溺愛! ダーリン

NADIA 川上

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☆ ネクスト・ドアー

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 綱吉は夕食前に明後日予定されている、
 生徒総会の協議内容を分かりやすく表にまとめて
 いた。
 

「こんな感じかな。
 明日朝イチ先輩のところへ持っていこう」

「つっくん!」

「あ、わわ ――」


 びっくりして椅子からひっくり返った。


「何やってんの? つっくん」

「急に入ってくんな。ノックくらいしろって。
 あぁ――ビックリした」

「母さんが先に風呂入っちゃっえってさ」

「あ、そう。わかった」

「んじゃ僕、先にいってるから」

「おぅ」




 着替えを持った純弥が階段を半分位まで降りると
 家族用のLDKから ――


『じゃ史香さん、お風呂お先に頂きます』

『あ、悪いわねぇ。ゆっくりしていらして』

『はい』


 と、手嶌が出て来るのが見え、ニィィィ――ッと
 悪戯っぽい笑みを浮かべた。



 手嶌は脱衣場で手早く洋服を脱ぎ、
 シャワーで汗を流してから湯船に浸かった。


「はぁぁぁ――っ……」


 生き返る……。
 
 ここのところ歳末決算で猫の手も借りたいほど
 忙しく、こうしてゆっくり湯船に浸かるのは
 *日ぶりだった。
 
 そんな風に今泉の檜風呂を堪能していると
 ガチャッとドアの開く音 ――

 思わず手嶌はビクッとしてドアを凝視した。
 
 入ってきたのは全裸の(当然だ)
 綱吉だった。
 

 2人とも何故か?
 瞬間息を詰めたよう固まる。
 
 …………
 …………
 
 いち早く我に返ったのは、
 やっぱり年の功で手嶌だったが、何となくぎこちない
 
 
「さ ―― さみぃだろ、ドア、閉めて中に入れよ」


 対する綱吉も負けず劣らずぎこちない。
 
 
「あ、あぁ。そう、だな……」


 (なんで手嶌さんがいるんだよ……) 

 これからどうしようか……?
 考えながらシャワーを浴びる綱吉。
 
 
「……鳥肌」

「は?」

「鳥肌、たってる。早く湯船に入れ」

「う ―― うん……」

 
 借りてきた猫のように縮こまって、湯船へ入る綱吉。
 それと同時に手嶌は急いで出た。

 そしてボディソープを泡立ててスポンジで
 体を洗い始める。

 う”……気のせいか?
 俺、ガン見されてるような…… 
 背中に視線がいたい。



「―― 背中流してやるよ」
「え?」


 ザッパァと湯船から綱吉が出て
 手嶌の背後に座った。


「い、いいよ。自分で洗える。
 お前こそ温まらないと風邪をひく」

「後で一緒に温まろ?」


 (ぬぁ ―― な、なにぃぃぃ?!)
 

「い、いいってほんとに。あっ」


 スポンジを綱吉に奪われる。


「ほら、後ろ向けって」

「え、あ ―― あぁ」


 綱吉は手嶌の背中をスポンジで擦った。


 (あれっ? 意外にまとも?)
 

「サンキュ。俺もツナの洗ってやる」

「それはあとで ――」

「いいって。遠慮すんな」


 たちまち形勢逆転。

 手嶌は綱吉の手からスポンジを奪い返して、
 その両脇から素手で胸のあたりをなで始めた。


「ち、ちょっと前は自分で ―― あっ」


 中指と人差し指で乳首を挟みクリクリと弄る。
 

「んー? どしたー? 寒いのか?
 乳首立ってきたぜ? それとも気持ちいいとか?」
 
「バ、バカ言って ―― んんっ」


 さらにボディソープを継ぎ足して泡立て
 両手で綱吉を包み込んだ。


「あぁ……やっ、手嶌」


 (ヌルヌルして気持ちい……)
 

