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ぶっちゃけ話
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レムの尋問が終わった後ドグマとシュウは城門付近で待機していた一般兵を城へ帰した。
カズマはリザードマンの死体を何体か回収し、城へ持ち帰った。
城へ戻る際に昼食後にチーム会議をするとドグマとシュウに告げる。
シュウ:「カズマさん今度はちゃんと話してけろ。」
シュウの言葉にカズマは少し驚いたが黙ってうなずいた。
『バレバレでしたか・・・』
シュウに自分の異変を気づかれていたのは恥ずかしかったが、気持ちが楽になった。
『チームの皆には話しとくか・・・』
カズマは昼食を早々に切り上げてコンピュータールームへ向かう。
コンピュータールームに着くとリザードマンの死体の解剖を行う。
『レムとかいう奴・・・モンスターのエキスって言ってたな・・・」
カズマはリザードマンの血液の分析をしてみた。
分析の結果、大量のアドレナリンが抽出された。
『こんな物打ち込まれたらぶっ壊れるっつうの・・・』
また怒りがこみ上げて来るのを感じたカズマは解剖を中断した。
気分を変える為に先の戦闘の映像をモニターに映し出す。
戦闘はほぼこちらの思惑通りにすすみ、一般兵の連携は満足のいくものだった。
新種のモンスターが現れない限り、防御は二種類のgunで対応できるようになっている。
『次は攻撃だな。どう攻めるか・・・』
カズマは次にシューティングスター城の衛星映像をモニターに映す。
シューティングスター城の城壁はかなり分厚い。
普通の破城槌を使用するとかなり手こずりそうなので、そこをモンスターに襲われるとひとたまりもない。
『バズーカを作るか・・・』
カズマは4Dプリンターでバズーカを作成する。
Highpressuregunの特大版とでもいうべきか。
バズーカ作成のコマンドを入力した後、ドグマとシュウがやってきた。
カズマはテーブルにつき、他の三人を待つことにした。
ほどなくしてマナが来たが、メイとマリがなかなか来ない。
カズマ:「王女はまだ寝てるのか?」
マナ:「マリ様は既にお目覚めですよ。私昼食ご一緒にさせていただきました。」
カズマ:「そうなのか?じゃあワイヤレスマイクで呼んでみるか。」
カズマがマリの回線に合わせようとした時、マリがやってきた。
カズマ:「やっと来たか・・・じゃあ会議を・・・」
カズマが会議を始めようとした時、マリがカズマに近づき平手を放った。
バシッ!
マリはカズマの頬を打った。
シーンと皆静まり返る。
マリ;「貴様!また勝手な事をしたな!」
マリの声が怒りに震えている。
カズマ:「え?俺何かした?」
マリ;「たった一人でモンスターの群れに飛び込んだあげく相手の魔法をモロに喰らった!一歩間違えれば死んでいた!」
マリの怒りにカズマは黙ってしまった。
シュウ:「まあまあマリさん。幸い無事だった事だしもういいじゃねぇですか?」
ドグマ:「いや、シュウ。確かに王女の言う通り今回コイツの行動は身勝手だった。」
シュウ:「その点についてもカズマさんはちゃんと反省してるだよな?」
シュウは優しい目でカズマを見た。
カズマはシュウの意図を読み取り、皆に謝罪する。
カズマ:「あ、ああ。本当に今回の件では皆に迷惑をかけた。すまなかった。」
カズマは立ち上がって皆に頭を下げる。
マリの怒りもおさまったようでため息をついて、席についた。
ドグマ:「頼むぜ大将!」
マリ:「オマエの様子がおかしいからメイはまた一人で遊んでいる。」
カズマ:「色々申し訳ないです・・・」
シュウ:「じゃあ会議はじめるべ。」
シュウが会議の開始を促すとカズマは思い悩んだ表情を浮かべる。
ドグマ:「どうした?カズマ。」
カズマ:「今日の議題は例の鎧兜の男についてだ。」
マリ:「何かわかったのか?」
