ミニチュアレンカ

白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!

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小江戸散策

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 からからと下駄が鳴る。下駄で歩く機会は夏の浴衣くらいしかない。
 去年の夏、友達たちと花火大会やお祭に行ったのが最後である。
 だから楽しくはあるけれど、擦れて怪我をしてしまわないように気を付けないと。美雪は自分に言い聞かせて、努めて急ぎ足にならないようにした。
 司もそれをわかっている、というようにゆっくり歩いてくれた。勿論、司も同じように下駄なのだから、普段より歩きづらくて慎重に歩かないといけない、と理由もあるだろうけれど、こうしてちょっとゆっくりとしたペースで歩けるのはなんだか嬉しくもある。
「どこへ行くの?」
 美雪は手に小さな巾着を借りていた。歩くたびにそれがふらふらと揺れる。
 それに楽しさを覚えつつ、司に尋ねた。
 一応、観光スポットなどはネット検索で見てきていたものの、どこへ行こうとは決まっていなかったのだ。
「まだお腹、あまり空いてない、よね?」
 司に言われたことはその通りだった。まだご飯を食べて二時間ほどしか経っていない。
 なにか食べるというのには少し早い。
「うん」
 美雪の単純な肯定には、にこっと微笑みが返ってきた。
「じゃあ、まずは色々とお店を見て回るのでどうかな。一応の目的地は、『時の鐘』で」
「うん!」
 時の鐘、についてはネットでも見ていた。
 古い建物だ。その名の通り、ときを告げる鐘が据えられているのだ。派手ではないけれど、趣深いと思ったので、是非見てみたいと思っていた。
 それで、現代と江戸時代のような雰囲気の混ざり合った、ときの狭間に迷い込んだようにも思える街中を歩きだしたのだけど。
「その、美雪さん」
 司が不意に美雪を呼んだ。珍しく歯切れが悪い声だ。
「なぁに?」
 ただ尋ねたのだが、司の視線を辿って、目を丸くしてしまった。
 ちょっとだけ下のほうに向けられた視線。
 司の手が、少しだけ差し出されていたのだから。
「その、……どう、だろう」
 はっきり言われなくてもわかった。
 手を繋ごう、ということだ。
 美雪の心臓が一気に跳ねた。喉の奥まで来たかと思ったほどだ。
 どくどくっと騒ぎはじめて、顔もきっと赤くなったはず。
 でも、拒絶する気持ちなどちっとも起こらなくて。
 むしろ嬉しい、と思ってしまう。
 デート、なのだ。
 デートらしい、こういうこともできるのかなぁ、するのかなぁ、なんて思ってはいたのだ。
 なので予想の範疇といえば、その通りであるし。
「う、……ん」
 どくどくと騒ぐ心臓を痛いほどに感じつつ、美雪はそろそろと手を伸ばした。
 司の指先に触れただけで、もっと心臓の鼓動は高鳴ったし、火傷しそうに熱く感じた。
 確かに夏の折なのであたたかく、ちょっとは汗ばんでいるのだけど、その理由だけではないことは明白だった。
 美雪が手を伸ばし、遠慮がちではあったが触れてくれたことに安心したのだろう。
 司の手が動いて、そっと美雪の手を握った。
 随分大きな手だった。美雪の手はすっぽりと包まれてしまう。
 ああ、これは男の子の手。
 じわっと美雪の中に実感が染み入って、また顔を熱くさせた。
 これは学校などで女子同士でふざけ半分で手を繋いだりするのとはまったく違うし、意味だってまったく違うのだ。
 きゅっと握られて、司は元通り、前を向いた。
「い、行こうか」
 その声は珍しく揺れていて、司もいくらかは緊張しているであろうと感じさせてきた。
 どきどきしてしまい、顔が熱いのも、触れた手が火傷しそうなのも変わらなかったのだけど、美雪はほっとしてしまう。
 司くんも同じなんだ。
 手を繋ぐ。
 そのことに緊張したりしてくれるんだ。
 それは勿論、自分が女の子だから、という理由だけではない。
 ……彼女、であるからだ。
 彼女にしてくれたからだ。
 嬉しくないはずがない。
 体の奥が、夏の暑さのためではなく、熱い。かぁっと発熱してしまったように熱い。
 でも、それより嬉しさが勝った。
 数十メートルも歩いただろう。その間は並んでいるお店もろくに見られなかったけれど。
