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一章:人狼チュートリアル
3話:規則 OF 人狼
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「それでは、本題に入ろうねぇ。
人狼館の主人であるこの牙王がじきじきに、
人狼ハーレムのゲームルールの説明をするお」
人狼館の玄関ホールに集まっている全員が注目して、
この場の緊張感がより一層高まっている。
首つり映像を見た古里太は、衝撃を受けた一方、
今から始まることへの純粋な興味も湧いていた。
ひょっとすると、我々は犯罪組織に監禁されていて、
これから無理やりデスゲームをさせられるのだろうか?
「ちょっと説明が長くなるけど、後で殺人は必ず起こるので、
『殺人は後のお楽しみ』で、ガマンして聞いて欲しいお」
まるで我々が殺人を楽しみにしているかのようなことを、
牙王は勝手に前提にして、決めつけて話してくる。
もちろん、そんなはずはない。
「後ほど紙面に書いたルールをちゃんと配布、掲示するので、
細かい点は気にしなくていいよ。今は流れだけ言うお」
牙王はふざけているようでいて、やけに親切でもある。
ルールを早口で一度しか言わないとか、
そういうケチな嫌がらせはしないようだ。
頭脳戦や心理戦の殺し合いを楽しみたくて、そうするのか?
首吊り画像も、ただ嫌がらせで見せていたのではなくて、
我々が真剣に殺し合うように仕向けるためだろうか?
あんなふざけた演出をしたのも、我々は冗談感覚で
簡単に人を殺せるんだぞ、決して温情などないぞ、
ということを分からせる、見せしめのようなものか?
牙王の言動は最初はデタラメに見えたが、
少し行動原理が把握できてきた気がする。
「これからみんなにやってもらうデスゲームは、
『人狼ハーレム』というものだお」
この人狼館で目覚めたときに、館内放送で聞いた単語だ。
「もちろん、名前通り『人狼』をモチーフにはしているけれど、
テーブルトークゲームもしくはTRPGの『人狼』とは違う、
オリジナルルールのデスゲームですお」
古里太は、テーブルトークの「人狼」を知っていた。
しかし、それが「ハーレム」とどう結びつくか想像できない。
「『人狼』というのは、人間に化ける狼で、人を殺す。
この人狼の正体を暴いて、処刑するのがゲームの基本だお。
テーブルトークのも、今回のデスゲームのも」
牙王はさらっと言うが、我々にしてみたら、
人狼が混ざって誰かが殺されるというのを、
ゲームではなく現実のデスゲームでやったら、恐怖でしかない。
「テーブルトークの『人狼』との違いは、
一言でいうと、『共和制』と『君主制』の違いだお。
本作の人狼指名は、プレイヤー全員の投票で決める……
のではなく、ハーレムの王様だけに指名権があるお」
古里太は、固定観念から今まで考えたこともなかったが、
そういうバリエーションもありえたのか、と改めて思った。
「ハーレムの王様は、プレイヤー中ひとりしかいない、
男がなりますお。今回のゲームでは、古里太君! キミだお」
古里太は、最後に来たので、集団の一番後ろから、
ひとり液晶画面を見つめていた。
しかし、牙王に名指しで指名されたことで、
女子たちが一斉に振り向いた。気恥ずかしさを覚える。
「整理しようか。ゲームの基本的な流れはこうだお。
人狼は、人に紛れて、人を殺す。だから、
人狼を暴き出して、処刑しなければいけない。
人狼を処刑する指名権は、ハーレムの王様、
今回は古里太君、キミだけにある。」
……そんな、責任重大じゃないか!
