メイド募集 採用条件はM どSなご主人様

アモン

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黒田理恵①-出会い-9

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火曜日の午前11時、玄関チャイムが鳴った。美波はインターホンを確認し、
「はい?」
と出ると

「HBプロモーションの黒田です。」

「はい、お待ちしておりました!開けます」

美波が玄関を開けると身長160cmより少し低いくらいの美人な女性が立っていた。

「黒田です。新しい方ね。よろしくね!」「あっ、こんにちわ!福山さん」

「黒田様、いらっしゃいませ」「浜野さんご案内してください」

「代表は?」
「五条は前の打合せが伸びてましてこちらへどうぞ!」

リビングへ黒田さんを案内して、紅茶とケーキを出した。

「浜野さんだっけ?いつから?」
黒田から声をかけた。

「名前は良くわかりましたね?」
「あーぁ、さっき、福山さんが呼んでたから!」

「そうだったんですね!一週間前からです。」
「そのメイド服かわいいわね!新しいやつ?」

「そうです!昨日できたばっかりの新しいデザインだそうです」

「浜野さんて大学生?」「何歳?」

「はい、K大の2年です。19歳です」

「若いわよね!」「高木さんも若いと思ったけど、もっと若いものね」

「そうなんですね」「私、女性の方は坂田さんと高木さんしかお会いした事なくて」

「黒田さんは五条さんの会社の営業さんなんですか?」

「営業と言う感じでなく、マネジメントのリーダーかな」

「すごいですね」

「そんな事ないよ!」「浜野さんって代表に言われた?」

「覚悟の話ですか?」

「そう、私もされたから」

「私はされてないんですよ!」「私だけ、なんでですかね?」

「珍しいわね!」「私なんて考える事さえ出来なかったわ!」

理恵は今は32歳、4年前から五条の会社でお世話になっている。

娘が3人いてシングルマザーだ。旦那とは五条の会社に入る少し前に離婚している。旦那は甲斐性がなく、理恵名義で内緒で数百万円の借金をしていた。それがわかり離婚したが、借金だけが残ってしまった。

中には闇金もあり、それまで専業主婦でアルバイトくらいしかした事のない理恵は追い込まれ、闇金の系列のデリヘル、本番ありでなんでもするような店で働かせられるところだった。

お金を借りていた金融屋の一件に鬼頭という男が経営する会社があり、鬼頭が五条の知人で五条に紹介した。
鬼頭が五条に紹介したのは、娘3人いた理恵に同情したこともあるが、理恵が美人で闇デリヘルなんかで働かせるのはもったいないと思ったからだ。

借金は鬼頭のところ一つにまとめ、他の金融屋との交渉は鬼頭が全て行い法外な金利を取らせる事はなかった。
もちろん、保証人には五条の名前がある。

そして、理恵は生活のため、借金返済のために五条に言われ、五条の会社に勤めて始めた。
待遇は給与面はもちろん、他と比較しても高く、借金を返済しながら子育ができるような待遇であった。
また、子育てに合わせた勤務にも対応できるように環境も作られていた。

美波はこれまでの理恵の話を聞いて、理恵がどれほど、大変な中でここまで来たのか実感した。

「黒田さんすごいですね!」「三人の娘さん育てながらって!」「なんか、五条さんにも感心しちゃいました。優しいのだと思いました。」

「私も最初はそう思ったわよ?」「助けてくれて、神様に見えた、一週間はね!」

「っえ!」「一週間ですか⁉︎」

「っそ!一週間!」「そういえば、浜野さんはゴルフやるの?」

「いえ、サークルでも言われてるんですが、」

「やるようになるわよ!」「パーティーの後に打上げコンペがあって、全員強制参加だから!」

「っえ、私、何も持ってないですし、買う余裕もないですよ!」

「大丈夫よ、代表が全部用意するわよ!」

「はぁ~」

「パーティーは私達も入るからよろしくね!」

「はい、よろしくお願いします。」

「じゃあ、またね!」

と言い、理恵は五条の部屋に打合せに入って行った。


打合せが終わり、五条と理恵が五条の部屋から出てきた。

美波は五条から、
「土曜日の午後、開けといて」
と言われて
「はい」
と返事をした。

五条はそのまま、外出して行き、理恵は残り、浜野に話しかけた。

「浜野さん、この後、もう少しお茶しない。」 

「嬉しいですけど、仕事中なので」
と、言うと
「代表も出かけちゃったし、福山さん、浜野さん、少し貸してくださいな!」

「どうぞ!でも、必ず返してくださいね」
と福山から返事があった。

「許可もおりた事だし、代表のお話してあげるね!」「ちょっと、浜野さんには刺激的すぎるかもしれないけど!!」

なんだか、子ども扱いされてる気分の美波だったが、理恵とお茶しながら話しを聞いて、子どもだと自覚した。
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