逆転生令嬢No. 1目指す。

にあ

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2章 え?なにここ

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しばらく私は同じことの繰り返しの生活を送っていた。

ここの家は毎日お風呂が入れて幸せだった。

いつものように、動くトレーニングをしていたら

「華ちゃーん!検診行って、予防接種よー」

と母親がニコニコしながらいう。

検診?予防接種?なんなのその言葉は

考えても思い浮かばないが、あっという間に乳母車に乗せられた。

この乳母車は弟が使ってたよりも質素なのに乗り心地がいいわ。

弟が使っていたのは、金や薔薇など美しく描かれていたものだった。

その為、最高級と言われていた。

今、乗っている乳母車は、しっかりと繋がる紐があり、そしてふかふかのクッションが敷いてある。

移動する時の音も静かだった。

初めてこの世界でまともに外をでた。

外の見慣れない風景を眺めてると、気がついた。

ここは馬が走っていない。

馬車がない。

私の世界では、基本馬がいないと移動もあまりできない環境だった。

なのに、箱が走っている。

どんなからくりで箱が走っているのか知りたかったが、見慣れないものが沢山あるせいで興味が薄れた。

「さぁ、ついたわよ!」

と抱っこされ入ろうとした時に

ガラスのドアが勝手に開いた。

勝手に開いた!!!!!

その凝視しても、誰かが来ない限り開かないようになっていた。

ここは魔法が存在する国なのかしら。

しかも、ここはめちゃくちゃ豪華な場所だ。

どこかの高級なお店かしら?

前世ではガラスは高級で、窓にしかつけれないものなのにここは全面ガラス張り。

そして、なにやら可愛い絵が沢山飾ってある。

字は読めないけど、楽しそうなのは間違いわね!この絵は!

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