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第七章:HIGH POWERED
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「おい、見てみろ……すげ~ぞ」
山籠りの修行中にやって来た高木さんに陽さんが、そう言った。
「……すまん……霊感0なんで、さっぱり判らん」
「そうだったな……」
「で、何が起きてんだ?」
「あはは……な……何とか……コントロール出来るようになりました」
「あぎゃ♪」
あたしと、あたしの新しい守護天使は、そう言った。
と言っても、霊感0の高木さんには……守護天使の「声」は聞こえないだろうけど。
「こいつの使い魔……中国の風水で言う『龍脈』や『龍穴』から、大地の霊力を取り込める。単純なパワーなら……元の十数倍だ。一時的とは言え……並の『魔法結社』や『魔法』流派の総帥クラスさえ余裕で上回る力を出せる」
「おい……それ……。まさか……」
「は……はい……この子が生まれた時に起きたアクシデントで……あの時、あたしを助けてくれた人の能力をコピーしたみたいです」
「明日からは……あいつと同じように、他の奴が使う魔法を増幅出来るか試してみる」
「霊感0なんで実感が湧かないけど……すごい事だけは理解出来る」
「高木さんの御蔭です」
「へっ? 私の?」
「あの……以前、教えてもらった……呼吸の度に数を数える方法で……心を落ち着かせる事が出来るようになったんで……」
「へえ……数息観か……」
陽さんがそう言った。
「すうそくかん?」
「ああ、天台大師って云う昔の中国の坊さんが書いた『摩訶止観』って本に載ってる瞑想法だ。日本だと、天台宗や日蓮宗の修行に取り入れられてる」
「坊主やってる伯父さんから教えてもらった。で……そっちは……何やってる?」
高木さんは……そう言って地面に描かれてる曼荼羅っぽいモノの真ん中で必死に精神集中してるアカリちゃんを指差した。
「とりあえず……『護法』が使えるようになるか試して……ん?」
その時……。
ドドドドド……っ‼
曼荼羅に描かれてる梵字から……次々と何かの霊力が吹き出し……その霊力はいくつもの塊になり……。
「す……すげえ……一体一体は……そこそこ以下だけど……えっと……1、2、3……全部で一六体か……」
「や……やった……」
アカリちゃんの周囲には……何体もの……あたしには数十㎝ぐらいの大きさの「仏像っぽい格好のロボット」みたいに見える「使い魔」が出現していた。
「だから……何が起きてんだ?」
「こいつ……一度に大量の『護法』を使う才能が有ったみたいだ」
「そうか……あ、そうだ。上着持って来いって連絡、こいつ用か?」
そう言って、高木さんは……背負ってたリュックを下し……。
「はい……」
「あ……あの……なに……これ?」
「上着だ」
その上着は……。
赤とピンクの中間ぐらいの色。
所々に……白い虎縞。
フードは……とぼけた感じの恐竜の顔。
頭のてっぺんから背中にかけて黄色いモヒカン・ヘア風のタテガミ。
「こ……これ……着ろって……?」
「私の彼女からの借り物だ。大事に使ってくれ」
あ……やっぱり……高木さん……彼女……居たんだ……。
心を落ち着ける為に……何度も深呼吸……。
1……2……3……4……5……6……7……。
山籠りの修行中にやって来た高木さんに陽さんが、そう言った。
「……すまん……霊感0なんで、さっぱり判らん」
「そうだったな……」
「で、何が起きてんだ?」
「あはは……な……何とか……コントロール出来るようになりました」
「あぎゃ♪」
あたしと、あたしの新しい守護天使は、そう言った。
と言っても、霊感0の高木さんには……守護天使の「声」は聞こえないだろうけど。
「こいつの使い魔……中国の風水で言う『龍脈』や『龍穴』から、大地の霊力を取り込める。単純なパワーなら……元の十数倍だ。一時的とは言え……並の『魔法結社』や『魔法』流派の総帥クラスさえ余裕で上回る力を出せる」
「おい……それ……。まさか……」
「は……はい……この子が生まれた時に起きたアクシデントで……あの時、あたしを助けてくれた人の能力をコピーしたみたいです」
「明日からは……あいつと同じように、他の奴が使う魔法を増幅出来るか試してみる」
「霊感0なんで実感が湧かないけど……すごい事だけは理解出来る」
「高木さんの御蔭です」
「へっ? 私の?」
「あの……以前、教えてもらった……呼吸の度に数を数える方法で……心を落ち着かせる事が出来るようになったんで……」
「へえ……数息観か……」
陽さんがそう言った。
「すうそくかん?」
「ああ、天台大師って云う昔の中国の坊さんが書いた『摩訶止観』って本に載ってる瞑想法だ。日本だと、天台宗や日蓮宗の修行に取り入れられてる」
「坊主やってる伯父さんから教えてもらった。で……そっちは……何やってる?」
高木さんは……そう言って地面に描かれてる曼荼羅っぽいモノの真ん中で必死に精神集中してるアカリちゃんを指差した。
「とりあえず……『護法』が使えるようになるか試して……ん?」
その時……。
ドドドドド……っ‼
曼荼羅に描かれてる梵字から……次々と何かの霊力が吹き出し……その霊力はいくつもの塊になり……。
「す……すげえ……一体一体は……そこそこ以下だけど……えっと……1、2、3……全部で一六体か……」
「や……やった……」
アカリちゃんの周囲には……何体もの……あたしには数十㎝ぐらいの大きさの「仏像っぽい格好のロボット」みたいに見える「使い魔」が出現していた。
「だから……何が起きてんだ?」
「こいつ……一度に大量の『護法』を使う才能が有ったみたいだ」
「そうか……あ、そうだ。上着持って来いって連絡、こいつ用か?」
そう言って、高木さんは……背負ってたリュックを下し……。
「はい……」
「あ……あの……なに……これ?」
「上着だ」
その上着は……。
赤とピンクの中間ぐらいの色。
所々に……白い虎縞。
フードは……とぼけた感じの恐竜の顔。
頭のてっぺんから背中にかけて黄色いモヒカン・ヘア風のタテガミ。
「こ……これ……着ろって……?」
「私の彼女からの借り物だ。大事に使ってくれ」
あ……やっぱり……高木さん……彼女……居たんだ……。
心を落ち着ける為に……何度も深呼吸……。
1……2……3……4……5……6……7……。
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