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発情
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このまま手嶌の屋敷に居座るか?
実家に帰るか?
決め兼ねたまま、とりあえず学校には夏休み明け、
2学期からの復学しようと。
停学になった頃とはかなり体格が変わって、
窮屈になった制服の手直しに店で採寸した日。
夕立でびしょ濡れのまま帰ったのが
いけなかったのか?
綱吉はひどい風邪をひいてしまった。
しかも今月は発情期と重なって、体調は最悪だ。
ただでさえ発情期は身体が怠く、微熱が続き、
集中力も散漫になる。
一見風邪の症状とよく似ているが、
性フェロモンの発散が強くなるので
発情期だとわかる。
綱吉が13才で初めて発情期を迎えた時も、
最初はただの風邪だと思った。
たまたま家にいて、
過剰な性フェロモンの発散にいち早く
従姉妹が気づき、発情期だとわかった。
綱吉の通う学校の養護教諭をする傍ら、
オメガの社会的地位の向上を訴えるNPO団体で
ボランティアも手掛ける従姉妹・万由子には
一応の知識があったのだ。
一般的に風邪薬と発情期抑制剤は飲み合わせが
悪いと、言われている。
例え一緒に飲んだとしても互いの効果を打ち消し合い、
まったく効かない。
今回は綱吉は風邪薬を飲むことを選択した。
一刻も早く鼻水と咳を止め、熱を下げて学校へ
復帰したかったからだ。
おかげで風邪の諸症状は3日程で治まった。
しかし、発情期の間は、アルファを惹きつける
性フェロモンの抑制が効かないので、
部屋にこもって静養するよう手嶌と万由子から
きつく言い渡された。
「はぁ……退屈」
体調も良くなり、
発情期が終わりに差しかかると、
体力と時間が余って仕方ない。
発情期抑制剤が飲めないという事は、
性欲を抑える事もできないので、
綱吉は身体の芯が疼いて大変だった。
普段は全くしないのに、
発情期に入ってから毎日のように自慰をしている。
「ほんっと、最悪……」
両腕で目元を覆って吐き捨てた。
自慰は嫌いだ。
行為に打ち込んでいる時はいい。
モノを扱しごき、分泌液が溢れるア*ルをいじり、
ただただ快感に溺れて絶頂を迎えればいい。
しかし吐精した後、
一気に虚むなしさが襲ってくる。
あぁ、やってしまった……いつもどん底まで凹む。
「ったく、なんでおいら達ばかりがこんな目に……」
やり場のないイライラになす術もなく
ごろりと寝返りを打った。
その拍子に壁へ貼り付けてあるカレンダーが
目に入った。
あと*日で2学期か……今日は8月の最終週の……
ん?
ある事を思い出し、ガバっと起き上がった。
―― 明後日はあつしの誕生日だ。
ずっと前から楽しみにし、何をプレゼントしようか
今年はどうゆうサプライズパーティーをしようか?
と、ワクワクしていた。
しかし、考えれば考えるほどパーティーの
アイデアは乱立し、終いには何をプレゼント
したら良いのか? さえ、わからなくなり、
そうこうしているうちに風邪をひいて発情期に
入ってしまった。
今年はもうパーティーとプレゼントを渡す事は
諦めた。
物心がついて以来毎年欠かさず、
誕生日プレゼントを渡してきたのに……。
「―― そうだ! 時間も体力もあるんだから、
プレゼントだけでも今買いに行けばいいじゃん」
起き上がるとスマホを手に取った。
アプリを開いて、今でも開いていそうな
ギフトショップの目星をつけた。
思い立ったのと同時に、自分の身体の匂いを嗅ぐ。
発情期もあと2日で終わる。
性フェロモンの甘い香りはほとんどしない。
これなら外出しても身の危険はないだろう。
着替えると、少し多めに服を着込んだ。
風邪が治ったといっても病み上がりだ。
ぶり返しては困ると、
インナーシャツにサマーセーター、
その上から薄手のジャケットも羽織った。
下はスキー用の防寒タイツとチノパンだ。
まるで真冬の完全防備。
寝ぐせがつきっぱなしだった髪も整え、
”よっしゃー! 完璧”
部屋を出る。
良守や他の住み込みさんに見つかると
後々面倒なので、裏の通用口から外へ出た。
そして、火照った頬に心地よい冷たい風の中に
滑り出そうとして、そこで綱吉は息を呑んで
凍り付いた。
目の前を、2人のアルファが横切って行った。
見間違えるはずがない。
あいつらだ。
学校帰りの純弥と自分を拉致・監禁し暴行を加え、
犯した、あの男達……。
風のうわさで刑務所から満期出所したと
聞いていたが。
2人はまるで何事もなかったみたいに笑っている。
それを見た途端、綱吉の中に確かな殺意が芽生えた。
理性で抑え込むより先に憎しみの感情が噴出して、
かっと頭に血が昇り、綱吉を突き動かした。
綱吉は目星をつけたギフトショップとは
反対の方向へ、男達を尾けて歩き出そうとしたが、
行く手を見知った男に阻まれた。
「!! どけよ」
「発情期特有の甘ったるい匂いプンプンさせて、
おまけにそんなおっかない顔して何処行くのかな?
