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第一章:一年生第一学期 魔法の深淵と神髄に触れる資格は
第81話 それもこれも、国家の為に
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【前回】ディアルは味方してくれないらしい
第81話 それもこれも、国家の為に
――陛下がそうお望みならば。
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
「まぁ、良いんじゃない?」
「……。」
「陛下、我等のティアが窓際で死んでます。」
「疲れてるのよ、そっとしてあげて。」
「慈悲がねぇ……。はは。まぁでもあれだ、ティア。折角なんだから楽しんで来たら良いんじゃねぇか?」
「……うるさい。」
そうですよね。えぇえぇ分かってましたとも、えぇ。
我らが陛下はそれなりに戦争をしてはいるが、それと同じくらいにこの国の教育に関してかなり力を入れておられる。
何も陛下の傍に居るからこそ分かるとかではなく、実際に国内の何処かの学校が後者を建て直すのであれば全て建て替えたり。学校ごとの学力差があれども教育水準を下げるような事はしたくないようで、備品だったり授業に使う設備も全てその時の最高水準に総入れ替えさせるような事もある。
何ならそれにともない、何らかの不良が出た場合には直ぐに修理しを派遣する事もある為、折角新品の。最新の物に設備を変えたのに壊れて使う事が出来ないなんて事もなければ、使い方が分からなくて使えないなんて事もないぐらいには徹底されている。
その1つとして、俺が従事する事で多少でも学力が上がるのであればまぁ~~~躊躇しないだろう。分かってはいたが、それでもディアルよりも遥かに期待していた希望を容赦なく打ち砕かれるとそりゃ窓から外を眺めたくもなる。
あぁ~……綺麗だなぁ。俺も翼が欲しいかもしれん。
「ほ、本当に宜しいのですか……?」
「えぇ。国王としても学徒達の成績が多少なりとも上がる事は喜ばしい事だし、ティアにとっても良い社会勉強になるでしょうから。」
「……………………。」
「陛下。僕達もこれまで通り、ティアを支援しても……?」
「えぇ、勿論構わないわ。むしろお願いね。」
「はい、陛下。」
「確かに、私も普通の学校であれば流石に許可はしなかったけど、貴方の学校はこの帝国随一の魔法学校。多少他の学校との格や質の差が跳ね上がろうとも、それだけの価値もあれば私としても目が届き易い学校。何より、校長である貴方とティアが友人として、それなりに親密な関係にあるというのは母親としても多少気が軽くなるわ。……ティア。」
「……はい、陛下。」
「しばらく隠密機動の方はお休みして構わないわ。授業に関しても、直接戦争に関係のない事であれば何をしても構わない。貴方のやりたいように、貴方が必要だと思うように学徒を、教師を、そして何より貴方自身の狭い世界の開拓も兼ねて好き放題やりなさい。必要とあれば他の隊員達も引っ張っても構わないし、勿論あらゆる物を要求しても構わないわ。……貴方の、納得出来るように。」
「……はい、陛下。御心のままに致します。」
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
――次回「第82話 早く、知ってほしくて」
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
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感想なども励みになります。
今後とも『夜に煌めく炉は蒼銀で』をよろしくお願いいたします。
第81話 それもこれも、国家の為に
――陛下がそうお望みならば。
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「まぁ、良いんじゃない?」
「……。」
「陛下、我等のティアが窓際で死んでます。」
「疲れてるのよ、そっとしてあげて。」
「慈悲がねぇ……。はは。まぁでもあれだ、ティア。折角なんだから楽しんで来たら良いんじゃねぇか?」
「……うるさい。」
そうですよね。えぇえぇ分かってましたとも、えぇ。
我らが陛下はそれなりに戦争をしてはいるが、それと同じくらいにこの国の教育に関してかなり力を入れておられる。
何も陛下の傍に居るからこそ分かるとかではなく、実際に国内の何処かの学校が後者を建て直すのであれば全て建て替えたり。学校ごとの学力差があれども教育水準を下げるような事はしたくないようで、備品だったり授業に使う設備も全てその時の最高水準に総入れ替えさせるような事もある。
何ならそれにともない、何らかの不良が出た場合には直ぐに修理しを派遣する事もある為、折角新品の。最新の物に設備を変えたのに壊れて使う事が出来ないなんて事もなければ、使い方が分からなくて使えないなんて事もないぐらいには徹底されている。
その1つとして、俺が従事する事で多少でも学力が上がるのであればまぁ~~~躊躇しないだろう。分かってはいたが、それでもディアルよりも遥かに期待していた希望を容赦なく打ち砕かれるとそりゃ窓から外を眺めたくもなる。
あぁ~……綺麗だなぁ。俺も翼が欲しいかもしれん。
「ほ、本当に宜しいのですか……?」
「えぇ。国王としても学徒達の成績が多少なりとも上がる事は喜ばしい事だし、ティアにとっても良い社会勉強になるでしょうから。」
「……………………。」
「陛下。僕達もこれまで通り、ティアを支援しても……?」
「えぇ、勿論構わないわ。むしろお願いね。」
「はい、陛下。」
「確かに、私も普通の学校であれば流石に許可はしなかったけど、貴方の学校はこの帝国随一の魔法学校。多少他の学校との格や質の差が跳ね上がろうとも、それだけの価値もあれば私としても目が届き易い学校。何より、校長である貴方とティアが友人として、それなりに親密な関係にあるというのは母親としても多少気が軽くなるわ。……ティア。」
「……はい、陛下。」
「しばらく隠密機動の方はお休みして構わないわ。授業に関しても、直接戦争に関係のない事であれば何をしても構わない。貴方のやりたいように、貴方が必要だと思うように学徒を、教師を、そして何より貴方自身の狭い世界の開拓も兼ねて好き放題やりなさい。必要とあれば他の隊員達も引っ張っても構わないし、勿論あらゆる物を要求しても構わないわ。……貴方の、納得出来るように。」
「……はい、陛下。御心のままに致します。」
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