 美雪はそっと、手を動かした。
 自分から司の手に触れる。きゅっと、握り返した。
 司の手がぴくりと動いて、繋いだ手の様子が少し変わったことに気付いてくれたようだった。
 美雪からも、『手を繋ぐ』という行為になったことを。
 そしてそれは嬉しく感じてくれたらしい。
 司の手にも力がこもって、美雪の手はしっかりと固く握られてしまったのだから。


 なかなか慣れなかったけれど、一旦の『参道の端』に来る頃には心臓の鼓動もだいぶ落ち着いてくれた。大きなエリアではないし、端まで歩くのもそう時間はかからない。
 お店は色々なものがあった。
 持ち帰りの和菓子屋さん、すぐに食べられるスイーツや食べ物も売っている。
 お土産屋さんは勿論、何軒もあった。定番の手ぬぐいやTシャツ、人形や小物……観光に来たらついつい手に取ってしまいそうなものが所狭しと並べられている。
 その間を歩いて行って、興味を覚えるところがあったら入ってみて……。
 慣れない下駄で歩くのも苦にならないほど、周りに見るところが多すぎた。
 『時の鐘』に辿り着いた頃には日差しも少しは傾いてきていた。そのくらい夢中になってしまっていたらしい。
 時の鐘はお参りができる。初詣などとは違うけれど、折角来たのだからと、お賽銭に五円玉を入れて、手を叩いてお参りをした。
 時の鐘がある場所は『薬師神社(やくしじんじゃ)』というところ。
 後利益は出世、開運、合格など……。
 出世は今のところ縁がないけれど、開運は当たり前のように欲しいし、合格だって、来年のことを思えば祈っておきたい。
 よって、『ご縁がありますように』と五円玉。
 参拝のために手を叩いて目をつむるとき、ちらっと隣の司の様子を見てしまった。
 少しだけ俯いて、目をつむって、なにかお願いをしているらしい。
 なにをお願いしているのかなぁ。
 気になってしまったけれど、よそ見ばかりしているわけには。
 美雪もすぐに目をつむって『良いことがありますように』『来年の受験がうまくいきますように』と心の中で神様に願った。
 浴衣姿、つまり和服姿で揃ってお参りなどなんだかお正月のようにも感じてしまう。
 夏真っ盛りで、ぎらぎらと太陽の照りつける頃なのに。
 お正月の頃にも。
 ふと思った。
 お正月の頃にもこうして司くんと神社に来られたらいいな。
 そう思ってしまったのだ。
 まだ付き合って半月と少しで、気の早すぎることかもしれない、と自分が恥ずかしくなってしまったけれど、悪くはないはず、だ。
 だって、一緒にいることは簡単ではない。
 恋人同士という、友達とは違う関係なのだから、喧嘩やぶつかり合いが起こることもあるかもしれない。
 そういうものを乗り越えていかないと、続いていかないのだ。
 だから、頑張らないと。
 美雪は冬に想いを馳せることで、自分に言い聞かせた。
 夏が終わって、秋が来て、そして冬になっても、一緒にいたいから。
 今日はその第一歩。神様にお願いできて良かったかもしれない、と思う。
「行こうか」
 お参りのあとには司が手を差し出してくれた。
 まだ恥ずかしくはあったし、司もちょっと照れた様子ではあったけれど、一度目よりはすんなり手を取ることができた。
 時の鐘もしっかり見て、一応の目的地は達成した。
 このあたりはほかにお寺などのスポットもあるようだが、歩いていくには少々遠いそうだ。
 見てみたい気持ちはあるが、今日は時間もあまり余裕がないし、タクシー代なんかも簡単に出せない。今日はお参りは一件だけとしておく。
「少し休憩する?」
 神社を出ながら司が言った。確かに歩いて少しは疲れていたし、喉も乾いていた。
「そうだね」
 提案されてしまえば、どこかで座ってゆっくりしたくなった。
 カフェでも探すのかな、と思って、実際、司が取り出したのはスマホだった。つけられていた『斜陽』がふらっと揺れる。
 司はなにか調べているようだった。きっと近くのカフェかどこかだろう。
 美雪は立ち止まって、しばし待った。
「こっちみたいだ」
 やがて司はマップで経路を確認したらしく、一方を指差した。
「カフェとか?」
 元通り手を繋いで歩きだすうちに美雪は訊いたのだけど、司は「いや」と言った。
「おいしいアイス屋さんがあるみたいなんだ。アイス、好きかな」
 アイス。
 この暑さの中では魅力的どころではなかった。
「うん! 好きだよ。暑いしいいなぁ」
