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第二章:一年生二学期 ご無沙汰、我が家
第50話 気持ち悪くて仕方ないんだがな
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【前回】ジャック・ザ・リッパーの仮装をさせられる事になった
第50話 気持ち悪くて仕方ないんだがな
――化粧なんてした事ないから。
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
「……おい。」
「も~ティア、大人しくしてってば! 変な事描いちゃうかもしれないでしょ?」
「描いてる……描いてる?」
「……ティアってやっぱり美人だな。」
「何を今更。俺はいつもこうだろうよ。」
「ちょっとディアル、私という物がありながらティアに迫るつもりなの?」
「ち、違う違う。シャルも改めて見てみろよ、殆ど血色すらないだろ。」
「それは……そう、だけど。」
「ふわぁ……。良いから早く終わらせてくれ。俺はいつまでここで人形になっていれば良いんだ。」
「はいはい、今終わらせますからね~。」
ついぞやってきた文化祭当日。
了承してしまった前提があるので断れず、こうして大人しくジャック・ザ・リッパーとやらの仮装。当然ながら俺はその手の知識がない為、校長室でこうしてシャルに化粧やら着替えやらを手伝われる事になった。
念の為に調べてはきたが……ここでのジャック・ザ・リッパーというのはアンデッドの一部みたいな扱いとされているようで、俺の知っているジャック・ザ・リッパーとは随分見た目が異なっている。
変な白い、何処か仮面舞踏会を思い出させるようなにやりと笑ったシンプルな仮面に。中世の伯爵とやらが着ていそうな見た目だけで重厚そうな衣装。一番違うのは指先から肘までありそうな長い爪だ。
設定としては鉤爪らしい。……設定としては。
大前提として、学生の文化祭である事は覆られない事からこの爪は偽物だ。金属ではなくプラスチックで出来ており、それを上手く塗装して出来ているようでこれも学生が作ったらしい。それについては凄いとは思うが……こいつらは本当に俺の本職を忘れるのが上手いらしい。
こんな玩具でも人を切り刻むぐらい簡単なんだけどな。
「……なぁ、シャル。仮面を着けるぐらいなら化粧なんて要らないと思うんだが。」
「私がやりたいの! こんなに綺麗なキャンバスがあったら彩らないと失礼でしょ?」
「……へぇ、そう。」
「はは。諦めたな。」
「お前が代わりに止めてくれても良いんだが?」
「それで止まれば苦労しないんだ。」
「何だよそれ……。」
ついぞ、鉤爪の付け根である生爪にまで化粧をし始めるレベルだ。正確には化粧ではないらしいが、そんな事は些事だ。後から取って付けてある意味仮面を着けているのと変わらない。
後から聞いた話、少なくとも人間の社会では大人になると必ず化粧をしなければならないらしい。女性に限り。一応、段々と時代の流れに伴ってその非生産的かつ億劫でしかない謎制度は息の根を止められつつあるらしいが。
これまで陛下の元に居た俺としては当然ながらこれまでの人生で化粧なんて碌にした事がない。そして当然、こんな事をしなくても美しい陛下が化粧をしている所なんて見た事がない。
とはいえ宮廷には女性の大臣も、研究員も、コックだって居る。使用人も居る。彼女らが化粧をしているのはまぁ人間の肌から自然で発するはずのないキラキラ……ラメと言われる物を就けている場合に限り、判別は就いた。後はまぁ明らかに血色が良過ぎる肌とか。
随分と必要性の怪しい物をと思っていたが、それを抜きにしても化粧というのは随分と工程が多いらしい。下地がどうとか、ファンデーションがどうとか、果てには睫毛まで手を加えるようで顔の違和感が凄い。
その点、爪に何かを塗られてもそこまで気にはならないが塗り方によっては触れた物に余剰分が着いてしまうそうで、これでは任務の時に足を就けてしまいかねない。仮にも暗殺職としてはただただ害悪でしかない。
そんな物がシャルにとっては楽しいようで、さっきからやりたい放題にされている訳だ。……どうせ仮面を着けるのに。
「……シャル。化粧ってのは水で落ちるのか?」
「多少は落ちるけど、完全には落ちないわよ。しっかり落そうと思ったら専用のメイク落としだったり、専用のボディソープみたいなのが必要になるの。」
「何もかもが面倒だな、化粧とやらは……。」
「なぁティア、他種族は化粧とかしないのか?」
「しない。……まぁ、儀式的な意味でペイントだったり刺青だったりはあるが、全部ちゃんと意味のある物だ。成人の証だったり、シャーマンの証だったり。人間みたいに見た目を偽る為に肌に何かを塗る事はない。」
「辛辣だなぁ。」
「事実だからな。……大体、お前は見た事ないのか? 化粧を落とした人間の女が化粧する前と全く違う顔で整形を疑うようなシーンを。」
「それは……ある、けど。」
「俺はそれが怖いから嫌なんだ。」
「あら、ティアにもそんな可愛い苦手な物が?」
「可愛くねぇだろ……。涙でぼろぼろに化粧が崩れた顔で声掛けられたらホラーでしかない。」
「そ、それは……たし、かに。え、でも待って? その話が出てくるって事はティア、誰か泣かした事あるの?」
「俺に泣かす気があるか云々以前に、任務で郊外の村に行ったら野党に襲われたやら盗賊に焼かれたやらで泣いている奴に会う機会なんて幾らでもあるだろうが。」
「……世知辛い。」
「……本当に俺達は平和惚けしてるんだな。」
「今更何を言ってるんだ……? 壁の中に居るお前らは常にそうだろ?」
❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖
