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第八章:Reborn
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「な……何だ……ありゃ?」
凍り付いた筑後川の上を走って来るモノが有った。
4輪バギーが2台。
「いてっ?」
「ん? 何だ?」
その時、何故か社長と師匠が声をあげ……。
「あれ?」
続いて、凛ちゃんが明後日の方向を見る。
そこには……ネズミよりは大きいけど、猫よりは小さい動物が走り去っていくのが見えた。
「どうしたの?」
「さっきのあれ……多分だけど……誰かの『使い魔』」
「えっ?」
「フェレットみたいな動物に……『使い魔』を憑依させてるみたい」
「な……何?」
「どう言う事だ?」
それを聞いた社長と師匠が、凛ちゃんを問い詰めようとした時……。
凍り付いた筑後川の上を走っていた4輪バギーが……1台は停止、もう1台は……こっちに向かって来る。
「撃てッ‼」
「撃てッ‼」
温厚そうな外見なのに声だけはドスが聞いてるお爺さんと、四十代ぐらいの一見サラリーマン風の男の人が怒鳴り……。
ヤクザさん達が次々と、こっちに近づいて来る4輪バギーに拳銃を向け……。
轟音。
轟音。
轟音。
次々と轟音。
でも、効いてない。
止まる様子さえ無い。
良く見ると……こっちに近付いて来る4輪バギーの運転手は……。
「ぱ……強化装甲服?」
あ……っ、あの時の……魔法使いの女の子だ。
あの山奥の「麻薬農場」で出会った……強化装甲服を着けた「魔法使い」。
「ぐえっ⁉」
「うげっ?」
その時、次々とヤクザさん達が倒れる。
「ゆ……弓矢?」
倒れたヤクザさん達には……先端に注射器のようなモノが付いた矢が刺さっていた。
その矢を射てるのは……途中で停車した4輪バギーの運転手。
しかも……麻酔薬(多分)付きの弓矢で狙われてるのは……ヤクザさん達全員じゃなかった。
「おい……誰か……俺の……」
温厚そうな顔の小柄な……でも声だけは恐いお爺さんの前に居たヤクザさん達は……全員倒れていた。
そして……。
「ぐえっ?」
今度は……お爺さんの体に……注射器みたいなモノが付いてない矢が何本も突き刺さり……。
「うげええ……」
「オヤジ、下手に抜いちゃダメっす。その矢、無理矢理抜くと傷口が広がり……」
「阿呆……なら……どうしろって……あっ?」
そして……更なる矢が、お爺さんの……喉元に1本……心臓の辺りに1本。
ゆっくりと……電池が切れたロボットみたいに(そんな光景、見た事ないけど)お爺さんが崩れ落ち……。
「おい……何で……こいつが居る?」
河原に上って来た強化装甲服は……微かな震え声でそう言った。
その視線の先には……。
「こっちが訊きたい」
もう1つの4輪バギーの運転手も河原に上がって来た。
身長一五〇㎝台前半。
青メインの迷彩模様のズボンとボディアーマー。
2つの「鬼の角」を思わせる飾りが有る青いヘルメット。
黒いコート。
声だけは……異様に冷静。
「どうしたの? 護国軍鬼4号鬼、御自慢の『鎧』は?」
「あんたのせいで修理中だ、佐伯漣」
凍り付いた筑後川の上を走って来るモノが有った。
4輪バギーが2台。
「いてっ?」
「ん? 何だ?」
その時、何故か社長と師匠が声をあげ……。
「あれ?」
続いて、凛ちゃんが明後日の方向を見る。
そこには……ネズミよりは大きいけど、猫よりは小さい動物が走り去っていくのが見えた。
「どうしたの?」
「さっきのあれ……多分だけど……誰かの『使い魔』」
「えっ?」
「フェレットみたいな動物に……『使い魔』を憑依させてるみたい」
「な……何?」
「どう言う事だ?」
それを聞いた社長と師匠が、凛ちゃんを問い詰めようとした時……。
凍り付いた筑後川の上を走っていた4輪バギーが……1台は停止、もう1台は……こっちに向かって来る。
「撃てッ‼」
「撃てッ‼」
温厚そうな外見なのに声だけはドスが聞いてるお爺さんと、四十代ぐらいの一見サラリーマン風の男の人が怒鳴り……。
ヤクザさん達が次々と、こっちに近づいて来る4輪バギーに拳銃を向け……。
轟音。
轟音。
轟音。
次々と轟音。
でも、効いてない。
止まる様子さえ無い。
良く見ると……こっちに近付いて来る4輪バギーの運転手は……。
「ぱ……強化装甲服?」
あ……っ、あの時の……魔法使いの女の子だ。
あの山奥の「麻薬農場」で出会った……強化装甲服を着けた「魔法使い」。
「ぐえっ⁉」
「うげっ?」
その時、次々とヤクザさん達が倒れる。
「ゆ……弓矢?」
倒れたヤクザさん達には……先端に注射器のようなモノが付いた矢が刺さっていた。
その矢を射てるのは……途中で停車した4輪バギーの運転手。
しかも……麻酔薬(多分)付きの弓矢で狙われてるのは……ヤクザさん達全員じゃなかった。
「おい……誰か……俺の……」
温厚そうな顔の小柄な……でも声だけは恐いお爺さんの前に居たヤクザさん達は……全員倒れていた。
そして……。
「ぐえっ?」
今度は……お爺さんの体に……注射器みたいなモノが付いてない矢が何本も突き刺さり……。
「うげええ……」
「オヤジ、下手に抜いちゃダメっす。その矢、無理矢理抜くと傷口が広がり……」
「阿呆……なら……どうしろって……あっ?」
そして……更なる矢が、お爺さんの……喉元に1本……心臓の辺りに1本。
ゆっくりと……電池が切れたロボットみたいに(そんな光景、見た事ないけど)お爺さんが崩れ落ち……。
「おい……何で……こいつが居る?」
河原に上って来た強化装甲服は……微かな震え声でそう言った。
その視線の先には……。
「こっちが訊きたい」
もう1つの4輪バギーの運転手も河原に上がって来た。
身長一五〇㎝台前半。
青メインの迷彩模様のズボンとボディアーマー。
2つの「鬼の角」を思わせる飾りが有る青いヘルメット。
黒いコート。
声だけは……異様に冷静。
「どうしたの? 護国軍鬼4号鬼、御自慢の『鎧』は?」
「あんたのせいで修理中だ、佐伯漣」
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