドの事は許せない。でもその血を受け継いでいると思われる子供には罪はない。
それにハロルドはともかく、ファウスティーナ様の気持ちが本物だったからこそ神様が子供を授けてくれたのだと考えたら、ファウスティーナ様やお腹の中の子供を否定する気持ちにはなれなかった。
あの時の俺はまだ何の力もない子供でしかなかったけど、それでも俺は俺なりにファウスティーナ様が再び笑ってくれるように。生まれてくる子供が幸せに暮らせるように。自分に出来る事は何かということをいっぱい考えながら、二人に会える日を心待ちにしていたのだ。
──そして、あの運命の日が訪れる。
ドルマキア王宮の一室で、本来ならばその場にいるはずもない人物の姿を目にした瞬間。
俺は自分の感情が一瞬にして憎悪というものに塗り替えられていくのを感じていた。
男の名は『リヒター・グリーデン』。
ドルマキア王都で人気の歌劇団の主宰者であり、五年前、ドルマキア王宮から瀕死の状態で助け出されたジェラリアを引き取った後、そのまま自分の手元に置いていた人物だ。
そしてこの男のもうひとつの名前は『マリウス・ハーロルト・バルシュミーデ』
かつてドルマキア国王の弟でもあったこの男のことを。
──俺はもうずっと前から殺してやりたいほどに憎んでいる。
◇◆◇◆
あの男と初めて会ったのは、俺がまだリンドバルの第二王子という身分で、月の女神の生まれ変わりと謳われるほど美しかったファウスティーナ様が幸せに笑っていた頃だった。
お淑やかそうな見た目からは想像つかないほど活動的だったファウスティーナ様は、幼い俺を自分の操る馬に乗せ、しょっちゅう王宮の外に連れて行ってくれた。
ある日、いつものように月の女神が生まれたという伝説がある湖へ向かっていた俺達は、その道中の森の中でひとりの旅人と出会ったのだ。
黒髪に濃い紫色の瞳。
フードを深く被ることで目立たないようにしていたものの、隠されていた素顔はとても精悍で、圧倒されるような雰囲気を持つ美丈夫だった。
『ハロルド』と名乗ったこの男は、とある国の貴族の道楽息子で、世界各国を旅して回っている最中らしく、ふらりと立ち寄ったリンドバルの美しい自然とそこに暮らす人々の穏やかな人柄がすっかり気に入り、この国に暫く滞在することにしたのだと話していた。
幼い俺を連れているということもあって、いつもは知らない人間に対し警戒することを忘れないファウスティーナ様は、この日に限って何故か初対面であるはずのこの人物に警戒心を抱くどころか、ぎこちないながらもどこか嬉しそうに話をしていて。
その様子を黙って見ていた俺は、幼いながらに何か嫌な予感がして堪らず、泣きたいくらい不安になった事を覚えている。
大好きなファウスティーナ様が取られてしまったようで面白くなかったと言ってしまえばそのとおりなのだが、この時の俺は、この男が月の女神の生まれ変わりとも言われているファウスティーナ様を迎えに来た『漆黒の闇の王』のように思えてしまったのだ。
リンドバルの国民なら必ずと言ってもいいほど、物心つく前から聞かされて育つ建国神話。
その中にある話のひとつに、月の満ち欠けに擬えた有名な話がある。
『月の女神と漆黒の闇の王』という話だ。
ある日、月の女神の兄である太陽の王に会いにたまたま地上に来ていた漆黒の闇の国の王は、湖の畔で美しい月の女神と偶然出会い、ひと目で恋に落ちる。
月の女神もまた美しい青年の姿をした黒髪の王に恋をする。
すぐに深く愛し合うようになった二人は、太陽の王に結婚の許しを求め許可された。
しかし太陽の光が一切当たらない闇の国に渡った月の女神は、みるみるうちに衰弱していき、遂にはひとりでは起き上がれないまでになってしまった。
漆黒の闇の王は、太陽の光なしでは生きられない女神を闇の国に留めておいては命に関わると、身を引き裂かれるような思いで月の女神を地上に帰すことにした。
ところが月の女神は愛する人の側にいたいと乞い願い、悲嘆にくれる女神の姿を憐れに思った太陽の王は、月に一日だけの滞在という約束で、闇の国を訪問する許可を与えたという。
その話によると、月の満ち欠けは月の女神が闇の国と地上を往復するためにおこるものであり、月の出ていない朔の夜は女神が漆黒の闇の王と会っている日だとされている。
リンドバルでは人気のある話で、女の子達はみんな声を揃えてロマンチックだと言っていたが、俺には女神にばかり負担をかけている漆黒の闇の王が、傲慢で身勝手な男にしか思えず、どうも好きになれなかった。
そしてファウスティーナ様の前に突然現れた黒髪の男。
まるで月の女神と漆黒の闇の王の出会いのようなシチュエーションを前に、俺は『ハロルド』と名乗った男に対して微塵も好感が持てず、正直ファウスティーナ様の相手として相応しくないとすら思ってしまっていた。
