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第3話 子供
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「お母さん、、お父さん、、、何処に居るの、、?どこに居るの?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…ここにいるのか、化け物たちが、、」
「ああ!!」
「どうやらここら辺には結構、感染して変異してしまった人が多いらしいわよね!!」
「ふーん…てか、、お前らって、、」
「ん?何だ?」
「2人とも戦うんだな、、」
「ああ、そうだぜ!!真奈のことなら大丈夫だ!リッキーと一緒だからな!!」
「あ、ああ、そうだな、、」
ぐさりー、、
凪人は突然手に持っていた短刀で腕を切る
ぼたぼたと血が流れている
「麻希!!」
「うん!」
そう言って麻希は凪人の腕から垂れている血を吸い始めた
「う、うう、ああああー!!!」
「な、何だ?!」
麻希は突然叫び始めたと思ったら背中から刃の様な羽が4枚出てきた
「行くよ兄貴!大輝くん!」
「俺たちはこうやって戦うタイプなんだ!!
驚かせてすまねぇな!!」
「あ、ああ、そうなのか、、」
「はやく来てよ!!ふたりとも!!」
「な、何だよ!急かさなくてもいいじゃんかよ!!」
「ち、違うって!!」
「ん?どうした?」
麻希は急に顔色が青白くなった
「化け物たちが、、、」
「…え、、、?」
そこには無残に散りばっている無数の化け物たちの肉片があった
「な、何だこれ、、、」
「…おそらく、ここにはシンクロ感染者はいない
化け物たちが、、、戦いあったのかもしれない、、、」
「化け物同士でも、、戦ったりするのか?」
「わからない、、、
だが、充分ありえることだろう?」
「…っ!?」
確かにと、大輝は思った
化け物が襲うのは人間だけだという保証はないからだ
「う、え、、、んうえ、、、、」
「…?!」
「大輝?どうした?」
「今、、子供の泣き声みたいな声が聞こえなかったか?」
「え?」
「もしかしたらこの中に生きてる子供がいるのかもしれない」
大輝は何も考えずに化け物の肉片の中へと飛び込んだ
「おい!誰かいるのかっ?!いるなら返事をしてくれ!!」
「うぇええん、、、、ぱぱぁままぁ、、、」
「あっちから、、あっちから声が聞こえる!!」
「うぇえええ、、!」
「‥‥!見つけた!!」
「‥‥誰、、、?」
そこに居たのは幼い少年だった
「‥‥来い!!!」
大輝は強引に少年を引っ張った
「い、痛い、、」
「あ、、、ご、ごめ、ん」
「お兄ちゃんは、、パパとママがどこにいるか知ってるの?」
「‥え、、、それは、、」
少年が立っている足元には化け物たちの無残な死体がある
おそらく少年の親は化け物たちに殺されたのだろう
「知ってるの?!!!」
少年は食らいつくように言ってくる
「し、知らない!、、けど、、」
「けど、、、?けど何?」
「ニャア、に、、」
「?!」
突然小さな声がした
「ママ?!ママの声がする!!ママ!ママ!」
「あ、お、おい!!」
少年は声がする方に走り出した
「ママ!!
パパもいる!!!」
「‥‥え、、」
大輝は言葉が詰まってしまった
そこにいるのは子猫と子犬だったのだ
それを少年はママ、パパと呼んでいるのだから
「お兄ちゃん!!パパとママ無事だったよ!!良かったぁー」
「お前、、それ、、親、、?」
「‥何を言ってるの?そうだよ??」
「‥‥」
大輝はいろいろ想像した
ここ最近で急激にこの世界はあり得ない世界になってしまったのだから
頭が現実から離れていてもおかしくないだろうと
「‥‥お前、、名前は、、?」
「え、僕?僕は慎太郎だよ」
「そうか、、慎太郎、、
俺は大輝って言うんだ
ちょっと俺についてきてくれないか?」
「‥‥?うん」
大輝は慎太郎を野放しにするのは危ないと思った
もしかしたら、研究室に慎太郎を住まわせてくれるかもしれない
そう考えた
「‥‥くそ、、勝手に飛び出しやがって大輝のやつ!!」
「まぁまぁ、そうイライラしないで兄貴ぃー
ストレスで寿命が縮んじゃうよ?」
「うるさい!!イライラするだろ普通!!