――次回「第51話 仮面の下の芸術は周りの呼吸をも止めてしまうようで」
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
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感想なども励みになります。
今後とも『夜に煌めく炉は蒼銀で』をよろしくお願いいたします。
第50話 気持ち悪くて仕方ないんだがな
――化粧なんてした事ないから。
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「……おい。」
「も~ティア、大人しくしてってば! 変な事描いちゃうかもしれないでしょ?」
「描いてる……描いてる?」
「……ティアってやっぱり美人だな。」
「何を今更。俺はいつもこうだろうよ。」
「ちょっとディアル、私という物がありながらティアに迫るつもりなの?」
「ち、違う違う。シャルも改めて見てみろよ、殆ど血色すらないだろ。」
「それは……そう、だけど。」
「ふわぁ……。良いから早く終わらせてくれ。俺はいつまでここで人形になっていれば良いんだ。」
「はいはい、今終わらせますからね~。」
ついぞやってきた文化祭当日。
了承してしまった前提があるので断れず、こうして大人しくジャック・ザ・リッパーとやらの仮装。当然ながら俺はその手の知識がない為、校長室でこうしてシャルに化粧やら着替えやらを手伝われる事になった。
念の為に調べてはきたが……ここでのジャック・ザ・リッパーというのはアンデッドの一部みたいな扱いとされているようで、俺の知っているジャック・ザ・リッパーとは随分見た目が異なっている。
変な白い、何処か仮面舞踏会を思い出させるようなにやりと笑ったシンプルな仮面に。中世の伯爵とやらが着ていそうな見た目だけで重厚そうな衣装。一番違うのは指先から肘までありそうな長い爪だ。
設定としては鉤爪らしい。……設定としては。
大前提として、学生の文化祭である事は覆られない事からこの爪は偽物だ。金属ではなくプラスチックで出来ており、それを上手く塗装して出来ているようでこれも学生が作ったらしい。それについては凄いとは思うが……こいつらは本当に俺の本職を忘れるのが上手いらしい。
こんな玩具でも人を切り刻むぐらい簡単なんだけどな。
「……なぁ、シャル。仮面を着けるぐらいなら化粧なんて要らないと思うんだが。」
「私がやりたいの! こんなに綺麗なキャンバスがあったら彩らないと失礼でしょ?」
「……へぇ、そう。」
「はは。諦めたな。」
「お前が代わりに止めてくれても良いんだが?」
「それで止まれば苦労しないんだ。」
「何だよそれ……。」
ついぞ、鉤爪の付け根である生爪にまで化粧をし始めるレベルだ。正確には化粧ではないらしいが、そんな事は些事だ。後から取って付けてある意味仮面を着けているのと変わらない。
後から聞いた話、少なくとも人間の社会では大人になると必ず化粧をしなければならないらしい。女性に限り。一応、段々と時代の流れに伴ってその非生産的かつ億劫でしかない謎制度は息の根を止められつつあるらしいが。
これまで陛下の元に居た俺としては当然ながらこれまでの人生で化粧なんて碌にした事がない。そして当然、こんな事をしなくても美しい陛下が化粧をしている所なんて見た事がない。
とはいえ宮廷には女性の大臣も、研究員も、コックだって居る。使用人も居る。彼女らが化粧をしているのはまぁ人間の肌から自然で発するはずのないキラキラ……ラメと言われる物を就けている場合に限り、判別は就いた。後はまぁ明らかに血色が良過ぎる肌とか。
随分と必要性の怪しい物をと思っていたが、それを抜きにしても化粧というのは随分と工程が多いらしい。下地がどうとか、ファンデーションがどうとか、果てには睫毛まで手を加えるようで顔の違和感が凄い。
その点、爪に何かを塗られてもそこまで気にはならないが塗り方によっては触れた物に余剰分が着いてしまうそうで、これでは任務の時に足を就けてしまいかねない。仮にも暗殺職としてはただただ害悪でしかない。
そんな物がシャルにとっては楽しいようで、さっきからやりたい放題にされている訳だ。……どうせ仮面を着けるのに。
「……シャル。化粧ってのは水で落ちるのか?」
「多少は落ちるけど、完全には落ちないわよ。しっかり落そうと思ったら専用のメイク落としだったり、専用のボディソープみたいなのが必要になるの。」
「何もかもが面倒だな、化粧とやらは……。」
「なぁティア、他種族は化粧とかしないのか?」
「しない。……まぁ、儀式的な意味でペイントだったり刺青だったりはあるが、全部ちゃんと意味のある物だ。成人の証だったり、シャーマンの証だったり。人間みたいに見た目を偽る為に肌に何かを塗る事はない。」
「辛辣だなぁ。」
「事実だからな。……大体、お前は見た事ないのか? 化粧を落とした人間の女が化粧する前と全く違う顔で整形を疑うようなシーンを。」
「それは……ある、けど。」
「俺はそれが怖いから嫌なんだ。」
「あら、ティアにもそんな可愛い苦手な物が?」
「可愛くねぇだろ……。涙でぼろぼろに化粧が崩れた顔で声掛けられたらホラーでしかない。」
「そ、それは……たし、かに。え、でも待って? その話が出てくるって事はティア、誰か泣かした事あるの?」
「俺に泣かす気があるか云々以前に、任務で郊外の村に行ったら野党に襲われたやら盗賊に焼かれたやらで泣いている奴に会う機会なんて幾らでもあるだろうが。」
「……世知辛い。」
「……本当に俺達は平和惚けしてるんだな。」
「今更何を言ってるんだ……? 壁の中に居るお前らは常にそうだろ?」
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