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第一章:一年生第一学期 魔法の深淵と神髄に触れる資格は
第74話 失敗の許される舞台で
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【前回】この期に及んで甘えようとする生徒達に現実を突きつけた
第74話 失敗の許される舞台で
――今の内に失敗を重ねてパターンを学べ。
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
「さぁ、時間だ。ルシェル・シルジェ=グランゲール、運動場の中央へ。」
「……はい。」
アラーク先生が傍に居る所為か、それともこれまで敢えてこういった試験体勢を行わなかった影響か、かなり緊張した様子のルシウスは見ていて酷く面白い。
この手の事は意外にも弱いらしい。いつもはあーだこーだと喧しい癖、相手が変わった途端にこれなんて随分と可愛らしい一面もあったものだ。
折角だ、ちょっと遊んでやろうか。
「ふはっ。何だルシウス、ちょ~っと観客が多いだけでそんなに緊張するのか?」
「な、き、緊張なんてしてない!」
「してるしてるって。……ふふ。時にルシウス、お前は馬に乗った事はあるか?」
「う、馬……? 何だ、こんな時に。」
「馬は敏感な生き物だ。直ぐ近くに居るだけで、そいつの感情を察し、それに応じて馬も動揺する。……魔法も同じだ。」
「ま、魔法も。」
「あぁ。何なら魔法は馬よりも正確だぞ?なんたって、自分の体を介し、自分に従ってるんだから。……さぁルシウス。今の話から考えうる結論は何だ?」
「え、け、結論!? け、結論……。」
「あぁ、結論だ。結論。」
「冷静になれ……か?」
「答えは試してみれば良い。位置に就け。」
「冷静になれ」と言われて冷静になれれば世話がないと、俺はそう思い続けるぐらいには生意気だったがこいつはそうでもないらしい。本当に、こと勉強になると不気味なぐらい性格の変わる奴だ。
実際、魔法を行使する際に最も必要なのは平常心だ。
幾ら魔力の制御を身に着けても結局はそれを維持出来なければその価値はない。何事も継続するのが最も大変だというのに、それを当たり前のように求められるのが世間というもの。
俺も過去に何度もその加減を誤ってよくジーラ達に怒られた。
感情が高ぶり過ぎて火力が増してしまったり。落ち込んでしまって火力が足りなくなったり、魔法というものは特に感情によって激しく左右される。
だからこそ、魔法を行使する際に必要なのは何も考えない事か。はたまた、目的だけを見る事。
要は、感情を抱かないか、感情を認識しないようにするかの何方かとなる。口にすればかなり難しいものの、それが当たり前のように実行出来るようになれば世界はかなり変わる。出来る事も、見える物、感じられる物も、考える事も。
ようやっと安定したか。随分と長く時間をかけたな。
そろそろバランスを安定したのも確認出来たため、敢えて放置していたこのだだっ広い運動場に1つだけ用意された椅子に座る。それはもう傲慢なほどに、偉そうに。
そのついでに煙管に火を点け、深く吸ってから深々と吐き出して。徐にルシウスへ視線をやれば、大分気が楽になったらしい。
これなら多少は出来るかもな。
「試験、開始。」
「これで。……これで出来るはずだ。」
そう、それで良い。最初は直感に縋れ。
よくある話、やった事がない事。経験のない事。試した事のない事にチャレンジする際、最初の1回は必ず直感に頼るのが重要。勿論、これはあくまで俺の人生を振り返った結果に出てくる事実であって、これが全ての考え方に有効だとは思わない。
しかし、ジンクスとは不思議な物で。最初の一回は特に良い感じになる人と、全く以てかすりもしない人も居る中で。後から最初の一回目が一番良かったと思う事が多い人は“考え方は間違っていない”と誇っていいと俺は思っている。
その手の人は最初にこそ意識を集中すべきだ。最初こそが最も良い結果を残せるのだから、それをしっかりと憶えて深く解析し、次に活かせばかなりの安定が得られる。
これにも魔法と同じように、冷静さが必要となる。決して油断してはならず、ただ緊張し過ぎてはならない。
深く深呼吸を零したルシウスは右手にある炎魔法である火球。左手に重力魔法である黒い球体を作り出して少しずつ融合を図り、慎重に調律を行っていく。
冷静さをクリアしたその先。やっぱりそこで重要になってくるのは集中力と慎重さ。何なら継続力までかけられ、継続すれば継続するほどに首が絞まっていく。
しかし、山場を越えればそれはなくなる。
結局、その山場をどれぐらい超えられたかで本当に自分が努力したのか。それとも努力をせずに辞めたのかがはっきりする。
その点、こいつらはしっかりと努力するタイプだ。ちゃんと自分が圧し折れるまで、自分が出しきれる全てを出しきってから見切りをつけて距離を取る。
決して、後悔をしない域にまで出しきってからそれを結果として定義する。それがどれほど大変な事で、そこまでしてようやっと努力として呼ばれるべきだと俺は思う。
結局、正しい奴ほど報われにくいように出来てるからな、この世界は。それがどうにももどかしい。