あんな勝手な行動して!ああいう奴が一番早死しやすいんだ!!」
「そんなに似てる?大輝が?
自分と?」
「‥‥うるさい!!」
「でも、大輝より兄貴の方が馬鹿だ。
だから、本当に1番早死しやすいのは
兄貴の方だよ」
「‥‥っお前っ!!!」
「凪人!!麻希!!」
「‥?!大輝てめぇ!!勝手な行動しやがって!!」
「え、あ、あ、ごめん、、」
「大輝ー、この子は、、?」
「‥あ、そうだった
凪人、麻希、ちょっと話したいことがあるんだ。
いったん、研究室に戻らないか?」
「話したいこと、、?」
「ああ、」
「椎名くん!!」
「斎藤、、、ただいま、、」
「‥!うんおかえり」
真奈はそう言って微笑む
「に、にゃあーー」
「くぅーん」
「ママ?パパ?どうしたの、?」
「‥‥あれ?この子は?」
真奈は慎太郎を見て目を丸める
「‥‥こいつは慎太郎って言うんだ、、
こいつのことでみんなに話したいことがあるんだ、、、
リッキーも呼んでくれないか?」
「僕ならここに、いるよ‥‥」
「‥‥!リッキー!」
「話したいことって何‥‥?」
「‥‥ああ!これから話すよ」
大輝はみんなに慎太郎のことを話し、ここに住まわせてあげたいことも伝えた
「‥‥別に俺たちは構わないんだが、博士が許してくれるのか?
俺たちがここに住めるのは、条件付きだからだぞ?」
「ああ、、わかってる、、」
「僕が慎太郎の代わりに戦おうか‥?」
「?!それはダメだ!!
リッキーはここのメンテナンス係だ
だからリッキーが戦いに参加すると管理者不在状態の時間ができてしまう」
「‥‥そうだね、、、」
「リッキーがここの研究室を管理してたのか!!?」
「うん、、そうだよ、、
ここは御環博士の出張研究室みたいなものだからね、
本当の研究室はここにはないよ」
「‥‥そうだったのか」
「‥‥じゃあ私が!!」
「‥?!」
大輝は真奈の発言に動揺してしまった
「無理よ」
「‥‥え、、、」
「感染者の方は身体能力は常人をはるかに超えるようになるけど、
生き餌の者は今までと身体能力は何にも変わらない
だから今あなたが戦っても死ぬだけよ」
「‥‥そんな、、、でも、、凪人さんは戦いに参加してるよ、、?」
「‥‥!!お、俺はもともと身体能力が高かったんだよ!」
何故か凪人はおろおろしながらそう言う
「‥‥じゃあ、慎太郎はどうするんだ、、、」
『 ‥‥クスクス、、、心配しなくても その子が住むのを許可するわ』
「‥‥!?」
突然テレビがついたと思うと、そこには御環博士が写っていた
『ただし、その子のデータとその動物たちのデータをを私に提供しなさい』
「‥‥それで慎太郎を住まわせることを許可してくれるんですか?」
『ええ、データは明日の昼までにお願いね、それじゃあ、クスクスブチッー』
テレビは突然消えた
「‥‥慎太郎‥‥ちょっと来て‥‥」
「え?どこに行くの?」
「うん、、ちょっと検査、、」
「検査、、なんで?」
「君と、、君のママとパパのためだよ‥‥」
「ぼくたちのため、、?」
「うん、、、」
「リッキー、、!!頼むよ」
「うん、、任せて、、、」
リッキーは慎太郎を連れて、検査室へと向かった
「でも、意外だったなデータ提供だけで博士が許可するなんて」
「機嫌が良かったんじゃない」
「まきちゃん何それあはは」
「‥‥」
「椎名くん?どうしたの?」
「‥‥え?あ、なんでもない、、」
大輝はどうしてか胸騒ぎがとまらなかった
ーーーーーーーーーーーーー
「はい、、検査終わり」
「もう、、終わったの?」
「結果は明日でるよ」
「そうなんだ、」
「うん、、
そういえばお腹空いてない、、、?」
「え、?」
「はい‥‥」
リッキーは慎太郎に大きなクッキーを渡した
「僕、、お腹すいたから一緒に食べない?」
「ありがとう‥」
慎太郎は嬉しそうにクッキーを受けとる
「リッキーは、びっくりしなかった」
「‥‥え?何が‥‥」
「パパとママのこと、、、
普通はパパとママが猫と犬の姿なんてしてないから驚くよ‥‥」
「‥‥どうして、君とパパとママは猫と犬なの‥‥?」
「‥‥それは、、」
