~ファンタジー異世界旅館探訪~

奈良沢 和海

文字の大きさ
60 / 74
~ファンタジー異世界旅館探訪~

【第2章】第49話「トート・モレン・カンバー」

しおりを挟む
 ミラーレ第二市街地の大通りは如何にも活気がある大都市といった雰囲気が漂っていた。

「この通りを真っ直ぐ進むと大広間に出ます。幸い早い時間なので人通りは少ないですが、もう少しするとかなりの人混みになります。そうなる前に移動しましょう」

「分かりました。……しかし、この大通りは建物で視線が遮られていますね、先が見通せません」

「ええ。それも都市防衛の役割を果たすとか。この南大通りはかなり蛇行していますし、脇道も無いんですよ」

 ピアンタの言う通り、建築物の隙間はどこも建物と同じ石材で塞がれていて扉すら付いていなかった。
 また、大通り左右の建物は殆どが六階建ての高層建築で、一階部分はどれも店舗になっていた。

「しかし、この建物の向こうに住居は広がっているんでしょう? この通りの商店に来る為に大回りしないといけないのなら不便なのではないですか?」

「実は住人しか知らない秘密の通り道があるんです。――まあ分かり難いだけで建物を通り抜け出来るだけですけどね」

 良く観察すれば、店舗脇の扉で人の出入りの多いものが見受けられた。てっきり住人の為の上階への扉だと思われたが違うものもあるようだ。或いは向こう側はこちらと違う造りなのかも知れないと思ったメラグラーナだった。

「良く見れば、ドアノブや取っ手がない扉もありますね」

「それは分かり易くした一方通行の扉です。狭い通路が向こうまで続いているか、逆に通り抜けは出来なくて上の住人しか使わないといった物が多いですが、扉の前は事故も起こりやすいので、その対策でもありますね」

 殆どの店舗が未だ開店前だったので、そちらに気を取られる事もなく二人は大通りを抜けて円形の大広場に出た。
 広場の中央には見上げるほど巨大な黒曜石オブシディアーノ大理石マルモーロを組み合わせて出来た四角柱の記念塔モルメントがそびえ立っていた。

「あの記念塔モルメントは見事ですね。柱の先端の人物が初代のミラーレ公だと言うのは分かるのですが、柱の中央付近にある像は誰をかたどったものなんでしょう? 見た感じ、どれも違う人物のようですが」

 メラグラーナの指摘通り、南面には、剣を突き立て立ち塞がる騎士カヴァリーロの大理石像が、丁度二人を見下ろすように配置されている。
 こちら側からは側面しか見えないが、ピアンタの記憶では、左手、西側には同じく大理石で出来た商人風コメルシストの男の石像が。
 東側には杖を掲げた魔法使いソルティーストの女性がこちらは黒曜石で。
 そして、ここからでは見えないが、北側、つまりガイエンフォール城を正面から見つめ手を組み祈りを捧げる女性が、同じく黒曜石で模られていた。

「すいません。ミラーレを象徴した四方を守護する像だと云うのは聞いていましたが、具体的にどなたをモデルにされたのかまでは……」

「そうですか。しかし今夜の夜会での話題にはなりそうです。……それまで覚えていたらですが」

「ふふっ、その時はモデルがどんな人物だったか教えて下さいね」

「ええ、分かりました。――そして、ようやく商会長ピアンタの笑顔を見れました。昨日から張り詰めた表情ばかりだったので少し心配だったのです」

 ピアンタは思わず顔の表情を確かめるように頬を揉んだ。

「そんな顔をしていましたか?」

「ええ。でも、ミラーレ市街に近付くにつれて、何と言うか緊張が解けて肩の力が抜けていくのを感じました。……きっとココミラーレには良い思い出ばかりなんでしょうね」

 言われて改めて考えて見る。――勉強ばかりで最後は慌しく故郷に帰省したが、確かにミラーレでの日々はどれも充実した時間だった。

「……そう、かも知れません。こんな時に不謹慎とは思いますが、不思議と落ち着いている自分を感じます」

「それで言いと思いますよ。それで次はどちらに向かえば良いんでしょうか。このまま広間を抜けて、真っ直ぐですか?」

「いえ、そちらは行き止まりの小広間に出る道です。左の通りを西に向かって進むと、目的地に自然と着きますよ。……それで、あの」

 何か言いたそうな言葉を遮って、メラグラーナはピアンタを促し先に歩き出した。

「さあ、一刻も早く隊商員キャラヴァロノーチェを探索する手筈を整えなければ。急ぎますよ、ピアンタ・・・・

「ちょっと待ってください! って、えっ!? 今、私の名前……」

「何か言いましたか? 商会長ピアンタ」

「……いえ。そうですね、急ぎましょう」


 ミラーレ学院アカデミオに続く西の大通りを進んで行くと、第二城壁の半分程の高さの壁が見えてきた。

「あの壁の向こう側がミラーレ学院アカデミオとミラーレ商業協会コメンサアソシオの敷地になります。これと同じ物が北側の市街地にもあって、第二城壁内を北と南に二重に分断しています。東側も同じですね」

