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番外編
お気に入り2000感謝SS【相互壁ドンの威力】
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※この物語の時間軸は、本編より若干進んでいるのですが、第六章が終わり、きりがよく、ネタバレも特にないので、公開致します。
本編とは違いコメディですので、『世界観を崩したくない』という方は、見ないことをおすすめ致します。
『大丈夫!!』という方だけどうぞ!!
↓
↓
――――――――――
今日は、宝石の仕分けの仕事で、ランゲ侯爵家にお邪魔していた。
「シャルロッテ、そろそろ昼休憩にしないか?」
ゲオルグに言われて、私は、宝石を確認するためのルーペから顔を上げて答えた。
「そうね。どう? エイド」
「はい。丁度、書類の確認が終わりました。ただ……俺は、午後からの仕事のために、この辺りを片付けて向かいます。先に行って下さい」
「手伝いましょうか?」
「すぐに終わらせるので、大丈夫ですよ」
エイドの机の上を見ると、何なんらかの分類がしてあるように見えた。もしかしたら、下手に私が手伝わない方がいいのかもしれない。
「じゃあ、ごめんね、エイド。先に行っているわね」
「はい」
エイドが片付けてくれるというので、任せることにして、私たちは食堂に向かうことにした。
ゲオルグと2人で食堂に入ろうとしていると、エカテリーナが、丁度食事が終わったようで、入れ代わりに食堂から出てきた。
「あら、今から休憩? あ、そうだ。シャルロッテ。以前、あなたが読みたがっていた本を、書庫で見つけたの。今から少し時間はないかしら、私もこの後、王宮に行く用事があるから、きっとあなたが仕事が終わった頃には、ここにはいないと思うの」
「ありがとう、嬉しいわ。ゲオルグ、ごめんなさい、先に行って」
私は本を借りるために、ゲオルグに先に食堂に行くように伝えた。
「書庫だろ? 私も行こう」
すると、ゲオルグも同行してくれることになった。
「そう? じゃあ、3人に行きましょう?」
こうして私たちは、ランゲ侯爵家の書庫への向かった。
ランゲ侯爵家の書庫は、とても充実している。元々ランゲ侯爵家は、幅広い分野で活躍しているからか、戦略書や地形、防災、地質、土木、教育、農業など、本のジャンルも種類も豊富だった。
「え~と、この辺にあったのよね」
エカテリーナが、本を探していると、私は、棚の上の方に見覚えのある恋愛小説を見つけた。
「あ……」
「どうした? これか?」
私が立ち止まって、本棚の上に置いてあった本の背表紙を眺めていると、ゲオルグが本を取ってくれた。
「どうしたの~~? ああ、この本に興味があるの?」
エカテリーナが、ゲオルグの取った本を覗き込みながら尋ねた。
「これ、以前にエマと、恋愛イベントを知ろうとして、この本の中に書かれていたことを、試したことがあったのよ」
私の答えを聞いたエカテリーナが、目を輝かせながら言った。
「え? 何それ、面白そう。どういうこと?」
「ゲオルグ。貸してもらえるかしら?」
「ああ」
楽しそうなエカテリーナを見ながら、私はゲオルグから本を受け取って、ページを開いた。
――――――――――――
マリアは、背中を壁に押し付けられた。ジェームスは、マリアの顔の横に両手をついて、見下ろしなら、妖艶に微笑んだ。
「マリア、もう、逃がしませんよ」
マリアは、心臓が高鳴るのを押さえられなかったのだった。
――――――――――――
「ここなのよ。これがどうして恋愛イベントなのか、わからなくてやってみたの」
すると、エカテリーナとゲオルグが、本を読んだ。
「それで? わかったの?」
エカテリーナは、首を傾けなら尋ねた。
エマと試したときには、それほど変わらなかった。
だが、エイドと試した時には、心臓が跳ねた気がしたが、それが心臓の高鳴りなのかはわからなかったのだ。
「ん~~わかったような、わからなかったような……しっかりとわかったとは、言えないの。ごめんなさい」
私が曖昧に答えると、エカテリーナがゲオルグを見て、ニヤリと笑った。
「じゃあ、ゲオルグ、やってあげなさいよ」
「……別に構わない」
まさか、ゲオルグが引き受けてくれると思わなかったので、驚いてしまった。
てっきり呆れられるかと思っていた。
「え? ゲオルグがしてくれるの?」
「ああ。もう一度、本を貸してくれるか?」
「う、うん」
私がゲオルグに本を渡すと、ゲオルグは真剣に本を読んだ後に、「行くぞ?」と言った。
「お願いします」
私が答えると、急にゲオルグが私の手を取ると、壁に私の背中を優しく押し当てた。
(え?)