「話したくないなら、、話さなくても良いよ‥」
「‥‥いいよ、、ぼく嬉しかったんだ、リッキーが驚かなかったことが」
「‥‥」
「あのねぼくの家は貧乏だったんだ、、
それでね、ある日科学者たちが来て、
ほうしゅうを払うから研究に協力してほしいって言われたから、、、
それでね、、、、」
「‥‥」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「いただきまーす!!」
「兄貴うるさい。。。」
「これ、、麻希が作ったのか?」
「うん、そうよー!!」
「し、椎名くん!!!なんか料理が輝いて見えるよう?」
「斎藤も?俺もだ!!」
「騒ぎすぎよ!あはは」
「麻希は料理だけは天才だからなぁー」
「だけはって何よ!!」
「慎太郎、、食べなよ、、はい、、」
「‥‥ありがとう」
「‥‥‥慎太郎は科学者が憎い?
僕も科学者みたいなものだから
僕も憎い?」
「‥‥あのね、、ぼくは科学者もリッキーも憎くないよ
きっとぼくもパパもママもこれでよかったんだよ」
「‥‥いいわけないよ、、、
よかったらこの世界も良いことになるから」
「なぁーに2人でくらい顔してんだーー!!!」
「凪人、、」
「ほら、、慎太郎食わないと大っきくなれねぇぜ!!」
「兄貴うるさいよ」
「リッキー、、、」
「何?大輝」
「お前やけに慎太郎のこと気にかけてるけど、、」
「‥‥似てるんだ、、僕と」
「‥‥え、、」
「だから‥ほっとけない‥‥」
「‥‥?」
『それでね、パパたちはその言葉にうんって言ったんだ。
科学者たちは僕たちを実験室みたいなところに住まわせて頭に変な装置つけられながら
いろんな注射を打たれたんだ
すごく痛くて僕は気絶しながら実験されてたみたいで、
意識を戻したら目の前で実験されてたはずのパパとママが犬と猫になってた
最初はちょっと悲しかったけど
僕はその犬と猫がパパとママだって思うんだ。
だから、検査の結果でパパとママなのか教えてほしいんだ』
「‥‥」
「リッキー、、?」
リッキーはうつむいていた
そんなリッキーを見て大輝は何故だか不安になっできた
「大輝、、」
「何だ、?」
「人柱計画‥‥」
「え、?」
「知ってる?」
「人柱、、、計画、、?」
「ちょうど2ヶ月前人柱計画と言われる、人体実験が2名の科学者によって行われた」
「‥‥え、、?」
「人柱っていうのは、莫大なエネルギー体のこと」
「人柱2名、そしてそのエネルギーのコントロールする源となる聖物
それを創造しようと考えたのが人柱計画
そしてその被験体となったのが慎太郎とその母、父」
「‥え、、、それって、、」
「あの猫と犬は本当に慎太郎の親だよ、、
彼らは聖物の実験を受け、慎太郎は人柱の実験を受けた、、」
「‥‥うそ、、だろ、、?」
「うそじゃないよ、、」
「‥‥それになんでそんなにくわしいんだ、、」
「それは、、僕が人柱計画の実行者だった2名の科学者の内の1人だったから、、」
「‥‥‥?!」
ーーーーーーーーーーーーー
「にゃ、あ」
「くうーん、、」
「あのね、パパ、ママぼくねともだちができたんだ
リッキーっていうともだちが!」
第3話 完
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「…ここにいるのか、化け物たちが、、」
「ああ!!」
「どうやらここら辺には結構、感染して変異してしまった人が多いらしいわよね!!」
「ふーん…てか、、お前らって、、」
「ん?何だ?」
「2人とも戦うんだな、、」
「ああ、そうだぜ!!真奈のことなら大丈夫だ!リッキーと一緒だからな!!」
「あ、ああ、そうだな、、」
ぐさりー、、
凪人は突然手に持っていた短刀で腕を切る
ぼたぼたと血が流れている
「麻希!!」
「うん!」
そう言って麻希は凪人の腕から垂れている血を吸い始めた
「う、うう、ああああー!!!」
「な、何だ?!」
麻希は突然叫び始めたと思ったら背中から刃の様な羽が4枚出てきた
「行くよ兄貴!大輝くん!」
「俺たちはこうやって戦うタイプなんだ!!
