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第二章:この世に神がいるのなら
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「おい……この端末で、どこに何を中継しようとしてた?」
「あ……あの……それは……その……」
西鉄久留米駅近くのカラオケ屋でやる事になった放課後の打ち合わせには……この前、あたしを泊めてくれた女の子と、もう1人が立ち会う事になったけど……。
「あ……ほんとだ……眼鏡に小型カメラが付いてる……」
あたし達のマネージャーの江見さんが顔に付けてたのが……眼鏡じゃなくて眼鏡型の小型端末だった。
「あのさ……この動画サイトの『プリティ・トリニティ』の公式ファンクラブ・チャンネルで変な予告が有るけど……?」
「い……いや、それは……その……」
「明日の午前0時ジャストに『衝撃発表』とやらをする事になってるね? みんな、何か聞いてる?」
「何も聞いてないです」
まず、凛ちゃん。
「あ……あたしも……聞いてないけど……え……えっと……」
続いて瑠華ちゃん。
「あ……あの……あたしも何も聞いてないけど……1つ訊きたい事が」
「はい、江見さんだっけ? 正直に答えて」
「え……えっと……」
「ち……違うんです……えっと……何で……眞木さんが、ここに?」
そこに居たのは、あたし達の学校のあたし達の学年で一番の「女の子にモテてる女の子」(ただし、本人は気付いてない可能性大)で、あたしの憧れの人の妹でもある……眞木治水さんだった。
「ま……色々と有って……」
「あとさ……そのモバイルPC、瀾のじゃねえのか?」
そう言って、この前、あたしを泊めてくれた女の子は……やたら大き目の電源ランプに一〇年ぐらい前の子供向けアニメに出て来た、とぼけた顔の恐竜が表示されてるモバイルPCを指差す。
「色々と有ったんだよ」
「姉妹喧嘩の理由……ひょっとして、それ?」
「後で話す」
「その画面……ひょっとして、OSごと入れ替えてないか?」
「だから、後で話すって……」
「お前のPCどうした?」
「……修理中……今度の土曜のMMORPG仲間のオフ会に間に合わないんで……その……えっと……」
「……まぁいいや、話を戻そう……。おい、兄ちゃん、全部、自白して楽になれ」
「そ……それは……ひッ⁉」
誰も何もしてない……それなのに……何故か江見さんが悲鳴をあげた。
「凛ちゃん……その……」
「変だよ……何も……魔力とか感じない……」
あたし達の中で「魔力検知」が一番上の凛ちゃんも……何が起きたか判ってないようだ。
「大事なとこが凍傷になりたくないなら、早く全部話して」
「そ……そんな……あんたも……」
「それはいいけど……早く話さないと……」
「え……えっと……はい、判りました……再就職の為ですッ‼」
「えっ?」
「どう云う事?」
「あ……あの……久留米を仕切ってたヤクザの安徳グループが、この前潰れたんで……」
……あたしも、つい、この間、知ったばかりだけど……よりにもよって、ウチの事務所の親会社が、その安徳グループだった。
「新しい『魔法少女』の運営事務所に再就職する事になりまして……」
「それと……何の関係が……?」
「大体、想像が付いた……」
そう言ったのは……あたしをこの前泊めてくれた女の子……。
「どう云う事……?」
「だから……こう云う事だよ……。なぁ、兄ちゃん、あんたの再就職先の親会社はどこのヤクザだ?」
……そ……そう云う事?
ちょっと待って……まさか……全国各地に山程居る「御当地魔法少女」の運営って……全部、ヤクザがやってるの?
