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~ファンタジー異世界旅館探訪~
【第1章】第21話「マギリースト クルアラン」(1)
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温泉を堪能した優希は、自分の部屋に向かう途中プレイルームを覗いてみた。予想通りというかアルヴァーはピンボールのプレイ中で、隣ではゲンさんがブランデーのグラスを二人分持ち、それを観戦していた。
優希は話し掛けてみたが案の定、空返事で余程プレイに集中しているようだった。
「……それじゃあ、先に部屋に戻りますね。おやすみなさい」
「ああ。坊ちゃん、おやすみ」
ただ、ゲンさんと違いアルヴァーはピンボール・マシンから目を離さず「ああ」とだけ答えて二人で肩をすくめるのだった。
食堂に上がり、恵子に挨拶をして宛がわれた部屋へ向かう。
優希の部屋は、以前、広瀬館に住んでいた頃と同じ部屋が用意されていた。当時の子供向けの家具は、今住んでいる家に持って行ったが、記憶にある備え付けらしいものと、予備らしいアンティークの事務机が持ち込まれていた。
新しい家具の引き出しを開け閉めしたり、手触りを確かめたりと一通り確認した後、ベットに飛び込んだ。
恵子が整えたらしく、ベットメイクが完璧で、清潔なシーツは爽やかな香りがした。仲居の他にホテル従業員としても優秀なようだ。優希は女性のホテル従業員をどう呼べば良いか考えた。ホテリエという呼び方もあるが、ホテル関係の経営者やレビュアーなどもホテリエと呼ぶらしく色々と混乱する。
優希はいっそメイドでも良いか異世界だし、などと取り留めなく考えている内に眠りに落ちていった。
深夜、草木も眠る丑三つ時とも呼ばれる時刻に優希は唐突に目を覚ました。部屋は常夜灯の僅かな明かりだけだったが、それに構わず寝汗で若干不快になった浴衣を脱ぎ、用意してあった着替えに袖を通す。着替えが済むとカーテンを開けて暗闇に覆われている外を確認した。
優希の部屋は洋館の裏側に位置しているため、本館の明かりは確認できないが、宿泊客が居る時は点灯している裏庭の夜間照明も、今日ばかりは夜を照らす事もなく月明かりだけが頼りなく周囲の状況を伝えてきた。
夜の先を見つめながら優希は「侵入者が居る」と呟いた。そして自分自身の発言に驚愕した。
優希は広瀬村に帰って来てからの自身の変化には気付いていたが、村の結界を超えて来る存在まで察知出来た事に驚いた。ただ、これは村全体の出来事を感知出来るといった事ではないようで、侵入者以外の気配は感じ取れなかった。
この事態にアルヴァーを起してでも助けを求めようかとも思ったが、優希の方が先に就寝したために、どの部屋を使っているのか分からない事に気が付いた。
大声を出すか、いっそ非常ベルでも鳴らそうかとも思ったが、その場合でも時間を取られる事に変わりはなく、何より相手を刺激する可能性を考えると実行は躊躇われた。
結局、洋館に近付かない内に接触した方が良いという結論に達し、素早く部屋を出ると、一階にある応接室に向かった。幸い扉には鍵が掛かっておらず、優希は部屋の奥に進むと、そこにあるガラスケースに展示されていた日本刀を見つけた。ケースには鍵が掛かっていたが、仕組みを知っている優希は、ケースの台座の裏に手を差し込むと仕掛けを作動させる事で鍵を解除したのだった。
――優希は日本刀を手に取り、静かに鯉口を切ると、瞬間、抜刀し刀身を確かめた。確認が済むとゆっくり納刀し、履いているジーンズのベルトループに下緒を通して鞘を簡易的に固定した。次に棒手裏剣を二本、鍔に挿すと、その状態で柄の握り具合を確認し、最後に深く息を吐き出した。
「……よし行こう!」
小さく囁くような気合を入れると裏庭に向かう。そして更に奥の竹林に足を踏み入れた。
相手の足取りはゆっくりだが留まる事なく、確実にこちらに近付いてきており、このままお互いが進めば、丁度、竹林の中心で出会う事になるだろうと思われた。
優希は僅かに足を速めて、洋館との距離を稼ぐ事にした。
――それは、最初、闇に滲む赤い染みのように見えた。やがて竹林に差し込む月明かりの元でも姿が確認出来ると、まるで血を思わせるような鮮紅色のローブを纏った人物だった。身長は150cm程だろうか、あまり高くは見えないが、フードを目深に被り表情はおろか顔も窺い知れない。