 美雪が顔を輝かせたのを見たのだろう。司はほろっと笑った。
「SNSで一時期、話題になったんだよ」
 そこからSNSをやっているのかとか、どんなことを見ているのだとか、そういう話題になった。
 司は時折スマホで道を確認しているようだったが、そう迷うこともなくお店についた。
 お店は小さかった。『アイスキャンディー』と看板が出ている。
「どれにしようか」
 店の前にはメニューの看板も出ていて、美雪はその多さに目移りしてしまった。
 いちご、りんご、あんず……ミントやレモンといった、夏らしいものもある。
「りんごにしようかな」
 悩んだ末に決めて、買ったアイスキャンディー。「はい、ありがとう」とお店のひとに手渡されたそれを見た途端、美雪の目は輝いてしまった。
「すごい! うさぎりんごだよ!」
 アイスキャンディーの中には、うさぎの形に剥かれたりんごが入っていたのだ。こんなかわいらしいものは初めて見た。
「お、ほんとだ。凝ってるなぁ」
 そりゃSNSでも話題になるよな、と言いつつ、司はミントのものを受け取ってやってきた。二人でお店の前のベンチに腰かける。
「写真、撮ってもいい?」
 あんまりかわいいから、写真に撮って友達に見せようと思ったのだ。司は「勿論だよ」と言ってくれたので美雪はスマホを取り出した。
 でも片手で持ちながら写真を撮るのは少し大変だ。落としてしまわないように、でも綺麗に写るように……。
 苦戦している様子を見たのか、司がくすっと笑う。そして手を伸ばしてきた。
「撮ってあげるよ」
 言われて、今度は心の中が輝いてしまう。
「いいの!? お願い……」
 スマホを渡そうとしたけれど、それより司が早かった。袖から自分のスマホを出して構える。
「はい、撮るよ」
 言われて美雪はきょとんとした。
 司のスマホは美雪の手にしたアイスではなく、美雪の上半身に向いていたのだから。
「はい、笑って」
 言われて、やっと理解した。かぁっと顔が熱くなる。
 つまり、アイスがメインではなく、アイスを持った美雪の姿を撮ってくれるということだ。
 急に恥ずかしくなってしまう。そういうつもりでは。
 でもスマホを構える司は楽しそうで、いや、むしろ嬉しそうで。
 断るのも悪くなった。それにあれこれやりとりしていたらこの暑い中ではアイスが溶けてしまう。
 恥ずかしいけど、折角撮ってもらえるなら。浴衣姿も撮ってもらえるし。
 思って、美雪はアイスを持っておずおずと笑みを浮かべた。
 でも満面の笑みとはいかずに、はにかんだものになってしまっただろう。
 それなのに司は嬉しそうな表情を崩さずに、カシャ、カシャッと何枚か撮ってくれた。
 おまけにそれだけでは済まなかった。
「はい、こっちを見て」
 次に促されたことには、驚いてしまう。
 司が身を寄せてきたのだから。
 言われたことよりその事実に驚いてしまったのだ。
 でも美雪の様子に構うことなく、司は手を伸ばしてスマホを上に向けた。
 インカメラにして自撮りをするらしい。
 えっ、一緒に!?
 ツーショット!?
 目を白黒するしかなかったけれど、司は「いくよ、3、2……」と言ってしまい、三秒のタイマーをかけたスマホが鳴る。
 戸惑ううちに、ツーショット写真は撮られてしまった。
「お、綺麗に撮れた」
 撮れた写真を確認する司は笑みを浮かべていて。
 今度は笑えなかったと思うのに、笑みを浮かべていて。
 恥ずかしいやらくすぐったいやら、でも嬉しいやら。
 ぐるぐると回る思考を抱えているうちに、司はスマホを袖の中に戻して「おっと、溶けちゃうな」とアイスに向き直った。
 ちょっと汗をかいていたアイス。「いただきます」とひとくちかじる。
 控えめな甘みのつめたいアイスがひんやりと喉を冷やしてくれた。
 しゃくっとしたりんごの食感が心地いい。
「おいしい」
 シンプルな感想しか出てこなかった。シンプルな味には、あれこれ難しく言うより、素直な感想が似合うと思ったのだ。
 司も「うまいな」と言ってアイスをかじる。ミントのアイスだというそれには、透明な氷の中に、緑色の葉が入っていて爽やかな見た目をしていた。
「いきなり写真とか、悪かった、かな」
 アイスが半分ほどなくなったときに、司がふと言った。
 美雪はしゃくっとアイスを噛んだところに言われたので、つい話しかけられたままにそちらを見てしまって、そしてしっかり目が合ってしまった。恥ずかしさがまた復活してしまう。
「え、う、ううん……」
 顔がほんのり赤くなったかもしれない。
 でも言った。
 悪いわけはないし、嫌なわけもない。
 本当は、一緒に写真、というのは憧れだったから。
 叶ったのがいきなりで、戸惑っただけだ。
「あ、あとで、送ってくれる?」
 ぱっと視線を逸らしてしまったけれど、本心からのことが言えた。
 司はほっとしたように、「ああ。綺麗に撮れたから」と言ってくれた。
 火照った頬を冷ますように、アイスをかじる。
 とてもおいしくて、ひんやりとお腹に落ちていって、夏の厳しい暑さの中では最高のスイーツであった。


 そのあともあちこち散策した。
 珍しいものがたくさんあって、目移りしてしまう。
 すごく並んでいるお店があったのでなにかと思ったら、揚げたさつまいもを売っているらしい。
 薄く切られて揚げられているそれは、やはりSNSで人気があるそうだ。なんでもSNS頼りは良くないけれど、おいしいから話題になっている部分も確かにあるはずで。
 今日はまだ列が短いようなので並んで、ぱりぱりのお芋を頬張った。
 通りかかった『歩きカレーはいかが?』という看板に「歩きながらカレー?」と首をひねってお店の前まで行ってみたり。
 食べたさつまいもがおいしかったので、お土産屋さんでお芋のお饅頭を買ってみたり。
 夕方になる頃には一通り歩き尽くしていた。
「そろそろ帰り支度をしようか」
 司に言われて、勿体なく思ってしまう。あまり遅くなると電車が混んでしまうし、その中で数時間立ちっぱなしはつらいだろう。
 そろそろ帰らなければいけないのだ。
 初めてのデート。とても楽しかった。
 初めて来る場所だったから、だけではない。
 初めて食べたものや見たものが多かったから、だけではない。
 隣にいるのが司だったから。
 特別なひとになってくれた存在だから、というのが一番大きなこと。
 美雪が惜しくなったのをわかってくれたらしい。
 「また来ような」と言ってくれた。
「浴衣もいいけど、冬には着物を貸し出してくれるらしいんだ。着物は浴衣よりもっと色々着込むことになるからそのぶん楽しみも増えるし……また着てみたいな」
 そう誘われてしまえば、返事は満面の笑みと、「うん!」だ。
 レンタル着物のお店へ戻って、着替えて、「ありがとうございましたー」の声に見送られて、駅へ。
 今回も運よく、数駅で席を取ることができた。
 行きと違ったのは、歩き回ったのとはしゃいだ疲れで、あまり勢いよくおしゃべりをする気になれなかったことだ。
 それに、色々としゃべらなくてもいいのかな、なんて思ってしまった。
 美雪がくたびれたのを悟ったのだろう。
 司は「寝ちゃってもいいよ」と言ってくれた。
 さすがにそれは恥ずかしくて、付き合ったばかりの男の子の前で寝るなど恥ずかしくて、と思ったのだけど、疲れには勝てない。
 美雪はうとうとしだした。
 その中で感じた。スカートの上に置いていた自分の手。そっと持ち上げられた。
 まどろみはじめていた美雪を刺激しないようにだろう。
 そろそろと持ち上げられて、手はあたたかなところへ着地した。
 それは司の穿いているジーンズ、腿の上。
 あたたかくて、確かな存在と体温を持っていた。
 その上で、きゅっと握られる。
 まるで「ゆっくり寝ていいよ」と言ってくれているようだった。実際、その通りだったのだろう。
 恥ずかしい気持ちは確かにあったけれど、美雪の意識はゆっくりと安心した眠りへ吸い込まれていった。
 普段、乗り物の中ではなかなか寝付けないのに。バス旅行でも、家族との車でのお出掛けでも。
 なのに今は、あっさりと。
 夢は見なかった。ただ、隣のあたたかな気配と、握られた手のちょっと汗ばんだ体温を感じていた。
 まどろんでいた、というくらいではあったけれど、やがて司に「乗り換えだよ」と肩を叩かれるまで。半分眠ってしまっていた。
「あ……ごめん……寝ちゃって……」
 言った美雪に、司はにこっと笑った。
「いいや。疲れたもんな」
 それは言葉通りではなく、いや、言葉通りの意味もあったのだろうけど、その表情は「自分の隣でまどろんでくれたのが嬉しい」と言っていて。
 くすぐったくはあったけれど、美雪も小さく笑んでしまった。


 それは今日一日で、司との関係が大きく進展したことを示していた。
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