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美香編
望月の悩み(エロ展開へ)
しおりを挟むその後、彼は浴びるように酒を飲んだ。
こっ、これはマズイ気がする。だって唾液飲まされたあの時も、こんなふにハイペースな飲み方だったし…。
「あの、望月、そろそろお酒はヤメた方が」
「んあ?そんなに飲んでませんよォ!俺が手にしているのは酒なんかじゃないッ」
とか言って、焼酎を飲みまくった挙句にダウン。タクシーの後部座席で眠るその姿に胸を撫で下ろすも、ウキウキとお泊り宣言をして消え去った香奈と内藤を見送った後、突然覚醒した望月は運転手に行先の変更を伝え、いつの間にか私達はいかにもなホテルの一室で佇んでいた。
なんかもう私の中では可愛い仔犬的な存在だし、望月にそういう色気は求めてないんですけど。
「俺、こんな悩みが言えるのは美香さんだけでッ」
「え…っ?何か悩んでたの??ゴメン気付かなくて。何でも言ってちょうだい」
まるでオモチャの国みたくファンスィーな部屋しか空いていなかったので、我らはテディベアを1つずつ抱えながらベッドに座って話し出す。
「最近、…その、勃ちが悪いんですよ」
「タチが悪い?えっ?どういう意味??」
郵便ポストよりも赤い望月は、突然モゴモゴからハキハキへと口調を変える。
「あの、美香さんが内藤さんから紹介された人と交際を開始する前に、俺を助けてください!こんなこと他の女性には頼めないし、恋愛感情の無いアナタだからこそ、この悩みも打ち明けられるのですからッ」
「はいはい、だから早く本題に入ってよ」
「俺、EDなんですッ。いえ、最初は勃つけど、100%の確率で中折れしちゃって、最後までイケないんですッ」
「え…」
そ、それは…確かに大変そうよね。男としてのプライドがズタズタだっただろうに、望月ったらそれでも毎日明るく笑っていたの?
ふびん…。
「だから美香さんがいつもエロい服装で来るとリハビリになったって言うか、有り難かったと言うかッ。お願いです、俺を助けてください!」
「分かった!私に出来ることを言ってみて」
…というワケで。
なんかしんないけど、順番にシャワーを浴びた後にこうしてベッドで望月の望月を望月しているのです(ズバリ言いませんのでどうか察してください)。
ん?でも望月の望月、とっても元気で張りツヤもいいんだけど。健康な印としてカウパ…じゃなくて望月汁(察してください)も出てるし。
撫でたり、扱いたり、サービスで舐めたりすると望月本体が可愛く喘ぎ出す。
「あ、ううっ、何か美香さんのお陰で復活しそうですけど、でも、きっと最後までは無理かな」
「諦めちゃダメ!とにかくやってみないと」
せっせせっせと望月を構い続ける私は、ふと肝心なことに気付くのだ。…コレ、下準備だけ完璧でも意味無くない?最後までしないとダメなんだよね??
ええっ?!望月と私が?
望月の望月が私の中に?
思わずカッチーンと固まっていると、望月本体が手慣れた感じで私をひっくり返し、私の私を(これも察してください)捏ねくり始めた。
「ちょ、も、望月?あん、やだ、エッチ!」
「だって美香さんがOKって言いましたよ」
ああ、バカだ私。
でも残念ながらとっても気持ちいいよお。
う、あああん…。
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