「東側には何があるんですか?」

「東は大型輓獣メガファウナも乗り入れ出来ますから、石材、木材といった建材や麦などの食料まで、様々な物の搬入搬出口になっています。その為、資材置き場や後は倉庫街になっていますね。ミラーレでは、東に倉庫を構える事が一流の商人の証のようになっています」

「では、ここでは何処に店舗を構えるのが一流になるのでしょう? 先程の南門の大通りですか?」

 ふと気になってピアンタに聞いてみた。

「ああ。それは決まっています。っと、もう入り口ですね。この話は後ほど」

 そう言うとピアンタは、門の脇に立っている守衛に話し掛けようとしたが、先にあちらから話し掛けられた。

「おおっ。やはりピアンタさんじゃないですか。売買契約許可免許ペルメシラヴェンダコントラクトを取得された後は、本国に帰ったと窺いましたが、今回の隊商キャラバンに同行されていたのですね」

「え、ええ、そうです。こんにちは」

 名前までは知らないが、見覚えのある顔が親しく話し掛けてきた。少し戸惑ったものの、友好的でこちらの事を知っているのなら話も通り易いだろう。

「――それで、本日はどのような御用件でこちらへ?」

「ええ。実は急な事で申し訳ないのですが、急ぎアルヴァー先生と面会したいのです。取り次いで貰えませんか?」

「アルヴァー講師ですか?」

 守衛が、門の脇に併設されている守衛所の中に待機していた人物に目配せすると、その守衛は頷き教員宿舎の方へ早足で向かって行った。

「私は専ら内勤なので駆り出されませんでしたが、魔獣騒ぎデモナビーストでそちらも大変でしょう」

「そうですね……」

 その後、返事を待つ間、雑談を交えつつ、最近のミラーレの様子を聞きだし、自分の現状を少し話していると、先程の守衛が一人の人物を伴って戻ってくるのが見えた。

 その人物は、ピアンタの望んだアルヴァーではなかったが、鮮やかな赤毛の持ち主で、本人は小柄ながらそれが遠目からでも非常に目立っており目の離せない存在だった。
 一見、妖精種フィリーノのように見えるものの、赤毛以外は人間種ホマーロのものだったので、混血種ミクシータなのだろうとしか分からなかった。

 ただ、ピアンタの見立てでは、混血ミクシータによく見られる内在魔力の濁りのような混在が感じられないばかりか、魔法使いソルティーストかそれ以上の魔力を内に秘めているのが感じ取れた。
 だとすれば珍しい事だが、かつての妖精種フィリーノの血が顕現した、先祖返りという現象なのではと考えた。

 そんな不躾とも取れる視線に晒されながらも、無邪気とも云える笑顔で、その人物は挨拶した。

「初めまして。アルヴァー先生の元で勉強しているトート・モレン・カンバーと言います。気軽にトトと呼んで下さい」

 見た目通りな幼い声色と違い、非常に洗礼された宮廷式コルトゥーモの礼を執ると、守衛に礼を言い、ピアンタとメラグラーナの二人を中に招き入れた。

 改めて、お互いに挨拶を交わすと、ピアンタが早速、用件を切り出した。

「お呼び立てして申し訳ありません。実は先生にぜひ協力して欲しい事があるのですが、お時間の都合は付くでしょうか?」

 その答えはピアンタにとって好ましい物ではなかった。

「すいません。実は先生は昨日から森へ入っていて、まだ帰って来てないんです」

「えっ!? 先生も森に入られてお帰りになっていないんですか?」

「先生も、という事は別の何方かが森へ入って行方不明なんですか?」

 ピアンタは、ニセの商人と護衛が自分の商会員を誘拐したかも知れない事。
 森林の奥に潜んでいる可能性が高いが誘拐犯が魔獣デモナビーストに遭遇した場合、見捨てられる可能性が高い事。
 先生が森林の調査を計画されていた事を思い出し協力を仰ぎたく朝から訪問した事など、これまでの経緯を掻い摘んで説明した。