「さすがに若いなぁ――もう、大きくなってきた……」

「ふ……あぁ」

「鏡見てみな」


 ぼんやり浴室の鏡へ目をやると、
 手嶌は曇った鏡を手でぬぐった。綱吉は目を疑う。

 そこにはぼんやりと見える顔を赤らめ
 目もトロンと溶けきり、
 手嶌の前でいやらしく足を開き喘ぐ自分の姿。


「いや ――っ!」


 目を瞑って顔を逸らした。


「恥ずかしい?」


 手嶌の問いに綱吉はコクンコクンと頷く。


「恥ずかしついでに ――」

「あっ」


 前に手を着かせ、お尻を高く上げさせた。
 わざとに鏡に対して横になり綱吉からもその部分が
 見えるようにする。

 手嶌は綱吉の蕾に泡のついた中指を差し込んだ。


「んんっ」

「手伝ってやっから。前は自分でシコれ」

「そ、そんなぁ……あっ」


 手嶌のごっくい指がグググッと入ってくる。
 それを感じた瞬間、綱吉はあっけなくイってしまった
 
 
「!!」
「ありゃ ―― 
 トコロテンするほど気持ち良かったのか?」


 羞恥にフルフルと震えながら綱吉は込み上がってくる
 涙をグっと堪える。
 
 
「ごめん。泣くなよ」

「な、泣いてなんかないっ」

「おぉ ―― まだけっこう余裕じゃん」

「あ、当たり前だ」


 そんな風に虚勢を張り、嘯(うそぶ)く綱吉が
 可愛く見え。
 それに呼応したよう自分の下半身にも変化が表れる。

 
「ツナ」


 わざと綱吉の耳元に口を寄せ低い声で囁いた。 

 綱吉は手嶌の狙い通りビクっと身体を震わせ、
 頬を赤らめ俯いてしまった。
 
 もう1度、ダメ押し。
 
 
「ツナ」

「な……なん、だよ……」

「挿れていい?」

「はぁっ??」


 指に代わって、ソコへあてがわれたモノが
 グググ――ッと下半身を貫く。
 
 
「う”っっ――ぁぁ――っ」

「アホ、そんなに締め付けんな。
 俺の食い千切る気か……」
 
「く……くるし……」


 手嶌の額にも玉のような脂汗が滲む。
 
 
「つ、な……もうちっと力を抜け」

「でき……ない」

「ほら、ゆっくり深呼吸してみ」


 綱吉は言われた通りゆっくり深呼吸してみる。
 
 
「……」

「そう。いい子だ……やりゃあ出来んじゃん」     
  
「手嶌……」 

「んじゃ、もうちっと奥に挿れるな」


 自分の貧弱な尻に手嶌のモノが突き刺さり、
 ゆっくり奥へ入っていく……。


「あふ……あんっ」


 綱吉は触ってもいない自分のペ*スが
 また大きくなっていくのを目の当たりにして驚いた。


「あー、体、すっかり冷えちまったな。
 続きは湯船の中で」


 お湯をかけ泡を流したあと、
 綱吉のナカに挿れたまま抱きかかえて湯船に入った。


「これで寒くないだろ」

「あぁ ―― もう抜いて……やだ。
 おかしくなる……」
 
「めっちゃ可愛い。ツナ」


 手嶌は綱吉の顎に手を添えてキスをした。

 ―― その時 


『竜二? ツナ? 私も一緒に入っていいかい?』


 ギョッ!! 

 (せ、先輩)(親父っ?!)
 

 脱衣所ですでに鼻歌を歌いながら
 洋服を脱ぎ始めている父・正親。
 

「男同士、たまには裸の付き合いも大事だ……って
 どうしたんだ?」
 

 ガチャッとドアが開いたと同時に綱吉が
 洗い場のタイルにひっくり返っており、
 手嶌は湯船に何事もないように浸かっていた。


「久しぶりっす、先輩。あほツナってば親父さんの声に
 ビックリしてひっくり返ってやんの。は……ははは」
 
「ただいま、ツナ。……大丈夫か?」

「う、うん……、なんちゃあない」


 ほんとは手嶌に突き飛ばされた拍子に
 洗い場にひっくり返り、後頭部を強打したのだった。


「いやーしかしこういうのもいいねぇ。
 家族って感じで。そう言えばツナと最後、
 一緒にお風呂に入ったのはいつだったかなぁ。
 今度みんなで温泉にでも行きたいねぇ」


 2人の前で仁王立ちして笑う正親。
 2人の視線は正親の股間に集中した。


 (うっ、デカッ(衝撃っ))
 (おっ、俺より巨根っっ(負けた))
 
 
「ん? チンチンか?」


 正親も2人のモノを見比べる。


「はっはっはっ、2人ともまだまだ、だなぁ」


 (あれが年季の入った男のモノか……)
 (大人のチンチンってなんかすごい……
  ちょっと、グロいかも)
  

 そう2人は思った。

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