古里太は事の重大さに、初めて気づいた。
「人狼を処刑できれば、人間側、つまり人狼以外のみんなが勝利。
できなければ、人狼側の勝利。人間たちは処刑される。
処刑されると文字通り死ぬ。基本はシンプルだお?」
テーブルトークゲームとは違い、これは現実で処刑が行われる。
殺すか、殺されるかの勝負になる。そして全員の生死が決まる、
人狼処刑の指名権は自分にだけあり、生死の与奪を握るに等しい。
「ハーレムの主人はひとり。人狼もひとり隠れている。
人狼の殺人は一回しか行われない。ひとりだけを殺す。
主人側の処刑の機会は二回ある。殺人の前と後。
一度に処刑できるのは、やはりひとりだけ」
牙王は、事務的で冷淡な口調で言った。
「ただし、人狼が殺人する対象は、一度目の処刑で選ばれた人物。
人狼じゃなければ人狼に殺される。
人狼が選ばれた場合は、こちらで処刑する。
そしてその時点で、人間側の勝利が確定」
人狼の殺人対象を、ハーレムの主人が選ぶ。
生贄(いけにえ)にするようなイメージか?
「ここもテーブルトークと違うところだけど、
死ぬ人数が減るんだから、これには文句ないだロウ~?」
たしかにそれはそうだ。
死人を増やして欲しいとは、誰も思わないだろう。
「人狼による殺人の後の処刑は推理して決めればいい。
じっさい、『人狼裁判』というものを開く予定だお。
一度目の処刑で、人狼が生き残った場合だけれども」
「人狼裁判」がどのようなものか分からないが、
イベントとして盛り上げたいから、開くのだろうか?
「一方、殺人の前の処刑対象は、何で決めたらいいのか?
それは、主人の独断で決めていいお。ということは!
ハーレムの奴隷は、ご主人様に奉仕する必要が出てくるねえ」
(そうか、だから、「ハーレム」なのか!)
古里太は、今までの疑問が、いろいろ解消された気がした。
どうして、権限を王様ひとりに集中させるかといえば、
ハーレムを実現させるためのものだろう。
そして、「人狼」と「ハーレム」の概念が頭の中で結びつく。
「さて、人間か人狼の勝利した側、
つまり最後まで生き残った側は、
この人狼館を無事に脱出できますお」
ゲームにさえ勝てば、アッサリ解放してくれるのか?
しかし、本当に信じていいのかどうかは分からない。
「さらに、勝利側には、巨額の賞金が出ますお。
その額なんと【十億円】!!」
牙王は金額を強調した。大半の人間が、
生涯掛かっても稼げない額だ。
「さらにさらに、人間側が勝利した暁には、
ハーレムの主人はハーレムの奴隷を、
館の外に『お持ち帰り』できますお。
お~んもちかえりぃ!」
もし勝てば、館の中だけでなく、
外でもハーレムを持てるのか!
「ちなみに、人狼側が勝った場合は、
ハーレムの主人を処刑するか、
奴隷にしてお持ち帰りするか選べますお。
ワンチャン、生き残りのチャ~ンス!」
もちろん、処刑される覚悟は必要だろうが、
それでも生き残れる余地があるのは、
主人側にとっての希望ではあるだろう。
「概要は、ざっとこんなもんですお。
頭を整理する時間を、少しくれてやりますお」
牙王が間を置いたので、
女子は小声で少しざわめき始めた。
古里太は、今まで説明されたことをふり返り、
また自分の思考を整理していた。
この人狼デスゲームの勝利時の報酬。
生きて館を出られて、
一生遊べる大金を手に入れて、
おまけにハーレムまで持ち帰れる。
古里太にとって、非常に魅力的だった。
しかしもちろん、ゲームの敗北時には、
死を覚悟せねばならない。
性の歓びへの期待に酔いしれる一方、
恐怖が嘔吐のようにこみ上げてくる。
悪酔いしているような、めまいがする感覚。
しかし、そのめまい自体も、もはや快感だった。
子供の頃、公園の回転遊具や、ブランコなどの乗り物で、
わざとめまいをして、楽しんでいたような感覚だ。
普通に考えれば、異常事態なのだが、
そんな非日常を体験したことで、
感覚が麻痺してしまったのだろうか?