「決ってません……」
「はぁ?」
「勝った方です」
「何が?」
「プリティ・トリニティの次の新しい久留米の御当地魔法少女を決めるイベントが予定されてて……そこで勝った方です」
「ちょ……ちょっと待って……昨日、2つの魔法少女チームから決闘を申し込まれたのは……?」
「更に、その2つが勝負をして、勝った方が……あんた達の後釜になって……ついでに、勝った方のバックに居るヤクザが潰れちまった安徳グループの後釜になる。魔法少女チーム同士の決闘が、ヤクザ同士の代理戦争で、その代理戦争を見世物にして、金も稼ぐ、と……。大体、そう云うところだろ……」
「ああ、あれ……? 格闘マンガとかでよく有るヤクザ同士の代理戦争を格闘家にやらせるって展開の……」
「多分、そのお決まりのネタの『格闘家』を『魔法少女』に置き換えたバージョンだろ。そうだろ、兄ちゃん?」
「は……はい……」
「で、この3人は……そのお祭り兼ヤクザの代理戦争の前座として……派手に負ける、って台本になってる訳か」
「は……はい……」
「そして、あんたは、この3人を売って、新しい魔法少女の運営に再就職か……」
「は……はい……」
……冗談でしょ……。もう、やだ、こんなの……。
「で……もう1つ訊いていい?」
続いて、眞木さんが、江見さんの方を向いて、そう言い出した。
「何でしょうか?」
「この3人が、その馬鹿馬鹿しい勝負から降りる方法は? 出来れば何のリスクも無しに」
「あ……あの……無理です……」
そう言い出したのは瑠華ちゃん。
「何で?」
「あたし達……身バレしちゃってます……。あの……江見さん……ひょっとして……今、あたし達のファンクラブを仕切ってるのも……そのヤクザさん達……?」
「言いにくいけど……うん……」
「このSNSコミュニティを立ち上げたのも?」
そう言って、瑠華ちゃんは、携帯電話の画面を見せる。
もちろん……表示されてるのは……あのクソったれなSNSコミュニティの画面。
「お……おい……何だ……そりゃ?」
「最悪……。勝負から降りても……自称『ファン』達からの嫌がらせは……半永久的に続く訳か……」
「あたし達だけじゃなくて……美桜ちゃんのお姉ちゃんの写真までUPされてます……」
「嘘でしょ……最悪オブ最悪……」
「問題は……誰にとっての最悪になるかだ……」
えっ? どう云う事?
「あ……あの……それは……その……」
西鉄久留米駅近くのカラオケ屋でやる事になった放課後の打ち合わせには……この前、あたしを泊めてくれた女の子と、もう1人が立ち会う事になったけど……。
「あ……ほんとだ……眼鏡に小型カメラが付いてる……」
あたし達のマネージャーの江見さんが顔に付けてたのが……眼鏡じゃなくて眼鏡型の小型端末だった。
「あのさ……この動画サイトの『プリティ・トリニティ』の公式ファンクラブ・チャンネルで変な予告が有るけど……?」
「い……いや、それは……その……」
「明日の午前0時ジャストに『衝撃発表』とやらをする事になってるね? みんな、何か聞いてる?」
「何も聞いてないです」
まず、凛ちゃん。
「あ……あたしも……聞いてないけど……え……えっと……」
続いて瑠華ちゃん。
「あ……あの……あたしも何も聞いてないけど……1つ訊きたい事が」
「はい、江見さんだっけ? 正直に答えて」
「え……えっと……」
「ち……違うんです……えっと……何で……眞木さんが、ここに?」
そこに居たのは、あたし達の学校のあたし達の学年で一番の「女の子にモテてる女の子」(ただし、本人は気付いてない可能性大)で、あたしの憧れの人の妹でもある……眞木治水さんだった。
「ま……色々と有って……」
「あとさ……そのモバイルPC、瀾のじゃねえのか?」
そう言って、この前、あたしを泊めてくれた女の子は……やたら大き目の電源ランプに一〇年ぐらい前の子供向けアニメに出て来た、とぼけた顔の恐竜が表示されてるモバイルPCを指差す。
「色々と有ったんだよ」
「姉妹喧嘩の理由……ひょっとして、それ?」
「後で話す」
「その画面……ひょっとして、OSごと入れ替えてないか?」
「だから、後で話すって……」
「お前のPCどうした?」
