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迷子の竜、お城に行く
狩りに行こう!後編
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Sideコニー
その後、騎士たちとコニーたちは山に入った。
「あ、食べられる木の実発見!」
コニーは早速おいしそうな木の実を見つけた。
「お土産に持って帰ろうか」
「道中のおやつにぴったりである」
ピートがさっと採ってカゴに入れ、物欲しそうなポチに一つあげると、ポチが美味しそうに齧り付く。
「違う山だと、違う木があるねぇ」
「そうだね、楽しいね」
「ムシャムシャ」
至って平和に山歩きをしている二人と一匹。
一方で騎士たちはというと。
「ぜーはー……」
「ぜいぜい……」
息も絶え絶えな様子で、山を登っていた。
その光景を眺めて、呆れた調子でピートが言う。
「だから装備が悪いと言ったのに」
「う、うるさい、これも、訓練だ」
騎士団長が息が上がって途切れ途切れに言い返す。
騎士の中で平気そうなのは、実は一人だけしれっと軽い鎧を身に着けていた副団長のみである。
このようにノロノロとしか動けない騎士たちに付き合っていては、日が暮れてしまいそうだ。
「仕方ないなぁ。コニー、この人たちは放っておいて、狩り勝負をしようか?」
「やったぁ! するする!」
ピートの提案に、コニーは喜ぶ。そろそろ歩くだけの道のりに飽きていたのだ。
「じゃあ今回は、数で勝負な」
「わかったー」
そう話がつくとすぐに、ピートは山を駆けあがっていく。いや、駆けるというよりも跳ぶように山を動き回る。
「よーし、俺もがんばろうっと」
コニーは杖を握り直すと、ガサガサと山を進んでいく。
その様子をぼさっと見るしかできない騎士たちの元に残ったのは、ポチだけであった。
「早う登らぬと、ピクニックの楽しみを総取りされるぞ?」
ポチはくわっとあくび混じりに告げた。
ピートがキツネや鹿や兎など、生態系を壊さないように満遍なく獣を狩っていく。目の前にどんどんと獲物を積み上げていかれ、騎士たちは顔を引きつらせる。
コニーはというと、杖をブンブンと振り回して鳥を落としていた。
「凍れ~」
たったその一言で、空を飛ぶ鳥が凍って落ちて来る。こちらも、カチンコチンに凍った鳥が、どんどんと積みあがっていく。
勝負の時間が終わり、コニーとピートが戻って来た。
「ねー、どっちが多い?」
「え、いや、数えないと、どうにも……」
コニーが尋ねるも、騎士たちは答えに詰まる。獣が積みあがったあたりで、騎士たちが必死に仕訳している。
「こんなに狩るなんて、聞いてない……」
「いつもは一匹か二匹くらいなのに……」
そんな泣き言を漏らしていた。
「あ、もう一匹いたんだった!」
コニーは思い出したように再び山奥へ進んでいくと、すぐに戻って来た。凍った大きな熊を両手で頭上に抱えて。
「あのね、ガオーって急に来たから、つい凍らせちゃった」
コニーはてへっと照れて見せた。
結局、狩り勝負は引き分けだった。
コニーとピートが活躍したかたわらで、この様子を副団長が一人、満足そうに眺めていた。
「これで、今回は楽ができた」
ニヤリとした笑みを浮かべた副団長を、ポチがチロりと見上げる。
「お主、悪いな」
「頭がいいと言ってください。私は魔術師でもあるので、彼らのおじさんを知っているのですよ」
「ああ、道理で私たちのすることに驚かないと思った」
ポチの言葉を理解している風である副団長に、ピートが頷いた
「騎士団長は脳筋ですから。こうでもしないと、山岳訓練の見直しを却下したでしょう」
副団長がため息交じりに言った。どうやら今回の害獣退治はあくまで、訓練がメインであり、狩りはほとんどこなさないようだ。フル装備での訓練に意味があるのか、毎年議題に上っていたらしい。そんな調子で害獣退治は大丈夫かと思えば。
「後で狩人がちゃんと仕事しますから」
そんなことを副団長が言っていた。
