オヤジが生まれ変わって?系救世主

無謀突撃娘

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ダンジョンと関わることにする7

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「ハァハァ」

 ヴァン・アールディング=ベイラーグは体の中からとめどなく溢れてくる興奮を抑えるのに必死だった。体が火のように熱く下半身は灼熱そのもの、とめどない欲望があふれ出してくる。

「だいじょうぶですよ」

 側にいたのは、

(これは女神か?まるで理想その物から出てきたように神々しい)

 何から何まで穢れが無いかのような理想その物、それが服を全て脱ぎ捨ててベッドの自分に近づいてきた。

「や、やめろ」

 自分はまだ成人したばかりの15歳、まだ初体験は無いがそれがこれほどの美人だと欲望を押さえ込めない。

「辛いでしょう?苦しいでしょう?それを我慢すれば死にますよ。わたしがそれから開放してあげますから」

 体を預けてきてその甘い香りにむせ返りそうになる。

「これは一夜限りの夢、存分に楽しむと良いですよ」

 そうして、彼女をベッドに押し倒す。最初こそ拙かったが徐々に女の体が分かってくると獣のように欲望を打ち付ける、果実のように甘く柔らかくこちらの欲望を全て受け入れてくれる。どれだけの時間経ったが分からないがひたすらに貪り食って彼女を味わいつくす。そうしてひとしきり終わると疲労で夢の中に落ちてしまう。

「う~ん、ここは」

 ベットの上で横たわっている自分がいた、そばには夜を共にして男女の関係になった彼女がいた、まだ寝息を立てていて夜のうちは分からなかったがとてつもない美女であった。その姿を見てまた欲望が膨れ上がる。手を伸ばそうとして、

「朝からお盛んですね」

 彼女がこちらを見透かしたように起きていた。

「もうちょっと丁寧に扱ってもらえませんか?女というのは繊細なのですよ」

「あ、いや、その」

 お互い裸なのでどうしても押さえようが無いというか。

「まだ吐き出したりないようですね」

 そうして甘い声で誘惑をしてくる、若い男なのでこんな美人が相手をしてくれるのは嬉しいのだが。

「避妊の心配は必要ないですから」

 そうして再び彼女を味わうことにした、精根尽き果てるまで。

「さてと、これでわたしの仕事は終わりです」

「ま、待ってくれ!」

 彼女を引き止める。

「この情事は一切他言しませんから、他に何かありますか?」

「我が領地に来て妻になる気は無いですか?」

 帝国はそれなりに広く複数の妻を持つことは不自然ではない。

「残念ですがわたしは誰のものにもなりません、このことは他言しませんし一夜限りの夢だと思ってください」

 やんわりと断られる。それでは、と。服を調えて出て行ってしまう。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

