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★ 和巴、陥落 そのⅣ
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「大好き」
このタイミングで、これか。
想像を裏切る和巴の行動に呆気にとられながらも、
血が逆流するような興奮を覚える。
「ずっと、一緒にいたい」
今さら、バカな事を言う。
だから、こうして一緒にいるじゃないか。
「隣に、いたいん」
宇佐見は、何も答えずに唇を塞いだ。
知ってる。
お前の気持ちなんて、お前以上に分かってる。
和巴の体をそのままベッドに押し倒し、
繋がったまま体勢を変えた。
両脚を開いて高く持ち上げると、和巴がやはり
泣きそうな顔のまま、宇佐見の動きを見つめていた。
「離れるなよ」
衝動のまま、深く身を沈めた。
「―― ひっ」
息を詰めた和巴の体が、大きくのけぞる。
宇佐見はそのまま、狂ったように和巴の最奥を
がんがんと突き上げる。
そのたび、和巴の体が魚のように跳ねて、悶える。
「あ ―― や……あぁ……」
「言ったからには、2度とオレから離れるな」
こぼれそうな程涙を溜めた和巴の両目が、
大きく見開かれた。
「いいな?」
突き上げられながら、和巴が何度も頷く。
もっと堕ちてこい。
まだ足りない。
「や、い……きもち、い……」
溺れて、絡まって、自分の腕の中で、
身動きできなくなればいい。
「あ、いいっ、うさみ、さ……まさてるさ……
きもち、い」
「いいよ、オレも最高にきもちいい」
「きもち、い……イきたい、イかせて―――っ」
泣き叫ぶ和巴が、愛しいと思った。
これは、自分だけのモノだ。
「いいよ、イかせてやる ―― ほら……っ」
「あっあっ、ん、あぁぁ」
「イけっ」
「あっ、あっ……いいっ、やあぁぁ ――」
和巴が達したのが先か、宇佐見が先か、
互いの熱はほとんど同時に放出された。
和巴は初めて感じたナカの熱に、呆然としたまま、
体を震わせている。
「……ナ、カ……」
「早く、和巴にそっくりな可愛い赤ん坊が欲しい」
和巴の腹部をさすりながら呟き、
軽くキスを落としてやると、
安心したように和巴が笑った。
その気にさせろと自分で言っておきながら、
スキンを付ける余裕もなかった自分に苦笑する。
「まさてるさん……」
「どうした?」
「ねむい……」
宇佐見は和巴のナカから体を引き、自分のモノを
抜き出した。
ドロリとした液体が一緒に流れだし、
自分が和巴のナカに吐き出した喜びにぞくりとする。
「寝ろ、明日は休みだ」
どうせ、連休だ。明日も明後日も抱き合って
いたって問題はない。
落ちそうになっている和巴が、
宇佐見の方へ手を伸ばす。
それを掴んでやると、幸せそうに微笑んでみせた。
それを見て、宇佐見も静かに笑った。
外で小鳥がさえずる声を聞き、
薄っすら目が覚めて、寝返りを打とうとして
動けない事に気付く。
ついでに、ココが自分の部屋でない事にも
気づく。
自分の頭が何かゴツゴツとしたものを
枕にしているのを理解すると同時に、
背中を包み込むような人肌のぬくもりを感じ、
ようやく昨夜の事を思い出した。
どうやら背後から抱き込まれているらしい。
ウエストに回った方の腕一本でしっかりと拘束
されているために、身動きができない。
顔だけを後ろに向けると、
まだ瞼を閉じたままの匡煌さんがいた。
抱き込まれていた相手が匡煌さんだった事に
何となく安堵して、ふわっとひとつ欠伸をすると
くぐもった声が聞こえてきた。
「ん~……まだ、寝てろよ~、今日は休みだろ……」
あぁ……節操が無いというか ――、
自制心に欠ける、というか……また、同じ事を
やってしまったようだ。
