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第四章:ありふれた悪事/Ordinary Person
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そこに居たのは……「正義の味方」を名乗る暴徒どもの最終兵器だった……。
人間サイズの強化装甲服であるにも関わらず、4m級の軍用パワーローダーを易々と破壊した……。
たった1人で千人規模の犯罪組織を壊滅させた……。
1~2年前に起きたJR久留米駅付近の壊滅事件……それを引き起した超化物級の異能力者を退けた……。
信じられない噂なら山程有る。
ただ1つ言えるのは……話半分どころか……話一〇分の一でも……ここに居る人間全てを易々と皆殺しに出来ると云う事だ……。
それが……2体も……。
そ……そして……その片方の声からして……あ……あのチビのメスガキは……これの着装者だったのかよ……。
一体は白銀。もう一体は青。
それは……伝説の化物「護国軍鬼」だった。
暴徒どもの声も……流石に消えている……。
「まさか……出来の悪いドラマやアニメみたいな台詞を言う羽目になるとはな……」
メスガキと言いたくなる齢の小娘らしい奴の……けど……背筋が一瞬で凍り付きそうな声。
「この馬鹿を殺す為に、どんな犠牲を払うつもりだったんだ?」
銀色の護国軍鬼は……大袈裟で芝居がかった感じで「呆れた」と云うゼスチャー。
「こいつを殺す為に、あんたらが払おうとしてる犠牲には……こいつと同じ馬鹿になる事も含まれてるのか? そして……あんた達が尊敬していたクリムゾン・サンシャインの名前を……更に貶める事も……含まれているのか?」
「ゲロ吐きそ……」
ボソっとそう言ったのは……青い護国軍鬼。
「言ってる私は、もっと吐きそうなんだよ……」
うるせえ、「正義の暴徒」どもがッ‼
俺が一番吐きそうだよッ‼
何でだよ。
何でだよ。
何で何で何で何でだよッ⁉
何で、「正義の暴走とは無縁なヒーロー」だった筈のクリムゾン・サンシャインのコスプレをした連中が「正義の暴走」をやらかして……「自分の正義に取り憑かれた暴徒」の筈のお前らが……何で、その「正義の暴走」を止めてんだよ。
俺は辺りを見回し……。
嘘だ……。
冗談だろ……。
この駐車場にも監視カメラが……。
ああああ……。
ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。
この事件がニュースになって、あの監視カメラの映像が公開されたら……。
違う違う違う違う……冗談じゃない。
クリムゾン・サンシャイン達は……ある者はへたり込み……別の者は……戸惑い……。
さっきまでの一体感はそこに無い。
判んねえ。判んねえ。判んねえ。判んねえ。
もう、何が「正義の暴走」で、何がそうでないか……何も判ん……おい、俺は……猿渡のおっちゃんが言ってた通りに……ネットで拾った言葉を意味も判らず使っていい気になってた阿呆なのか?
嫌だ。違う。俺は阿呆なんかじゃねえ……。
俺は……親父の跡を継いで……おい、俺の馬鹿。何、この局面になって……そんな事信じてやがる。なれる訳ね~だろ、もうこの状況だと……。もう、俺には何も残ってね~んだぞ、判ったか、俺?
だが……次の瞬間……。
何者かがバイクで銀色の護国軍鬼に特攻。
バイクは一瞬でスクラップになるが……乗ってた奴は、その直前に飛び降り……。
俺の両側に居た2人の警官が、瞬時に死体に変り……。
「待てッ‼」
「逃げるぞ……」
「あ……あんたは……?」
「話は後だ」
俺を助けてくれたのは……1人の……クリムゾン・サンシャインだった。
人間サイズの強化装甲服であるにも関わらず、4m級の軍用パワーローダーを易々と破壊した……。
たった1人で千人規模の犯罪組織を壊滅させた……。
1~2年前に起きたJR久留米駅付近の壊滅事件……それを引き起した超化物級の異能力者を退けた……。
信じられない噂なら山程有る。
ただ1つ言えるのは……話半分どころか……話一〇分の一でも……ここに居る人間全てを易々と皆殺しに出来ると云う事だ……。
それが……2体も……。
そ……そして……その片方の声からして……あ……あのチビのメスガキは……これの着装者だったのかよ……。
一体は白銀。もう一体は青。
それは……伝説の化物「護国軍鬼」だった。
暴徒どもの声も……流石に消えている……。
「まさか……出来の悪いドラマやアニメみたいな台詞を言う羽目になるとはな……」
メスガキと言いたくなる齢の小娘らしい奴の……けど……背筋が一瞬で凍り付きそうな声。
「この馬鹿を殺す為に、どんな犠牲を払うつもりだったんだ?」
銀色の護国軍鬼は……大袈裟で芝居がかった感じで「呆れた」と云うゼスチャー。
「こいつを殺す為に、あんたらが払おうとしてる犠牲には……こいつと同じ馬鹿になる事も含まれてるのか? そして……あんた達が尊敬していたクリムゾン・サンシャインの名前を……更に貶める事も……含まれているのか?」
「ゲロ吐きそ……」
ボソっとそう言ったのは……青い護国軍鬼。
「言ってる私は、もっと吐きそうなんだよ……」
うるせえ、「正義の暴徒」どもがッ‼
俺が一番吐きそうだよッ‼
何でだよ。
何でだよ。
何で何で何で何でだよッ⁉
何で、「正義の暴走とは無縁なヒーロー」だった筈のクリムゾン・サンシャインのコスプレをした連中が「正義の暴走」をやらかして……「自分の正義に取り憑かれた暴徒」の筈のお前らが……何で、その「正義の暴走」を止めてんだよ。
俺は辺りを見回し……。
嘘だ……。
冗談だろ……。
この駐車場にも監視カメラが……。
ああああ……。
ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。
この事件がニュースになって、あの監視カメラの映像が公開されたら……。
違う違う違う違う……冗談じゃない。
クリムゾン・サンシャイン達は……ある者はへたり込み……別の者は……戸惑い……。
さっきまでの一体感はそこに無い。
判んねえ。判んねえ。判んねえ。判んねえ。
もう、何が「正義の暴走」で、何がそうでないか……何も判ん……おい、俺は……猿渡のおっちゃんが言ってた通りに……ネットで拾った言葉を意味も判らず使っていい気になってた阿呆なのか?
嫌だ。違う。俺は阿呆なんかじゃねえ……。
俺は……親父の跡を継いで……おい、俺の馬鹿。何、この局面になって……そんな事信じてやがる。なれる訳ね~だろ、もうこの状況だと……。もう、俺には何も残ってね~んだぞ、判ったか、俺?
だが……次の瞬間……。
何者かがバイクで銀色の護国軍鬼に特攻。
バイクは一瞬でスクラップになるが……乗ってた奴は、その直前に飛び降り……。
俺の両側に居た2人の警官が、瞬時に死体に変り……。
「待てッ‼」
「逃げるぞ……」
「あ……あんたは……?」
「話は後だ」
俺を助けてくれたのは……1人の……クリムゾン・サンシャインだった。
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