カズマ:「鎧兜の男は俺のクローンだ。」
カズマの一言は皆に衝撃を与えた。
ドグマ:「あの男がお前のクローンだと?」
シュウ:「うーんやっぱりそうだったか・・・」
カズマ:「シュウ、やはりオマエ気づいてたんだな?」
シュウ:「んだ。カズマさんの不安はこれだったんだな。」
カズマ:「証拠がないが、レムとかいう奴の証言からするとそう考えるしかないんだよな。」
マリ:「敵にオマエのクローンがいるとなるとやっかいだな。」
カズマ:「おまけにコイツの戦闘能力は俺を遥かに上回ってる。これを見てくれ。」
カズマはモニターにモンスター軍がAシェルターを襲った時の映像を映した。
その中で鎧兜の男が戦っている映像を繰り返し映し出した。
ドグマ:「すげぇな・・・コイツ本当に人間か?」
シュウ:「パワーもすごいがスピードもあるだな。」
カズマ:「レムとかいうやつがモンスターのエキスをぶち込んだと言ってたろ?」
マリ:「レムとは捕まえた司令官か?」
カズマ:「そうだよ。リザードマンの血液を分析したら大量のアドレナリンが抽出された。」
ドグマ:「なに?アドレナリン?」
カズマ:「そうアドレナリン。いわゆる火事場のクソ力を出すホルモンだがコイツの強力なやつだ。」
マリ:「コイツと戦っても勝てる気がしないな・・・」
シュウ:「いんや身体能力は高いけど動きが単調だ。つけいる術はあるべ。」
カズマ:「そうだな・・・そしてこいつは戦える時間が限られている。」
そう言うとカズマは鎧兜の男が苦しみ出す映像を映し出す。
カズマ:「アドレナリンが強すぎて副作用が出るんだ。長時間戦えないという弱点がある。」
ドグマ:「だがあんな動きの奴の攻撃をどれだけ耐えられるか・・・」
カズマ:「まあその対策は考えてあるから多分大丈夫だよ。」
シュウ:「ところでBシェルターの連中はどうやってカズマさんの細胞を手にいれただ?」
カズマ:「うーん、これも確証がないんだが・・・昔・・・の俺からってとこだな。」
マリ:「歯切れが悪いな。」
カズマ:「俺の考えだと旧世界の俺から採取した細胞の可能性が高いな。」
カズマの言葉の意味が皆にはわからなかった。
マリ:「旧世界のお前だと?」
ドグマ:「お前旧世界って何年前だと思ってるんだ?意味がわからんぞ?」
シュウ:「カズマさん一体何年生きてるんだべか?」
カズマ:「ちょうどいい機会だからちゃんと説明しておくな。俺はこの時代の過去から時間を移動してきた。」
マナ以外の人間は眉間にしわをよせ考えている。
カズマ:「この大陸にある全てのシェルターは過去の時代の俺がつくった。細胞も俺が冷凍保存でもしたんだろうな。」
シュウ:「ちょっと待ってけろ・・・頭がこんがらがってきただ・・・」
カズマ:「うーんじゃあちょっと図で説明するな。」
カズマはホワイトボードとマジックを引っ張り出し、この時代とカズマのいた時代を直線で表した。
カズマ:「今の時代をこの地点だとすると俺はこの地点・・・今の時代のかなり昔の時代にいたんだ。」
マリ:「旧世界の時代か。」
カズマ:「そうだな。旧世界の俺は未来に備えてシェルターの建設をしていた。ここを作ったのも俺だ。」
マナ:「だからカズマ様の名前がIDになっているんですね?」
カズマ:「イエス!それでこの時代で起きた異常事態を収束するためにピョーンと時間を越えてきたわけだ。」
シュウ:「異常事態ってなんだべ?」
カズマ:「Bシェルターの連中のDNA操作・・・モンスター作成と俺のクローン作成だ。」
ドグマは口を開けてポカーンとしている。
カズマ:「この異常事態を収束したら俺は旧世界の時代に戻る。そうしないと歴史が変わってしまうからな。」
マナ:「予言の書でもそう書かれています。『勇者はこの世界に平和をもたらしたのち光と共に去る。』」
カズマ:「俺は世界を救う為にこのシェルターを作ったんだがそいつが原因でこの時代に戦争が起きちまった。いわば俺の不始末だ。こいつは俺自身でケリをつける。」