ローブには絹糸のような光沢のある黒糸が幾何学模様を描いて刺繍されていたが、本来高級感を演出するはずのそれは、見る者を逆に不安にさせた。
優希とローブの人物、お互いがお互いを認識し歩みを止めた。
優希は話し掛けてみたが案の定、空返事で余程プレイに集中しているようだった。
「……それじゃあ、先に部屋に戻りますね。おやすみなさい」
「ああ。坊ちゃん、おやすみ」
ただ、ゲンさんと違いアルヴァーはピンボール・マシンから目を離さず「ああ」とだけ答えて二人で肩をすくめるのだった。
食堂に上がり、恵子に挨拶をして宛がわれた部屋へ向かう。
優希の部屋は、以前、広瀬館に住んでいた頃と同じ部屋が用意されていた。当時の子供向けの家具は、今住んでいる家に持って行ったが、記憶にある備え付けらしいものと、予備らしいアンティークの事務机が持ち込まれていた。
新しい家具の引き出しを開け閉めしたり、手触りを確かめたりと一通り確認した後、ベットに飛び込んだ。
恵子が整えたらしく、ベットメイクが完璧で、清潔なシーツは爽やかな香りがした。仲居の他にホテル従業員としても優秀なようだ。優希は女性のホテル従業員をどう呼べば良いか考えた。ホテリエという呼び方もあるが、ホテル関係の経営者やレビュアーなどもホテリエと呼ぶらしく色々と混乱する。
優希はいっそメイドでも良いか異世界だし、などと取り留めなく考えている内に眠りに落ちていった。
深夜、草木も眠る丑三つ時とも呼ばれる時刻に優希は唐突に目を覚ました。部屋は常夜灯の僅かな明かりだけだったが、それに構わず寝汗で若干不快になった浴衣を脱ぎ、用意してあった着替えに袖を通す。着替えが済むとカーテンを開けて暗闇に覆われている外を確認した。
優希の部屋は洋館の裏側に位置しているため、本館の明かりは確認できないが、宿泊客が居る時は点灯している裏庭の夜間照明も、今日ばかりは夜を照らす事もなく月明かりだけが頼りなく周囲の状況を伝えてきた。
夜の先を見つめながら優希は「侵入者が居る」と呟いた。そして自分自身の発言に驚愕した。
優希は広瀬村に帰って来てからの自身の変化には気付いていたが、村の結界を超えて来る存在まで察知出来た事に驚いた。ただ、これは村全体の出来事を感知出来るといった事ではないようで、侵入者以外の気配は感じ取れなかった。
この事態にアルヴァーを起してでも助けを求めようかとも思ったが、優希の方が先に就寝したために、どの部屋を使っているのか分からない事に気が付いた。
大声を出すか、いっそ非常ベルでも鳴らそうかとも思ったが、その場合でも時間を取られる事に変わりはなく、何より相手を刺激する可能性を考えると実行は躊躇われた。
結局、洋館に近付かない内に接触した方が良いという結論に達し、素早く部屋を出ると、一階にある応接室に向かった。幸い扉には鍵が掛かっておらず、優希は部屋の奥に進むと、そこにあるガラスケースに展示されていた日本刀を見つけた。ケースには鍵が掛かっていたが、仕組みを知っている優希は、ケースの台座の裏に手を差し込むと仕掛けを作動させる事で鍵を解除したのだった。
――優希は日本刀を手に取り、静かに鯉口を切ると、瞬間、抜刀し刀身を確かめた。確認が済むとゆっくり納刀し、履いているジーンズのベルトループに下緒を通して鞘を簡易的に固定した。次に棒手裏剣を二本、鍔に挿すと、その状態で柄の握り具合を確認し、最後に深く息を吐き出した。
「……よし行こう!」
小さく囁くような気合を入れると裏庭に向かう。そして更に奥の竹林に足を踏み入れた。
相手の足取りはゆっくりだが留まる事なく、確実にこちらに近付いてきており、このままお互いが進めば、丁度、竹林の中心で出会う事になるだろうと思われた。
優希は僅かに足を速めて、洋館との距離を稼ぐ事にした。
――それは、最初、闇に滲む赤い染みのように見えた。やがて竹林に差し込む月明かりの元でも姿が確認出来ると、まるで血を思わせるような鮮紅色のローブを纏った人物だった。身長は150cm程だろうか、あまり高くは見えないが、フードを目深に被り表情はおろか顔も窺い知れない。
ローブには絹糸のような光沢のある黒糸が幾何学模様を描いて刺繍されていたが、本来高級感を演出するはずのそれは、見る者を逆に不安にさせた。
優希とローブの人物、お互いがお互いを認識し歩みを止めた。
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