そして、両手を私の顔の横に着くと、美しく笑いながら言った。
「シャルロッテ、もう逃がさない」
顔が熱いし、心臓が早い。どうしよう、とにかく……。
「……恥ずかしい」
「……かなり、照れるんだが」
どうやら、ゲオルグと同時に同じ感想を持ったようだった。
ゲオルグの顔も真っ赤になっていたし、私も真っ赤になっていた。
とても恥ずかしくて、目を合わせられないが、これが心臓の高鳴りなのかは、わからない。
「どう? 心臓は高鳴ったの?」
「とても恥ずかしかったけど………これが心臓の高鳴り……なの……かしら?」
するとエカテリーナの声が聞こえた。
「なるほど、断定できるほどではないのね。じゃあ、今度は、逆で試してみたらどうかしら?」
「逆って?」
私が尋ねると、エカテリーナが本を見ながら言った。
「これは、見下ろしなら言ったのでしょ? ゲオルグを壁に押しやって、シャルロッテが見上げながら言ったらどうかしら?」
「なるほど……やってみてもいい?」
私は、ゲオルグを見ながら尋ねた。すると、ゲオルグはあっさりと頷いて返事をしてくれた。
「ああ」
今度は、ゲオルグが壁際に移動した。
私はゲオルグの腰の横辺りに両手を着くと、ゲオルグを見上げて、言った。
「ゲオルグ、もう逃がさないわ」
その瞬間、ゲオルグに抱きしめられていた。
「え?」
「ちょっと!! ゲオルグ何してるのよ!!」
エカテリーナが、大きな声を上げると、ゲオルグが、はっとしたように私から離れた。
そして、真剣な顔で私の両肩を掴みながら言った。
「シャルロッテ、これはダメだ。危険すぎる。可愛くて仕方なくて、理性が呆気なく崩壊して、抱きしめてしまった。シャルロッテ、いいか、絶対にこれは、私以外にしてはダメだ」
「あなたが一番危険でしょ?」
エカテリーナが、ゲオルグの手を私の肩から外しながら言った。
「悔しいが、姉の言う通りだ。これは危険すぎる。恋愛イベントどころか、強力な媚薬だ。心臓が高鳴るどころか、破けるかと思った」
そう言って、ゲオルグは、深呼吸をすると、急いで本を本棚にしまった。
「え、ええ。気をつけるわ」
「そうしてくれ」
どうやら、これはマネをしてはいけないほど、危険なことだったらしい。
私は、この恐ろしい結果を、エマにも報告しようと誓ったのだった。
本編とは違いコメディですので、『世界観を崩したくない』という方は、見ないことをおすすめ致します。
『大丈夫!!』という方だけどうぞ!!
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今日は、宝石の仕分けの仕事で、ランゲ侯爵家にお邪魔していた。
「シャルロッテ、そろそろ昼休憩にしないか?」
ゲオルグに言われて、私は、宝石を確認するためのルーペから顔を上げて答えた。
「そうね。どう? エイド」
「はい。丁度、書類の確認が終わりました。ただ……俺は、午後からの仕事のために、この辺りを片付けて向かいます。先に行って下さい」
「手伝いましょうか?」
「すぐに終わらせるので、大丈夫ですよ」
エイドの机の上を見ると、何なんらかの分類がしてあるように見えた。もしかしたら、下手に私が手伝わない方がいいのかもしれない。
「じゃあ、ごめんね、エイド。先に行っているわね」
「はい」
エイドが片付けてくれるというので、任せることにして、私たちは食堂に向かうことにした。
ゲオルグと2人で食堂に入ろうとしていると、エカテリーナが、丁度食事が終わったようで、入れ代わりに食堂から出てきた。
「あら、今から休憩? あ、そうだ。シャルロッテ。以前、あなたが読みたがっていた本を、書庫で見つけたの。今から少し時間はないかしら、私もこの後、王宮に行く用事があるから、きっとあなたが仕事が終わった頃には、ここにはいないと思うの」
「ありがとう、嬉しいわ。ゲオルグ、ごめんなさい、先に行って」
私は本を借りるために、ゲオルグに先に食堂に行くように伝えた。
「書庫だろ? 私も行こう」
すると、ゲオルグも同行してくれることになった。
「そう? じゃあ、3人に行きましょう?」
こうして私たちは、ランゲ侯爵家の書庫への向かった。
ランゲ侯爵家の書庫は、とても充実している。元々ランゲ侯爵家は、幅広い分野で活躍しているからか、戦略書や地形、防災、地質、土木、教育、農業など、本のジャンルも種類も豊富だった。
「え~と、この辺にあったのよね」
エカテリーナが、本を探していると、私は、棚の上の方に見覚えのある恋愛小説を見つけた。
「あ……」
「どうした? これか?」
私が立ち止まって、本棚の上に置いてあった本の背表紙を眺めていると、ゲオルグが本を取ってくれた。