 トトは顎に手を当て一瞬考え込むような仕草を見せたが、直ぐに結論に達したらしく、こんな提案をしてきた。

「これから傭兵組合メルセオクリーゾに行くんですが、一緒にどうでしょう?」

「それは、先生を探す探索者エスプロリーストを雇うという事でしょうか?」

「だが、我々の隊商キャラバノの護衛と都市の防衛を考えると人手は足りないのではないですか?」

 二人は外縁部の様子から、そこに暮らす人々はそれ程、危機感を持っていないのではないのかと感じていた。
 しかし、だからといって未踏の地を探索出来るような優秀な人材が、今、確保出来るかは疑問だった。
 その疑問はトトの言葉で氷解したが。

「実は魔獣デモナビーストの情報を知ったのは先生が出かけた後だったんです。慌てて追いかけたんですが、もう森に入ってしまっていて。それで念の為、探索者エスプロリーストの方に連絡を取っておいたんです。一日経って戻って来ないようなら探索してくれる手筈になってます」

「あの森に入る依頼を受ける方が居たのですね。……その探索者エスプロリーストは、私の商会員も探してくれるでしょうか?」」

「追加の報酬次第でしょうか? 探索者エスプロリーストとしては、まだ若手ですが事前に森の奥を調査して頂いた方々ですし実力は保障しますよ」

「ミラーレの住人は、あの森の奥には足を踏み入れないと聞いていたんですが、例外もあるんですね」

 メラグラーナの言葉にトトは頷いた。

「事前の実地調査では、いつもお世話になってます。――あっ、そろそろ約束の時間ですね」

 校内向けらしい鐘の音が響くとトトは視線を向けてきた。

「分かりました。御好意に甘えて御一緒させて頂きます、トトさん」

「はい。それじゃあ早速移動しましょう。――ここからだと教員用の出入り口が近いかな?」

 二人はトトに先導されて学院アカデミオの敷地内を壁沿いに移動した。
 学舎らしい建物に遮られていたが、奥には商業協会コメンサアソシオの会館らしい豪奢な建造物が僅かに見えた。

 程なく第二城壁とは年季が違う城壁に行き着いた。

「これは第一城壁ですよね? という事は、この先の第一市街地を通って行くんでしょうか?」

「はい。ここを通った方が近道なので」

 トトは気軽に答えたが、メラグラーナの聞いた限りでは、ミラーレの住人でも気軽には立ち入る事が出来ない高級住宅地になっているという話だった筈だ。

「そういえば、メラグナは何処に店舗を構えるのが一流の商人か聞いていましたよね」

「え? ええ」

「今から向かう第一市街地。特に大通りに店を構えるのが一流の商人の証ですよ」

 そう言って、壁の向こうに視線を向けるピアンタだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

悪役令嬢の騎士

コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。 異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。 少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。 そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。 少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。

僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ
ファンタジー
 僕は十年程闘病の末、あの世に。  そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?  幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。   ※画像はAI作成しました。 ※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。

元・神獣の世話係 ~神獣さえいればいいと解雇されたけど、心優しいもふもふ神獣は私についてくるようです!~

草乃葉オウル ◆ 書籍発売中
ファンタジー
黒き狼の神獣ガルーと契約を交わし、魔人との戦争を勝利に導いた勇者が天寿をまっとうした。 勇者の養女セフィラは悲しみに暮れつつも、婚約者である王国の王子と幸せに生きていくことを誓う。 だが、王子にとってセフィラは勇者に取り入るための道具でしかなかった。 勇者亡き今、王子はセフィラとの婚約を破棄し、新たな神獣の契約者となって力による国民の支配を目論む。 しかし、ガルーと契約を交わしていたのは最初から勇者ではなくセフィラだったのだ! 真実を知って今さら媚びてくる王子に別れを告げ、セフィラはガルーの背に乗ってお城を飛び出す。 これは少女と世話焼き神獣の癒しとグルメに満ちた気ままな旅の物語!

拾われ子のスイ

蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】 記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。 幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。 老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。 ――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。 スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。 出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。 清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。 これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。 ※週2回(木・日)更新。 ※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。 ※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載) ※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた

黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆ 毎日朝7時更新! 「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」 過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。 絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!? 伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!? 追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!

処理中です...