驚かせてすまねぇな!!」
「あ、ああ、そうなのか、、」
「はやく来てよ!!ふたりとも!!」
「な、何だよ!急かさなくてもいいじゃんかよ!!」
「ち、違うって!!」
「ん?どうした?」
麻希は急に顔色が青白くなった
「化け物たちが、、、」
「…え、、、?」
そこには無残に散りばっている無数の化け物たちの肉片があった
「な、何だこれ、、、」
「…おそらく、ここにはシンクロ感染者はいない
化け物たちが、、、戦いあったのかもしれない、、、」
「化け物同士でも、、戦ったりするのか?」
「わからない、、、
だが、充分ありえることだろう?」
「…っ!?」
確かにと、大輝は思った
化け物が襲うのは人間だけだという保証はないからだ
「う、え、、、んうえ、、、、」
「…?!」
「大輝?どうした?」
「今、、子供の泣き声みたいな声が聞こえなかったか?」
「え?」
「もしかしたらこの中に生きてる子供がいるのかもしれない」
大輝は何も考えずに化け物の肉片の中へと飛び込んだ
「おい!誰かいるのかっ?!いるなら返事をしてくれ!!」
「うぇええん、、、、ぱぱぁままぁ、、、」
「あっちから、、あっちから声が聞こえる!!」
「うぇえええ、、!」
「‥‥!見つけた!!」
「‥‥誰、、、?」
そこに居たのは幼い少年だった
「‥‥来い!!!」
大輝は強引に少年を引っ張った
「い、痛い、、」
「あ、、、ご、ごめ、ん」
「お兄ちゃんは、、パパとママがどこにいるか知ってるの?」
「‥え、、、それは、、」
少年が立っている足元には化け物たちの無残な死体がある
おそらく少年の親は化け物たちに殺されたのだろう
「知ってるの?!!!」
少年は食らいつくように言ってくる
「し、知らない!、、けど、、」
「けど、、、?けど何?」
「ニャア、に、、」
「?!」
突然小さな声がした
「ママ?!ママの声がする!!ママ!ママ!」
「あ、お、おい!!」
少年は声がする方に走り出した
「ママ!!
パパもいる!!!」
「‥‥え、、」
大輝は言葉が詰まってしまった
そこにいるのは子猫と子犬だったのだ
それを少年はママ、パパと呼んでいるのだから
「お兄ちゃん!!パパとママ無事だったよ!!良かったぁー」
「お前、、それ、、親、、?」
「‥何を言ってるの?そうだよ??」
「‥‥」
大輝はいろいろ想像した
ここ最近で急激にこの世界はあり得ない世界になってしまったのだから
頭が現実から離れていてもおかしくないだろうと
「‥‥お前、、名前は、、?」
「え、僕?僕は慎太郎だよ」
「そうか、、慎太郎、、
俺は大輝って言うんだ
ちょっと俺についてきてくれないか?」
「‥‥?うん」
大輝は慎太郎を野放しにするのは危ないと思った
もしかしたら、研究室に慎太郎を住まわせてくれるかもしれない
そう考えた
「‥‥くそ、、勝手に飛び出しやがって大輝のやつ!!」
「まぁまぁ、そうイライラしないで兄貴ぃー
ストレスで寿命が縮んじゃうよ?」
「うるさい!!イライラするだろ普通!!
あんな勝手な行動して!ああいう奴が一番早死しやすいんだ!!」
「そんなに似てる?大輝が?
自分と?」
「‥‥うるさい!!」
「でも、大輝より兄貴の方が馬鹿だ。
だから、本当に1番早死しやすいのは
兄貴の方だよ」
「‥‥っお前っ!!!」
「凪人!!麻希!!」
「‥?!大輝てめぇ!!勝手な行動しやがって!!」
「え、あ、あ、ごめん、、」
「大輝ー、この子は、、?」
「‥あ、そうだった
凪人、麻希、ちょっと話したいことがあるんだ。
いったん、研究室に戻らないか?」
「話したいこと、、?」
「ああ、」
「椎名くん!!」
「斎藤、、、ただいま、、」
「‥!うんおかえり」
真奈はそう言って微笑む
「に、にゃあーー」
「くぅーん」
「ママ?パパ?どうしたの、?」
「‥‥あれ?この子は?」
真奈は慎太郎を見て目を丸める
「‥‥こいつは慎太郎って言うんだ、、
こいつのことでみんなに話したいことがあるんだ、、、
リッキーも呼んでくれないか?」
「僕ならここに、いるよ‥‥」
「‥‥!リッキー!」
「話したいことって何‥‥?」
「‥‥ああ!これから話すよ」
大輝はみんなに慎太郎のことを話し、ここに住まわせてあげたいことも伝えた
「‥‥別に俺たちは構わないんだが、博士が許してくれるのか?
俺たちがここに住めるのは、条件付きだからだぞ?」
「ああ、、わかってる、、」
「僕が慎太郎の代わりに戦おうか‥?」
「?!それはダメだ!!
リッキーはここのメンテナンス係だ
だからリッキーが戦いに参加すると管理者不在状態の時間ができてしまう」
「‥‥そうだね、、、」
「リッキーがここの研究室を管理してたのか!!?」
「うん、、そうだよ、、
ここは御環博士の出張研究室みたいなものだからね、
本当の研究室はここにはないよ」
「‥‥そうだったのか」
「‥‥じゃあ私が!!」
「‥?!」
大輝は真奈の発言に動揺してしまった
「無理よ」
「‥‥え、、、」
「感染者の方は身体能力は常人をはるかに超えるようになるけど、
生き餌の者は今までと身体能力は何にも変わらない
だから今あなたが戦っても死ぬだけよ」
「‥‥そんな、、、でも、、凪人さんは戦いに参加してるよ、、?」
「‥‥!!お、俺はもともと身体能力が高かったんだよ!」
何故か凪人はおろおろしながらそう言う
「‥‥じゃあ、慎太郎はどうするんだ、、、」
『 ‥‥クスクス、、、心配しなくても その子が住むのを許可するわ』
「‥‥!?」
突然テレビがついたと思うと、そこには御環博士が写っていた
『ただし、その子のデータとその動物たちのデータをを私に提供しなさい』
「‥‥それで慎太郎を住まわせることを許可してくれるんですか?」
『ええ、データは明日の昼までにお願いね、それじゃあ、クスクスブチッー』
テレビは突然消えた
「‥‥慎太郎‥‥ちょっと来て‥‥」
「え?どこに行くの?」
「うん、、ちょっと検査、、」
「検査、、なんで?」
「君と、、君のママとパパのためだよ‥‥」
「ぼくたちのため、、?」
「うん、、、」
「リッキー、、!!頼むよ」
「うん、、任せて、、、」
リッキーは慎太郎を連れて、検査室へと向かった
「でも、意外だったなデータ提供だけで博士が許可するなんて」
「機嫌が良かったんじゃない」
「まきちゃん何それあはは」
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「椎名くん?どうしたの?」
「‥‥え?あ、なんでもない、、」
大輝はどうしてか胸騒ぎがとまらなかった
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「はい、、検査終わり」
「もう、、終わったの?」
「結果は明日でるよ」
「そうなんだ、」
「うん、、
そういえばお腹空いてない、、、?」