「ルーベル先生の授業では……いつも、ああいう事を?」
「いつも……。まぁ、個人のレベルに合わせたり、一見難しいように見えて実は普段の応用程度の事をさせているという意味であればいつもそうですね。一クラス……40人程度でしたか? そんな数を相手する事になるとまぁそんな暇はないでしょうが、そんな暇があるのだからそれらしく生徒を伸ばしていくのが教師でしょう。」
無論、持論だが。
正直な話、俺もこいつらと同じように少数精鋭での学習を行ってきた身だ。まぁ俺の場合は俺1人しか居なかったわけだが。
今回俺は「そんな暇があるなら」とは言っているものの、俺を育ててくれたギルガ達はそれだけの余裕なんてなかったはずだと言うのに色々と手のかかる俺を見てくれた。
俺もまだまだ未熟者ということだな。……あぁ、素晴らしい。
本来であれば己の無力さは恥じるべきであり、覆すものである。しかし、それも指摘してくれる者が居なければ気付けずに一生を終えてしまうのも事実。
〔……だからこそ、お前達にはうざいぐらい一切の忖度なく感想を零してやるからせいぜい腹を括るんだな。〕
まぁしかし、やはりこいつらは素晴らしい原石だ。人間にしておくのがもったいないくらい、実に。
ギルガ達に鍛えてもらったこの物事を見る目は衰えていなかったようで、最初が最も上手くいくらしい、こいつらは。本当に羨ましい限りだ。
それなりに上手くかみ合っていた炎魔法と重力魔法が融合された特定の魔力の弾は限界になった風船が弾けるような大きな音を立て、殆ど融合していた魔法が弾けて何もなくなる。ただ、キラキラとその欠片を降らせながら。
だがたかがその程度でこいつは罅が入ってしまったらしい。
最初の1回。されど1回。しかし、その1回で成功すれば生物に“苦労”という2文字は存在しない。
そんな事は最も数多の種族が居るこの世界で知っているであろう人間として生まれたはずのルシウスには絶望出来るほどの代物だったらしい。何とも繊細な生き物だ。
その脆弱な人間に。……その脆弱な人間の授業を請け負うと言ってしまったんだから……な。
「せん、せい……。」
「はぁ……。ルシウス、これは失敗の許される舞台だ。失敗は恥ではない。事実、お前はこれまで失敗せずに何かを成し遂げた事の方が少ないだろう?」
「あ、ああ。……ないと言えてしまうほどに。」
「ならばそういう事だ。本当に失敗してはならない時の為、失敗が許される今のうちに不運を使い切り、不運を消耗させる。大体俺が何故此処に居るのかを考えろ。授業中にいつも言ってるだろ、“俺がふんぞり返っている間は思う存分やれ”と。……まだ制限時間まで50分ほどあるな。で、諦めるのか?」
「せ、先生、もう一度挑戦させてくれ。頼む。」
「……思考時間は別途設けない。好きにやれ。」
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
――次回「第75話 全ては知る事から始まる」
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
もし作品を気に入っていただけましたら、ブックマークやスタンプで応援いただけると嬉しいです。
感想なども励みになります。
今後とも『夜に煌めく炉は蒼銀で』をよろしくお願いいたします。
第74話 失敗の許される舞台で
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「……はい。」
アラーク先生が傍に居る所為か、それともこれまで敢えてこういった試験体勢を行わなかった影響か、かなり緊張した様子のルシウスは見ていて酷く面白い。
この手の事は意外にも弱いらしい。いつもはあーだこーだと喧しい癖、相手が変わった途端にこれなんて随分と可愛らしい一面もあったものだ。
折角だ、ちょっと遊んでやろうか。
「ふはっ。何だルシウス、ちょ~っと観客が多いだけでそんなに緊張するのか?」
「な、き、緊張なんてしてない!」
「してるしてるって。……ふふ。時にルシウス、お前は馬に乗った事はあるか?」
「う、馬……? 何だ、こんな時に。」
「馬は敏感な生き物だ。直ぐ近くに居るだけで、そいつの感情を察し、それに応じて馬も動揺する。……魔法も同じだ。」
「ま、魔法も。」
「あぁ。何なら魔法は馬よりも正確だぞ?なんたって、自分の体を介し、自分に従ってるんだから。……さぁルシウス。今の話から考えうる結論は何だ?」
「え、け、結論!? け、結論……。」
「あぁ、結論だ。結論。」
「冷静になれ……か?」
「答えは試してみれば良い。位置に就け。」
「冷静になれ」と言われて冷静になれれば世話がないと、俺はそう思い続けるぐらいには生意気だったがこいつはそうでもないらしい。本当に、こと勉強になると不気味なぐらい性格の変わる奴だ。
実際、魔法を行使する際に最も必要なのは平常心だ。
幾ら魔力の制御を身に着けても結局はそれを維持出来なければその価値はない。何事も継続するのが最も大変だというのに、それを当たり前のように求められるのが世間というもの。
俺も過去に何度もその加減を誤ってよくジーラ達に怒られた。
感情が高ぶり過ぎて火力が増してしまったり。落ち込んでしまって火力が足りなくなったり、魔法というものは特に感情によって激しく左右される。