シュウ:「まーた水臭いべ。こうなったらオラ達も付き合うだ。一蓮托生だべ。」
マナ:「そうですよカズマ様。頑張りましょう!」
カズマ:「ありがとう、お二人さん。で・・・酷く怖い顔をしている王女は?何か言いたげですな。」
マリは眉間にしわをよせカズマを睨んでいる。
カズマは機嫌をとるようににっこり笑顔を作った。
マリ:「オマエがいなくなったらメイはどうする?あの子の教育はオマエが引き受けたはずだ。」
カズマ:「旧世界に一緒に連れて行くよ。望めばじいさんも一緒にな。問題あるか?」
マリは一瞬悲しそうな目をしてからあきらめた表情で答える。
マリ:「いいだろう。ちゃんと育ててやってくれ。」
カズマ:「ああ、色々面倒かけてすまない。」
シュウ:「カズマさん、ちょっとちょっと。」
カズマ:「どうした?シュウ。」
シュウ:「ドグマ隊長が固まってるだ。話についてきてねだよ。」
カズマは驚いてドグマを見た。
ドグマはポカンとした表情のまま動かない。
目の前で手のひらを振っても反応しないのでカズマは息を深く吸い込んでドグマの耳元に顔をよせた。
カズマ:「起きろ!オッサン!」
カズマの大声でドグマは正気に戻った。
ドグマ:「いてぇ!オマエ耳元で・・・」
カズマ:「会議中寝てんじゃねぇよ。もう一回話すか?」
ドグマ:「頼む。お前は旧世界から時間を飛び越えてこの時代に来て、世界を救ったらまた帰るというところまではわかった。」
カズマ:「そんだけわかってりゃ上等だよ。もう説明はいらねぇな。じゃあ次の議題だ」
マリ:「今度は何だ?」
カズマ:「シューティングスター城攻略の話をしようか。」
カズマはリザードマンの死体を何体か回収し、城へ持ち帰った。
城へ戻る際に昼食後にチーム会議をするとドグマとシュウに告げる。
シュウ:「カズマさん今度はちゃんと話してけろ。」
シュウの言葉にカズマは少し驚いたが黙ってうなずいた。
『バレバレでしたか・・・』
シュウに自分の異変を気づかれていたのは恥ずかしかったが、気持ちが楽になった。
『チームの皆には話しとくか・・・』
カズマは昼食を早々に切り上げてコンピュータールームへ向かう。
コンピュータールームに着くとリザードマンの死体の解剖を行う。
『レムとかいう奴・・・モンスターのエキスって言ってたな・・・」
カズマはリザードマンの血液の分析をしてみた。
分析の結果、大量のアドレナリンが抽出された。
『こんな物打ち込まれたらぶっ壊れるっつうの・・・』
また怒りがこみ上げて来るのを感じたカズマは解剖を中断した。
気分を変える為に先の戦闘の映像をモニターに映し出す。
戦闘はほぼこちらの思惑通りにすすみ、一般兵の連携は満足のいくものだった。
新種のモンスターが現れない限り、防御は二種類のgunで対応できるようになっている。
『次は攻撃だな。どう攻めるか・・・』
カズマは次にシューティングスター城の衛星映像をモニターに映す。
シューティングスター城の城壁はかなり分厚い。
普通の破城槌を使用するとかなり手こずりそうなので、そこをモンスターに襲われるとひとたまりもない。
『バズーカを作るか・・・』
カズマは4Dプリンターでバズーカを作成する。
Highpressuregunの特大版とでもいうべきか。
バズーカ作成のコマンドを入力した後、ドグマとシュウがやってきた。
カズマはテーブルにつき、他の三人を待つことにした。
ほどなくしてマナが来たが、メイとマリがなかなか来ない。
カズマ:「王女はまだ寝てるのか?」
マナ:「マリ様は既にお目覚めですよ。私昼食ご一緒にさせていただきました。」
カズマ:「そうなのか?じゃあワイヤレスマイクで呼んでみるか。」
カズマがマリの回線に合わせようとした時、マリがやってきた。
カズマ:「やっと来たか・・・じゃあ会議を・・・」
カズマが会議を始めようとした時、マリがカズマに近づき平手を放った。
バシッ!
