オヤジが生まれ変わって?系救世主

無謀突撃娘

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リーヴリル、西部に行く10

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異物を混入して領地の統治体制を麻痺させる作戦を知って数日後。

「何でこんなことになるんだろう」

アカツキ家とガリューク家を筆頭に西部方面に進軍しているわたしは今の状況があまり嬉しくなかった、光属性を信仰しているマルダー大司教とその一派を追放、もしくは殺すという決断が取られその証拠の品もある。以前からそういう傲慢さが出ていたがここまで大規模になるともはや容認できないことになり西部の他の属性を信仰している人たちは全員彼らを殲滅することに賛成した。

あまりこういうことには関わりたくないのだがユラ王妃達が先に行っているので助ける必要があるので従軍しているのだが、

「ホイッ、料理を作り終わったよ。調味料や切った食材をこっちに回して」

進軍しているということはそれだけ食べる人数も増える、だからひたすら料理を作る。

「ガハハハ!こんな美味い料理は初めてだ!」

「この酒は今までのが不味いと断言できますな」

「この装備は格段に良いのが分かります」

進軍途中に見たが彼らの装備は子供だましも良い物なので全員分の装備を作った、戦争は避けようが無いので出し惜しみをしては戦死者が無駄に増える、ポーションなども最低30個持たせる。

そうして敵領域の最初の砦まで到着する。

「敵はすでに守りを固めています」

斥候が報告する、どうやらこの計画は以前から構築されていたようで完全に兵を配置しているようだ。

「どうやら話し合う必要性はどこにも無いみたいですね」

「そうですね、もはや相容れない存在となったことですね」

両家の当主代理は交渉の余地が無いと判断して進軍することを決断した。そうして戦端が開かれるのだが、

「敵は馬車での速攻作戦で来た!何だあの移動速度は、とても大人数を載せているとは思えないぞ!」

わたしが作った【空駆ける馬車】で速攻で攻め落とす、当主らが人質となることを考慮して情報を伝えられる前に決着をつけなくてはいけない。

「弓隊、矢をひたすら撃て!」

「【ガーディアンウォール】」

それをすぐさま防御魔法で無効化する、矢は味方に届く前に消滅してしまい砦を囲むのにたいして時間はかかっていない。

「こんな程度の防壁なんて私には何の意味も無い」

砦の壁を簡単に飛び越えて中に進入するとそこかしこに兵士達がいるが、

(よくこんな装備で反乱を起こす気になったなぁ)

鉄製の装備どころか銅製の装備すら殆ど無く木造で代用している人たちが多い。

「敵だ!全員掛かれ!」

指揮官の声で襲い掛かってくるが、

「【麻痺の息吹】」

全員麻痺状態にして動けなくする、そうして砦の扉の前に行くと、

「く、来るな!」

まだ抵抗してくる人たちだったが時間が惜しいので同じように無力化させて門の閂を外して味方を中に入れる、兵士達は全員麻痺状態なので敵味方共に負傷者はいない。再び敵対できないようにしてから、

「計り知れない力を持っているとは聞いていましたがここまで楽勝だとは」

「戦争の概念がおかしく感じちゃうね」

「一応ここは西部有数の堅固な砦なのですが」

シャンクトゥラ、カノン、ヒビキが呆れた顔をしている。どうやらあまりにも簡単に陥落させたことが不思議で仕方ないのだろう。

「当主代理、他に制圧すべき場所はありますか」

「そうですね、リーヴリルがいたので予想していたより簡単に砦を落とすことができました。この先にあるラグーンを落とせばこちらの勝利は揺ぎ無いものになります」

そこには大神殿があるそうだ。おそらくユラ王妃様たちもそこにいるだろう。

「それでは周囲を押さえ込む兵だけ残して進軍したいと思います」

すぐさま進軍することを進言する。

「分かりました、当主らが人質となる可能性を考えれば迅速に反乱を鎮圧するべきでしょう」

3人を連れて進軍する。

「ふむ、結構な作りの城壁だなぁ」

都市の守りは非常に硬く普通ならば1月は掛かるだろうし連れて来た兵力では落とすことなど不可能だ。

「どうされるのですか?」

3人とも不安の色を浮かべている。ゴーレムは出せないから

「【陰陽兵】【国士兵】【牙門兵】」

3種類の兵を呼び出す。軽く300000ほど。ゴーレムたちに比べればさほど戦闘能力も高くなく単純な命令しか出来ないがここを攻め落とすには十分すぎる。連れて来た人たちは突然現れてことに困惑しているが説明は後だ。

