162 / 192
第二章:一年生二学期 ご無沙汰、我が家
第27話 だから俺の言う事を聞けって言ってんのに
しおりを挟む
【前回】トルニアとセディルズに養子縁組の書類や元本家の財産を渡した
第27話 だから俺の言う事を聞けって言ってんのに
――俺の私情だけで禁じてる訳じゃないんだからな。
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
「今回は魔法属性について学んでもらう。早速だが……お前ら、魔法属性に対する理解度は。」
「ある程度なら。確か……15じゃなかったか?」
「おん、そのはず。」
「うん。」
「そう……だっけ?」
「ディール……。」
大丈夫だ、リシェラ。そこの脳筋には何も期待してない。
これをこのまま口に出せば喧しくなる事、色々と面倒な事になるのは百も承知なのでそこまで馬鹿な事はしない。まぁ、心の中では常に思っているが。
仮に、ディールがその分何かに秀でていないのであれば俺は教育者としてある程度説教しなければならない訳だが、こいつの剣術は十分俺と遊べる域にまで達している。正直俺が一番しっかり教えた魔法方面に特化してくれなかったのはそれなりに寂しくはあるのだが、まぁそれでも身に着いた物があるのなら別に良い。……と、思う事にしている。
何にせよ、こういう物は結局当人に興味とやる気に左右される。本人に興味がなければ俺がどれだけ熱量を持って徹してもまともに何かが変わる訳がない。そこでどうやる気を出させるのか、どう売り出すのかが教師である俺の腕の見せ所でもあるのだろうが……生憎と俺はそこまで必死ではない。
俺がこいつらに教える事で、1つでも良いから多少なりとも特化してくれれば俺はそれで良い。何か1つでも得られるのなら、俺としては十分大収穫と言えるのだから。
「じゃあリシェラ、ディールの代わりに答えてくれ。」
「水、氷、炎、緑、樹、光、闇、風、雷、土、地と……。……師匠がき、禁じた死、血、命。」
「よく学習しているようで何よりだ。」
「死、血、命……?」
「命はギリギリ聞いた事があるが……禁術じゃなかったか?」
禁術、か。まぁ意味合いとしては別に問題ないが。
「死属性はその名の通り、死に関する属性。具体的に言うなら……死霊術や呪いとかがこれに分類される。」
「じゃあ……死の魔法、もここ?」
「あぁ。血属性は血液に関する物で、お前達はあまり馴染みがないだろうが……血流を止める、血を別の物に置き換えるなどの魔法だな。まぁこれは普通に生活してりゃあお目にかかる事も噂を聞く事もないだろうよ。」
それか、俺みたいに殺戮と塵殺が当たり前の軍人とかにでもならない限りはな。
少なくとも、俺達七漣星は血属性の魔法も。死属性の魔法も頻繁に行使する。それらの魔法が生まれた理由でもある、虐殺の為に。戦争で死体を増やす為に。
元々は何方も悪魔を呼び出したり、儀式を用いて悍ましい物を生み出す為の贄を用意する為の魔法として作り出された訳だが今はもうその儀式のやり方やそれで生み出される存在の事も。悪魔の召喚陣も完全に情報が途絶えており、俺ですらも追う事が出来ない。
それ即ち少なくとも国内では決して死属性の魔法と血属性の魔法が本来の用途で行使される事はないだろう。仮に行使された場合、直ぐさま鎖国して犯人を国内か。国外に追い出した上、何が何でも他の何よりも最優先で情報の確保に死力を尽くす事になる。
その時は、流石の俺もこいつらにつきっきりとはいかんだろうなぁ……。何より、俺だってそんな存在を野放しにしたまま日常生活が送れる程、現実を楽観視しながら生きるような阿呆じゃない。
「命属性はゴーレムの生成など、命がない者に命を吹き込んだり。治癒魔法、蘇生魔法などが分類される。」
「「「「「え。」」」」」
「命属性はそれなりの危険度が伴う魔法属性。それこそ、さっき説明した血属性や死属性よりも遥かに危険な物に化ける事すらも可能な魔法属性だからな、お前達が扱うにはまだ早過ぎる。」
「せ、先生? 俺ら……先生に言われて錬金術でゴーレム作ったけど。」
「“錬金術で”、だろ。魔法じゃないから良い。」
「え、ええんか……?」
「何が違うの、師匠。魔法と、錬金術と。」