綱吉くん」
「あんたには関係ない」
と、綱吉は手嶌の脇をすり抜け先を進もうとするが
手嶌に羽交い締めされ身動きもままならなくなる。
「何のつもりだ。離せっ」
じたばたもがく綱吉の視界を奪うように
大っきな掌がその両目(両瞼)を覆った。
「一時の激情に流されるな。破滅するぞ」
「!!」
「お前仮にも看護師目指してるんだろ?
犯罪者の側に回る気か」
手嶌の無機質で冷淡だけどとても落ち着いた声で、
綱吉の憤りも急速に鎮められていく。
脱力し、立っていられずにその場に座り込む。
今更の様に震えがきた。
あいつら2人に犯された記憶は未だ鮮烈に
身体に刻み込まれており、足を竦ませる。
激情が過ぎ去ってみると、
如何に無謀な事をしようとしたのかも理解できた。
大人のアルファ2人を敵に回そうとしたのだ。
一歩間違っていたら、
この間よりももっと酷い仕打ちを受けていた
かもしれない。
そして、自分の中に冷酷な鬼の片鱗が
潜んでいた事にも、綱吉は恐怖した。
こんなにも容易く、自分は理性を失う。
歯止めが利かなくなる。
もし、手嶌が来てくれなかったら
と思うとぞっとした。
座り込んでしまった綱吉に付き合うようにして、
手嶌もその傍らに座り込む。
寄り添う温もりに、綱吉は殆ど無意識の内に
しがみついた。
手嶌は何も言わなかった。
抱き締めるともいえない程に控えめに
背中へ這わされた手も、その沈黙も、
何だか彼らしくて寧ろ心地良かった。
慰めなど求めてはいなかったから、
ただ心地良かった。
けれど、どうして彼はこんなにタイミング良く
ここへ現れたのだろう……?
実家に帰るか?
決め兼ねたまま、とりあえず学校には夏休み明け、
2学期からの復学しようと。
停学になった頃とはかなり体格が変わって、
窮屈になった制服の手直しに店で採寸した日。
夕立でびしょ濡れのまま帰ったのが
いけなかったのか?
綱吉はひどい風邪をひいてしまった。
しかも今月は発情期と重なって、体調は最悪だ。
ただでさえ発情期は身体が怠く、微熱が続き、
集中力も散漫になる。
一見風邪の症状とよく似ているが、
性フェロモンの発散が強くなるので
発情期だとわかる。
綱吉が13才で初めて発情期を迎えた時も、
最初はただの風邪だと思った。
たまたま家にいて、
過剰な性フェロモンの発散にいち早く
従姉妹が気づき、発情期だとわかった。
綱吉の通う学校の養護教諭をする傍ら、
オメガの社会的地位の向上を訴えるNPO団体で
ボランティアも手掛ける従姉妹・万由子には
一応の知識があったのだ。
一般的に風邪薬と発情期抑制剤は飲み合わせが
悪いと、言われている。
例え一緒に飲んだとしても互いの効果を打ち消し合い、
まったく効かない。
今回は綱吉は風邪薬を飲むことを選択した。
一刻も早く鼻水と咳を止め、熱を下げて学校へ
復帰したかったからだ。
おかげで風邪の諸症状は3日程で治まった。
しかし、発情期の間は、アルファを惹きつける
性フェロモンの抑制が効かないので、
部屋にこもって静養するよう手嶌と万由子から
きつく言い渡された。
「はぁ……退屈」
体調も良くなり、
発情期が終わりに差しかかると、
体力と時間が余って仕方ない。
発情期抑制剤が飲めないという事は、
性欲を抑える事もできないので、
綱吉は身体の芯が疼いて大変だった。
普段は全くしないのに、
発情期に入ってから毎日のように自慰をしている。
「ほんっと、最悪……」
両腕で目元を覆って吐き捨てた。
自慰は嫌いだ。
行為に打ち込んでいる時はいい。
モノを扱しごき、分泌液が溢れるア*ルをいじり、
ただただ快感に溺れて絶頂を迎えればいい。
しかし吐精した後、
一気に虚むなしさが襲ってくる。
あぁ、やってしまった……いつもどん底まで凹む。
「ったく、なんでおいら達ばかりがこんな目に……」
やり場のないイライラになす術もなく
ごろりと寝返りを打った。
その拍子に壁へ貼り付けてあるカレンダーが
目に入った。
あと*日で2学期か……今日は8月の最終週の……
ん?
