星の胎動

ドルドレオン

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7 終末の旋律

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《アンフィロスの種子》
第六章「星喰らう影──終末の旋律」
1.闇の来訪

銀河の彼方、漆黒の虚空から、巨大な影が迫っていた。
アンフィロスの波動を感知した〈サーグラナ〉の観測装置は震え、異常事態を告げる。

「それは……生命体か?いや、存在の領域を超えている」
ヴァレリアの声は冷静だが震えていた。

闇は形を持たず、星間空間を呑み込む“宇宙怪物”──
その名も「ナイトメア・カオス」。

2.終末論の予言

連邦中枢では終末論が巻き起こる。

「宇宙は滅びる。神が試練として、我々に最終の問いを投げかけているのだ」

だがリュミナ艦長は拒絶した。

「神とは試練だけではない。和合の存在だ。
 敵対する闇の前に、我々は“対話”を諦めてはならない」

3.アレイの覚醒

アレイは“ラング=ゼロ”を通じ、怪物の言語の“影”を感じ取っていた。

「彼らもまた、存在を紡ぐ言語を持つ。だがその響きは“破壊”の構文……。
 我々の言葉で“和合”の調べを奏でねば」

4.和合の儀式

艦内の神律分析室で、ヴァレリアが唱える。

「言葉は剣にもなり、盾にもなる。
 この“神の言語”の調和を通じて、闇の内なる光を呼び覚まそう」

三人は言語のコードを織り、宇宙怪物の深層に響かせる調べを作り上げた。

5.決戦

〈サーグラナ〉はナイトメア・カオスの中心部へと接近する。
巨大な影は触手のように伸び、星々の命を奪おうとしていた。

しかし、アレイたちの調べが響くと、闇はうねりを止め、揺らぎ始める。

怪物の中に光の欠片が見えた。
それは、かつての神がその星に遺した“和合の種子”だったのだ。

6.和合の果てに

リュミナは艦のスピーカーを通じて告げる。

「闇は敵ではない。
 それは我々の“知られざる一部”だ。
 共に歩む道を選ぼう。光と闇、両方を抱く者こそが真の神である」

ナイトメア・カオスはゆっくりと姿を変え、星間の光へと還った。

7.新たな夜明け

終末論は終わりを告げ、宇宙はまた一つ深い理解を得た。

アレイは呟いた。

「神とは分断ではなく“調和”。
 言葉は争いを生むだけでなく、すべてを繋ぐ架け橋でもある」

ヴァレリアは微笑み、リュミナは星空を見上げる。
その瞳に映るのは、まだ見ぬ無数の星の物語。

◆ 第六章 終幕

「終わりなき宇宙の物語は、
 今も語られ続ける──
 光と闇の交差点で、神の声を聞きながら」
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