下半身に感じる独特な違和感が、
昨夜の情事の激しさをはっきり思い出させて
くれる。
「……動け、そうか?」
「あなたが放してくれたらね」
私の返答にかすかに苦笑する気配。
「いや。立って動けるかどうかを訊いたんだが……」
「…………」
ようやく解けた拘束に、そっと身体を起こして
みる。
腹筋に力を入れた途端、電気ショックのような
痛みが尾てい骨のあたりから背筋へと走る。
「くっ……。……だめ、みたい」
ポスリと再び匡煌さんの腕の中に戻り、
呆然とつぶやく。
行為自体は激しかったが、相当丁寧に抱かれた
という意識があっただけにショックも大きい。
抱かれるたびにこれでは仕事もままならない。
だからと言って休みの前だけ、などという
わがままが通る相手だとも思えない。
「うぅ……これじゃ、帰れへん……」
「だからゆっくりして行けって。すぐに慣れる」
そう言うと軽々と抱き上げられた。
「なに??」
「シャワーだ。気持ち悪いだろ? 洗ってやる」
「い、いいよ。1人でだいじょぶ」
「大人しく言う事をきけ。オレはこれからひと仕事だ。
風呂場でおっ始めたりはしない」
その 『――風呂場でおっ始めたりはしない』
という言葉は守られたが……。
「あ、あぁン ―― も、だめ……む、り……」
「まだまだぁっ!」
自宅の書斎でひと仕事終えた匡煌さんに再び
組み敷かれて ――、
「あ……はぁ はぁ はぁ んン……」
現在、3ラウンド目の真っ最中。
「……前、見てみ?」
と、促されて、そちらへ目を向ければ。
「あ ―― も、や、ぁっ……まさのばかぁ……」
そこには、壁一面の鏡があって。
匡煌の……を、自らの奥深くへ咥え込み、
淫らに腰を振る自分の姿。
……気持ちイイ、けど、大概にしてくれないと、
明後日の講義に出られなくなっちゃう!
そんな事をぼんやり考えているうち、
とどめらしい強い突き上げを2~3度繰り返され、
私は真っ白な世界へ放り出された。
このタイミングで、これか。
想像を裏切る和巴の行動に呆気にとられながらも、
血が逆流するような興奮を覚える。
「ずっと、一緒にいたい」
今さら、バカな事を言う。
だから、こうして一緒にいるじゃないか。
「隣に、いたいん」
宇佐見は、何も答えずに唇を塞いだ。
知ってる。
お前の気持ちなんて、お前以上に分かってる。
和巴の体をそのままベッドに押し倒し、
繋がったまま体勢を変えた。
両脚を開いて高く持ち上げると、和巴がやはり
泣きそうな顔のまま、宇佐見の動きを見つめていた。
「離れるなよ」
衝動のまま、深く身を沈めた。
「―― ひっ」
息を詰めた和巴の体が、大きくのけぞる。
宇佐見はそのまま、狂ったように和巴の最奥を
がんがんと突き上げる。
そのたび、和巴の体が魚のように跳ねて、悶える。
「あ ―― や……あぁ……」
「言ったからには、2度とオレから離れるな」
こぼれそうな程涙を溜めた和巴の両目が、
大きく見開かれた。
「いいな?」
突き上げられながら、和巴が何度も頷く。
もっと堕ちてこい。
まだ足りない。
「や、い……きもち、い……」
溺れて、絡まって、自分の腕の中で、
身動きできなくなればいい。
「あ、いいっ、うさみ、さ……まさてるさ……
きもち、い」
「いいよ、オレも最高にきもちいい」
「きもち、い……イきたい、イかせて―――っ」
泣き叫ぶ和巴が、愛しいと思った。
これは、自分だけのモノだ。
「いいよ、イかせてやる ―― ほら……っ」
「あっあっ、ん、あぁぁ」
「イけっ」
「あっ、あっ……いいっ、やあぁぁ ――」
和巴が達したのが先か、宇佐見が先か、
互いの熱はほとんど同時に放出された。
和巴は初めて感じたナカの熱に、呆然としたまま、
体を震わせている。
「……ナ、カ……」
「早く、和巴にそっくりな可愛い赤ん坊が欲しい」
和巴の腹部をさすりながら呟き、
軽くキスを落としてやると、
安心したように和巴が笑った。
その気にさせろと自分で言っておきながら、
スキンを付ける余裕もなかった自分に苦笑する。
「まさてるさん……」
「どうした?」
「ねむい……」
宇佐見は和巴のナカから体を引き、自分のモノを
抜き出した。
ドロリとした液体が一緒に流れだし、
自分が和巴のナカに吐き出した喜びにぞくりとする。
「寝ろ、明日は休みだ」
どうせ、連休だ。明日も明後日も抱き合って
いたって問題はない。
落ちそうになっている和巴が、
宇佐見の方へ手を伸ばす。
それを掴んでやると、幸せそうに微笑んでみせた。
それを見て、宇佐見も静かに笑った。
外で小鳥がさえずる声を聞き、
薄っすら目が覚めて、寝返りを打とうとして
動けない事に気付く。
ついでに、ココが自分の部屋でない事にも
気づく。
自分の頭が何かゴツゴツとしたものを
枕にしているのを理解すると同時に、
背中を包み込むような人肌のぬくもりを感じ、
ようやく昨夜の事を思い出した。
どうやら背後から抱き込まれているらしい。
ウエストに回った方の腕一本でしっかりと拘束
されているために、身動きができない。
顔だけを後ろに向けると、
まだ瞼を閉じたままの匡煌さんがいた。
抱き込まれていた相手が匡煌さんだった事に
何となく安堵して、ふわっとひとつ欠伸をすると
くぐもった声が聞こえてきた。
「ん~……まだ、寝てろよ~、今日は休みだろ……」
あぁ……節操が無いというか ――、
自制心に欠ける、というか……また、同じ事を
やってしまったようだ。
下半身に感じる独特な違和感が、
昨夜の情事の激しさをはっきり思い出させて
くれる。
「……動け、そうか?」
「あなたが放してくれたらね」
私の返答にかすかに苦笑する気配。
「いや。立って動けるかどうかを訊いたんだが……」
「…………」
ようやく解けた拘束に、そっと身体を起こして
みる。
腹筋に力を入れた途端、電気ショックのような
痛みが尾てい骨のあたりから背筋へと走る。
「くっ……。……だめ、みたい」
ポスリと再び匡煌さんの腕の中に戻り、
呆然とつぶやく。
行為自体は激しかったが、相当丁寧に抱かれた
という意識があっただけにショックも大きい。
抱かれるたびにこれでは仕事もままならない。
だからと言って休みの前だけ、などという
わがままが通る相手だとも思えない。
「うぅ……これじゃ、帰れへん……」
「だからゆっくりして行けって。すぐに慣れる」
そう言うと軽々と抱き上げられた。
「なに??」
「シャワーだ。気持ち悪いだろ? 洗ってやる」
「い、いいよ。1人でだいじょぶ」
「大人しく言う事をきけ。オレはこれからひと仕事だ。
風呂場でおっ始めたりはしない」
その 『――風呂場でおっ始めたりはしない』
という言葉は守られたが……。
「あ、あぁン ―― も、だめ……む、り……」
「まだまだぁっ!」
自宅の書斎でひと仕事終えた匡煌さんに再び
組み敷かれて ――、
「あ……はぁ はぁ はぁ んン……」
現在、3ラウンド目の真っ最中。
「……前、見てみ?」
と、促されて、そちらへ目を向ければ。
「あ ―― も、や、ぁっ……まさのばかぁ……」
そこには、壁一面の鏡があって。
匡煌の……を、自らの奥深くへ咥え込み、
淫らに腰を振る自分の姿。
……気持ちイイ、けど、大概にしてくれないと、
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そんな事をぼんやり考えているうち、
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