恐怖はあるが、それを上回る大きな興奮が、
古里太の心のうちを支配していた。
命を賭けてゲームに挑み、そして勝利して、
栄光をつかもうという欲望が、
ムクムクと湧きあがってくる。
古里太は武者震いをした。
そして、ひとりつぶやく。
「性か、死か」
人狼館の主人であるこの牙王がじきじきに、
人狼ハーレムのゲームルールの説明をするお」
人狼館の玄関ホールに集まっている全員が注目して、
この場の緊張感がより一層高まっている。
首つり映像を見た古里太は、衝撃を受けた一方、
今から始まることへの純粋な興味も湧いていた。
ひょっとすると、我々は犯罪組織に監禁されていて、
これから無理やりデスゲームをさせられるのだろうか?
「ちょっと説明が長くなるけど、後で殺人は必ず起こるので、
『殺人は後のお楽しみ』で、ガマンして聞いて欲しいお」
まるで我々が殺人を楽しみにしているかのようなことを、
牙王は勝手に前提にして、決めつけて話してくる。
もちろん、そんなはずはない。
「後ほど紙面に書いたルールをちゃんと配布、掲示するので、
細かい点は気にしなくていいよ。今は流れだけ言うお」
牙王はふざけているようでいて、やけに親切でもある。
ルールを早口で一度しか言わないとか、
そういうケチな嫌がらせはしないようだ。
頭脳戦や心理戦の殺し合いを楽しみたくて、そうするのか?
首吊り画像も、ただ嫌がらせで見せていたのではなくて、
我々が真剣に殺し合うように仕向けるためだろうか?
あんなふざけた演出をしたのも、我々は冗談感覚で
簡単に人を殺せるんだぞ、決して温情などないぞ、
ということを分からせる、見せしめのようなものか?
牙王の言動は最初はデタラメに見えたが、
少し行動原理が把握できてきた気がする。
「これからみんなにやってもらうデスゲームは、
『人狼ハーレム』というものだお」
この人狼館で目覚めたときに、館内放送で聞いた単語だ。
「もちろん、名前通り『人狼』をモチーフにはしているけれど、
テーブルトークゲームもしくはTRPGの『人狼』とは違う、
オリジナルルールのデスゲームですお」
古里太は、テーブルトークの「人狼」を知っていた。
しかし、それが「ハーレム」とどう結びつくか想像できない。
「『人狼』というのは、人間に化ける狼で、人を殺す。
この人狼の正体を暴いて、処刑するのがゲームの基本だお。
テーブルトークのも、今回のデスゲームのも」
牙王はさらっと言うが、我々にしてみたら、
人狼が混ざって誰かが殺されるというのを、
ゲームではなく現実のデスゲームでやったら、恐怖でしかない。
「テーブルトークの『人狼』との違いは、
一言でいうと、『共和制』と『君主制』の違いだお。
本作の人狼指名は、プレイヤー全員の投票で決める……
のではなく、ハーレムの王様だけに指名権があるお」
古里太は、固定観念から今まで考えたこともなかったが、
そういうバリエーションもありえたのか、と改めて思った。
「ハーレムの王様は、プレイヤー中ひとりしかいない、
男がなりますお。今回のゲームでは、古里太君! キミだお」
古里太は、最後に来たので、集団の一番後ろから、
ひとり液晶画面を見つめていた。
しかし、牙王に名指しで指名されたことで、
女子たちが一斉に振り向いた。気恥ずかしさを覚える。
「整理しようか。ゲームの基本的な流れはこうだお。
人狼は、人に紛れて、人を殺す。だから、
人狼を暴き出して、処刑しなければいけない。
人狼を処刑する指名権は、ハーレムの王様、
今回は古里太君、キミだけにある。」
……そんな、責任重大じゃないか!
