Tuning shiver

しまちぃ

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第4話 人柱

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『聞いてくれ正樹!!』
『どうしたの?ミカコ、、』
『私と偉大な計画を立てないか?』
『偉大な計画?」
『ああ!この計画が成功したら地球は莫大なエネルギーを手に入れれるんだ!!』
『何それ?どんな計画!!!?』
『ああ、人柱計画って言ってな!!』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「それって、、、リッキーが慎太郎たちを、、?」
「うん、、、」
「何で、、そんな実験を、、、、?」
「君は知らないんだ。
科学者は闇の住民だってこと。
莫大なエネルギー源に憧れた
ただそれだけだった
そんな気持ちだけで僕は慎太郎をめちゃくちゃにした、、、

「リッキー、、お前は、、、、ずっと後悔してたんだな、、」
「‥‥後悔?そんな言葉はふさわしくないよ。
これは僕の罪だ
一生をかけても償いきれない罪なんだ、、、だけど、、、」

だけど、慎太郎、君は、、、

『確かめたい?
そんなことしなくても、その猫と犬は君のお父さんとお母さんだ』
『どうして分かるの?』
『分かるよ
だってその実験を行ったのは僕だから』
『え?、、』
『僕を憎みなよ。
君にはその権利があるよ。」
『‥‥ぼくね、科学者を憎いとか思ったことないよ。だから、リッキーが憎いとかそんなの思えないよ』
『なんで?僕のことムカつかないの?腹立たないの?」
『どうして?』
『君たちをこんなに苦しめたやつなのに、僕は呑気に生きているからだよ。』
『リッキーは呑気に生きていたの?』
『そうだよ。』
『うそだよ。ぼくにはリッキーが呑気に生きているなんて思えないよ
だって、ずっと苦しんでるのはリッキーの方だから』
『なんで?僕が苦しむの?苦しいのは、君の方だろ!!!』
『ぼくね、今楽しいよ?ぜんぜん苦しくない』
『ち、ちがう!!そんな!!!そんなはずない!!』
『リッキーはぼくに憎まれたいの?』
『え、、』
『ぼくはリッキーのことともだちだって思ってるけど、リッキーはそうは思ってないの?』
『‥‥‥』

君は、ぼくを許そうとしている、、、


「リッキー、、?」
「大輝、、ごめん、、変な話して」
そう言って彼は部屋に戻っていった

「大輝お兄ちゃん!!」
「ん?慎太郎かどうした?」
「はい!!!」
そう言って慎太郎は笑顔で四葉のクローバーを差し出す
「見つけたからあげる!!」
「ありがとう!慎太郎」
「ここの、、ここのお兄ちゃんやお姉ちゃんたちはみんな悲しい顔をしてるから、四葉のクローバー頑張って見つけたら、みんな笑ってくれるかなぁ、、」
「慎太郎、、、」
大輝は思った
こんなに小さな子どもなのに大輝は自分よりもよっぽど強いと
「ああ、きっとみんな喜ぶよ、、」
ーーーーーーーーーーーーーーー
『人柱計画?』
『人柱これは、エネルギー源のことだ。
そいつを創り上げる』
『そんなこと可能なの?』
『分からんだが、可能性はある』
『どんな可能性?』
『人を被験体依頼にする』
『そんな依頼引き受けてくれる人なんていないでしょ?』
『いや、宛があるんだ、、』
ーーーーーーーーーーーーー

「会いに来ましたよ
内野総理」
「‥‥私は貴様など顔も見たくないがな」
「‥クスクス
素直じゃないですね
総理」
「喧嘩売ってるつもりなら買わんぞ」
「そんなこと言って、クスクス
本当は愛してるのでしょ?私を」
バンッ!!!
総理は突然博士に向かい壁を叩く
そして博士の顎を掴み上げる
「ああ、愛してるよ
殺してやりたいほどな!!!」

「私も愛してますよ
あなたとひとつになりたいくらい‥‥」
「すみません、、博士そろそろ次の予定が」
突然学ランを着た少年が現れた
「ああそうだったわね。」
「‥‥随分久しい顔をしたやつを付き人にしてるんだな」
「ええそうでしょう
この子は危険だから監視してるんですよ」
「久しぶりだな、光希」
「‥‥兄さんが、、感染したと聞きました、、」
「ああ、」
「兄さんが心配です
私と志奈をあっちへ戻ることを許可してください」
「‥‥」
ーーーーーーーーーーーーーー
『これが協力してくれる被験体
継島家族だ!!
息子さんがいるんだが正樹はこの人らを頼むよ!』

『う、うん、、』

『方法は簡単だ専用の装置で脳に直接、エネルギーを流し込むそして同時進行で身体強化剤を注入する
こっちが人柱の実験

お前の方は遺伝子組換え装置で、被験体の遺伝子を組換えて聖物を作り出してくれ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「暗い、、」
「そりゃそうだ!!もう夜だぜ?
俺もう眠いから寝るわー」
「おやすみ。凪人」
「おう、おやすみ!」
「‥‥」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
『あがかあああが、、っ!!
が、、がらだが、、、あ、、づ、、い』
『もう少し、、もう少しでこの人らは人間じゃなくなる、、、、、』
『あがあああああ、!!!だずげでええええー!!!』
『ああ、、もう、、人間じゃなくなった、、、』
バンッ!!!!!!

