リベンジ・ライフ

お芋さん

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1章

翼の男との再開

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学校が終わり家に帰った後俺は私服に着替えて詩折との約束の時間まで待つ。
腹減った……
あの後喋っていたら昼休みは終わり弁当を半分しか食べれなかった。
『黒いな………』
適当な服を選んだつもりだったが…黒い。
青黒いジーンズに左側に黒いラインが二本クロスする形で入ったグレーのTシャツに黒いパーカー。
見事なまでの全身黒い服装になっていた。
だが、溜め込んだ洗濯物の中に私服は全て濡れていて他に着れるものなんてない。
『仕方ねーな、これで行くしかないか。』
濡れているのは仕方ない、これで行こう。
不審者と思われないか恐ろしいとこだが隣に詩折がいるなら大丈夫だろう。
もうそろそろ詩折が来る時間だ、玄関でいつもの靴を履き扉を開けたら、詩折は既にそこにいた。
薄い青色のTシャツに走りやすそうな短パンを履いている
『よう、待ったか?』
『ううん、今来たところだから』
『パズドラの無限回廊クリアした画面出しながら言っても説得力ねぇよ』
たとえ一撃で倒せても50回進まなきゃクリアできねぇのにな。
『まぁ、行くか』
そこから2人で走り出した
『ねぇ、聞いてもいい?』
『ん?いいけど?』
『なんでそんなに黒いの?』
やっぱり聞かれたな。
『これしかなかったんだよ。あるこっちゃあるが濡れたままで走るのなんていやだろ?』
『干してなかったってこと……?』
『まぁ、そうだな』
『あ、あともう1ついいかな?』
まだあんのな…
『なんで私服なの?運動しやすい服とか、無ければ体操着のほうがよかったんじゃ…』
『いやいや、俺が走ってるのはもしもの時に動けなかったりするのが嫌だから体力を付けてるんだ。そのもしもの時に体操着ってのはないだろ』
なにこの中二病みたいな理由は…
『へぇ、確かにね』
納得しちゃったよこの子。いい子すぎるな。
そんな会話をしている時に俺は見てしまった、見つけてしまった。
1メートルの棒を片手に立っている翼の生えた男を。
『…………ッ!?』
見つけた。美火を殺した男を。俺の一番大切な物を奪った男を。
俺の…………人生を奪った男を。
『詩折、下がってて』
迷いはなかった、殺すつもりだった。
それだけのことをしたんだ。あいつを殺す理由は、俺にはある。
俺は公園で遊んでいる子供の私物であろうバットを広い、翼の男に向かい走った
『くたばれぇぇぇぇぇッ!!!』
全力だった。今まで出したことなかったくらいの力で叩きつけた。
だがその攻撃は、翼の男の棒……剣に防がれていた。
『誰だお前…』
はじめて声を聞いた。だがそれは、妹を殺したことすら忘れていたように聞こえた。
『殺してやるッ!!!』
バットをなんど打ちつけるも全て防がれてしまう。
『仕方ない、お前が悪いんだぞ……死ね』
ここで初めて翼の男が攻撃してきた。
翼の男の一撃は頬を掠め血が溢れ出す。
攻撃は止むことなく降り注ぐ、今度はこちらが防ぐ形になってしまった。
まだ、まだだ、待て、待つんだ。
…………………ここだッ!!!…
とどめを刺そうと上段に構えた所で懐に飛び込んだ。
『………ッ!!!』
初めて翼の男に驚愕の顔を浮かべられた。
そのまま足を絡め押し倒し、喉にバットを押し込んだ。
『言え!なんで美火を殺したッ!!!お前らの目的はなんだッ!!!』
頭を叩き割らないあたり、俺は冷静だったのかもしれない。
『答えろ!なんでころ………』
熱い。熱い、熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い痛い。
自分の腹に手を伸ばすと、ドロドロの赤い液体が手を埋め尽くしてした。
一目でわかる、これは血だ。
脇腹の肉が抉れて周りは火傷をしている、なにで攻撃されたのかわからない。
意識が曖昧になってきた。
『イヤァァァァァァァァァ!!!』
詩折?そうだ。詩折もいたんだ。
『…に………げろ…………早く!』
詩折が怯えながら逃げていく姿が見えた。
……あぁ…お前だけでも無事なら……よかった…
そこで、俺の意識は途切れた。
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