古里太は事の重大さに、初めて気づいた。
「人狼を処刑できれば、人間側、つまり人狼以外のみんなが勝利。
できなければ、人狼側の勝利。人間たちは処刑される。
処刑されると文字通り死ぬ。基本はシンプルだお?」
テーブルトークゲームとは違い、これは現実で処刑が行われる。
殺すか、殺されるかの勝負になる。そして全員の生死が決まる、
人狼処刑の指名権は自分にだけあり、生死の与奪を握るに等しい。
「ハーレムの主人はひとり。人狼もひとり隠れている。
人狼の殺人は一回しか行われない。ひとりだけを殺す。
主人側の処刑の機会は二回ある。殺人の前と後。
一度に処刑できるのは、やはりひとりだけ」
牙王は、事務的で冷淡な口調で言った。
「ただし、人狼が殺人する対象は、一度目の処刑で選ばれた人物。
人狼じゃなければ人狼に殺される。
人狼が選ばれた場合は、こちらで処刑する。
そしてその時点で、人間側の勝利が確定」
人狼の殺人対象を、ハーレムの主人が選ぶ。
生贄(いけにえ)にするようなイメージか?
「ここもテーブルトークと違うところだけど、
死ぬ人数が減るんだから、これには文句ないだロウ~?」
たしかにそれはそうだ。
死人を増やして欲しいとは、誰も思わないだろう。
「人狼による殺人の後の処刑は推理して決めればいい。
じっさい、『人狼裁判』というものを開く予定だお。
一度目の処刑で、人狼が生き残った場合だけれども」
「人狼裁判」がどのようなものか分からないが、
イベントとして盛り上げたいから、開くのだろうか?
「一方、殺人の前の処刑対象は、何で決めたらいいのか?
それは、主人の独断で決めていいお。ということは!
ハーレムの奴隷は、ご主人様に奉仕する必要が出てくるねえ」
(そうか、だから、「ハーレム」なのか!)
古里太は、今までの疑問が、いろいろ解消された気がした。
どうして、権限を王様ひとりに集中させるかといえば、
ハーレムを実現させるためのものだろう。
そして、「人狼」と「ハーレム」の概念が頭の中で結びつく。
「さて、人間か人狼の勝利した側、
つまり最後まで生き残った側は、
この人狼館を無事に脱出できますお」
ゲームにさえ勝てば、アッサリ解放してくれるのか?
しかし、本当に信じていいのかどうかは分からない。
「さらに、勝利側には、巨額の賞金が出ますお。
その額なんと【十億円】!!」
牙王は金額を強調した。大半の人間が、
生涯掛かっても稼げない額だ。
「さらにさらに、人間側が勝利した暁には、
ハーレムの主人はハーレムの奴隷を、
館の外に『お持ち帰り』できますお。
お~んもちかえりぃ!」
もし勝てば、館の中だけでなく、
外でもハーレムを持てるのか!
「ちなみに、人狼側が勝った場合は、
ハーレムの主人を処刑するか、
奴隷にしてお持ち帰りするか選べますお。
ワンチャン、生き残りのチャ~ンス!」
もちろん、処刑される覚悟は必要だろうが、
それでも生き残れる余地があるのは、
主人側にとっての希望ではあるだろう。
「概要は、ざっとこんなもんですお。
頭を整理する時間を、少しくれてやりますお」
牙王が間を置いたので、
女子は小声で少しざわめき始めた。
古里太は、今まで説明されたことをふり返り、
また自分の思考を整理していた。
この人狼デスゲームの勝利時の報酬。
生きて館を出られて、
一生遊べる大金を手に入れて、
おまけにハーレムまで持ち帰れる。
古里太にとって、非常に魅力的だった。
しかしもちろん、ゲームの敗北時には、
死を覚悟せねばならない。
性の歓びへの期待に酔いしれる一方、
恐怖が嘔吐のようにこみ上げてくる。
悪酔いしているような、めまいがする感覚。
しかし、そのめまい自体も、もはや快感だった。
子供の頃、公園の回転遊具や、ブランコなどの乗り物で、
わざとめまいをして、楽しんでいたような感覚だ。
普通に考えれば、異常事態なのだが、
そんな非日常を体験したことで、
感覚が麻痺してしまったのだろうか?
恐怖はあるが、それを上回る大きな興奮が、
古里太の心のうちを支配していた。
命を賭けてゲームに挑み、そして勝利して、
栄光をつかもうという欲望が、
ムクムクと湧きあがってくる。
古里太は武者震いをした。
そして、ひとりつぶやく。
「性か、死か」
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