マリはカズマの頬を打った。
シーンと皆静まり返る。
マリ;「貴様!また勝手な事をしたな!」
マリの声が怒りに震えている。
カズマ:「え?俺何かした?」
マリ;「たった一人でモンスターの群れに飛び込んだあげく相手の魔法をモロに喰らった!一歩間違えれば死んでいた!」
マリの怒りにカズマは黙ってしまった。
シュウ:「まあまあマリさん。幸い無事だった事だしもういいじゃねぇですか?」
ドグマ:「いや、シュウ。確かに王女の言う通り今回コイツの行動は身勝手だった。」
シュウ:「その点についてもカズマさんはちゃんと反省してるだよな?」
シュウは優しい目でカズマを見た。
カズマはシュウの意図を読み取り、皆に謝罪する。
カズマ:「あ、ああ。本当に今回の件では皆に迷惑をかけた。すまなかった。」
カズマは立ち上がって皆に頭を下げる。
マリの怒りもおさまったようでため息をついて、席についた。
ドグマ:「頼むぜ大将!」
マリ:「オマエの様子がおかしいからメイはまた一人で遊んでいる。」
カズマ:「色々申し訳ないです・・・」
シュウ:「じゃあ会議はじめるべ。」
シュウが会議の開始を促すとカズマは思い悩んだ表情を浮かべる。
ドグマ:「どうした?カズマ。」
カズマ:「今日の議題は例の鎧兜の男についてだ。」
マリ:「何かわかったのか?」
カズマ:「鎧兜の男は俺のクローンだ。」
カズマの一言は皆に衝撃を与えた。
ドグマ:「あの男がお前のクローンだと?」
シュウ:「うーんやっぱりそうだったか・・・」
カズマ:「シュウ、やはりオマエ気づいてたんだな?」
シュウ:「んだ。カズマさんの不安はこれだったんだな。」
カズマ:「証拠がないが、レムとかいう奴の証言からするとそう考えるしかないんだよな。」
マリ:「敵にオマエのクローンがいるとなるとやっかいだな。」
カズマ:「おまけにコイツの戦闘能力は俺を遥かに上回ってる。これを見てくれ。」
カズマはモニターにモンスター軍がAシェルターを襲った時の映像を映した。
その中で鎧兜の男が戦っている映像を繰り返し映し出した。
ドグマ:「すげぇな・・・コイツ本当に人間か?」
シュウ:「パワーもすごいがスピードもあるだな。」
カズマ:「レムとかいうやつがモンスターのエキスをぶち込んだと言ってたろ?」
マリ:「レムとは捕まえた司令官か?」
カズマ:「そうだよ。リザードマンの血液を分析したら大量のアドレナリンが抽出された。」
ドグマ:「なに?アドレナリン?」
カズマ:「そうアドレナリン。いわゆる火事場のクソ力を出すホルモンだがコイツの強力なやつだ。」
マリ:「コイツと戦っても勝てる気がしないな・・・」
シュウ:「いんや身体能力は高いけど動きが単調だ。つけいる術はあるべ。」
カズマ:「そうだな・・・そしてこいつは戦える時間が限られている。」
そう言うとカズマは鎧兜の男が苦しみ出す映像を映し出す。
カズマ:「アドレナリンが強すぎて副作用が出るんだ。長時間戦えないという弱点がある。」
ドグマ:「だがあんな動きの奴の攻撃をどれだけ耐えられるか・・・」
カズマ:「まあその対策は考えてあるから多分大丈夫だよ。」
シュウ:「ところでBシェルターの連中はどうやってカズマさんの細胞を手にいれただ?」
カズマ:「うーん、これも確証がないんだが・・・昔・・・の俺からってとこだな。」
マリ:「歯切れが悪いな。」
カズマ:「俺の考えだと旧世界の俺から採取した細胞の可能性が高いな。」
カズマの言葉の意味が皆にはわからなかった。
マリ:「旧世界のお前だと?」
