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第二章:IN THE HERO
関口 陽(ひなた) (6)
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「何が起きてんですか、これ?」
私は、試合場内に飛び込み、ウチの選士である大西さんに、そう聞いた。
「判んない。多分、だけど……」
突然、試合中の2人が使っている「式姫」と「護法童子」が暴走。客席目掛けて一直線に……。
いや、待て、全部同じ方向って事は、ある特定の目標に向かっているのか?
「誰かが、あたし達を『観』てた。そいつの『視線』を攻撃だと判断したんだと思う」
なるほど、向かってる先に居るのは、そいつか……。
「オン・アニチ・マリシエイ・ソワカっ‼」
先月末の「千代田区」の事件の時に、とっさに編み出した呪法。
それで客席より少し内側に「結界」を張る。
「つくづくムカツくヤツだな……」
その時、聞き覚えの有る声。
いや、ついさっき聞いた声だ。
「私が得意な呪法を、私が今まで思い付かなかった使い方をするとはな……」
さっきの試合の私の対戦相手だ。
「ああ、もっと誉めろ」
私が使ったのは、言うなれば「逆隠形結界」。結界内に居る霊的存在から、結界の外の全世界の「気配」を隠す呪法だ。
「やっと鎮まって……えっ?」
私が張った「逆隠形結界」に干渉している者が居る。
「何者だ、一体……?」
マズい……。あと1分、結界が破られなければ……御の字だ。
「判る事は……この騒ぎを引き起したヤツは、とんでもない霊力を持ってる。しかし、その霊力を使えるがコントロールは出来てない。そして、力は凄いが……魔法のイロハも知らない」
「待て、そんなヤツ……居たとしても……」
「ああ……そんなヤツが居たとしても、普通は、霊力を使えるようになったが最後、早い内に、自分の力で自滅する……。でも……そんなヤツだと仮定しないと説明が付かない」
「2人とも、『式』や『護法』との『縁』を切れっ‼ そして……他のヤツも、何が起きても『式』や『護法』の類は使うなッ‼」
その時、試合場に主審の声が轟いた。
私は、試合場内に飛び込み、ウチの選士である大西さんに、そう聞いた。
「判んない。多分、だけど……」
突然、試合中の2人が使っている「式姫」と「護法童子」が暴走。客席目掛けて一直線に……。
いや、待て、全部同じ方向って事は、ある特定の目標に向かっているのか?
「誰かが、あたし達を『観』てた。そいつの『視線』を攻撃だと判断したんだと思う」
なるほど、向かってる先に居るのは、そいつか……。
「オン・アニチ・マリシエイ・ソワカっ‼」
先月末の「千代田区」の事件の時に、とっさに編み出した呪法。
それで客席より少し内側に「結界」を張る。
「つくづくムカツくヤツだな……」
その時、聞き覚えの有る声。
いや、ついさっき聞いた声だ。
「私が得意な呪法を、私が今まで思い付かなかった使い方をするとはな……」
さっきの試合の私の対戦相手だ。
「ああ、もっと誉めろ」
私が使ったのは、言うなれば「逆隠形結界」。結界内に居る霊的存在から、結界の外の全世界の「気配」を隠す呪法だ。
「やっと鎮まって……えっ?」
私が張った「逆隠形結界」に干渉している者が居る。
「何者だ、一体……?」
マズい……。あと1分、結界が破られなければ……御の字だ。
「判る事は……この騒ぎを引き起したヤツは、とんでもない霊力を持ってる。しかし、その霊力を使えるがコントロールは出来てない。そして、力は凄いが……魔法のイロハも知らない」
「待て、そんなヤツ……居たとしても……」
「ああ……そんなヤツが居たとしても、普通は、霊力を使えるようになったが最後、早い内に、自分の力で自滅する……。でも……そんなヤツだと仮定しないと説明が付かない」
「2人とも、『式』や『護法』との『縁』を切れっ‼ そして……他のヤツも、何が起きても『式』や『護法』の類は使うなッ‼」
その時、試合場に主審の声が轟いた。
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