もちろんこの後コニーたちは、美味しい弁当を見晴らしの良い景色の場所で食べた。
「ピクニック、楽しいねー」
その後、騎士たちとコニーたちは山に入った。
「あ、食べられる木の実発見!」
コニーは早速おいしそうな木の実を見つけた。
「お土産に持って帰ろうか」
「道中のおやつにぴったりである」
ピートがさっと採ってカゴに入れ、物欲しそうなポチに一つあげると、ポチが美味しそうに齧り付く。
「違う山だと、違う木があるねぇ」
「そうだね、楽しいね」
「ムシャムシャ」
至って平和に山歩きをしている二人と一匹。
一方で騎士たちはというと。
「ぜーはー……」
「ぜいぜい……」
息も絶え絶えな様子で、山を登っていた。
その光景を眺めて、呆れた調子でピートが言う。
「だから装備が悪いと言ったのに」
「う、うるさい、これも、訓練だ」
騎士団長が息が上がって途切れ途切れに言い返す。
騎士の中で平気そうなのは、実は一人だけしれっと軽い鎧を身に着けていた副団長のみである。
このようにノロノロとしか動けない騎士たちに付き合っていては、日が暮れてしまいそうだ。
「仕方ないなぁ。コニー、この人たちは放っておいて、狩り勝負をしようか?」
「やったぁ! するする!」
ピートの提案に、コニーは喜ぶ。そろそろ歩くだけの道のりに飽きていたのだ。
「じゃあ今回は、数で勝負な」
「わかったー」
そう話がつくとすぐに、ピートは山を駆けあがっていく。いや、駆けるというよりも跳ぶように山を動き回る。
「よーし、俺もがんばろうっと」
コニーは杖を握り直すと、ガサガサと山を進んでいく。
その様子をぼさっと見るしかできない騎士たちの元に残ったのは、ポチだけであった。
「早う登らぬと、ピクニックの楽しみを総取りされるぞ?」
ポチはくわっとあくび混じりに告げた。
ピートがキツネや鹿や兎など、生態系を壊さないように満遍なく獣を狩っていく。目の前にどんどんと獲物を積み上げていかれ、騎士たちは顔を引きつらせる。
コニーはというと、杖をブンブンと振り回して鳥を落としていた。
「凍れ~」
たったその一言で、空を飛ぶ鳥が凍って落ちて来る。こちらも、カチンコチンに凍った鳥が、どんどんと積みあがっていく。
勝負の時間が終わり、コニーとピートが戻って来た。
「ねー、どっちが多い?」
「え、いや、数えないと、どうにも……」
コニーが尋ねるも、騎士たちは答えに詰まる。獣が積みあがったあたりで、騎士たちが必死に仕訳している。
「こんなに狩るなんて、聞いてない……」
「いつもは一匹か二匹くらいなのに……」
そんな泣き言を漏らしていた。
「あ、もう一匹いたんだった!」
コニーは思い出したように再び山奥へ進んでいくと、すぐに戻って来た。凍った大きな熊を両手で頭上に抱えて。
「あのね、ガオーって急に来たから、つい凍らせちゃった」
コニーはてへっと照れて見せた。
結局、狩り勝負は引き分けだった。
コニーとピートが活躍したかたわらで、この様子を副団長が一人、満足そうに眺めていた。
「これで、今回は楽ができた」
ニヤリとした笑みを浮かべた副団長を、ポチがチロりと見上げる。
「お主、悪いな」
「頭がいいと言ってください。私は魔術師でもあるので、彼らのおじさんを知っているのですよ」
「ああ、道理で私たちのすることに驚かないと思った」
ポチの言葉を理解している風である副団長に、ピートが頷いた
「騎士団長は脳筋ですから。こうでもしないと、山岳訓練の見直しを却下したでしょう」
副団長がため息交じりに言った。どうやら今回の害獣退治はあくまで、訓練がメインであり、狩りはほとんどこなさないようだ。フル装備での訓練に意味があるのか、毎年議題に上っていたらしい。そんな調子で害獣退治は大丈夫かと思えば。
「後で狩人がちゃんと仕事しますから」
そんなことを副団長が言っていた。
もちろんこの後コニーたちは、美味しい弁当を見晴らしの良い景色の場所で食べた。
「ピクニック、楽しいねー」
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