174 / 192
第二章:一年生二学期 ご無沙汰、我が家
第39話 どんな助言もまずは考える事から
しおりを挟む
【前回】故郷の品が収められた部屋に向き合った
第39話 どんな助言もまずは考える事から
――下手な物を渡す訳にはいかないから。
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
「……まぁ、こんな物か。」
念の為に確認した結果、やはり確認しておいて良かったという確証が得られた。どうにもあの錬金術のレシピは古過ぎる。
俺の記憶では当たり前のように。さも日常と言わんばかりに定期的に補充されていたあのポーション達と、今回俺がレシピを元に作り出したポーションを見比べるに里で作られていたポーションは全てこの伝統的なレシピとはかけ離れた製法で作られているであろう事も分かった。
その理由は簡単で、伝統的なレシピのポーションを作る為の材料があの里周辺からは取れない事。なら、そもそもとしてかなり閉鎖的だった一族的な法則性から見るに昔の煌星の夜想曲達はもっと違う土地を生活圏とし、そして何より昔の彼らはかなり強かったんだろう。
それが、俺の知ってる煌星の夜想曲は貧弱で脆弱で上っ面を着飾る事にばかり意識が向いているただの置物だったという訳だ。
念の為、2種類の方法で作って良かったな。
幸い、この帝国でも多少値は張るがあの無能共と違って無駄に溜まった金で錬金陣を利用して作ったポーションの調合。そして全く同じ材料を利用し、今度は錬金窯を使ったポーションの調合を行った。
その結果、何方も同じ規模の物を作る事が出来た。流石にあいつらには手が届かない値段なのもあってあいつら自身に色々と工夫してもらうか。はたまた、俺の方で素材だけ用意して後はやらせるのも手かもしれない。
とりあえず、現状としてはこれで十分だろう。これ以上は実際に奴らにやらせてみれば良いだろうし、これは丁度良い機会だ。そう遠くない内にあいつらの戦闘力に関するチェックもし、陛下に許可を貰って
【だ~め。】
「しん、えんからの……よび、ご……え。」
【主様、少し休んで。】
「……心配される程の事じゃない。だから」
【私はこうしたいの。……貴方に私達が視認出来てなくても、私達はずっと貴方の影から貴方を見てるんだから。見てたし、聞いてたわよ。あそこ、主様にとって辛い場所なんでしょ? ……じゃあ、辛い思いをした分、今はゆっくり休まないと。】
「別に俺は」
【ご主人様、休んで! ご主人様が休んでる間は僕達が護るから!】
【ご主人様、ご主人様が気付いてないだけでかなり疲れてるって事をそろそろ自覚した方が良い。】
【ほら、ご主人様! 僕を抱き枕にして良いよ!】
「お前らな……。」
でも体は意外にも限界を迎えていたようで、アルシュとリュートに押し倒されるように。≪深淵からの呼び声≫に前足でその体に倒されるや否や、途端に強い睡魔に見舞われてまともに動く事すら出来ない。
心成しかしんどいような……酷い倦怠感に体を抑えつけられて頭までおかしくなってきたようで自ら≪深淵からの呼び声≫の懐を望んで身を委ねたらもう逃げられない。逃げる気など、最初からありはしないが。
【ようやっと素直になったわね、主様。ほら、体だって疲れてるって嘆いてるでしょ? なのに無理なんてしちゃ駄目よ。】
【ご主人様。今のご主人様は何に関しても働き過ぎだ。何もそんなに焦る必要なんてないだろうに。】
【うーん……。あ! リュート、ご主人様って元々は軍人なんだよね?】
【まぁ……そう、聞いているが。】
【……何、アルシュ。まさか主様が戦争に飢えてるとでも言いたいの?】
【運動したいんじゃないかな~ってアルシュは思っただ~け! でもでも、ご主人様! 魔法をぶっ放したり、運動したりしたいなら戦争じゃなくても出来るよ!】
……?