「……修理中……今度の土曜のMMORPG仲間のオフ会に間に合わないんで……その……えっと……」
「……まぁいいや、話を戻そう……。おい、兄ちゃん、全部、自白して楽になれ」
「そ……それは……ひッ⁉」
誰も何もしてない……それなのに……何故か江見さんが悲鳴をあげた。
「凛ちゃん……その……」
「変だよ……何も……魔力とか感じない……」
あたし達の中で「魔力検知」が一番上の凛ちゃんも……何が起きたか判ってないようだ。
「大事なとこが凍傷になりたくないなら、早く全部話して」
「そ……そんな……あんたも……」
「それはいいけど……早く話さないと……」
「え……えっと……はい、判りました……再就職の為ですッ‼」
「えっ?」
「どう云う事?」
「あ……あの……久留米を仕切ってたヤクザの安徳グループが、この前潰れたんで……」
……あたしも、つい、この間、知ったばかりだけど……よりにもよって、ウチの事務所の親会社が、その安徳グループだった。
「新しい『魔法少女』の運営事務所に再就職する事になりまして……」
「それと……何の関係が……?」
「大体、想像が付いた……」
そう言ったのは……あたしをこの前泊めてくれた女の子……。
「どう云う事……?」
「だから……こう云う事だよ……。なぁ、兄ちゃん、あんたの再就職先の親会社はどこのヤクザだ?」
……そ……そう云う事?
ちょっと待って……まさか……全国各地に山程居る「御当地魔法少女」の運営って……全部、ヤクザがやってるの?
「決ってません……」
「はぁ?」
「勝った方です」
「何が?」
「プリティ・トリニティの次の新しい久留米の御当地魔法少女を決めるイベントが予定されてて……そこで勝った方です」
「ちょ……ちょっと待って……昨日、2つの魔法少女チームから決闘を申し込まれたのは……?」
「更に、その2つが勝負をして、勝った方が……あんた達の後釜になって……ついでに、勝った方のバックに居るヤクザが潰れちまった安徳グループの後釜になる。魔法少女チーム同士の決闘が、ヤクザ同士の代理戦争で、その代理戦争を見世物にして、金も稼ぐ、と……。大体、そう云うところだろ……」
「ああ、あれ……? 格闘マンガとかでよく有るヤクザ同士の代理戦争を格闘家にやらせるって展開の……」
「多分、そのお決まりのネタの『格闘家』を『魔法少女』に置き換えたバージョンだろ。そうだろ、兄ちゃん?」
「は……はい……」
「で、この3人は……そのお祭り兼ヤクザの代理戦争の前座として……派手に負ける、って台本になってる訳か」
「は……はい……」
「そして、あんたは、この3人を売って、新しい魔法少女の運営に再就職か……」
「は……はい……」
……冗談でしょ……。もう、やだ、こんなの……。
「で……もう1つ訊いていい?」
続いて、眞木さんが、江見さんの方を向いて、そう言い出した。
「何でしょうか?」
「この3人が、その馬鹿馬鹿しい勝負から降りる方法は? 出来れば何のリスクも無しに」
「あ……あの……無理です……」
そう言い出したのは瑠華ちゃん。
「何で?」
「あたし達……身バレしちゃってます……。あの……江見さん……ひょっとして……今、あたし達のファンクラブを仕切ってるのも……そのヤクザさん達……?」
「言いにくいけど……うん……」
「このSNSコミュニティを立ち上げたのも?」
そう言って、瑠華ちゃんは、携帯電話の画面を見せる。
もちろん……表示されてるのは……あのクソったれなSNSコミュニティの画面。
「お……おい……何だ……そりゃ?」
「最悪……。勝負から降りても……自称『ファン』達からの嫌がらせは……半永久的に続く訳か……」
「あたし達だけじゃなくて……美桜ちゃんのお姉ちゃんの写真までUPされてます……」
「嘘でしょ……最悪オブ最悪……」
「問題は……誰にとっての最悪になるかだ……」
えっ? どう云う事?
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(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
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