「3人は連れて来た兵士達を指揮して人命救助に当たって、時間が惜しいから半日以内で攻め落とす」

「「「は、はいっ」」」

ここまで関わったのだし今までの所業から放置するのは危険だと判断した。

「敵の総数は30000、兵種はさほどではないし広範囲攻撃ができる魔術師も数が少ない」

【万里眼】ですぐさま内部の状況を判断する、王妃らは大神殿にいるようだ。他にも多数の人たちが捕らえられているものだと確認できる。

「進軍開始!」

兵達全員に命令を下す。

「ん?何だ、あれは?」

城門の上にいる一人の兵士は遠方から砂塵が巻き起こるのを発見した、ただの風の悪戯なのかとも思ったが時間が経つに連れてそれはハッキリと見えるようになりそれはさらに大きくなる。そして、

「敵襲、敵襲だ!数は不明!目前にまで迫っています!!」

突然の圧倒的兵力差の敵が現れたため指揮官らも混乱する。

「魔法使い達を城壁の上に出して迎撃させろ、弓兵もありったけ出せ!」

そうして迎撃体勢を取るが、

「何だこの馬鹿げた兵数は!」

そこにいたのは自分らなど問題としない数の敵。マルダー大司教から、

「アカツキ家やガリューク家は西部の悪い虫です、一刻も早く排除すべきです」

西部の重鎮らの当主を人質に取り滅ぼすべきだと訴えた。この都市で最高指揮官をしている自分はそれに半信半疑だった。信仰など自由であり誰にも左右されないものだと感じていたし年を重ねるごとに信仰を曲げていく神官らを嫌悪もしていた。だが、ここには西部最大の兵力があるので文句が出せなかったのだ。だが、いまはそれすら滅ぼせる敵総数を前に負ける事は決して恥ではないと考えた。

「ど、どうしましょうか。あれほどの兵力で攻め立てられればこの都市など半月も持たずに陥落します」

部下達は今まで見たことも無い兵数を前に完全に戦意喪失、もうすでに勝負は決してしまった。

「総員白い布と長い棒を可能な限りもってこい!」

指揮官は最も犠牲が少ない道を選んだ。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

「さてさて、向こうはどう出てくるかな」

門から1キロほど離れて様子を見る、相手がどうするのかを確認するためだ。

「半日以内で決着をつけると言いましたがなぜ待っているのですか」

彼女らはこのまま突破するべきだと考えていたが。

「まぁ、見ててよ」

そうしてしばらく経つと城壁の上から多数の人数が白旗を振る。

「これが狙いだったのですか」

「そういうこと、敵が優秀で助かったよ」

無条件降伏。西部が一枚岩ではなく相手にも不満などが存在する人たちがいることを確認したわたしは出来るだけ血を流さずに解決する答えを出した。全ての城門が開き正面から数人出てくる。

「自分がルグーンの軍部最高指揮官です、この兵力差では遅かれ早かれ都市は滅ぶでしょう。自分の首を差し出しますから民らに寛大な処置をお願いいたします」

自刃しようとするのを止める。

「指揮官として恥を受け入れ無血降伏を選んだ心を尊重して刑罰を軽くするように進言いたします。それよりも西部の重鎮や王国からの使者らが捕らわれているのなら解放しなさい」

そうして内部に入る、全員大神殿にいるらしく手が出せないそうだ。面倒だが罰すべき人間を罰しなければ西部はまた戦乱になってしまうので誰に入れ知恵されたのかも確認しなくてはいけない。
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感想 12

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みんなの感想(12件)

龍牙王
2018.11.14 龍牙王

9話御伽噺になっえ…て何?
なって では?

解除
龍牙王
2018.11.14 龍牙王

7話 どちさ て何?
意味分からん!W

解除
龍牙王
2018.11.14 龍牙王

7話 ぞっが先だよ て、何?
そっちが先だよ では?

解除

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