堕ちてゆく兄と弟。愛?淫欲? 禁断のLove

コバひろ

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その1 初体験。

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彼女?は先程までの狂態が嘘の様に私の腕の中でスヤスヤ眠っている。

初めての体験に、彼女のアソコは異物の侵入を拒んでいた。それにローションを塗りすぎたのかもしれない。滑って中々入らないのだ。
私は焦りを感じながらも辛抱強く、彼女に不安を与えないように優しい言葉をかけながら何度も試みた。

そして、何度目だろうか?

私の硬いモノが先端だけでなく、彼女のアソコに半分ほど没入した。

「うぐ、ぐっ! うぅぅぅ...」

彼女は苦痛から逃れようと必死に力を込めている。まだ異物の侵入を無意識のうちに拒んでいるようだ。

「ここまで入れば大丈夫。あとは力を抜いて、、安心していいからね」

私は彼女をいたわるようにゆっくりゆっくり腰を突き出す。恥ずかしそうな声を漏らしているが、徐々に慣れてきたのか? 彼女の緊張感、堅さがとれ表情が和らいできた。

グイッと腰を突き出した。

「あああ、痛い、、いだぁぁ、、」

私のモノが完全に彼女のアソコ、中に入った瞬間である。

そして、またゆっくり腰を突き出すとそれは徐々にピストン運動になっていった。彼女は初めての体験にシーツを握りしめ必死に耐えている。
その表情があまりにもエロティックなので私の性的興奮は高まる。

やがてピストン運動は激しくなり、その度に “クチュクチュ” とした卑猥で濡れた摩擦音が部屋中に鳴り響く。
シーツを強く握りしめていた彼女の両腕が私の背中にまわり爪を立て正常位のまま唇を重ねた。

私は尚も腰を突き動かした。
それは益々激しくなり、彼女の声もそのリズムに合わせ大きくなっていく。私の背中にまわった彼女の手にグッと肌を握られ爪が食い込む程だ。

クチュクチュと卑猥な摩擦音は、やがてふたりの呼吸が重なると “パコン パコン” という安定したリズミカルな音になり絶頂を迎えようとしていた。

「ああ~ いい~!あ、あ、あっ、、」

「い、い、いくよ。いいかい?」


ふたりは絶頂の中、果てた...。

私は彼女の中から自分のモノをそっと抜いた。コンドームの中に大量の精液がたまり彼女は目を見張っている。

「陽子、お前があまりにもエロくていやらしいから、オレは興奮してこんなに出ちゃったんだぞ...」

そう囁くと、彼女は嬉しそうに抱きついてきた。そして再び唇を重ねると激しいディープキッス。


夢のような時間、私は彼女を抱いた。
そして、彼女の処女を奪ってしまったのだ、、処女???

ここにいるのは女なのか?

世の中にこんなことってあるのだろうか? それにこんなことが赦されていいのだろうか? 安心したように、私の腕の中で眠る彼女?を見ながら、私は何とも言えない罪悪感を覚えた。

今夜が彼女の初体験ならば、私にとってもある意味初体験なのだ。
否、私は数人の女性と付き合った経験があり経験乏しくとも童貞ではない。

禁断のセックス?
否、単なる快楽を超えた絶対赦されない『禁断の恋』なのかもしれない。

もう、後戻りは出来ない...。


・・・・・・・・・・・・・・・・


私の名は小林孝介(こうすけ)。
そして、私には五つ下の弟がいる。
名を陽介(ようすけ)という。

私が弟に違和感を覚えたのは今から三年前の夏だった。当時、弟は17才の高校二年。私はと言えば大学四年の22才であった。その年の夏休みのこと。

暑い日だった。

大学四年ともなると就職活動もあり会社訪問等色々と忙しい。
その日、昼過ぎに汗だくになりながら家に戻ると、そそくさと玄関に靴を脱ぎ捨てた。早くシャワーを浴びて冷房の効いたリビングで寛ぎたいのだ。

「ようすけ~!いるか?戻ったぞ」

一応奥に声をかけるとシャワー室に向かった。両親は共働きでありこの時間にいるのは弟の陽介だけ?
彼はどちらかと言えばインドア派であり大人しい性格。部屋でゲームかビデオでも観ているはずだ。
シャワー室に向かうと階段の上で何やらゴソゴソ物音がする。

目を向けると女の後ろ姿があった。

赤地にチェック、プリーツミニスカート姿にドキッとする。制服のブレザーがよく似合っている。
すらっとした後ろ姿、ミニスカートから伸びる脚が美しい。ストレートの長い髪が美少女を思わせる。
女は物音立てながら家に入ってきた私に気付いたのか? 慌てて陽介の部屋に入るとバタンと戸を締めた。顔を見ることは出来なかった。

(誰なんだ... なぜ制服女子がいるんだ? 家に女は母だけなのに...)

私にはその制服に見覚えがあった。
弟が通う高校の女子制服だと思う。

(はは~ん、あいつ、、大人しそうな顔して、家族の留守中にガールフレンドを連れ込んだんだな?急にオレが帰ってきたもんだから、今頃、ふたりして部屋で慌ててるだろうな...)

私は野暮な男ではない。
弟が彼女を部屋に呼び込んで何をしようと犯罪以外なら見て見ぬふりをするし両親にも黙っていよう。
それより、あの内気で大人しい陽介に彼女がいたとは? 意外であり悔しくもあった。(オレでさえ彼女がいないのに生意気だ、、うらやましいな)

でも、何か妙な違和感があった。

それでも私は、弟の方から言い出さない限り彼女のことを聞き出すこともなくそのまま時は過ぎた。



翌年、私は小さい会社ながら就職すると忙しい毎日を送っていた。

そんなある日のことでした。

土曜日の午後、その日は土休で私は家でくつろいでいた。
父も母も留守で、弟の陽介も珍しく何処かへ出掛けていた。そこへ家の固定電話がけたたましく鳴った。

「もしもし、、小林ですが...」

「あ!○○警察署ですが、小林さんですね? お宅に陽介さんという高校生がおりますね? 実は...」

聞けば、弟がトラブルに巻き込まれて軽傷を負った。事情聴取中だけど保護者に引き取りに来てもらいたいとのことだった。両親は留守中で連絡が取れないので兄弟である私が保護者代わりに出向くことにした。

警察署に着くと担当官に尋ねた。

「小林です。弟(陽介)がトラブルに巻き込まれ軽いケガとか?」

「はい! ケガをしたのはお連れさんの方で、陽介さんは不良に絡まれセクハラを受けたんです。それを助けようと連れの方が殴られたようで...」

「セ、セクハラ?  よ、 陽介がセクハラを受けたってことですか!」

私には意味が分からなかった。


取調室に通されると、見覚えのある少女がうなだれながら座っている。
私はこの制服姿と身体付きから、いつか陽介の部屋に入っていった少女と直感した。(彼女と一緒だったのか?)

少女の隣には高校生らしきガッチリとした少年が、うつむいて座っている。顔に殴られた痕があるようだ。

「こ、これは私の弟ではありません。陽介はトラブルに巻き込まれるようなことをする性格では...」

「あ、お兄さん。少年の方ではありません。弟さんは少女の方ですよ」

私は少女の顔をジッと見詰めた。
少女の肩は震えうつむいたまま孝介に目を合わせようとしない。

「よ、ようすけ、、お、おまえ...」

私は頭が混乱した。


つづく。


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