「……何を言ってる。あの場以外で俺が本気を出せる場所なんて存在する訳がないだろ。」
仮にあったとしても、俺はそれを知らない。生まれてこの方、俺は戦争に全てを奪われてきたし、俺も戦争する立場になって誰かの何かを沢山奪ってきた。そして、その度に自分の実力をひしひしと感じてきた。
誰かを護る為にも、誰かの為に生きる為にも、自らの実力を再認識する為にも、俺は戦場に出なければならない。いつからそうなったのかは忘れたが、少なくとも俺はそうじゃないと死ぬような存在にもう既になってしまっている。
【あるよ! ダンジョンに行けば良いんだよ!】
「ダンジョン……? 冒険者共がよく行くあの場所にか……?」
ダンジョン。何の前触れもなく、誰の都合も考えずに不規則的な周期で突然現れては国家の貴重な収入源となる非常に危険だが非常に価値のある場所。だが、これがあるからこそ救われる命もあれば奪われる命もある。結局はこれも戦争と一緒という事だ。
しかし、今気にするべきはそこじゃない。
「……あんなならず者共の巣窟が何の役に立つってんだ。時々は俺達が顔を出して魔獣共の相手をしなければならない事すらもある……。仕事が増えるだけだ、あんな物。」
【だからだよ! ご主人様はご主人様で遊んで、あの子供達にも魔法の使い方を叩き込めばご主人様も楽しいし、あの子達も強くなれるから良い事尽くしだと思うの!】
【主様、疲れたら私が今みたいにベッドになってあげるからその方が良いんじゃない? 勿論、主様がそれを望まれるならではあるけど私は大賛成よ?】
「……考える。ただ、今日は休む。」
【うん。お休み、主様。】
【お疲れ様、ご主人様。】 【お休み~ご主人様!】
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
――次回「第40話 慣れない世界への第一歩」
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
もし作品を気に入っていただけましたら、ブックマークやスタンプで応援いただけると嬉しいです。
感想なども励みになります。
今後とも『夜に煌めく炉は蒼銀で』をよろしくお願いいたします。
第39話 どんな助言もまずは考える事から
――下手な物を渡す訳にはいかないから。
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
「……まぁ、こんな物か。」
念の為に確認した結果、やはり確認しておいて良かったという確証が得られた。どうにもあの錬金術のレシピは古過ぎる。
俺の記憶では当たり前のように。さも日常と言わんばかりに定期的に補充されていたあのポーション達と、今回俺がレシピを元に作り出したポーションを見比べるに里で作られていたポーションは全てこの伝統的なレシピとはかけ離れた製法で作られているであろう事も分かった。
その理由は簡単で、伝統的なレシピのポーションを作る為の材料があの里周辺からは取れない事。なら、そもそもとしてかなり閉鎖的だった一族的な法則性から見るに昔の煌星の夜想曲達はもっと違う土地を生活圏とし、そして何より昔の彼らはかなり強かったんだろう。
それが、俺の知ってる煌星の夜想曲は貧弱で脆弱で上っ面を着飾る事にばかり意識が向いているただの置物だったという訳だ。
念の為、2種類の方法で作って良かったな。
幸い、この帝国でも多少値は張るがあの無能共と違って無駄に溜まった金で錬金陣を利用して作ったポーションの調合。そして全く同じ材料を利用し、今度は錬金窯を使ったポーションの調合を行った。
その結果、何方も同じ規模の物を作る事が出来た。流石にあいつらには手が届かない値段なのもあってあいつら自身に色々と工夫してもらうか。はたまた、俺の方で素材だけ用意して後はやらせるのも手かもしれない。
とりあえず、現状としてはこれで十分だろう。これ以上は実際に奴らにやらせてみれば良いだろうし、これは丁度良い機会だ。そう遠くない内にあいつらの戦闘力に関するチェックもし、陛下に許可を貰って
【だ~め。】
「しん、えんからの……よび、ご……え。」
【主様、少し休んで。】
「……心配される程の事じゃない。だから」
【私はこうしたいの。……貴方に私達が視認出来てなくても、私達はずっと貴方の影から貴方を見てるんだから。見てたし、聞いてたわよ。あそこ、主様にとって辛い場所なんでしょ? ……じゃあ、辛い思いをした分、今はゆっくり休まないと。】
「別に俺は」
【ご主人様、休んで! ご主人様が休んでる間は僕達が護るから!】