『くぅーん、、くぅーん、くぅーん、、、、』
『にゃ、にゃあ、、にゃあ、、』
『良かったね、、君たちは人類の希望になれたよ、、、』
『ああああーーーーー!!!!』
『ミカコ、、?!』
ミカコの叫び声が突然聞こえた
彼は彼女の声がする方へ向かった

『ミカコ、、!!!?』
『ぜぇ、ぜぇ、、』
『‥‥?!』
彼女は左腕がなくなっていた
『ミカコ?!腕が?どうしたの?!』
『エネルギーを注入していた装置が突然爆発した』
『失敗したの、、?』
『いやおそらく成功だ、あの子の気配はしたからな』
あの子、、とはおそらく被験体の息子のことだろう
『あの子は、?』
『どこかに行った。ついでに聖物の気配も消えてる、連れていったんだろう』
ミカコは勘がすざましく良かった
一瞬でどこかに行ったとか普通にわかる子だった

『ち、こんな状態じゃ何にもできねぇ、、
再生装置に入るしかねぇな』
『再生装置?あれは御環博士が開発中の人体変異の実験の被験体専用の再生装置だよ?
普通の人間が使ったら粉々になってしまう』
『‥‥なら、、こうするしかねぇよなぁ』
『‥‥ナイ、、フ?』
彼女は突然ナイフを出してきた
そして、、
グサリッ!
彼の腕にそのナイフを突き刺した
『い、痛いっ!!何をするんだよ!!』
『うる、せぇよ!」
『‥?!それ!!っ、、、御環博士の、、?!』
彼女は何か液体が入った注射器を出した

グサッ!!
そして勢いよくその注射器を自分の首に突き刺し、その液体を自分の血管に注入した

『私とお前で同調感染して再生装置に入ったら何にも問題ねぇだろ
私が再生してる間後のことは頼むぞ正樹!』

『‥?!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「リッキー」
「…どうしたの慎太郎?」
「…なんだか眠れなくって」
「…大丈夫?」
「うん、、たぶん、、
あと、、それと、、」
「どうしたの?」
「にゃ、、、あ、、」
「くう、、ん、、」
犬と猫は弱々しく鳴きながら慎太郎の腕の中にいた
「…?!!!」
「パパとママがなんか元気ないの、、、」
「…?!ちょっと貸して!!!」
「え?、、」
リッキーは乱暴にそれを慎太郎からはぎ取る
「…‥脈が、、、すごく弱い、、、」
「、パパとママ死んじゃうの?」
「…‥

ミカコの遺伝子組換えレシピは不完全だった証拠だ、、」
「…え?どういうこと?!訳がわからないよ」
「今、、君のパパとママは死んでしまったよ」
「…え、、、そんな、、、」
「…‥慎太郎、、ちょっときてほしいところがあるんだ」
「…‥」

リッキーは慎太郎を自分の研究室に連れて行った
「慎太郎、、これを見て、、、」
そこには、青緑の液体が入っている装置があった
そしてその中には、リッキーと同じ歳くらいの少女が眠っているかのように入っていた

「このおねえちゃん、、、」
「君の実験を行った科学者斎藤美香子だよ」
「…、、、」
「彼女は僕の憧れの科学者だった
何をしても完璧に成功させた優秀な科学者」
「なんで眠っているの?」
「なくなった体の一部を再生しているんだよ」
「‥‥」
「慎太郎、、、ここのスイッチを押したらこの装置は停止する
再生途中に停止すると、彼女は粉々になる」
「‥‥?、、」
「‥‥このスイッチを押して、、、」
「でも、そんなことしたらこのおねえちゃんは、、」
「ミカコは君たち家族をめちゃくちゃにした
だから、君が終わらせることが大事なんだよ」
「‥‥もし、僕がこのスイッチを押したら、その後リッキーはどうするの?」
「停止した装置の中に入るよ」
「そうしたら、、?どうなるの、」
「粉々になるよ、、」
「‥‥?!何でそんなことぼくが、、っ!!」
「‥僕は君の親を殺した科学者木鐘正樹だ!!だから、君は僕たちを終わらせる権利がある!!」
「嫌だ!!そんなの!!!」
「はやく押すんだ!!」
「ぼくは、、っ!!本当にリッキーもこのお姉ちゃんを恨んだり憎んだりなんかしてないんだ!!なんでリッキーはそれじゃダメって言うんだ!!」
「‥‥
ダメに決まってるじゃん
何であんな最低なことしてたやつなのに、
何で、、許されるんだよ、、」
リッキーは涙を流した
「リッキーは、、ぼくの友だちだよ、、
でも、リッキーは違ったの?

「‥、、っ、、
そんなわけ、、、
そんなわけないじゃん!!
慎太郎は友だちだよ、、、、」
「うん!!」
その日はまだ5月の夜だったけど
不思議と暖かい夜だった

第4話 完


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