Tuning shiver

しまちぃ

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第2話 同類

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「総理、、あなたは最高な人材ですよ。
本当に」
「うるさい、、博士、貴様は最悪な人材だよ」

「まぁ、ひどい、、クスクス
でもねぇ、総理、、あなたが今の世界を否定しても、こうなったのはあなたのせいでもあるんですよ?


あなたのその弱さがあなたが否定してるこの未来へとみちびいたのですよ。」


ーーーーーーーーーーーーーーー

『なんで、なんで椎名くんは泣いているの』

『泣かないで、、私、、、あなたに泣いてほしくなんか、、っ』


『なんで、。何も言ってくれないの!!椎名くん私の言葉、、届いてないの、、、?』

ーーーーー「は、、夢、、、?」

コンコン
誰かがドアをノックした

「…おはよう、、」

「椎名くん、、、おはよう
そうか、、私は

『少年の餌となり共に生きるか』
…」

「…斎藤、、?」
「あ、ごめん、、
まだ少し混乱してて、、」

「…あのさ、斎藤、、」

「…何?」
「その、、巻き込んで、ごめん、」
「…椎名くん、、まるで自分が巻きんだ、、ってみたいな言い方だね!!」
「…みたい、じゃなくて、実際そうだから、、」
「違うよ!私達2人でこんなわけがわからないことに巻き込まれたんだよ
だから、一緒にあがいとけばいいんじゃないかな!…なんて、、あはは」
「斎藤、、、」
自分のせいだと思わないことは大輝にとって難しいことだった
そのため真奈の言葉に少し複雑な、気持ちを抱いてしまった

「斎藤、、あのさ、離れるのは危険だからしばらくここに住んでもらってもいいかな?」
ここは大輝の家
お互い別々の場所で生活をするのは危険だと大輝は判断した
「うん、、分かった、、離れ離れは危ないもんね!」

「それならもっと安全安心に住めるところがあるぜ!!」
「…?!」
「誰、、?」
突然知らない声が聞こえたと思ったら
窓から見知らぬ男と女が入ってきていた

「あー悪い悪い。
急な登場だったな
俺は轟凪人。、こいつは妹。」
「妹の麻希です!!どうぞよろしく!」
「…俺たちもお前らと同じ"シンクロ感染者"なんだ!」
「シンクロ、、感染者、、?」
「お前ら、何回も化け物を見ただろ?
あれはどうやら、ウイルスによる突然変異みたいなんだ!今この世界は、その人を化け物に変えるウイルスが蔓延しているらしい。」
「…?!」
「シンクロ感染は、そのウイルスに感染したが、変異する前に感染していない者の血肉を与え、半分変異させることで、完全な変異を抑えることなんだ」
「…何で、そんなに詳しいんだ、、?」
「御環博士と内野総理を質問攻めしたら答えてくれたんだ!」
「それで、あなたたちどっちがウイルスに感染したの?」
「…俺だ、、」
「ふーん、男の子のほうか、
ちょっと君にひとつ言っておくわ
君は、女の子を絶対に守らないといけないわ」
「…そんなの、、あの日からとうに覚悟を決めてる、、」
「…私が言いたいのは君の気持ち的なことじゃないよ。
君の命のこと的に言ってんの!!
女の子は不死身になったわけではない、、
治る傷は君に食べられた傷だけよ。
だからそれ以外はそんなすば抜けた治癒能力はない。
だから下手したら死んじゃうわ。」
「…?!」
「君はね、今、その子の血肉を食べることによって、化け物になるのを抑制してるの。
だからもし、その子が死んじゃったら、
当然化け物になっておしまい。」
「…俺は、、これからも斎藤を、、」
「だからさ、そうならない為にも、俺たちと協力しようぜ!!!」
「え、、」
「俺たちは、御環博士の研究室に住ませてもらってるんだ!!
そこはセキュリティの核が違うからここよりは安全だ!!
だけど、さすがに無償では住ませてくれなかったからさ、条件つきだけどな!!」
「…条件、、って何だ?」
「化け物たちを破壊してかなくちゃいけないこと、だ」
「…?!
そんなのだめだ!!俺はともかく斎藤をあんなのと戦わせるなんて!!」
「…まあまあ落ち着けってその子、、サイトウ?まで戦う必要はないぞ。お前さえ戦ってくれたらな、、」
「…?!本当か?なら、!!俺たちもそこに住ませてくれよ!!」
「…え?、ああ、分かったよ!!