「魔法で作るゴーレムは錬金術とは違い、遥かに生成速度も早ければ応用が利く。命令もより鮮明に出せる上、魔力と集中力が許せば一度に数体も洗脳した傀儡以上に役に立つ兵器にすらなりうる。そんな存在は錬金術のように生成に時間が掛かったり、材料が必要になったり、素材に強度が依存する訳だが魔法で作ったゴーレムは魔力に依存する。魔力耐性も、ゴーレムが使える魔法も、全て。……極端に言えば魔法生命体か、機械兵かって感じだな。ちなみにだが、陛下の認可なしに死属性、血属性、命属性の魔法を行使する事は法律上禁止されている。」
「けど……命魔法の分類のさ、治癒魔法はええんじゃないん?」
「行き過ぎた魔法は奇跡に見えるかもしれんが、一定ランク以上の治癒魔法を行使する事は禁止されている。」
「じゃあ、法律に触れんランクまでの治癒魔法は使ってええん?」
「あぁ。何方にせよお前らが手を出すにはどれもまだまだ早い。」
「ちなみに、どれくらいまでなら良いんだ?」
「骨折を治したり、出血を止めるぐらいなら大丈夫だ。」
しかし
「命属性の分類の中に、俺の意見に反してお前達が行った魂結は分類される。」
「そ、れは……。」
「……。」
「だが、今回は俺とジーラの監督下で起きた事。それもあって、今回に限り例外として犯罪にはならなかったが本来魂と魂を繋げるのは一歩間違えばお互いが死ぬ事になる。分かってはいると思うが……以降は避けるように。」
「わ、分かった。」
「お、おん……。」
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
――次回「第28話 形にならない過去の亡霊に囚われて」
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
もし作品を気に入っていただけましたら、ブックマークやスタンプで応援いただけると嬉しいです。
感想なども励みになります。
今後とも『夜に煌めく炉は蒼銀で』をよろしくお願いいたします。
第27話 だから俺の言う事を聞けって言ってんのに
――俺の私情だけで禁じてる訳じゃないんだからな。
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
「今回は魔法属性について学んでもらう。早速だが……お前ら、魔法属性に対する理解度は。」
「ある程度なら。確か……15じゃなかったか?」
「おん、そのはず。」
「うん。」
「そう……だっけ?」
「ディール……。」
大丈夫だ、リシェラ。そこの脳筋には何も期待してない。
これをこのまま口に出せば喧しくなる事、色々と面倒な事になるのは百も承知なのでそこまで馬鹿な事はしない。まぁ、心の中では常に思っているが。
仮に、ディールがその分何かに秀でていないのであれば俺は教育者としてある程度説教しなければならない訳だが、こいつの剣術は十分俺と遊べる域にまで達している。正直俺が一番しっかり教えた魔法方面に特化してくれなかったのはそれなりに寂しくはあるのだが、まぁそれでも身に着いた物があるのなら別に良い。……と、思う事にしている。
何にせよ、こういう物は結局当人に興味とやる気に左右される。本人に興味がなければ俺がどれだけ熱量を持って徹してもまともに何かが変わる訳がない。そこでどうやる気を出させるのか、どう売り出すのかが教師である俺の腕の見せ所でもあるのだろうが……生憎と俺はそこまで必死ではない。
俺がこいつらに教える事で、1つでも良いから多少なりとも特化してくれれば俺はそれで良い。何か1つでも得られるのなら、俺としては十分大収穫と言えるのだから。
「じゃあリシェラ、ディールの代わりに答えてくれ。」
「水、氷、炎、緑、樹、光、闇、風、雷、土、地と……。……師匠がき、禁じた死、血、命。」
「よく学習しているようで何よりだ。」
「死、血、命……?」
「命はギリギリ聞いた事があるが……禁術じゃなかったか?」
禁術、か。まぁ意味合いとしては別に問題ないが。
「死属性はその名の通り、死に関する属性。具体的に言うなら……死霊術や呪いとかがこれに分類される。」
「じゃあ……死の魔法、もここ?」
「あぁ。血属性は血液に関する物で、お前達はあまり馴染みがないだろうが……血流を止める、血を別の物に置き換えるなどの魔法だな。まぁこれは普通に生活してりゃあお目にかかる事も噂を聞く事もないだろうよ。」
それか、俺みたいに殺戮と塵殺が当たり前の軍人とかにでもならない限りはな。
少なくとも、俺達七漣星は血属性の魔法も。死属性の魔法も頻繁に行使する。それらの魔法が生まれた理由でもある、虐殺の為に。戦争で死体を増やす為に。
