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第一章:悪いやつら
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おかしい。
絶対におかしい。
元雇い主のクソ百姓から奪った金。
2~3日前に「飛ばし」の携帯電話屋と、その「親会社」であるヤクザらしき連中から奪った金。
その金は、まだ一応残っている。
だが……大した豪遊をした覚えが無いのに、たった2~3日で、並のサラリーマンの1月の給料より少々少ないぐらいの金額が財布から消えていた。
いや……消えた金は、それだけで済むのか?
でも、財布の中の金を数えるのは、何故か気が進まない。
どうなってんだ?
俺は……何をやった?
まあ、いい。
この昼飯代は余裕で支払える金は、まだ残っている。
「すいません、肥後褐牛の特上カルビと特上ロース。あと、特上タンもお願いします」
「は~い」
あ……マズい。
上から下まで、昨日買ったばかりの服を着て焼肉屋に入ったのは失敗だったか?
黒毛和牛に比べて脂は少ないが、その分、大量に食える赤身肉をたっぷり胃に収めた後、喫茶店に入って、これまた買ったばかりの中古のモバイルPCを立ち上げフリーWi-Fi経由で、まずはフリーのメールアドレスを取得。
続いて、例の「魔法使い」を募集してた奴に連絡を取る。
すぐに返信。
水前寺近くの居酒屋の個室で、今日の夜に会う事になった。
しっかし、俺、ホントに何に金を使ったんだろ?
ケーキセット2人前を胃に収めて、ブドウ糖は十分に補給した筈なのに、何故か俺の脳は、その疑問に対する回答を出してくれなかった。
絶対におかしい。
元雇い主のクソ百姓から奪った金。
2~3日前に「飛ばし」の携帯電話屋と、その「親会社」であるヤクザらしき連中から奪った金。
その金は、まだ一応残っている。
だが……大した豪遊をした覚えが無いのに、たった2~3日で、並のサラリーマンの1月の給料より少々少ないぐらいの金額が財布から消えていた。
いや……消えた金は、それだけで済むのか?
でも、財布の中の金を数えるのは、何故か気が進まない。
どうなってんだ?
俺は……何をやった?
まあ、いい。
この昼飯代は余裕で支払える金は、まだ残っている。
「すいません、肥後褐牛の特上カルビと特上ロース。あと、特上タンもお願いします」
「は~い」
あ……マズい。
上から下まで、昨日買ったばかりの服を着て焼肉屋に入ったのは失敗だったか?
黒毛和牛に比べて脂は少ないが、その分、大量に食える赤身肉をたっぷり胃に収めた後、喫茶店に入って、これまた買ったばかりの中古のモバイルPCを立ち上げフリーWi-Fi経由で、まずはフリーのメールアドレスを取得。
続いて、例の「魔法使い」を募集してた奴に連絡を取る。
すぐに返信。
水前寺近くの居酒屋の個室で、今日の夜に会う事になった。
しっかし、俺、ホントに何に金を使ったんだろ?
ケーキセット2人前を胃に収めて、ブドウ糖は十分に補給した筈なのに、何故か俺の脳は、その疑問に対する回答を出してくれなかった。
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