「急いでここから離れましょう」

 リダラさんが急いでここから離れるように促す。

「討伐依頼は終わりましたが、なぜそんなに急ぐのですか?」

「王子様らが動き出すと面倒だし彼はそう簡単に諦めようとはしないでしょうし、無闇に北部まで介入はしないほうが良いですから」

 そうしてすぐさま王国に馬車で戻ることにしました。相手とは何があったのか分かりませんが。

「一体何をしたのですか?」

 全員の疑問は一致しておりあの時間何をしたのかきちんと説明して欲しいのだ。

「ヴァンって人が受けた毒は少し特殊で体内の気や魔力を毒化してしまうものだったから体外に出させる一番簡単な方法を取っただけですよ」

 どうしてだか内容を言おうとしない。

「まぁ、簡単に言えば男と女の関係になった、というわけ」

「つ・・・つまり・・・その」

 そういう行為をして治療したのだということだ。あまりにも分かりやすいのでリダラさんを除いて全員赤面する。

「そういうことが出来るのですか?」

「可能か不可能かといえば何も問題はないよ。この体はそういう目的にも使えるから」

 さすがに子供までは産むことはないそうだと笑っているが摩訶不思議な体だと笑っている。

「女だったら良いんだけれど男だからただ発散する道具にしかならない、まぁ、こんなこと何度もしたくないんだけどね」

 そうして王国のギルドに依頼達成の報告をしますがそこまでしか言いません、このことがばれると面倒なので黙っています。そうしてエクリプス家の領地に戻ると、

「「「「おかえりなさ~い」」」」

 ユーフォリア様たちが待っていました、ですが、どこか疲れているような。

「何か問題が起こったの?」

 シャナ様が嫌そうな顔をしていました。

「リーヴリルや、この領地内で酒造りを始めようと西部から同族のアカツキ家などから事前調査の人手を呼んだのじゃが、その・・・」

 歯切れが悪いです。

「ああ、たしかに。もう領地の人たちにはほぼ全て仕事を割り振っているからどうしても人手が足りない、だから同族などから人手を呼んで欲しいとお願いしたんだけど」

 それがどうかしたのか?と疑問です。

「最初はわしらに配られた酒や料理を堪能してたのじゃがその出所や調理方法や製造方法などを教えると目の色を変えて『本人に大至急会わせろと!』と言い出してのぅ、外に出ているから帰るのを待てと命じておったのじゃがあいつらはわしらから手に入れるだけでは飽き足らず店などに買収工作まで始めたのじゃよ」

 すでに町の酒場や料理店などに金を積み上げて経営権と調理方法を寄越せと脅しているそうだ。

「なにそれ?」

「すみません、西部のほうではこれほど美味しい料理や酒などが無くてマンネリとした食生活しか無いそうです、だからこの場所でそういう知識や技術があることを敏感に感じて独占しようとしてるのだと思います」

 ユーフォリアが説明してくれる。

「その人たちはどこ?」

「大食堂でひたすら料理と酒を楽しんでるよ、力で制圧も出来るけど交友関係が悪化すると面倒だから放置してる。西部ってこんな人たちばかりなの?」

「私も西部の方は詳しくありませんが聞いた話では食材は豊富にあるそうですが調理方法などは研究が進んでおらず寂しい物だと聞いています」

 リースリットとステラが答えてくれる。平均的に大食いが多いのだとか。

「とりあえず会おうか」

 案内して欲しいと。

「ガハハハ!美味い料理と酒、これこそ人生を潤わせる最高の物よ!!」

 30人ほどの男女が大皿の料理と大量の酒瓶を手当たり次第に食らい飲んでいます。リダラさんはリーヴリルに戻ってから、

「あなた達、いつまでも歓迎されていると思っていると考えないでほしい。ここまでしたのだから満足でしょう?今度はこっちの話を聞きなさい」

 穏やかに話しかけます。

「何だこの子供は?我らはここに酒造りなどをする『客人』として呼ばれたのだ、子供は引っ込んでいろ」

「シャナ、どういう風に話を通したのかな?」

「すまぬ、向こうのことは分からぬがどうやら思い違いをしておるようじゃ」

 頭を下げるシャナ。

「酒と料理を取り上げて話を聞こうか」

 そうしてそれらを取り上げます

「何をするか!」

 全員が怒ります。

「始めまして、わたしがエクリプス辺境伯のリーヴリルです、いくら客人とはいえ限度がありますよ、西部では主が寛大とはいえここまで飲み食いすれば十分なはずです。呼ばれた理由は分かっているはずです、その辺りをきちんと話し合わなければこれ以上出す必要はありません」

 そうして交渉の席を作ります。

「さて、シャナらから説明されていると思うけど聞きたいことはありますか?」

「まずはこの領地にある全料理と酒などのレシピをよこせ」

「アホか、おぬしら。寝言も大概にせぬと交易を締め付けるぞ」

 シャナらはこちらが呼んだ理由も分かっていないのだと文句を言う。まぁ、たしかに、あそこまで飲み食いすれば多少知恵が回るのならば独占したいと思うのが当然だ。

(シャナ、わたしは寛大だけどここまで横暴だと保護してるここの住民をないがしろには出来ない、ここにはここの、むこうにはむこうの知識や技術は提供するけどこの領地を一番優遇するのは当然だよ。向こうの言い分では相手のほうが偉いと思っている、どのぐらい差があるのか分からないけど守るべき一線はあるはずだよ)

(すまぬ、こやつらの事情だとどうやら食生活を初めとした文化が非常に遅れておるようじゃ、交流がないとはいえ無我夢中で食べつくす姿から間違いない、それ以外にも新領地における権力確保の裏もあるようじゃ)

 大体のところは分かったがそれだけでは確認できないことも多いので実際に西部に行くようにするようにした。彼らはとりあえず客人としてもてなしてからこの領地の産出品を持ち帰らせる。
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