元々は何方も悪魔を呼び出したり、儀式を用いて悍ましい物を生み出す為の贄を用意する為の魔法として作り出された訳だが今はもうその儀式のやり方やそれで生み出される存在の事も。悪魔の召喚陣も完全に情報が途絶えており、俺ですらも追う事が出来ない。
それ即ち少なくとも国内では決して死属性の魔法と血属性の魔法が本来の用途で行使される事はないだろう。仮に行使された場合、直ぐさま鎖国して犯人を国内か。国外に追い出した上、何が何でも他の何よりも最優先で情報の確保に死力を尽くす事になる。
その時は、流石の俺もこいつらにつきっきりとはいかんだろうなぁ……。何より、俺だってそんな存在を野放しにしたまま日常生活が送れる程、現実を楽観視しながら生きるような阿呆じゃない。
「命属性はゴーレムの生成など、命がない者に命を吹き込んだり。治癒魔法、蘇生魔法などが分類される。」
「「「「「え。」」」」」
「命属性はそれなりの危険度が伴う魔法属性。それこそ、さっき説明した血属性や死属性よりも遥かに危険な物に化ける事すらも可能な魔法属性だからな、お前達が扱うにはまだ早過ぎる。」
「せ、先生? 俺ら……先生に言われて錬金術でゴーレム作ったけど。」
「“錬金術で”、だろ。魔法じゃないから良い。」
「え、ええんか……?」
「何が違うの、師匠。魔法と、錬金術と。」
「魔法で作るゴーレムは錬金術とは違い、遥かに生成速度も早ければ応用が利く。命令もより鮮明に出せる上、魔力と集中力が許せば一度に数体も洗脳した傀儡以上に役に立つ兵器にすらなりうる。そんな存在は錬金術のように生成に時間が掛かったり、材料が必要になったり、素材に強度が依存する訳だが魔法で作ったゴーレムは魔力に依存する。魔力耐性も、ゴーレムが使える魔法も、全て。……極端に言えば魔法生命体か、機械兵かって感じだな。ちなみにだが、陛下の認可なしに死属性、血属性、命属性の魔法を行使する事は法律上禁止されている。」
「けど……命魔法の分類のさ、治癒魔法はええんじゃないん?」
「行き過ぎた魔法は奇跡に見えるかもしれんが、一定ランク以上の治癒魔法を行使する事は禁止されている。」
「じゃあ、法律に触れんランクまでの治癒魔法は使ってええん?」
「あぁ。何方にせよお前らが手を出すにはどれもまだまだ早い。」
「ちなみに、どれくらいまでなら良いんだ?」
「骨折を治したり、出血を止めるぐらいなら大丈夫だ。」
しかし
「命属性の分類の中に、俺の意見に反してお前達が行った魂結は分類される。」
「そ、れは……。」
「……。」
「だが、今回は俺とジーラの監督下で起きた事。それもあって、今回に限り例外として犯罪にはならなかったが本来魂と魂を繋げるのは一歩間違えばお互いが死ぬ事になる。分かってはいると思うが……以降は避けるように。」
「わ、分かった。」
「お、おん……。」
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
――次回「第28話 形にならない過去の亡霊に囚われて」
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
もし作品を気に入っていただけましたら、ブックマークやスタンプで応援いただけると嬉しいです。
感想なども励みになります。
今後とも『夜に煌めく炉は蒼銀で』をよろしくお願いいたします。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが
初
ファンタジー
車に轢かれそうだった少女を庇って死んだ女性主人公、優華は異世界の辺境伯の三女、ミュカナとして転生する。ミュカナはこのスキルや魔法、剣のありふれた異世界で多くの仲間と出会う。そんなミュカナの異世界生活はどうなるのか。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~
如月花恋
ファンタジー
今この世界にはたくさんの精霊がいる
その精霊達から生まれた瞬間に加護を貰う
稀に2つ以上の属性の2体の精霊から加護を貰うことがある
まぁ大体は親の属性を受け継ぐのだが…
だが…全属性の加護を貰うなど不可能とされてきた…
そんな時に生まれたシャルロッテ
全属性の加護を持つ少女
いったいこれからどうなるのか…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる