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第三章:Here She Comes
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「あ……あれ?」
シャワー浴びて、着替えて、昼御飯を食べた後に、少しお昼寝したつもりが……もう4時過ぎだ。
「よく寝てたな……」
声をかけたのはクソ女。
「あと、その子たち、誰が抱いて寝ていいって言った?」
そう言って、クソ女は、あたしの両側に居る一〇年ぐらい前の子供向けアニメに出て来た恐竜のガジくんとスーちゃんのヌイグルミを取り上げた。
「え……えっと……千明先生は……」
「3時から仕事……ん?」
その時、クソ女の携帯電話に着信音。
「嘘だろ……すまん、ちょっと千明の職場に行って来る」
「職場って……部外者が入っていいの?」
「私の伯父貴が理事をやってる児童養護施設だ。お前にも関係有るモノだから……見せとく」
クソ女の携帯電話の画面には……アルファルト上にブッ倒れてる見知らぬおじさんの写真と……。
「えっ?」
『これ、お前が言ってたヤツか?』
その一言と……更に……。
「こ……これ……って?」
「見覚えが有るだろ。ああ、そうだ。明日以降も、ここに来るなら、学校の夏休みの宿題も持って来い」
「え……?」
「ちゃんと学校の勉強もやらないと、教えるのをやめる。判ったか?」
「は……えっと……」
「判ったか?」
「う……うん……」
クソ女の携帯電話の画面に写っていた謎のおじさんの腰にブラ下がっていたモノ……それは、例の精神操作系の「呪い」がかかっているらしい「魔法少女のステッキ」だった。
シャワー浴びて、着替えて、昼御飯を食べた後に、少しお昼寝したつもりが……もう4時過ぎだ。
「よく寝てたな……」
声をかけたのはクソ女。
「あと、その子たち、誰が抱いて寝ていいって言った?」
そう言って、クソ女は、あたしの両側に居る一〇年ぐらい前の子供向けアニメに出て来た恐竜のガジくんとスーちゃんのヌイグルミを取り上げた。
「え……えっと……千明先生は……」
「3時から仕事……ん?」
その時、クソ女の携帯電話に着信音。
「嘘だろ……すまん、ちょっと千明の職場に行って来る」
「職場って……部外者が入っていいの?」
「私の伯父貴が理事をやってる児童養護施設だ。お前にも関係有るモノだから……見せとく」
クソ女の携帯電話の画面には……アルファルト上にブッ倒れてる見知らぬおじさんの写真と……。
「えっ?」
『これ、お前が言ってたヤツか?』
その一言と……更に……。
「こ……これ……って?」
「見覚えが有るだろ。ああ、そうだ。明日以降も、ここに来るなら、学校の夏休みの宿題も持って来い」
「え……?」
「ちゃんと学校の勉強もやらないと、教えるのをやめる。判ったか?」
「は……えっと……」
「判ったか?」
「う……うん……」
クソ女の携帯電話の画面に写っていた謎のおじさんの腰にブラ下がっていたモノ……それは、例の精神操作系の「呪い」がかかっているらしい「魔法少女のステッキ」だった。
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