だからこそ、魔法を行使する際に必要なのは何も考えない事か。はたまた、目的だけを見る事。
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ようやっと安定したか。随分と長く時間をかけたな。
そろそろバランスを安定したのも確認出来たため、敢えて放置していたこのだだっ広い運動場に1つだけ用意された椅子に座る。それはもう傲慢なほどに、偉そうに。
そのついでに煙管に火を点け、深く吸ってから深々と吐き出して。徐にルシウスへ視線をやれば、大分気が楽になったらしい。
これなら多少は出来るかもな。
「試験、開始。」
「これで。……これで出来るはずだ。」
そう、それで良い。最初は直感に縋れ。
よくある話、やった事がない事。経験のない事。試した事のない事にチャレンジする際、最初の1回は必ず直感に頼るのが重要。勿論、これはあくまで俺の人生を振り返った結果に出てくる事実であって、これが全ての考え方に有効だとは思わない。
しかし、ジンクスとは不思議な物で。最初の一回は特に良い感じになる人と、全く以てかすりもしない人も居る中で。後から最初の一回目が一番良かったと思う事が多い人は“考え方は間違っていない”と誇っていいと俺は思っている。
その手の人は最初にこそ意識を集中すべきだ。最初こそが最も良い結果を残せるのだから、それをしっかりと憶えて深く解析し、次に活かせばかなりの安定が得られる。
これにも魔法と同じように、冷静さが必要となる。決して油断してはならず、ただ緊張し過ぎてはならない。
深く深呼吸を零したルシウスは右手にある炎魔法である火球。左手に重力魔法である黒い球体を作り出して少しずつ融合を図り、慎重に調律を行っていく。
冷静さをクリアしたその先。やっぱりそこで重要になってくるのは集中力と慎重さ。何なら継続力までかけられ、継続すれば継続するほどに首が絞まっていく。
しかし、山場を越えればそれはなくなる。
結局、その山場をどれぐらい超えられたかで本当に自分が努力したのか。それとも努力をせずに辞めたのかがはっきりする。
その点、こいつらはしっかりと努力するタイプだ。ちゃんと自分が圧し折れるまで、自分が出しきれる全てを出しきってから見切りをつけて距離を取る。
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「いつも……。まぁ、個人のレベルに合わせたり、一見難しいように見えて実は普段の応用程度の事をさせているという意味であればいつもそうですね。一クラス……40人程度でしたか? そんな数を相手する事になるとまぁそんな暇はないでしょうが、そんな暇があるのだからそれらしく生徒を伸ばしていくのが教師でしょう。」
無論、持論だが。
正直な話、俺もこいつらと同じように少数精鋭での学習を行ってきた身だ。まぁ俺の場合は俺1人しか居なかったわけだが。
今回俺は「そんな暇があるなら」とは言っているものの、俺を育ててくれたギルガ達はそれだけの余裕なんてなかったはずだと言うのに色々と手のかかる俺を見てくれた。
俺もまだまだ未熟者ということだな。……あぁ、素晴らしい。
本来であれば己の無力さは恥じるべきであり、覆すものである。しかし、それも指摘してくれる者が居なければ気付けずに一生を終えてしまうのも事実。
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まぁしかし、やはりこいつらは素晴らしい原石だ。人間にしておくのがもったいないくらい、実に。
ギルガ達に鍛えてもらったこの物事を見る目は衰えていなかったようで、最初が最も上手くいくらしい、こいつらは。本当に羨ましい限りだ。
それなりに上手くかみ合っていた炎魔法と重力魔法が融合された特定の魔力の弾は限界になった風船が弾けるような大きな音を立て、殆ど融合していた魔法が弾けて何もなくなる。ただ、キラキラとその欠片を降らせながら。
だがたかがその程度でこいつは罅が入ってしまったらしい。
最初の1回。されど1回。しかし、その1回で成功すれば生物に“苦労”という2文字は存在しない。
そんな事は最も数多の種族が居るこの世界で知っているであろう人間として生まれたはずのルシウスには絶望出来るほどの代物だったらしい。何とも繊細な生き物だ。
その脆弱な人間に。……その脆弱な人間の授業を請け負うと言ってしまったんだから……な。
「せん、せい……。」
「はぁ……。ルシウス、これは失敗の許される舞台だ。失敗は恥ではない。事実、お前はこれまで失敗せずに何かを成し遂げた事の方が少ないだろう?」
「あ、ああ。……ないと言えてしまうほどに。」
「ならばそういう事だ。本当に失敗してはならない時の為、失敗が許される今のうちに不運を使い切り、不運を消耗させる。大体俺が何故此処に居るのかを考えろ。授業中にいつも言ってるだろ、“俺がふんぞり返っている間は思う存分やれ”と。……まだ制限時間まで50分ほどあるな。で、諦めるのか?」
「せ、先生、もう一度挑戦させてくれ。頼む。」
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