「どうしたの~~? ああ、この本に興味があるの?」
エカテリーナが、ゲオルグの取った本を覗き込みながら尋ねた。
「これ、以前にエマと、恋愛イベントを知ろうとして、この本の中に書かれていたことを、試したことがあったのよ」
私の答えを聞いたエカテリーナが、目を輝かせながら言った。
「え? 何それ、面白そう。どういうこと?」
「ゲオルグ。貸してもらえるかしら?」
「ああ」
楽しそうなエカテリーナを見ながら、私はゲオルグから本を受け取って、ページを開いた。
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マリアは、背中を壁に押し付けられた。ジェームスは、マリアの顔の横に両手をついて、見下ろしなら、妖艶に微笑んだ。
「マリア、もう、逃がしませんよ」
マリアは、心臓が高鳴るのを押さえられなかったのだった。
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「ここなのよ。これがどうして恋愛イベントなのか、わからなくてやってみたの」
すると、エカテリーナとゲオルグが、本を読んだ。
「それで? わかったの?」
エカテリーナは、首を傾けなら尋ねた。
エマと試したときには、それほど変わらなかった。
だが、エイドと試した時には、心臓が跳ねた気がしたが、それが心臓の高鳴りなのかはわからなかったのだ。
「ん~~わかったような、わからなかったような……しっかりとわかったとは、言えないの。ごめんなさい」
私が曖昧に答えると、エカテリーナがゲオルグを見て、ニヤリと笑った。
「じゃあ、ゲオルグ、やってあげなさいよ」
「……別に構わない」
まさか、ゲオルグが引き受けてくれると思わなかったので、驚いてしまった。
てっきり呆れられるかと思っていた。
「え? ゲオルグがしてくれるの?」
「ああ。もう一度、本を貸してくれるか?」
「う、うん」
私がゲオルグに本を渡すと、ゲオルグは真剣に本を読んだ後に、「行くぞ?」と言った。
「お願いします」
私が答えると、急にゲオルグが私の手を取ると、壁に私の背中を優しく押し当てた。
(え?)
そして、両手を私の顔の横に着くと、美しく笑いながら言った。
「シャルロッテ、もう逃がさない」
顔が熱いし、心臓が早い。どうしよう、とにかく……。
「……恥ずかしい」
「……かなり、照れるんだが」
どうやら、ゲオルグと同時に同じ感想を持ったようだった。
ゲオルグの顔も真っ赤になっていたし、私も真っ赤になっていた。
とても恥ずかしくて、目を合わせられないが、これが心臓の高鳴りなのかは、わからない。
「どう? 心臓は高鳴ったの?」
「とても恥ずかしかったけど………これが心臓の高鳴り……なの……かしら?」
するとエカテリーナの声が聞こえた。
「なるほど、断定できるほどではないのね。じゃあ、今度は、逆で試してみたらどうかしら?」
「逆って?」
私が尋ねると、エカテリーナが本を見ながら言った。
「これは、見下ろしなら言ったのでしょ? ゲオルグを壁に押しやって、シャルロッテが見上げながら言ったらどうかしら?」
「なるほど……やってみてもいい?」
私は、ゲオルグを見ながら尋ねた。すると、ゲオルグはあっさりと頷いて返事をしてくれた。
「ああ」
今度は、ゲオルグが壁際に移動した。
私はゲオルグの腰の横辺りに両手を着くと、ゲオルグを見上げて、言った。
「ゲオルグ、もう逃がさないわ」
その瞬間、ゲオルグに抱きしめられていた。
「え?」
「ちょっと!! ゲオルグ何してるのよ!!」
エカテリーナが、大きな声を上げると、ゲオルグが、はっとしたように私から離れた。
そして、真剣な顔で私の両肩を掴みながら言った。
「シャルロッテ、これはダメだ。危険すぎる。可愛くて仕方なくて、理性が呆気なく崩壊して、抱きしめてしまった。シャルロッテ、いいか、絶対にこれは、私以外にしてはダメだ」
「あなたが一番危険でしょ?」
エカテリーナが、ゲオルグの手を私の肩から外しながら言った。
「悔しいが、姉の言う通りだ。これは危険すぎる。恋愛イベントどころか、強力な媚薬だ。心臓が高鳴るどころか、破けるかと思った」
そう言って、ゲオルグは、深呼吸をすると、急いで本を本棚にしまった。
「え、ええ。気をつけるわ」
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どうやら、これはマネをしてはいけないほど、危険なことだったらしい。
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