その後、俺の予感はある意味当たっていたと言っても過言ではなく、あの男の存在はリンドバルに災厄を呼ぶものでしかなかったのだと実感することなる。
「ねぇ、エル。聞いてちょうだい! ハロルド様からプロポーズされたの! もうすぐリンドバルを離れるって仰ってたから、もう会えなくなるんじゃないかと不安だったけど、ハロルド様はわたくしの事を妻にしたいと言って下さったのよ!」
嬉しそうに語るファウスティーナ様。
俺はその話を複雑な思いで聞きながら、何とか『おめでとうございます』という言葉だけを口にした。
小国とはいえファウスティーナ様は国王の妹というれっきとした王族。
いくら本人達がそうしたいと言っても、素性もよくわからない男と気軽に結婚出来る身分じゃない事くらい、子供の俺でもわかっていた。
ファウスティーナ様はそんな俺の気持ちを感じ取ったのか。
「心配しなくても大丈夫。ハロルド様は貴族の道楽息子だなんて仰っていたけれど、本当はちゃんとした身分のある方なの。むしろそのお相手が小国の王族のわたくしでは申し訳ないくらいのね。
あ、その顔は信じてないわね? でも本当の事なんだから!」
全てを明かすことは出来ないが、ハロルドという男がどれだけ信頼に値するのかということを、子供の俺にもわかるように、懸命に説明してくれた。そして。
「すぐに国に帰って国王陛下に許可をいただき、国を通して正式にリンドバルに対して婚姻の申込みをすると約束してくださったの。その証としてこの指輪をいただいたのよ。すごいでしょ?」
ファウスティーナ様の左手の薬指には、あの男の瞳と同じ色の石が嵌め込まれた指輪が着けられており、それを見つめるファウスティーナ様はまるで幸せな夢でも見ているかのようにうっとりとした表情をしていた。
でも俺には幸せの象徴であるはずのその指輪が呪いの枷のようにしか思えず、無邪気に喜んでいるファウスティーナ様に気付かれないよう、そっとその指輪から視線を外したのだった。
「正式に話があるまでは、ハロルド様との事は絶対に内緒よ」と言われたものの、結局あの男が再びファウスティーナ様の前に姿を現わすことは無かった。
その代わり、あの男と同じ色彩をもつやたらと横柄な態度の男がリンドバルをお忍びで訪れ、数日間王宮に滞在した後、何故だかとても憤慨した様子で帰っていった。
それからというもの、ファウスティーナ様はすっかり鬱ぎ込むようになり、自室に閉じ籠もったままその姿を人前に見せることはなくなった。
そしてついには人目を避けるように、父である国王が湖の畔に用意した屋敷に移り住むことになったのだった。
あんなに幸せそうだったファウスティーナ様から笑顔を奪った原因は何なのか。俺にはすぐに想像がついた。
何ヶ月経っても姿を見せない『ハロルド』という名の男。
原因はアイツ以外には考えられなかった。
俺はファウスティーナ様の事が心配で堪らず、護衛や使用人の目を掻い潜り、こっそりと湖の畔の屋敷に忍び込んだ。
そこで目にしたのは、窓辺にぼんやりと佇むファウスティーナ様の姿。
その表情からは生気が感じられず、見るからに窶れた様子で、かつての溌剌として活動的だった頃の面影はほとんど残っていなかった。
しかしお腹だけは不自然にふっくらとしていて、それがどういう事を表しているのか、幼い俺にも理解が出来た。
ファウスティーナ様はお腹に子供を宿している。子供の父親はおそらく『ハロルド』と名乗っていたあの男。
俺は何故だか急に裏切られた気持ちになり、その日は結局ファウスティーナ様に会うことなく、すぐにその場から走り去ったのだった。
その後、子供ながらにいっぱい悩んで自分なりに色んな事を考えて、誰にも内緒で何度もファウスティーナ様の様子を見に行った。
不思議なものでどんどん大きくなるお腹を見ているうちに、俺の気持ちにも少しずつ変化が訪れ、生まれてくる子供に対し兄のような気持ちが芽生えてきているのが自分でもハッキリわかった。
ファウスティーナ様から笑顔を奪ったハロルドの事は許せない。でもその血を受け継いでいると思われる子供には罪はない。
それにハロルドはともかく、ファウスティーナ様の気持ちが本物だったからこそ神様が子供を授けてくれたのだと考えたら、ファウスティーナ様やお腹の中の子供を否定する気持ちにはなれなかった。
あの時の俺はまだ何の力もない子供でしかなかったけど、それでも俺は俺なりにファウスティーナ様が再び笑ってくれるように。生まれてくる子供が幸せに暮らせるように。自分に出来る事は何かということをいっぱい考えながら、二人に会える日を心待ちにしていたのだ。
──そして、あの運命の日が訪れる。
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