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第四章:Let There Be Carnage
スカーレット・モンク(1)
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王の治世は間も無く終る。
やがて、血は水の如く流れ、涙は霧のように溢れるだろう。
だが、最後にはあの人々が勝つのだ。
ジョージ・ゴードン・バイロン
チームの備品である青いヴェロキラプトル型ロボットは、あたしの体に強化装甲服「水城」を装着し終えた。
「悪いな……。じゃあ、ちょっくら一緒に来てもらえるか?」
『新人以外の最低2名の承認が無いと戦闘行為は行なえないのだ』
『なのだ』
無線音声通信に、2人の「声」が入る。
「しゃ~ない、あたし1人で行くか……」
『いってらっしゃいなのだ♪』
『同じくなのだ♥』
「おい、どこに行って、何やる気だ?」
その時、陽師匠の声。
「筑豊TCAに……ちょっと殴り込みに……」
「1人でか?」
「まぁ、今回は師匠に止められるでしょうけど……でも、止められても、何度でもやり続けますよ。師匠達が根負けするか……あたしがチームを追放されるまでね……」
「チーム追放されたら、どうする気だ?」
「『水城』なしで殴り込みに行きます」
「誰、ブッ殺しゃあいいか、判ってんのか?」
「殺されるまで、あっちの政治家を1人でも多くブッ殺しますよ」
「あのな……この前『誰でもウチの師匠達に成れる訳じゃない』とか言ってた癖に……若い時の瀾みたいな真似か?」
「真似じゃないっす」
「どこがだ?」
「瀾師匠なら、もっと頭のいい手を使った筈です。あたしは、瀾師匠ほど頭良くないんで……同じ真似は無理っす」
「やれやれ……ああそうだ、監査委員会から……ある勧告が出てな……」
「何の話っすか?」
「従わないと、連帯責任で、九州の全『御当地ヒーロー』チームへの補助金減らすとか言ってきたんで、瀾がクレーム付けたけど……差し戻された」
「だから……何の話っすか?」
「九州7県特殊武装法人監査委員会は、筑豊TCA、特に東京派をテロリストと認定して、九州全域の『御当地ヒーロー』に対して、1ヶ月以内に組織殲滅または幹部クラスの逮捕をやれと勧告してきた」
「はぁ?」
「世も末だろ。折角、瀾が、私らが暴走した時に止める為に生み出した機関が……気付いた時には、私らより好戦的になってやがった」
「あの……ひょっとして、どっちみち、あたし、師匠達の掌の上だったんすか?」
「阿呆。お前が、いつか、私らが思い付きもしなかった事をやり遂げる日が来なかったら……私らの方が駄目野郎だっただけだよ。親代りとしても師匠としても」
やがて、血は水の如く流れ、涙は霧のように溢れるだろう。
だが、最後にはあの人々が勝つのだ。
ジョージ・ゴードン・バイロン
チームの備品である青いヴェロキラプトル型ロボットは、あたしの体に強化装甲服「水城」を装着し終えた。
「悪いな……。じゃあ、ちょっくら一緒に来てもらえるか?」
『新人以外の最低2名の承認が無いと戦闘行為は行なえないのだ』
『なのだ』
無線音声通信に、2人の「声」が入る。
「しゃ~ない、あたし1人で行くか……」
『いってらっしゃいなのだ♪』
『同じくなのだ♥』
「おい、どこに行って、何やる気だ?」
その時、陽師匠の声。
「筑豊TCAに……ちょっと殴り込みに……」
「1人でか?」
「まぁ、今回は師匠に止められるでしょうけど……でも、止められても、何度でもやり続けますよ。師匠達が根負けするか……あたしがチームを追放されるまでね……」
「チーム追放されたら、どうする気だ?」
「『水城』なしで殴り込みに行きます」
「誰、ブッ殺しゃあいいか、判ってんのか?」
「殺されるまで、あっちの政治家を1人でも多くブッ殺しますよ」
「あのな……この前『誰でもウチの師匠達に成れる訳じゃない』とか言ってた癖に……若い時の瀾みたいな真似か?」
「真似じゃないっす」
「どこがだ?」
「瀾師匠なら、もっと頭のいい手を使った筈です。あたしは、瀾師匠ほど頭良くないんで……同じ真似は無理っす」
「やれやれ……ああそうだ、監査委員会から……ある勧告が出てな……」
「何の話っすか?」
「従わないと、連帯責任で、九州の全『御当地ヒーロー』チームへの補助金減らすとか言ってきたんで、瀾がクレーム付けたけど……差し戻された」
「だから……何の話っすか?」
「九州7県特殊武装法人監査委員会は、筑豊TCA、特に東京派をテロリストと認定して、九州全域の『御当地ヒーロー』に対して、1ヶ月以内に組織殲滅または幹部クラスの逮捕をやれと勧告してきた」
「はぁ?」
「世も末だろ。折角、瀾が、私らが暴走した時に止める為に生み出した機関が……気付いた時には、私らより好戦的になってやがった」
「あの……ひょっとして、どっちみち、あたし、師匠達の掌の上だったんすか?」
「阿呆。お前が、いつか、私らが思い付きもしなかった事をやり遂げる日が来なかったら……私らの方が駄目野郎だっただけだよ。親代りとしても師匠としても」
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