ある事を思い出し、ガバっと起き上がった。
―― 明後日はあつしの誕生日だ。
ずっと前から楽しみにし、何をプレゼントしようか
今年はどうゆうサプライズパーティーをしようか?
と、ワクワクしていた。
しかし、考えれば考えるほどパーティーの
アイデアは乱立し、終いには何をプレゼント
したら良いのか? さえ、わからなくなり、
そうこうしているうちに風邪をひいて発情期に
入ってしまった。
今年はもうパーティーとプレゼントを渡す事は
諦めた。
物心がついて以来毎年欠かさず、
誕生日プレゼントを渡してきたのに……。
「―― そうだ! 時間も体力もあるんだから、
プレゼントだけでも今買いに行けばいいじゃん」
起き上がるとスマホを手に取った。
アプリを開いて、今でも開いていそうな
ギフトショップの目星をつけた。
思い立ったのと同時に、自分の身体の匂いを嗅ぐ。
発情期もあと2日で終わる。
性フェロモンの甘い香りはほとんどしない。
これなら外出しても身の危険はないだろう。
着替えると、少し多めに服を着込んだ。
風邪が治ったといっても病み上がりだ。
ぶり返しては困ると、
インナーシャツにサマーセーター、
その上から薄手のジャケットも羽織った。
下はスキー用の防寒タイツとチノパンだ。
まるで真冬の完全防備。
寝ぐせがつきっぱなしだった髪も整え、
”よっしゃー! 完璧”
部屋を出る。
良守や他の住み込みさんに見つかると
後々面倒なので、裏の通用口から外へ出た。
そして、火照った頬に心地よい冷たい風の中に
滑り出そうとして、そこで綱吉は息を呑んで
凍り付いた。
目の前を、2人のアルファが横切って行った。
見間違えるはずがない。
あいつらだ。
学校帰りの純弥と自分を拉致・監禁し暴行を加え、
犯した、あの男達……。
風のうわさで刑務所から満期出所したと
聞いていたが。
2人はまるで何事もなかったみたいに笑っている。
それを見た途端、綱吉の中に確かな殺意が芽生えた。
理性で抑え込むより先に憎しみの感情が噴出して、
かっと頭に血が昇り、綱吉を突き動かした。
綱吉は目星をつけたギフトショップとは
反対の方向へ、男達を尾けて歩き出そうとしたが、
行く手を見知った男に阻まれた。
「!! どけよ」
「発情期特有の甘ったるい匂いプンプンさせて、
おまけにそんなおっかない顔して何処行くのかな?
綱吉くん」
「あんたには関係ない」
と、綱吉は手嶌の脇をすり抜け先を進もうとするが
手嶌に羽交い締めされ身動きもままならなくなる。
「何のつもりだ。離せっ」
じたばたもがく綱吉の視界を奪うように
大っきな掌がその両目(両瞼)を覆った。
「一時の激情に流されるな。破滅するぞ」
「!!」
「お前仮にも看護師目指してるんだろ?
犯罪者の側に回る気か」
手嶌の無機質で冷淡だけどとても落ち着いた声で、
綱吉の憤りも急速に鎮められていく。
脱力し、立っていられずにその場に座り込む。
今更の様に震えがきた。
あいつら2人に犯された記憶は未だ鮮烈に
身体に刻み込まれており、足を竦ませる。
激情が過ぎ去ってみると、
如何に無謀な事をしようとしたのかも理解できた。
大人のアルファ2人を敵に回そうとしたのだ。
一歩間違っていたら、
この間よりももっと酷い仕打ちを受けていた
かもしれない。
そして、自分の中に冷酷な鬼の片鱗が
潜んでいた事にも、綱吉は恐怖した。
こんなにも容易く、自分は理性を失う。
歯止めが利かなくなる。
もし、手嶌が来てくれなかったら
と思うとぞっとした。
座り込んでしまった綱吉に付き合うようにして、
手嶌もその傍らに座り込む。
寄り添う温もりに、綱吉は殆ど無意識の内に
しがみついた。
手嶌は何も言わなかった。
抱き締めるともいえない程に控えめに
背中へ這わされた手も、その沈黙も、
何だか彼らしくて寧ろ心地良かった。
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