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1章
第305訓令兵
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『改めまして、私はアイラ。第305訓令兵の指揮官を勤めさせて貰っています。よろしくね』
死の宣告を告げられた時とは大違いのやさしそうな雰囲気を漂わせている
あの後10から30歳までの人だけが集められアイラさんによる話が進められていた
『えー、みなさんにはこれより、私の召喚獣達と戦闘をしてもらいます。その戦績でこれからの小隊分けなどをしていきます』
………それって勉強なしで受験しろって言ってるようなもんだよ……?
だが、戦闘って。
『戦闘ってなにをするんですか?』
『あら、質問は大歓迎よ。まぁ、戦闘は戦闘よ、武器を振ったり魔法を使ったりして敵を倒すの』
また新たに単語が出てきたな…
『魔法って?』
『これよ』
するとアイラさんは右手を木箱の山を向けた。
一閃、アイラさんの手から放たれた光の塊は木箱を粉砕し消えていく
『『『……………え?』』』
これにはこの場の全員の声が重なる
『え、今のどうやったの!?』
未咲が驚きながら訪ねる
『簡単よ?ほら、子供のころごっこ遊びとかでやらなかった?手に力を込めて前に放つように突き出すの』
言われた通りにやってみよう
『力を込めて………前に……突き出す!』
……あ、出たわ……
俺の手から放たれた魔法は木箱の奥のレンガをバラバラにしてしまった。
『え、こんな簡単に出ていいものなの!?』
『さ、私から教えることはこのくらいよ。あとは武器庫で好きな武器を選んで来て、武器はあそこよ』
指で刺された方角には木製の倉庫が一つだけ建てられていた。
『着替えるかは自由だけど、武器庫の中には訓令兵用の服もあるわよ、割と耐久力あるから着たほうがいいわよ』
まぁ、正直この世界に元いた世界と同じ服があるか限らない、いわゆる一張羅を簡単にボロボロにしたくないしな。
そしてその一張羅の黒いパーカーの袖が引っ張られた
『行かないの?』
未咲が引っ張ってたのか、だめ、これ一張羅なの
『いや、行くよ』
『なら、ぼーっとしてないで早くいこ!』
元気になりましたね未咲さん。僕はもっとおとなしい人かと思っていましたよ。
『わかった行く!行くから!だから一張羅だけは許して!?』
それから武器庫に入ってみたものの
『うわっ……すっげぇファンタジー』
そこにはありとあらゆる武器が並べられていた。
『訓令兵用の服ってこれかな?』
未咲が手にしている服は男用と女用と二種類とかなりのカラーバリエーションがある。
『あぁ、これっぽいな…えぇ!?これなにでできてんの!?布!?ゴム!?』
『うわぁ!ほんとだ!なんかぐにぐにしてるね!』
これは確かに動きやすそうだし耐久力もありそうだな。
『俺は着替えようかな………ん?どした?』
『……女の子はどこで着替えるの……?』
見渡せば全体の三割程度はいる女性のほとんどが訓令兵用の服を手に悩んでいる
『あー、確かに着替える部屋なんてなかったなぁ』
振り向いたら未咲はある一点を見つめている。
召喚獣用の長い槍と……マント……
『……ほんとにどうしてこうなったぁ!?』
召喚獣用の槍に何枚ものマントを付けカーテン変わりになっている
『我慢しなさい!男でしょ!ほら!どんどん下がってる!もっとあげなさい!』
『お前これ持ってみろよ!クソ重てぇぞ!?そこにでっかく召喚獣用って書いてあるだろ!?』
『準備運動にはちょうどいいでしょ!いや!ちょ、あんた今触ったでしょ!』
『周りに容疑者いっぱいいるよね!?誰かの手が当たったんじゃねぇの!?てか両手塞がってんだよ!わかれ!』
『………これはちょっと胸が小さいわね…あと五分くらい耐えてね!』
『お前ほんとに誰だ!?最初のおどおどしてた時のお前はどこいったんだよぉ!』
そんな会話をし続けること10分。
ついに女子の着替えが終わった。
『がんはったぞ俺!よくやった俺!』
『なに自分を褒めてんのよ…あ、これほんとに重い、片付けもよろしくね♡』
『いや今までで最高の笑顔してるけど嫌だよ!?せめてお前も手伝え!』
それから俺も服を着替え、召喚獣用の槍を戻してから武器を選びに行った
さぁ、ここで質問だRPG好きの少年達よ。
武器庫で武器を選び戦えと言われて取る武器といえば……そう剣である。
『剣しかありえねえ!』
『なに!?どうしたのよいきなり!』
声に出てたんだな。
『ねぇ、私武器なににしよう…』
『なにって、自分の使いやすいと思った武器を選べば』
『だって武器なんて持ったことないんだもん!』
『まぁ、そうだろうな、俺だって剣道部入って貰った木刀を家で振っていたくらいだ』
『いや部活で振りなさいよ…』
『見せる剣に意味はない!俺は家で自己流とかいって木刀を振っていたんだ!』
『まぁ、いいわ。でも武器はほんとにどうしよう…』
『お前近づいて積極的に戦えるか?』
『積極的までは無理かも…』
『リーチは長め?短め?』
『長い方がいいかな…』
『なら槍だろ』
『え?』
『槍ならリーチは長いから懐に入られなければ一方的な攻撃だって出来る。しかも全体的に固いからどこでも攻撃を受けれる』
ここにきて初めて驚きの視線を向けられた
『そっか…うん!そうする!』
女子の笑顔は…いや、未咲の笑顔には少しドキッとしてしまうな。
『じゃあ、戻ろうか』
死の宣告を告げられた時とは大違いのやさしそうな雰囲気を漂わせている
あの後10から30歳までの人だけが集められアイラさんによる話が進められていた
『えー、みなさんにはこれより、私の召喚獣達と戦闘をしてもらいます。その戦績でこれからの小隊分けなどをしていきます』
………それって勉強なしで受験しろって言ってるようなもんだよ……?