…こいつサイトウが戦わないって言ったとたん迷わず住むことを選んだ、、

多分こいつは、、自己犠牲な部分があるな、、、

…似てるな、、、

「…お前ら、、名前は?」
「…椎名大輝」
「斎藤真奈、、です、、」
「…そうか、、これからよろしくな!
大輝!真奈!」
 
「研究室に住んでるのはね私たちだけじゃないんだー」
「え、そうなんだー」
「うん!あと3人仲間がいるよー」
「わぁ、会ってみたいなぁー」
「…やっぱ女子同士は気が合うのかねぇー
もう仲良くなってるぜ!!大輝!」
「…」
「何だ無視か?冷たいやつだな
あ、そうだ!!紹介し忘れたけど、車運転してくれてるのは無口な澤木さんだ!移動したい時は澤木さんに頼めよ!」
「…ああ了解した」
一同は車に乗って研究室に向かっている
車の窓から見える景色は殺風景だった
化け物たちが建物を破壊していたせいだろう

「…お前が感染したほうなのか、、?」
「…え、、、あ、ああ俺か、、?」
凪人は急に挙動不振になった
「感染したのは麻希のほうで、俺は餌のほうだ」
「…そうか、、」
「あ、ああ、、」
「…兄貴、、、」
「麻希ちゃん?」
「え、ああ、何の話してたっけー?」
「…凪人さんがすぐ脱いだ服をほり投げて、ちゃんとしまってくれないって話だけど、、」
「…そうそう!!それ!!兄貴って本当に、、、、」
麻希は真奈の言葉にスイッチが入ったのか、凪人の愚痴をえんえんと話し始めた

「…凪人、、後ろで妹がすごいお前のことを話してるぞ?」
「…何だよ!!アイツ!!俺はなー男だから…」
凪人も大輝の言葉に反応して、急に愚痴をえんえんと話し始めた
大輝はそんな二人を見て、兄妹だから似ているなと思ってしまった

「…着きました。御環研究室です」
澤木がボソボソと低い声で言う

「…ここが研究室、、、」
想像以上に大きくて二人は驚いた
そして何より、研究室がある場所がこんな山奥だということが一番の衝撃だった
「はやく入ろうぜ!!案内してやるよ!」
「あ、ああ、、
ありがとう」
「ありがとう、、」
2人は凪人につられて研究室の中に入る
「ここは、男子部屋だ!!」
「…こんな広いのに共同部屋なのか?!」
大輝はつい本音をこぼしてしまった
「おいおい贅沢言うなよなー」
「研究室のセキュリティは充実してるけど、もしものことを考えて、男子部屋、女子部屋で分けてるのよ!ひとりより多人数のほうが安全だからね!!」
「あ、そ、そうなのか、、」
大輝はよく考えてるなと少し感心した

「…凪人、、、麻希、、
おかえり、、、」

「…?」
後ろから低く弱々しい声が聞こえてきた

「おー!!ただいまリッキー!!」
「…凪人、この子たちは?」

「あー!こいつらは、今日からここで住む大輝と真奈だ!!」
「椎名大輝、、です」
「斎藤真奈です!えーと、、あなたは?」
「…リッキー」
「り、リッキー??外国人の方なんですか?」
「…違うよ、、」
「そうなんですか、、(あだ名とかなのかな、、)」
「リッキーは変わった子だけど、優しいからすぐに仲良くなれるよ!」
「う、うん、、」
「よろしく…」
「まぁとりあえずお前らは部屋に荷物を置いてこい!!」

「あ、ああ、、行こう斎藤」
「うん、、、」

「…あ、そういえば、、」
「兄貴どした??」
「いや、、よく考えてみたらさ、あいつも名字が椎名だったなーって思ってさ」
「…あ、本当だ、、
大輝くんの知り合いだったりして笑」
「…まさかそんなわけないだろー」
「まぁ、そうよねー」

「まさか、、な、」

「あのさ、、斎藤、、その、、色々勝手に決めてごめん、、、」
「…椎名くんは一番安全な選択をしたんだよ!だから謝らないで!それにここにいる人みんな親切で優しいから楽しく暮らせそうじゃん」
「…でも、、」
「ありがとう」
「…え?」
「守ろうとしてくれてるんだよね?だからありがとう」
「…うん、、、」

俺はありがとうと言った彼女の笑顔が眩しくてその時つい目線を逸らしてしまった。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

「…おか、、、さん
おと、、、、さん
どこにいるの、、、?」


第2話 完
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