「え、?」
「はい‥‥」
リッキーは慎太郎に大きなクッキーを渡した
「僕、、お腹すいたから一緒に食べない?」
「ありがとう‥」
慎太郎は嬉しそうにクッキーを受けとる
「リッキーは、びっくりしなかった」
「‥‥え?何が‥‥」
「パパとママのこと、、、
普通はパパとママが猫と犬の姿なんてしてないから驚くよ‥‥」
「‥‥どうして、君とパパとママは猫と犬なの‥‥?」
「‥‥それは、、」
「話したくないなら、、話さなくても良いよ‥」
「‥‥いいよ、、ぼく嬉しかったんだ、リッキーが驚かなかったことが」
「‥‥」
「あのねぼくの家は貧乏だったんだ、、
それでね、ある日科学者たちが来て、
ほうしゅうを払うから研究に協力してほしいって言われたから、、、
それでね、、、、」
「‥‥」
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「いただきまーす!!」
「兄貴うるさい。。。」
「これ、、麻希が作ったのか?」
「うん、そうよー!!」
「し、椎名くん!!!なんか料理が輝いて見えるよう?」
「斎藤も?俺もだ!!」
「騒ぎすぎよ!あはは」
「麻希は料理だけは天才だからなぁー」
「だけはって何よ!!」
「慎太郎、、食べなよ、、はい、、」
「‥‥ありがとう」
「‥‥‥慎太郎は科学者が憎い?
僕も科学者みたいなものだから
僕も憎い?」
「‥‥あのね、、ぼくは科学者もリッキーも憎くないよ
きっとぼくもパパもママもこれでよかったんだよ」
「‥‥いいわけないよ、、、
よかったらこの世界も良いことになるから」
「なぁーに2人でくらい顔してんだーー!!!」
「凪人、、」
「ほら、、慎太郎食わないと大っきくなれねぇぜ!!」
「兄貴うるさいよ」
「リッキー、、、」
「何?大輝」
「お前やけに慎太郎のこと気にかけてるけど、、」
「‥‥似てるんだ、、僕と」
「‥‥え、、」
「だから‥ほっとけない‥‥」
「‥‥?」
『それでね、パパたちはその言葉にうんって言ったんだ。
科学者たちは僕たちを実験室みたいなところに住まわせて頭に変な装置つけられながら
いろんな注射を打たれたんだ
すごく痛くて僕は気絶しながら実験されてたみたいで、
意識を戻したら目の前で実験されてたはずのパパとママが犬と猫になってた
最初はちょっと悲しかったけど
僕はその犬と猫がパパとママだって思うんだ。
だから、検査の結果でパパとママなのか教えてほしいんだ』
「‥‥」
「リッキー、、?」
リッキーはうつむいていた
そんなリッキーを見て大輝は何故だか不安になっできた
「大輝、、」
「何だ、?」
「人柱計画‥‥」
「え、?」
「知ってる?」
「人柱、、、計画、、?」
「ちょうど2ヶ月前人柱計画と言われる、人体実験が2名の科学者によって行われた」
「‥‥え、、?」
「人柱っていうのは、莫大なエネルギー体のこと」
「人柱2名、そしてそのエネルギーのコントロールする源となる聖物
それを創造しようと考えたのが人柱計画
そしてその被験体となったのが慎太郎とその母、父」
「‥え、、、それって、、」
「あの猫と犬は本当に慎太郎の親だよ、、
彼らは聖物の実験を受け、慎太郎は人柱の実験を受けた、、」
「‥‥うそ、、だろ、、?」
「うそじゃないよ、、」
「‥‥それになんでそんなにくわしいんだ、、」
「それは、、僕が人柱計画の実行者だった2名の科学者の内の1人だったから、、」
「‥‥‥?!」
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「にゃ、あ」
「くうーん、、」
「あのね、パパ、ママぼくねともだちができたんだ
リッキーっていうともだちが!」
第3話 完
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