だが、戦闘って。
『戦闘ってなにをするんですか?』
『あら、質問は大歓迎よ。まぁ、戦闘は戦闘よ、武器を振ったり魔法を使ったりして敵を倒すの』
また新たに単語が出てきたな…
『魔法って?』
『これよ』
するとアイラさんは右手を木箱の山を向けた。
一閃、アイラさんの手から放たれた光の塊は木箱を粉砕し消えていく
『『『……………え?』』』
これにはこの場の全員の声が重なる
『え、今のどうやったの!?』
未咲が驚きながら訪ねる
『簡単よ?ほら、子供のころごっこ遊びとかでやらなかった?手に力を込めて前に放つように突き出すの』
言われた通りにやってみよう
『力を込めて………前に……突き出す!』
……あ、出たわ……
俺の手から放たれた魔法は木箱の奥のレンガをバラバラにしてしまった。
『え、こんな簡単に出ていいものなの!?』
『さ、私から教えることはこのくらいよ。あとは武器庫で好きな武器を選んで来て、武器はあそこよ』
指で刺された方角には木製の倉庫が一つだけ建てられていた。
『着替えるかは自由だけど、武器庫の中には訓令兵用の服もあるわよ、割と耐久力あるから着たほうがいいわよ』
まぁ、正直この世界に元いた世界と同じ服があるか限らない、いわゆる一張羅を簡単にボロボロにしたくないしな。
そしてその一張羅の黒いパーカーの袖が引っ張られた
『行かないの?』
未咲が引っ張ってたのか、だめ、これ一張羅なの
『いや、行くよ』
『なら、ぼーっとしてないで早くいこ!』
元気になりましたね未咲さん。僕はもっとおとなしい人かと思っていましたよ。
『わかった行く!行くから!だから一張羅だけは許して!?』
それから武器庫に入ってみたものの
『うわっ……すっげぇファンタジー』
そこにはありとあらゆる武器が並べられていた。
『訓令兵用の服ってこれかな?』
未咲が手にしている服は男用と女用と二種類とかなりのカラーバリエーションがある。
『あぁ、これっぽいな…えぇ!?これなにでできてんの!?布!?ゴム!?』
『うわぁ!ほんとだ!なんかぐにぐにしてるね!』
これは確かに動きやすそうだし耐久力もありそうだな。
『俺は着替えようかな………ん?どした?』
『……女の子はどこで着替えるの……?』
見渡せば全体の三割程度はいる女性のほとんどが訓令兵用の服を手に悩んでいる
『あー、確かに着替える部屋なんてなかったなぁ』
振り向いたら未咲はある一点を見つめている。
召喚獣用の長い槍と……マント……
『……ほんとにどうしてこうなったぁ!?』
召喚獣用の槍に何枚ものマントを付けカーテン変わりになっている
『我慢しなさい!男でしょ!ほら!どんどん下がってる!もっとあげなさい!』
『お前これ持ってみろよ!クソ重てぇぞ!?そこにでっかく召喚獣用って書いてあるだろ!?』
『準備運動にはちょうどいいでしょ!いや!ちょ、あんた今触ったでしょ!』
『周りに容疑者いっぱいいるよね!?誰かの手が当たったんじゃねぇの!?てか両手塞がってんだよ!わかれ!』
『………これはちょっと胸が小さいわね…あと五分くらい耐えてね!』
『お前ほんとに誰だ!?最初のおどおどしてた時のお前はどこいったんだよぉ!』
そんな会話をし続けること10分。
ついに女子の着替えが終わった。
『がんはったぞ俺!よくやった俺!』
『なに自分を褒めてんのよ…あ、これほんとに重い、片付けもよろしくね♡』
『いや今までで最高の笑顔してるけど嫌だよ!?せめてお前も手伝え!』
それから俺も服を着替え、召喚獣用の槍を戻してから武器を選びに行った
さぁ、ここで質問だRPG好きの少年達よ。
武器庫で武器を選び戦えと言われて取る武器といえば……そう剣である。
『剣しかありえねえ!』
『なに!?どうしたのよいきなり!』
声に出てたんだな。
『ねぇ、私武器なににしよう…』
『なにって、自分の使いやすいと思った武器を選べば』
『だって武器なんて持ったことないんだもん!』
『まぁ、そうだろうな、俺だって剣道部入って貰った木刀を家で振っていたくらいだ』
『いや部活で振りなさいよ…』
『見せる剣に意味はない!俺は家で自己流とかいって木刀を振っていたんだ!』
『まぁ、いいわ。でも武器はほんとにどうしよう…』
『お前近づいて積極的に戦えるか?』
『積極的までは無理かも…』
『リーチは長め?短め?』
『長い方がいいかな…』
『なら槍だろ』
『え?』
『槍ならリーチは長いから懐に入られなければ一方的な攻撃だって出来る。しかも全体的に固いからどこでも攻撃を受けれる』
ここにきて初めて驚きの視線を向けられた
『そっか…うん!そうする!』
女子の笑顔は…いや、未咲の笑顔には少しドキッとしてしまうな。
『じゃあ、戻ろうか』
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