ドグマ:「お前旧世界って何年前だと思ってるんだ?意味がわからんぞ?」
シュウ:「カズマさん一体何年生きてるんだべか?」
カズマ:「ちょうどいい機会だからちゃんと説明しておくな。俺はこの時代の過去から時間を移動してきた。」
マナ以外の人間は眉間にしわをよせ考えている。
カズマ:「この大陸にある全てのシェルターは過去の時代の俺がつくった。細胞も俺が冷凍保存でもしたんだろうな。」
シュウ:「ちょっと待ってけろ・・・頭がこんがらがってきただ・・・」
カズマ:「うーんじゃあちょっと図で説明するな。」
カズマはホワイトボードとマジックを引っ張り出し、この時代とカズマのいた時代を直線で表した。
カズマ:「今の時代をこの地点だとすると俺はこの地点・・・今の時代のかなり昔の時代にいたんだ。」
マリ:「旧世界の時代か。」
カズマ:「そうだな。旧世界の俺は未来に備えてシェルターの建設をしていた。ここを作ったのも俺だ。」
マナ:「だからカズマ様の名前がIDになっているんですね?」
カズマ:「イエス!それでこの時代で起きた異常事態を収束するためにピョーンと時間を越えてきたわけだ。」
シュウ:「異常事態ってなんだべ?」
カズマ:「Bシェルターの連中のDNA操作・・・モンスター作成と俺のクローン作成だ。」
ドグマは口を開けてポカーンとしている。
カズマ:「この異常事態を収束したら俺は旧世界の時代に戻る。そうしないと歴史が変わってしまうからな。」
マナ:「予言の書でもそう書かれています。『勇者はこの世界に平和をもたらしたのち光と共に去る。』」
カズマ:「俺は世界を救う為にこのシェルターを作ったんだがそいつが原因でこの時代に戦争が起きちまった。いわば俺の不始末だ。こいつは俺自身でケリをつける。」
シュウ:「まーた水臭いべ。こうなったらオラ達も付き合うだ。一蓮托生だべ。」
マナ:「そうですよカズマ様。頑張りましょう!」
カズマ:「ありがとう、お二人さん。で・・・酷く怖い顔をしている王女は?何か言いたげですな。」
マリは眉間にしわをよせカズマを睨んでいる。
カズマは機嫌をとるようににっこり笑顔を作った。
マリ:「オマエがいなくなったらメイはどうする?あの子の教育はオマエが引き受けたはずだ。」
カズマ:「旧世界に一緒に連れて行くよ。望めばじいさんも一緒にな。問題あるか?」
マリは一瞬悲しそうな目をしてからあきらめた表情で答える。
マリ:「いいだろう。ちゃんと育ててやってくれ。」
カズマ:「ああ、色々面倒かけてすまない。」
シュウ:「カズマさん、ちょっとちょっと。」
カズマ:「どうした?シュウ。」
シュウ:「ドグマ隊長が固まってるだ。話についてきてねだよ。」
カズマは驚いてドグマを見た。
ドグマはポカンとした表情のまま動かない。
目の前で手のひらを振っても反応しないのでカズマは息を深く吸い込んでドグマの耳元に顔をよせた。
カズマ:「起きろ!オッサン!」
カズマの大声でドグマは正気に戻った。
ドグマ:「いてぇ!オマエ耳元で・・・」
カズマ:「会議中寝てんじゃねぇよ。もう一回話すか?」
ドグマ:「頼む。お前は旧世界から時間を飛び越えてこの時代に来て、世界を救ったらまた帰るというところまではわかった。」
カズマ:「そんだけわかってりゃ上等だよ。もう説明はいらねぇな。じゃあ次の議題だ」
マリ:「今度は何だ?」
カズマ:「シューティングスター城攻略の話をしようか。」
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