【ご主人様、ご主人様が気付いてないだけでかなり疲れてるって事をそろそろ自覚した方が良い。】
【ほら、ご主人様! 僕を抱き枕にして良いよ!】
「お前らな……。」
でも体は意外にも限界を迎えていたようで、アルシュとリュートに押し倒されるように。≪深淵からの呼び声≫に前足でその体に倒されるや否や、途端に強い睡魔に見舞われてまともに動く事すら出来ない。
心成しかしんどいような……酷い倦怠感に体を抑えつけられて頭までおかしくなってきたようで自ら≪深淵からの呼び声≫の懐を望んで身を委ねたらもう逃げられない。逃げる気など、最初からありはしないが。
【ようやっと素直になったわね、主様。ほら、体だって疲れてるって嘆いてるでしょ? なのに無理なんてしちゃ駄目よ。】
【ご主人様。今のご主人様は何に関しても働き過ぎだ。何もそんなに焦る必要なんてないだろうに。】
【うーん……。あ! リュート、ご主人様って元々は軍人なんだよね?】
【まぁ……そう、聞いているが。】
【……何、アルシュ。まさか主様が戦争に飢えてるとでも言いたいの?】
【運動したいんじゃないかな~ってアルシュは思っただ~け! でもでも、ご主人様! 魔法をぶっ放したり、運動したりしたいなら戦争じゃなくても出来るよ!】
……?
「……何を言ってる。あの場以外で俺が本気を出せる場所なんて存在する訳がないだろ。」
仮にあったとしても、俺はそれを知らない。生まれてこの方、俺は戦争に全てを奪われてきたし、俺も戦争する立場になって誰かの何かを沢山奪ってきた。そして、その度に自分の実力をひしひしと感じてきた。
誰かを護る為にも、誰かの為に生きる為にも、自らの実力を再認識する為にも、俺は戦場に出なければならない。いつからそうなったのかは忘れたが、少なくとも俺はそうじゃないと死ぬような存在にもう既になってしまっている。
【あるよ! ダンジョンに行けば良いんだよ!】
「ダンジョン……? 冒険者共がよく行くあの場所にか……?」
ダンジョン。何の前触れもなく、誰の都合も考えずに不規則的な周期で突然現れては国家の貴重な収入源となる非常に危険だが非常に価値のある場所。だが、これがあるからこそ救われる命もあれば奪われる命もある。結局はこれも戦争と一緒という事だ。
しかし、今気にするべきはそこじゃない。
「……あんなならず者共の巣窟が何の役に立つってんだ。時々は俺達が顔を出して魔獣共の相手をしなければならない事すらもある……。仕事が増えるだけだ、あんな物。」
【だからだよ! ご主人様はご主人様で遊んで、あの子供達にも魔法の使い方を叩き込めばご主人様も楽しいし、あの子達も強くなれるから良い事尽くしだと思うの!】
【主様、疲れたら私が今みたいにベッドになってあげるからその方が良いんじゃない? 勿論、主様がそれを望まれるならではあるけど私は大賛成よ?】
「……考える。ただ、今日は休む。」
【うん。お休み、主様。】
【お疲れ様、ご主人様。】 【お休み~ご主人様!】
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
――次回「第40話 慣れない世界への第一歩」
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
もし作品を気に入っていただけましたら、ブックマークやスタンプで応援いただけると嬉しいです。
感想なども励みになります。
今後とも『夜に煌めく炉は蒼銀で』をよろしくお願いいたします。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが
初
ファンタジー
車に轢かれそうだった少女を庇って死んだ女性主人公、優華は異世界の辺境伯の三女、ミュカナとして転生する。ミュカナはこのスキルや魔法、剣のありふれた異世界で多くの仲間と出会う。そんなミュカナの異世界生活はどうなるのか。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~
如月花恋
ファンタジー
今この世界にはたくさんの精霊がいる
その精霊達から生まれた瞬間に加護を貰う
稀に2つ以上の属性の2体の精霊から加護を貰うことがある
まぁ大体は親の属性を受け継ぐのだが…
だが…全属性の加護を貰うなど不可能とされてきた…
そんな時に生まれたシャルロッテ
全属性の加護を持つ少女
いったいこれからどうなるのか…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる